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更新日:2025年5月2日
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(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
内容 | 動画 |
<発表項目>
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<質疑応答>
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( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。
今日は、1点、発表項目があります。
これからの県立高校のあり方を考えていくために、新時代とやまハイスクール構想検討会議を設置をいたします。この件でございます。
この検討会議では、各期に開設する、各期というのは、これから令和20年までを3段階に分けていますが、各期に開設する新時代とやまハイスクールの方向性及び大規模校の設置方針、また、第1期校の開設方針及びその開設に必要な再編統合、その他今後の県立高校づくりに必要な事項について検討します。この検討会の会長は、私が務めます。
検討会議の委員についてご紹介いたします。私、教育長、そして教育委員の皆様、すなわち総合教育会議のメンバーがまずおられます。そして、学識経験者として南部初世さん、林誠一さんのお二人、経済界の関係者として伊東潤一郎さん、品川祐一郎さん、杉木貴文さん、能作千春さんの4方です。学校関係者としては白江日呂雄さん、そして本江孝一さんのお二方、保護者のお立場の代表として佐伯真未さん、松山朋朗さんの合計17名です。
なお、様々な観点から考察することになるので、必要に応じて関係者や学識経験者から直接ご意見をお聞きすることも考えていきたいと思います。
第1回目の会議ですが、明後日、5月9日金曜日、9時半から11時の予定で、県庁4階の大会議室で行います。1回目の会議の内容ですが、新時代とやまハイスクール構想の基本方針について、2番目に今後の進め方について、そして3番目に大規模校の設置方針について予定しています。
新時代とやまハイスクール構想検討会議についての説明は以上です。詳細は、担当課、これは県立高校改革推進課になりますが、こちらのほうにお問合せいただければと思います。
【記者】
まず、新時代とやまハイスクール構想検討会議のことで伺います。
この会議なんですが、この後、9日に初会合を開き、年度内どれくらいのペースで何回ぐらいの会合を想定されているかというところと、あとは、大規模校の設置方針にもありますけれども、このときに、設置場所であったり、どこまで具体的な部分を想定しているのかというところで、この2点、まず伺いたいなと思います。
【知事】
先ほど、繰り返しになりますが、まず、この会議でやることは、大規模校の設置方針。大規模校を実際に設置する予定は、もう少し後になりますけれども、やはり大規模校については、校舎も新築をしようと考えておりますので、早めに設置の方針、学科の構成、設置場所などは方向性を決めたいと思います。それが第一番。そして、先ほど言いましたように、各期に開設する新時代とやまハイスクールの方向性について検討していきます。
そして、その後、次のテーマは第1期校の開設方針。第1期は、すなわち令和10年頃までと考えておりますが、第1期校の開設方針、それから各校の教育内容について、そしてこの第1期校の開設に必要な、再編統合が必要になるとすれば、必要な再編統合について検討し、総合教育会議において第1期の実施方針を取りまとめる予定でおります。
取りまとめの時期については、今後の検討の状況によりますが、現時点でその明確な時期は、今のところは申し上げられないということでご理解ください。
【記者】
続けて、関連なんですけれども、先だっての会見でも質問したんですが、単願制とかそういった入試に関わるような事項というのは、検討の中に入ってくるのか、想定があるのかどうか伺えたらなと思います。
【知事】
