更新日:2025年7月24日

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定例記者会見[令和7年7月25日(金曜日)]

  • 日時:令和7年7月25日(金曜日)13時00分~
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項・質疑応答

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

<お知らせ>

  1. 川除大輝選手のミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会出場内定に対してのコメント

<発表項目>

  1. トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」採択決定について
  2. Park-PFIによる常願寺川公園バーベキュー施設について

【令和7年7月25日(金曜日)13時00分〜】知事定例記者会見(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

<質疑応答>

  1. トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」採択決定について 
  2. 参院選結果の受止めについて
  3. 外国人材の受入れについて
  4. 全国知事会議について
  5. 高温・少雨による農作物への影響について

2.記者会見録

( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

1.知事からの説明事項

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(冒頭)川除選手の冬季パラリンピック内定について

 昨日、うれしいニュースが飛び込んできました。富山県出身の川除大輝選手、雄山高校、そして日本大学、今は日立ソリューションズ所属、そして富山市出身であります。川除さんが、ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会ノルディックスキー競技男子立位種目への出場内定が発表されたということであります。

川除選手は、2018年の平昌、それから2022年の北京の大会に続いての3大会連続の出場ということになります。前回の北京大会では、距離男子20キロメートルクラシカル(立位)において金メダルを獲得されております。今大会での活躍も大いに期待をしたいと思います。川除選手には、ベストコンディションで大会に臨み、持てる力を存分に発揮して、県民に勇気と感動を与えていただきたいと思っております。

 それでは、これはご報告ということで、既に報道もされておりますので、皆さんとともに喜びを分かち合いと思います。

1.トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」採択決定について

 発表項目ですが、トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」採択決定についてでございます。

 このたび、文部科学省と独立行政法人日本学生支援機構による官民協働海外留学支援制度 トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラムの「拠点形成支援事業」において、2025年度採択地域の一つに富山県が採択をされました。全国で6番目ということになります。この事業は、高校段階からのグローバル人材の育成に取り組む留学モデル拠点地域を全国でつくり、地域課題などを自分事として捉え、海外留学を通じて探求する人材を地域において育成することを目的としています。今回の採択を受けて富山県の地域課題を自分事として捉え、富山県の将来をリードするグローバル人材の育成を進めたいと思います。

 この事業は、産学官が協働して高校生の海外での自由な探究活動を支援します。具体的には、返済不要の奨学金を給付するとともに、海外派遣前後に探究活動を深める研修を実施いたします。事業費の2分の1を日本学生支援機構から支援いただき、残りの2分の1を県と民間寄附により拠出することになります。

 今回、富山県が実施する予定の「未来を拓くとやま高校生グローバル人材育成事業」という事業名ですが、事業期間を本年度から令和9年度までの3か年と設定しています。本年度、初年度ですが、派遣に向けた準備を進め、令和8年度及び9年度に、高校生の海外派遣を実施する予定です。支援対象は、県内高校生による本県の特徴、地域の課題を踏まえた海外での探究活動を目的とする留学計画です。行き先、期間、内容などの計画は、高校生自らが作成します。座学だけではなくてボランティアなどの自由な実践活動、探究活動も支援することが特徴です。1年あたり最大50名程度、2年間で最大100名程度への支援を可能にする予定です。これは、今後本格的に民間からの拠出もお願いするので、その金額によってという、若干変わる可能性もあるということです。

 情熱、好奇心、独自性があふれる県内高校生の留学制度を富山県の産学官が一体となって応援していきたいと考えています。

 今後は、産学官による地域協議会を設立し、本年12月頃の募集開始に向け、準備を進めてまいります。また、できるだけ多くの高校生を支援できる事業費を確保するためにも、企業の皆様にご寄附を頂けるよう積極的に働きかけを行ってまいります。

 なお、事業詳細については、学術振興課へお問合せください。

 トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」採択決定についての説明は以上です。

2.常願寺川公園 バーベキュー施設(Park-PFI)のオープンについて

 発表項目の2点目、Park-PFIによる常願寺川公園バーベキュー施設についてであります。

 都市公園の魅力向上のために令和3年度からPark-PFIを活用し、民間の活力を取り入れた公園整備を進めてまいりましたが、既に4月には太閤山ランドでアドベンチャー施設のジップラインなどの施設を開設をしております。大変好評と聞いております。また、五福公園では、カフェをオープンしております。今回8月に、常願寺川公園のバーベキュー施設をオープンするので、これを今日はお知らせしたいと存じます。

