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更新日:2025年5月13日
ここから本文です。
(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
内容 | 動画 |
<発表項目>
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<質疑応答>
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( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。
今日、私からは冒頭1点、発表事項があります。
大阪・関西万博に出展する富山県ブースのPR動画について説明をいたします。
万博には、富山県として「寿司といえば、富山~ウェルビーイングな環境の体感~」というテーマで6月27日金曜日から29日日曜日に出展をいたします。このことはこれまでも既に皆さんにもご報告済みです。
このブースの展示内容については、来場者にたくさんワクワクしてもらえるように、現在、鋭意作成中です。もっともっと磨いていきたいというふうに思っています。当日をぜひご期待いただきたいと思います。
今回、この富山県ブースをPRするための動画を作成しました。本日から県の公式ユーチューブにて配信をいたします。富山県ブースの一番の目玉は、何といっても床面も含めて5面の映像と立体音響を活用して本県のウェルビーイングな環境を再現した臨場感あふれるイマーシブな空間でありまして、そこで寿司と、飲まれる方は地酒も提供します。寿司とお酒をお楽しみいただくことが肝です。今回の動画は、このイマーシブ空間の雰囲気を体感いただけるように作成しております。
それでは、百聞は一見にしかずですので、1分間の動画ですが、ご覧をいただければと思います。
(動画放映)
ご視聴ありがとうございます。いかがだったでしょうか。
この動画につきましては、今後、関西方面を中心にユーチューブ広告の配信や県内外でのデジタルサイネージなどで放映を行ってまいります。
富山県ブースの出展をPRすることは、これは6月の3日間の富山県ブースへの来場の促進はもちろんですが、その一過性に終わらせずに、「寿司といえば、富山」のブランディングの推進にもつながりますし、また本県のウェルビーイングな環境の周知にもつながるということで多くの方にPRできるように積極的に取り組んでまいります。
【記者】
万博に関連した質問です。
先ほど、展示内容に関しては、現在鋭意制作中ということでご説明があったんですが、特にどういったところに留意してといいましょうか、強調点といいましょうか、何か作成のうえでのポイントといいますか、どのように考えておられるかを伺いたいと思います。
【知事】
そうですね。先ほども言いましたイマーシブというのは、実は没入するということで、本当にそれをこの5面の画像で表す、皆さんに、来場者が没入するような、そんな映像がやっぱり大きなセールスポイントなので、そのあたりが今、非常に力を入れてやっています。
今も一部だけ見られたんですが、やっぱりこうやって平面で見るのと、中に入って前後左右下というところから画像が動く、その中に自分が立つという、これはやっぱりなかなかすごいことなんじゃないかと、私、まだやっていませんけれども、それによって高度3,000メートルから富山湾のマイナス1,000メートルまで高低差4,000メートル、これが本県のダイナミックな自然の売りですけれども、これをぜひ来場者にはご体感をいただきたい。そこで寿司につなげるわけですけれども、そのダイナミックな自然が生み出す水、お米、そして富山湾の豊富な魚種の魚、(※「寿司といえば、富山」ロゴ入りの紙皿で提供)、さらにそこに飲まれる方は大自然の中からできた水とお米でできたお酒もたしなまれる方は飲んでいただくという、そんなふうにつなげていきたいと考えています。
【記者】
続いて観光に関連した質問なんですが、先週の繰り返しになってしまうんですが、ゴールデンウイーク中の県内各観光スポットやイベントなどの入込状況といいましょうか、その辺を伺えればと思い質問させていただきます。
【知事】
来週にはまとまるでしょうと申し上げたのですが、データが出てまいりました。
これは、令和7年度のゴールデンウイーク、今年は4月26日から5月6日の11日間ということになります。本年のゴールデンウイークは11日間でした。