これは、昨年度、4つの学区で何回りもした地域の教育を考える意見交換会、あるいはワークショップなどでも、この教育内容についてとともに入試のあり方、入試制度について、そのようなご意見も、時代も変わっているのだから一度見直したらどうかというご意見もたくさん出ましたので、その検討もすることになろうかと思いますが、今のところ優先事項ではありませんが、先ほど、この会議の目的にいろいろ申し上げましたが、その他本県の教育に関することということ、高校教育に関することもこの検討会議のテーマであるので、今の入試のやり方、入試の制度についても、検討することもあろうかとは思います。まだ明確に、いつからそれをやろうということは考えていません。
【記者】
続けて、発表事項外にはなるんですが、今回の大型連休、天候も比較的恵まれた日が多かったのかなと思うんですが、県内様々なイベント、祭りなどがあったと思うんですが、その観光の人出の、もし分かればその具体的な入り込みの状況だったり、また、1月のニューヨークタイムズの報道を受けたそういった効果の感触であったり、様々県の取っている施策の手応えだったり、連休の観光というところで総括と言いましょうか、伺えたらなと思います。
【知事】
ありがとうございます。
何分、昨日までが連休でしたので、実は今日の時点で、例年発表させていただいておりますが、そのようなデータは来週をめどにまとめようというふうに考えておりますが、これは昨日の新聞でしょうか。5月5日まで開催されていました砺波のチューリップフェアは、33万2,000人ですか、目標を超えたという報道がありました。今、明確にデータが出て把握しているのはこれだけで、それも報道で知ったということですが、その他やっぱりうちの大きなコンテンツであるアルペンルート、また黒部峡谷鉄道、宇奈月温泉、菅沼、相倉合掌集落、それから国宝の2つ、瑞龍寺と勝興寺、ひみ番屋街などなど、魚津水族館、本当に枚挙にいとまがありませんが、それについては来週をめどにまとめることにしておりますので、どうかご理解いただきたいと思います。
私自身はどうだったかということですが、本当にこのゴールデンウイーク期間というのは、各地のお祭りが本当に毎日のように行われています。高岡の御車山祭、それから福野の夜高祭、八尾の曳山祭、それから城端でも、これは趣がちょっと違いますが、曳山ありました。それらに私は参加してまいりましたが、去年と比べるといずれも、肌感覚ですけれども、にぎわいが大きいような気はいたしました。ただ、データに裏づけられたものではないということです。
【記者】
発表項目の新時代とやまハイスクール構想検討会議についてなんですけれども、改めてお伺いしたいんですが、この会合かなり、第1期だけでも決めるべきことはたくさんあると思います。どれぐらいのペースでしばらくは、まず行っていかれるご予定など、分かれば教えていただけないでしょうか。
【知事】
いずれも大切な事項ばかりですので、あまり予断を持っては考えておりません。毎回約1時間半の予定で進めていきますが、議論の進み方によって次の会合などもセットしていくことになろうかと思います。今のところトータルで何回やるということまでは決めていません。
【記者】
月にとか、ワンクールにとかいうところまでは、まだちょっと決まっていないというところでしょうか。
【知事】
そうですね。
【記者】
ありがとうございます。
もう一点なんですけれども、今回の会合の内容については、大規模校の設置方針についてというのを3番に出していただいているんですけれども、今回のこの構想案の中で入試というのを、修正案で入試の見直しということについても入れられたりとか、あとは、第1期では具体的には外国人特別入学枠の検討であったりというところもございますし、あと、令和10年頃となると、3年で中規模校を4から6校ほど開設するという計画になっていると思います。
かなりスピード感を持って求められていくと思うんですが、大規模校というのが今回明示してありますけれども、それ以外に、例えばどのようなところから手をつけたいとか、どういったところを具体的に進めたいなど、知事の今のお考えとか思いがもしありましたら、お聞かせください。
【知事】
ありがとうございます。
繰り返しになる面もありますが、まずはこの大規模校の設置の方針、学科の構成をどうするか、場所をどうするかということがあります。それから、次に、各期に新設をする新時代とやまハイスクールの方向性について検討するということ。これまでも発表で申し上げていますが、この時期までにはこれぐらい、この時期にはこれぐらい、そして令和20年にはここまでというようなことを挙げておりますが、それをもう少し詰めていくということになろうかと思います。