 常願寺川に隣接した常願寺川公園の中央部に、民間が整備して運営を行うバーベキュー施設、「常願寺川バーベキューテラス」が8月9日土曜日にオープンします。家族連れや友達同士、地域の交流の場などとして幅広い世代の方々に手ぶらで気軽にバーベキューを楽しんでいただける施設です。

屋根つきの「バーベキューサイト」が10区画あります。そのほかに管理棟にはカフェを併設した「センターハウス」もできます。イベントや大人数でバーベキューが楽しめる大きなテントを備えた「リビングテラス」というものも設置をします。ですから、目的や人数などによって、それらの施設を使い分けていただければと思います。既存の樹木や広大な緑地を生かした配置になっていまして、利用者のプライベート空間を確保しつつ、自然に癒される居場所を目指しています。

 当日は施設オープンを記念し、Park-PFI事業者主催によるオープニングセレモニーが行われる予定となっており、私も出席させていただきます。一般利用の開始は、オープンの翌日、8月10日日曜日の11時からを予定しております。施設は限りがあるので、事前予約制となっております。本日7月25日から公式ウェブサイトでお申込みをいただけます。お手元にチラシを配っているかと思いますが、そのQRコードでこの予約サイトに飛びます。食材セット、手ぶらで来てくださいということで食材セットも、予約段階で注文を受け付けますが、地元の食材を中心とした4つのコースがあります。それを選んでいただくと。ご予算やお好みに合わせて、組み合わせた予約もできます。お子様向けのコースというものもあります。

 一般利用が開始となります8月10日日曜日には、吉本興業さん所属の「たけだバーベキュー」さんによるバーベキューのデモンストレーションや、富山の豊かな食材を生かした試食会、県内で活躍する音楽家によるミニライブなどのイベントが行われる予定になっています。

 なお、利用時間帯など詳細については、常願寺川バーベキューテラスの公式ウェブサイトをご覧ください。

2.質疑応答

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【記者】

 発表項目の留学支援事業の関係での質問です。

 この後、民間企業からの拠出を募っていく形だと思うんですが、具体的なその目標の金額であったり、賛同いただける企業の目標の数だったりとか設定はあるんでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 これがみそでありまして、民間の企業と県でしっかりコラボレーションしてやりましょうというスキームなので、そこがポイントになります。ということなので、実は申請する前に、県内民間企業、結構な数を回り、内々に打診をしています。それなりの手応えは感じているということです。具体的な社名、社数、金額については、今はちょっと控えさせていただきたいと思います。

 何とかなりそうかなということで、採択に今持ち込んだということです。

【記者】

 発表項目外なんですが、先だっての参院選挙について伺います。富山選挙区においては、国民民主党の新人の庭田さんが当選されて、自民党現職の堂故さんを敗った形なんですけれども、まず、富山選挙区における結果について、知事の受け止めを伺えたらと思います。

【知事】

 そうですね、今回の選挙の結果、衆議院に続き参議院でも与党が少数となったということであります。これは、有権者の皆さんのご判断ということで、これは事実として私としても受け止めているところでございます。ただ、願いとしては、少数与党になったということですけども、国政の停滞を招くということは我々地方自治を預かる者、すなわち県民、住民のサービスを最前線でやっておる者にとっては、中央政府の停滞、あるいは混乱というのが一番影響が出ること、地方に影響が出ることなので、それはぜひ避けなければならない、避けていただきたいと考えております。

 堂故茂先生におかれましては、2期12年にわたって政府、また参議院、そして自民党、それぞれの要職を歴任をしてこられました。この功績は何ら今回の選挙結果によって消えるものでは、もちろんないというふうに考えています。特に、昨年能登半島地震に本県は見舞われ、大きな被害が出たところでありますが、そのときに、もちろんほとんどの政府の省庁からいろんなご支援をいただきましたが、やはりその中でも特にインフラの復旧復興などにおいては、国土交通省さんに一番お世話になりました。今もなっています。その国土交通省の副大臣というお立場で、ちょうどど真ん中におられていたことは、大変に富山県の危機管理責任者としてありがたく心強いことでした。様々なことについてご相談に乗っていただき、また、ご支援もいただいたということでございます。このことは改めて感謝をしたいというふうに思います。