まず、概況ですが、お天気にも恵まれたと思います。既に先週の時点で分かっていたとなみチューリップフェア、あるいは様々なイベント、お祭り、県内の観光地の多くは昨年、令和6年を上回る入込みになり、活気に包まれたというふうに全体としては考えております。
また、立山黒部アルペンルートでは、前年までの立山トンネルトロリーバスに替わって、例の立山トンネル電気バスが運行を開始しました。また、雪の大谷、今年は高さがいつもより高かったということで、またこれも観光客の皆さんの関心を呼びました。
それから、北陸新幹線の利用者数は、前年比で3%増えて39万人ということで、これはゴールデンウイーク期間の比較では2019年に次いで過去2番目に多かったということになっております。これらが県内観光地のにぎわいにつながったのではないかと思います。
ここでちょっと留意しなければならないのは、今年は、先ほど言ったように4月26日から5月6日の11日間をゴールデンウイークと捉えております。昨年は1日少ない10日間だったんですね。なので、11日と10日の比較ではあれなので、昨年10日間のものを11日分に換算したものと今年の11日間の比較ということでご理解いただきたいと思います。
立山黒部アルペンルートは本年、7万9,500名ですね、令和6年と比べまして107.0%という入込数です。黒部峡谷鉄道は3万9,194人、昨年比116.7%になっています。それから宇奈月温泉は1万1,944人、これは昨年比90.5%、ということは10%ほど下がっています。ただ、これは留意しなければならないのは、残念ながら旅館が1軒廃業されました。そういったことがあります。それから、今回、飛び石(連休)だったということで、宿泊施設にはちょっとマイナスな影響もあろうかということですが、その割には減り方が少なかったんじゃないかという見方をしております。それから、世界遺産菅沼合掌造り集落は109.3%、相倉合掌造り集落は116.0%、あとは、ひみ番屋街は107.7%、チューリップフェアは113.5%、そんなところでしょうか。
それと、高岡の国宝2つですが、瑞龍寺さんが131.4%で勝興寺さんが85.7%。今のところ私どもで把握している理由として、ちょうどゴールデンウイーク中に道路工事をやられたということで、やる必要があったのだと思いますが、それがちょっとマイナスに働いたのではないかというふうに今のところ受け止めております。
そんなふうにして、先ほども言いましたがお天気にも恵まれて、おおむね活況を呈したというふうに私どもでは思っております。
【記者】
北陸新幹線についてお尋ねをします。
12日の月曜日に都内で開かれた北陸新幹線の建設促進大会で小浜ルート、現行ルートですけれども、の早期延伸を政府与党に求める従来どおりの内容での決議文が採択されました。
新田知事も小浜ルートを堅持すべきとの立場であられると思いますけれども、改めて延伸への取組みに必要なこと、乗り越えなければならないハードルについてお考えをお聞かせください。
【知事】
そうですね。それについては、京都府さんのほうから7項目の課題が示されておりまして、それを一つずつしっかりと納得いただくようにつぶしていくということ、これが大切だというふうに思っています。それがひいては着工5条件の一つである沿線の自治体が認めるという、それにももちろんクリアすることになるというふうに思っております。
7つのうち、やっぱり関心が高いのは水(地下水への影響)、土(建設発生土の処理)ということ、それから文化財(文化・歴史的建造物への影響)ということになろうかと思います。
水については、これは富山県の大会、その前週に行いましたが、あの場で詳しくこれまでの地下水の調査結果を科学的に本当に詳細に調べていただいたことを富山県のメンバーの皆様には情報共有させていただきました。これをご覧になった方々は、大変に綿密な調査に感銘を受けておられまして、これならば大きな問題にはならないのではないかということです。
土については、これからさらにいろいろと、土といっても使えば資源になるわけですから、今後、そういった受入れ先などを幅広く求めていくということになろうかというふうに思います。
それから、文化財についても、この前は水について中心にお話を伺ったので、我々は文化財についても聞いておりますが、非常に綿密にうまくよけています。重要な文化財の真下を通るということはないことになっておりますので、これも既に京都の皆様には説明は始まっていますが、これも丁寧に説明していけば理解を得られるんじゃないかというふうに考えております。なので、そういったことで、京都府の挙げられた課題を一つずつクリアすることによって着工5条件のクリアにも近づけていくという、そんなことをやっていかなければなりません。