そして、さらに最初の期、第1期は、令和10年頃までと考えておりますが、その期に移行していく高校の開設の方針、また、それらの各校の教育内容、何度もこれまでも申し上げましたが、現在ある全日制県立高校34校全てが移行の準備校ということになりますから、それらをどう考えてどう配置をして、そしてどのような教育内容にしていくかということ、そんなことも考えていく必要があります。
そして、第1期校は、具体的に再編統合も伴うこともあろうというふうに我々は考えていますので、それの具体的な再編統合の仕方についても、どのようなやり方がいいのかということを詰めていきたいと考えています。
【記者】
ありたい姿からバックキャスト的な考え方ということなので、どういう教育をどうされるかというのが先にあるのは承知しているつもりなんですけれども、一方で、令和10年度まで3年ほどの時間ということになりますと、具体的に、例えば中規模校のこういった学校をどのように、どういった形でというのを、具体的な名前を出すということも、今年度中とかには見えてくるのかなと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
【知事】
そうですね、まだ今年度中にまとめられるか、これはやはり本当に大きな決断になりますので、前は令和2年度にそれをやったわけでありますけれども、特にこのときまでに絶対にというふうには思っておりません。めどとして令和10年頃ということに考えております。その期間に議論を尽くして、子供たちにとってよりよい選択肢を提供できる、そんな新時代とやまハイスクールの第1期にできればというふうに考えています。
【記者】
ありがとうございます。
もう一点、すみません、発表項目外で恐縮です。
知事の政治資金収支報告書、個人献金のところで、一部報道で、住所表記が実態と異なる例があったというような、知事に3件あったというふうに報じられる部分がありました。
この件について、今、知事のほうでどのように受け止めておられるか、どのように考えておられるかということを、もしよろしければお聞かせください。
【知事】
ありがとうございます。
共同通信さんから調査表が来ました、私の後援会事務所に。それにお答えをしたことなんですけれども、共同通信さんの調査では、2021、22、23の3年間で3件、金額にして3万円が、個人献金なんですが、そのご住所がその方の企業の住所であったというケースがあったということであります。
ただ、これ、一部報道では、事実と違う記載があったんですけれども、私どもはそれに先に気づいたので、選管に収支報告の訂正を出しておりました。その後、共同通信さんからそういったことあるよねというアンケートが来たということでありまして、それは、はい、ありますよということですね。
こういった誤記載が今後ないようにしていきたいと思います。
【記者】
ありがとうございます。
例えば再発防止とか、今後こういった手を打ちたいとか、何か献金自体の考え方とか、スタンスであるとか、何かそういったこと、今後に向けて何かお考えのことありますでしょうか。
【知事】
そうですね、やはり個人献金には、今の枠内では、ルール上はご自宅の住所、献金者本人のご自宅のご住所記載ということをお願いをしているわけであります。
【記者】
発表項目のとやまハイスクール構想検討会議についてお伺いします。
検討会議の委員17名ということで、先ほどご発表いただきました。それぞれ学識経験者等々含まれているわけですが、特に民間企業さんのところで何人かいらっしゃるかと思います。
知事としてどういった議論の中で経験を発揮していただきたいと考えておられるかというのをお聞かせ願えませんでしょうか。
【知事】
経済界から4人の方に委員をお願いし、お引受けいただいています。お一人お一人これまでの経緯からも期待をいろいろしているわけですが、まず、アイティオの社長の伊東潤一郎さんには、これまでも何度もこの教育委員会関係の委員を務めております。特にその中で私どもとして期待をするのは、職業科の取組みについて多くのご意見をいただいてきたということになります。
それから、トヨタモビリティ富山の品川祐一郎社長さんには、昨年度の議論のベースになりました県立高校教育振興検討会議、これの取りまとめの会長としてご尽力をいただいたこと、その知見を生かしていただければと思っています。