 当選された庭田幸恵さんにおかれましては、まずは当選おめでとうございますと申し上げたいと思います。企業経営者として様々な挑戦もしてこられた方と理解をしております。そのようなご経験、民間の経験を生かしてですね、国会議員としてご活躍されることを祈っておりますし、また、国のこと、そしてもちろん富山県のこともぜひ目配りをしていただければというふうに願っております。

【記者】

 今の質問に関連してなんですけれども、前回、高岡市長選の際は、角田さんを応援されていたものの、出町さんのほうに出向かれて、お言葉を述べられておりました。現職を新人が破るという構図がご自分のときと似ておられるということで、投票されなかった方などの民意も酌み取ってほしいといったような言葉だったかと思います。状況としては、今回の参院選も現職を新人が破るという構図がたいへん似ているかなと思っておりまして、ご挨拶に出向かれても不思議ではなかったかなと思っているんですけれども、庭田さんのほうへ出向かれなかった理由、何かございましたら教えていただきたいです。

【知事】

 ありがとうございます。

 確かに、高岡市長選挙と構図は似ているという話、私もそれは賛同いたしますが、やっぱり首長さんというのは、本当にワンチーム仲間として、もう明日からというか、就任されてすぐに共にいろいろと取り組むこともあるわけでありますので、そんな意味で、私のほうから出町さんのところにも行ったということであります。

【記者】

 庭田さんとは、少しお仕事されるお立場が違うということで、今回は行かれなかったということですか。

【知事】

 そういうことですね。もちろん、近々お会いすることはあるというふうに思いますし、もともと民間人の頃から知っている関係ではあるので、はい。

【記者】

 発表項目にありましたトビタテ!留学JAPANのことなんですけども、これ、令和7年度から9年度の期間ですけれども、生徒派遣は8年から9年度、2年間で100人が派遣されることになると思うんですけれども、これはそれぞれ一人一人別々の派遣ということになるんでしょうか。それともグループみたいな感じになったりとかすることは。

【知事】

 まずですね、3年度にわたる事業にしています。今年は、本年度、令和7年度からもう初年度なんですけども、もう数か月たっていますけども、先ほどの質問にもありましたように、これから民間企業にぜひご寄附をお願いに回るというそんな準備もあります。なので、今年は準備期間と、準備の年ということになっておりまして、実際の派遣事業は令和8、令和9と2年度にわたって行うということです。年間最大50人、2年間で最大100人ということ、さっき申し上げたとおりでございます。

行き先、期間、内容などは高校生自ら作成する、これは一つのポイントでありまして、だから、本当に一人一人のことだというふうに思います。

 それから、期間なんですが、14日以上62日以内という設定をしております。

【記者】

 参院選の話にちょっと戻ってしまうので、恐縮なのですが、先ほど知事ご自身も述べられたとおり、少数与党ということになっております。野党と今後政権の形等々は、ちょっと正直国政が混乱しておりまして、なかなか分からないことも多いのですが、いわゆるパーシャル連合という形で、様々な施策について、与党と野党が話し合って決めるというのが、一つ想定されていることかと思います。富山県にとっても、そういった県の要望ですとか、市町村の要望を実現していく上では、これまで以上に野党との関係のあり方ですとか、そういったことも必要になってくると思いますが、知事としては今後いわゆる現時点では野党だと思うんですが、野党との向き合い方ということについては、どのようにお考えになっていますでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 私と国政における野党の方々と・・・

【記者】

 ええ、そうです。基本的には、現時点では自民党が政権与党を守っているということなのですが、いわゆる部分的に連合して様々な施策の実現ということもあると思うんですけれども、そのあたりで何か対応について変えられたりですとか、そういったようなことお考えのことはありますでしょうかという質問です。

【知事】

 まず、中央政府、国会でのこの会派の関係と我々富山県議会での知事部局と会派の関係というのは、必ずしも同じものではないというふうに考えています。特に私の場合、昨年の県知事選挙で再選をいただいたわけですけども、その際には国民民主党、それから立憲民主党、また連合さんなど、連合さんは政党ではありませんけれども、そういった方々からも推薦をいただいて、再選を果たしました。なので、さっき申し上げたように、国政では与党、野党という色分けになるでしょうけども、富山県議会においては、富山県政においては、そのように自民党、公明党に加えて国民民主党、それから立憲民主党にもご支援をいただいているということで、そういった関係はこれまでも良好だと私は理解しておりますし、今後もそんな形の上で、県政に取り組んでいければというふうに思っております。