さりながら、令和5、6、それから本年度と、認可・着工できなかったじゃないかというご意見もこの前の大会ではありました。やはりこれまでは、もちろんこれまでもいろんな技術的な課題や地形上の課題などもあって難工事もあったんですが、一つ一つクリアしてきました。今回、そういう意味では、北陸新幹線の中で初めてと言っていいと思うんですが、都市部の下を通すということになります。なので、これはやはり課題もより多岐にわたっている、京都の7項目のように多岐にわたっているので、この令和5、6、7、そういう意味ではちょっと踏みとどまっているということ、これも私は致し方ないのではないかと思いますが、ただ、もちろんそれで満足しているわけじゃなくて、一日も早く認可いただき、そして着工できるところから着工していくということ。
ただ、ここで忘れてはいけないのは、今、ただ止まっているわけじゃなくて、北陸新幹線事業推進調査費というものが今までで合計で40億円以上、今年度も入れてですね、予算がついて、それを基にさっきの水のこととか文化財のこととか様々な調査を行っている。本来なら認可・着工後に行ってきた、これまでは、認可・着工後に行ってきたようなそのような調査を認可・着工前に行っているということ、これは、そういう意味じゃ、時間をある意味では先取りしているということにもなるというふうに思います。
【記者】
認可・着工について、建設促進大会では、石川の馳知事が現行ルートでの整備が難しい場合は、米原ルートを含めて再検討すべきと改めて主張されておりました。
会合では、昨年7月に石川県民会議の米原案をまとめた検討を求める決議文を出席者に配るなどしまして、また石川の国会議員や首長さんらの一部小浜案での決議に反発して退席すると、そういった一幕もありました。こういった明確な石川側の決議への異議ありというふうに受け止められたわけですけれども、今後の延伸に向けた取組み、沿線自治体との足並みの乱れといいますか、そういったことが顕在化しないのかということも思うわけですが、杉本福井県知事を後ろから後押しすると明言されている新田知事ですけれども、この点、石川との連携した取組みとか不安視されることはないのかも含めまして、どのように考えておられるかお聞かせ願えますか。
【知事】
昨年、石川県民会議というんですか、いわゆるということだと思うんですが、そういう会議体であのような決議をされたということは承知しておりまして、そしてあの場でその決議を印刷したペーパーを全参加者に配られたということは、これはもう杉本同盟会会長が認められて、どうぞということになったわけですから、制止を押し切って配られたとか、そんなことは全然ないわけで、一つの考え方、石川県にはありますよねということ、それを杉本会長としてもその場の方々と共有することは、これは必要なことだと思われたのだというふうに思います。
それで、確かにちょっと立っていかれた方はおられました。誰が立たれたか私はよく分からないので、それについてはコメントはないんですけれども、最終的に決議は認められているわけですから、別に足並みが乱れているわけではなく、これまでどおり沿線の東京都から始まって大阪府までの自治体、それから議会、それから沿線の経済界が足並みをそろえてこれまでの既定の小浜・京都ルートを一日も早く認可・着工、そして一日も早く新大阪までつなごうねという、そこについては皆、共通理解をしているものと私は理解しています。
1点修正がありまして、すみません。さっき寿司の提供の話、万博での寿司の提供の話ですが、その場で提供する形は、伝統的な器ではなく、「寿司といえば、富山」のロゴ入りの紙皿ということでどうかご理解をいただきたいと思います。その場では紙皿で来場者にお出しをするという。今、寿司2貫お出しすることになっています。シロエビとブリです。これはもう食材などはもう調達済みです。
それから、先ほどちょっと動画に手が表れましたが、あれはまさに今回の寿司を実際握っていただく岩瀬にありますGEJOさんというお店の大将の手が出たということであります。それを紙皿の上にのせて提供するということです。
以上、修正プラス追加情報ということでご理解ください。
【資料】大阪・関西万博 富山県ブース出展PR動画について(PDF:209KB)
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