それから、能作千春さん、株式会社能作の代表取締役社長でありますけれども、これも昨年の検討委員会の委員のお一人として、特に企業と学校の連携、これらの分野について多くのご意見をいただいた、それも期待をしているところであります。
それから、杉木貴文さんについては、これは今、実はT-Startup事業でも支援をしているスタートアップのお一つです。その社長さんですけれども、これからの高校教育を考える場合に、今、学生発ベンチャーというのもどんどんできるようになりましたけれども、そんなことも見据えて、スタートアップの視点というものも教育の中にどう生かしていくかということ。必ずしもみんながスタートアップする必要もないわけですけれども、でも、スタートアップをするという考え方が、これはどういう働き方を将来子供たちがしていくにしても、私は大切なことだというふうに思っていましたので、こういう視点もこの教育の会議の中にも取り入れたいということで、杉木さんにもお願いしたところ、受諾をいただきました。その4方ですね。
【記者】
そうしますと、特に杉木さんの部分なんですが、そういった、全員がということではないということで今、お話をいただきましたが、そういったキャリア教育ですとかそういった考え方の中で、スタートアップの考え方とか力とか進め方みたいなものを取り入れる部分があるのではないかということで議論に入っていただくと、そういう理解でよろしいんでしょうか。
【知事】
そうですね。これは、実は一昨年、アメリカのオレゴン州に行きましたが、そこのオレゴン州の大学では、やっぱりスタートアップ教育がとても盛んなんですよね。だからといって、その大学の卒業生全てが起業するわけではないわけであります。やっぱり通常に企業内で働く上においても、スタートアップの資金に対する考え方とか、あるいは新しい事業をどうやってつくっていくかとか、これは企業に勤める立場にとっても、それから、あるいは、別に公務員をやる上にとっても、それはいろいろと役に立つ知識だというふうに私は思いました。なので、今、そんなことを申し上げたところでございます。
生きていく上で、どんな生き方をされるにしても、とても私は有意義な教育だというふうに思っています、スタートアップに関する起業教育というのは。
【記者】
ありがとうございます。
あともう一点が、これはいろんなやり方があるので、この会議に必ずしもという考え方ではないという前提だと思うんですけれども、子供の意見というのをこの会議の議論の中でどのように反映されて、当事者である高校生だと思うんですけれども、ワークショップですとかいろいろやっていらっしゃいますので、それを含めてという考え方なのか、それとも、先ほど、必要に応じて呼びますということでも話がありましたので、そういった場面があり得るのかどうか、そのあたりについてはいかがでしょうか。
【知事】
当該当事者である高校生のご意見とかそういうのは、これまでも聞いてまいりました。
それから、当事者って誰なんだという話ですが、現役の高校生の皆さんにとっては、この新時代ハイスクールは、実は次の話なのですよね。だから、今の中学生が当事者なのかもしれません。
そのあたり、やっぱりこの検討会議の議論の中でも、そういう意見も改めて、これまでも聞いてきたんですが、ワークショップなんかでも。改めて聞く必要があるとなれば、この会議、当面、基本的には平日の昼間やるもんですから、子供たちが出られるような設定を考えたりして、意見を聞くこともあろうかと思います。
【記者】
ありがとうございました。
もう一点が進め方なんですけれども、これは、これまでの議論でもそういった部分がありましたので、全て否定するとかそういうことではないという前提でお伺いしますが、全て公開するわけではないという形で、議論をですね。議論を全て公開するわけではないという形で進めていくんだろうと思っております。
改めてそういった、いわゆる一部についてはクローズな場で議論をすることの意義であったり、重要性を知事自身どのように考えていらっしゃるのか、そのあたりをもう一度ちょっとお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。
【知事】
今日、たまたま休み明けに私のこの定例の会見が入っています。一方で、並行して皆さんのお手元に、記者クラブには、教育委員会と、それから県庁の学術振興課の連名で、この会議に関するプレスリリースをさせていただいたかと思います。その中に、今、おっしゃったような一部非公開とすることもありますというふうな記述があるかというふうに思います。