【記者】

 ありがとうございます。

 もう一点は、市町村別に今回の結果を見ますと、堂故さんの事務所のほうにですね、15市町村の首長さんが皆さん駆けつけられて、知事も含めてですけれども、駆けつけられたわけなんですが、必ずしもその各市町村さん、これ、首長さんの責任と言うつもりはもちろんないんですけれども、いわゆる選挙結果で、首長が推した候補が必ずしも勝てたわけではないということもあります。いわゆる、皆さんのお感じのところと少し市長さんとの、首長さんとの思いが少しずれているようなところも見受けられたんですけども、このあたりについて何かお感じの部分はありますでしょうか。

【知事】

 首長の判断として、これまで堂故参議院議員に県あるいは市町村の行政を運営していく上で、いろいろとご協力をいただいてきた、また、政府とのパイプという意味でも、大変に助けていただいてきたということから応援もしたわけですし、それから投開票日には開票報告会場に詰めていたということは、これは全く自然なことだというふうに思っています。そのことと、ただ、今もう結果は出たわけですから、おっしゃるように、それぞれの市町村での投票動向なんかもはっきり分かっているわけですから、それは今後の参考にすることになろうかというふうに思います。

【記者】

 例えば、今後野党各党が知事に対して、例えば県組織がありますので、何かしら例えば予算の要望であったりとか、今も既にされていらっしゃる党さんも当然あるわけですが、県議会にその議席がなくても、要望されたりというケースも想定されるのかなとも思うんですが、この点については何かこう対応の方針みたいなものはお決めになっていますでしょうか。

【知事】

 そういったことは、確かに県議会に議席のあるなしにかかわらず、例えば維新さんから要望を受けたことはありますので、そういう機会を求められれば、やっぱり議席のあるなしにかかわらず、いろんな県民の中の声を聞くチャンネルとしては、私としてはお会いするのはもちろんお会いしたいというふうに考えます。

【記者】

 私も参院選についてなんですが、日本人ファーストというスローガンを掲げている参政党が今回躍進しました。比例の得票数では立憲民主党を上回る742万票を取ったということで、ある程度支持を集めている状況が見てとれるかと思います。一方、富山県のほうでは、そういう外国人材の受入れとか、条例を制定したりとか、積極的に進められている印象があるかと思うんですが、こういう日本人ファースト的な主張が支持を集めている現状について、知事の思いというかお考えがありましたらお聞かせ願いたいと思います。

【知事】

 ありがとうございます。

 今、仮称ですけれども、在留外国人との共生(社会を実現する)ための条例ということで、検討を開始しているところであります。なぜこの条例が必要だと私が判断したかというと、まさに今回、一つの争点にはなりましたけども、日本人ファースト、あるいは排外主義、排他主義、このようなことを事前に防ぎながら、外国人の方々を受け入れていきたいという、そのベースをつくっておきたいという思いからです。

 既にして2万4,000人弱の外国人の方が住んでおられます。そのうち半分以上の方は、働いておられます。それからお子さんもおられます。学校にも行っておられます。こういった方々を正しく隣人として共に住む、共に働く、共に学ぶ、共にごみ出しもする、そんな隣人としてしっかりと受け入れていこうという、そんな目的で条例に、という形で県としての姿勢を示しておきたいというふうに思っています。

 ただ、まだ全国的に見ますと、十分にそのような受入れ体制が完全、今は何となく人手不足だから外国の方の力も借りようということで、どんどん増えてきているわけですけども、私どもとしては何とかそれに並行してですけども、条例を制定して、いい形で外国人の皆さんと共生をしていきたいというふうに考えております。

 その日本人ファースト、あるいは排他主義、排外主義についてはですね、昨日ちょうど全国知事会がありまして、そこで最終的な成果文書を出しました。報道もされていますが、そこでも明確に排他主義、排外主義を否定し、多文化共生社会を目指す我々47人の知事がこの場に集い、対話の中で日本の未来を拓くに相応しい舞台となった、そんなような書き出しで青森宣言という形で発表したところでございます。