そのことについての受け止めということなんですが、これは、これまで2回の高校再編に関する議論でも、話を詰めていく段階になりますと、具体的な学校名を上げて検討する必要もあろうかというふうに思います。
ただ、その会議の中で率直な意見交換が行われる上で、マスコミさんが入っておられることが、もしかしたら率直な意見交換に影響があるかもしれない。そういった場合は、ご理解をいただき非公開としてまいりました。今回もそういうことも多分あるというふうに思います。
改めてそのことの意味ということですけれども、不確定な検討段階の議論を公にすることによって、不必要に県民の皆さん、特に当該の高校に通う子供たちに不安や混乱を生じさせてはいけないというふうに思います。現在、既に子供たちが学び、部活をし、いろんなことを1日のうちのかなりの時間を過ごしている学校に関することですから、その子供たちが特に不安にならないように、未確定の、不確定の段階でのご報道はやっぱり慎んでいただくために、非公開もあり得るということは、どうかこれはご理解をいただきたいと思います。
【記者】
政治資金収支報告書の件について確認させてください。
全国的にもこういうふうなことが相次いでいる中で、ご自身の事務所で今回このようなミスがあったのは、知事はどういうふうな理由でこういったことが起きたというふうに考えておられますでしょうか。
【知事】
私どもの後援会、年間600ないし700件の献金を頂いております。さりながら事務所も大変限られた人数で運営をしておりますので、基本的に個人献金は個人のご住所でということはお願いをしていますので、その600ないし700件全てのチェックまでは手が回らなかったということであり、誤記載となったことは、今後ないようにしたいと思います。
【記者】
2021年から23年の3件、3万円ということですけれども、これはもう変わりなく、それとも今、引き続き何かを調べておられるとかされることってあるんでしょうか。
3件、3万円というので、もう全て、3件、3万円という誤記載で、一応調査とかというのはもう終わられているんでしょうか。
【知事】
いや、これまでもそういった修正は、実は結構あるといったらあれなんですけれども、いろんなケースがありますけれども、分かった段階で選管に修正の届けはしています。
ただ、これで全てないかと言われると、これは分かんないです。こういうことがあるのか、あるいはほかの面で何か修正が必要になるか、それは、今後分かった段階で適時適切に修正をしていきたいと考えます。
【記者】
今日、この後の新幹線の会議の関係で、先にお伺いしたことがありまして、新幹線の県内の関係2団体の会合がこの後あるということで、12日には、東京で沿線10府県の建設促進大会もあります。
私どもも福井のほうからお聞きしたんですが、福井県さんの今、事務となっている決議文の作成に向けて、石川県さんがちょっとその文言を、ということで指摘といいますか、ちょっと修正点があるやに聞いております。
1点目は、福井県さんが今年の12日の会合の決議文をこういうふうにしたいんだけれどもということで打診などがあったかと思うんですけれども、本県としては、まず、どういうふうに、どういうスタンスで12日の大会に臨むというのを、まず1点お聞かせください。
【知事】
はい、ありがとうございます。
まず、本日これから富山県の大会で決議をいたします。それに基づいて、私は12日の大会で、沿線全てが入った、それから建設促進同盟会の会合で発言をしたいと考えております。
通常、こういうケースには、大会をやる、そこで決議文を作るというときには、事務局県が、いろいろと意見を聞いてこられます。もちろん今回も、福井県が事務局ですから、うちにも意見はどうかと、原案を見てご意見があればということでありましたが、富山県からは修正案は提出していないと、その事務局の原案どおりでよろしいんではないでしょうかということで返してございます。
今もまだ数日間ありますので、福井県の事務局で最後の今、調整をしておられるところだと理解をしております。なので、私どもはもう修正はありませんというふうに出してあるので、それ以外のことについては、今の時点でコメントは控えたいと思います。
【記者】
分かりました。
今年は、富山・金沢開業10年、敦賀開業1年ということで、私どもも沿線の日本テレビ系列の放送局と情報交換しながら、私どもも放送用の企画をいろいろ作成しまして、その中で、実はあるエリアの放送局の記者の方からちょっと言われたのが、富山はもうできたから関係ないやというスタンスなんじゃないんですかということを言われまして、いや、そうじゃないですよと。長年、昭和40年前後に北陸で行われた「一日内閣」で構想を立ち上げ、経済界、政界の諸先輩方がその誘致運動、建設促進運動に携わられ、10年前の開業があり、今、西に向けて一生懸命つなげたい、特に北陸は経済的な関係が強い関西との結びつきというのを考えているんですよということを、我々の仲間レベルの議論ではしておりました。
【知事】
ありがとうございます。フォローしていただいて。
【記者】
そういうふうに思われないように見せなければいけないのかなというのも、私自身も反省というか、考えながら取材を続けようと思っているんですが、この西へ延びる重要性ということを改めてどういうふうに考えておられるか、大会前ですけれども、お聞かせいただければと思います。
【知事】
おっしゃるようにこの計画は、新大阪駅までつながって初めてコンプリートすることだというふうに考えておりますし、すなわち、コンプリートして初めて経済性、それからリダンダンシーの面、観光面も含めて最大の効果を発揮するものだというふうに思っています。
富山・金沢まで10年前に開業、そして今回、敦賀まで開業、これだけでもかなりの効果が既に我々享受をしているわけでありまして、なので、やっぱりこれは8割まで来たんですから、計画の、路線の長さの。あと2割を一日も早く整備することによって、この計画の本来持つ、あるいはその後、さらにリダンダンシーのことなどもあり、東海道(新幹線)が止まったときにこちらが2割増えたというデータもあります。
そんなことを今回最大限発揮できるように西へ延ばし、そして最後、新大阪まで一日も早くつなぐということ。これについては、沿線の自治体、それから議会、経済界の力を合わせてやっていこうという、そんな意味で北陸新幹線建設促進同盟会というものを組織しておりまして、今、記者さんおっしゃったような、この計画の言い出しっぺである富山県が最初から長く会長を務め、事務局を務めてきたわけでありますけれども、私が就任した段階で、ちょっとトラブルはもちろんありましたけれども、敦賀までの延伸のめどがついた段階で、私は、これから先の焦点は敦賀以西になるとふうに判断したので、やっぱりそれは現場におられる、それから関西にも近い杉本達治福井県知事に同盟会の会長をバトンタッチしたということ。
そして、私がもちろん期待してお見込みしたとおり、杉本知事は今、大活躍をしていただいております。関西の会合にもどんどん出ていって、本当に関経連も、それから関西広域連合も、大阪府も、本当にこう力が入ってきたのは、我々は本当にみるみる変わってきたなというふうに思っています。
そういう意味で、富山県内の工事は確かに終わっているんですけれども、我々としては、後ろから杉本知事の背中をどんどん押していくという、そんな協力の仕方が今のスタンスだということです。
【記者】
発表項目外で、国会での議論に関連して、1点、知事のお考えをお伺いします。
通常国会の後半戦に入っていますけれども、次の論点として幾つかある中で、選択的夫婦別姓に関する議論がこれから始まっていくということで、野党のほうで1本改正案を出しただとか動きも出ております。
これについて、知事はこれまでの県議会の中でも、国のほうで検討なされるべきだというような見解を何回か示されておられるのかなというふうに承知しているんですけれども、当時からまた議論も違う段階に入っているのかなというふうに感じておりまして、現時点で何か制度としてどうあるべきだとか、どのように議論を進めていくべきだとか、お考えがあれば、改めて教えていただけますでしょうか。
【知事】
ありがとうございます。
私もいい年をした大人ですので、私個人としての意見はいろいろ持ってはいます。
ですが、この場で、県庁の中で県知事としてその意見表明をする段階には今はないというふうに思っており、国会での議論をしっかりと見極めていきたいと、注視をしていきたいと考えています。
【資料】「新時代とやまハイスクール構想検討会議」 の設置について (PDF:98KB)
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