【記者】

 承知しました。

 もう1件、別件で今ほどお話しでありました、全国知事会議の青森宣言の話もありましたが、いろんな外国人の問題だけでなくて、東京一極集中ですとか、様々な論点で議論がかわされたと思います。知事も農林水産物の輸出拡大の部門でもリーダーを務められていたかと思います。この2日間の議論を振り返って、特に印象に残った点などありましたら教えていただければと思います。

【知事】

 ありがとうございます。

 もう本当、課題山積ということでありまして、特に、もちろん政府は政府で対応しておられる、我々はそれぞれの47の都道府県という地域の中で、様々な課題に対応している。そして、目の前には県民、住民、市民、町民、村民の皆さんがおられるわけですから、待ったなしという感じで、それに対応しているんですね。なので、それだけ、やっぱり同じ課題対応でも、切実さが違うという、そんなのが我々全国知事会の寄って立つ考え方です。その立場から、様々な提言を、この2日間で、昨日、一昨日の2日間で討議をし、そして採択をし、それを今後各担当が政府に要望に行くことになります。私については、その中の一つである農林水産物の輸出拡大、ちょうど今、米国の関税のこともありますので、それについて農林水産省に要望に行こうと、8月上旬には要望に行こうと考えています。そういうふうに、各パートパートそれぞれの担当の知事が行くことになっております。

 20近くの提言をまとめたので、今、それを全て言うわけにはいきませんが、やはりこの人口減少のこと、これは最大の課題と我々も捉えております。それから物価高のこと、これの対応、選挙でも様々な論点がありましたけども、これを地方としてどう考えていくかということもあります。それから東京一極集中、これは都と残り46道府県との大きな議論にもなりました。特に、その税財源の偏在があるんじゃないかという、そのようなことは特に激しい議論にもなったところでございます。そういった、でも、オープンな場で、もちろんマスコミさんも注視される中で、そのような議論を堂々とできたことは、それは私は意義があったことというふうに思います。決して対立が深まったということではなくて、そういったオープンな場で、この国の在り方の話ですから、税金の在り方というのは。それを議論できる場があるんだと。それについては、我々とてもよいことではないかというふうに考えております。

 そういった議論をする場であったということ、これは一つの大きな成果だと思います。それから、47人の地方自治を預かる知事同士がですね、夜は会食の場もあったりして、そこでコミュニケーションを深める、そして様々な互いの意見交換もできる、そんなことはやはりこういう意義も大きかったというふうに思っています。私にとっても大変勉強になるとともに、より多くの知事さんたちと交流を深め、相互理解を深めるよい機会になったというふうに受け止めています。

【知事】

 私から一つ。

 今、高温であります。今日もアラートが出ていると思いますが。かつ、少雨なんですね。雨が少ない。それはもう皆さんも実感しておられるというふうに思います。様々な課題が出てまいります。特に本県の大切な産業である農業について心配をしております。現在、中山間地の一部の水田ですけども、水不足の状況が確認をされています。今後もこの高温少雨の傾向は続くと予報されていまして、我々としては農作物への影響をいかに防ぐかということで、様々な対応を既にしております。まず、高温に伴う農作物の管理対策ということで、富山県として5月から二度にわたり対策を周知徹底しています。それからもう一つ、高温少雨に関しての管理対策について、これは7月に入って毎週、毎週この対策を発出をしているところでございます。毎週やるぐらいのことだというふうに危機感を持って取り組んでいるということをお知らせしておきたいと思います。

 今後も、気温や降水量などの気象情報をしっかりと見極めながら、JAさんはじめ関係の機関と連携をし、県産農産物の収量、品質を何とか確保するためにあらゆる手だてを講じて、もちろん我々には科学的ないろんな知見もありますので、これらもフル活用してですね、気象に応じた適切な栽培管理技術の指導、また情報発信に努めていきたいというふうに考えております。そのようなことに取り組んでいるということ、一応お知らせをさせていただきます。

3.関連ファイルのダウンロード

【資料1】トビタテ!留学JAPAN「拠点形成支援事業」採択決定について(PDF:154KB)

【資料2】Park-PFIによる常願寺川公園バーベキュー施設について(PDF:1,096KB)

 

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お問い合わせ

所属課室:知事政策局広報課企画・報道係

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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