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更新日:2025年10月7日
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(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
| 内容 | 動画 |
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<発表項目>
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<質疑応答>
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( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

今日は、私から冒頭3点発表項目があります。
まず1点目、富山マラソン2025の第10回の記念企画について申し上げます。
来る11月2日に開催をします富山マラソン2025ですけれども、今回で10回目ということになります。節目の大会になります。10回参加ランナー、そしてボランティアの皆さんへの記念品の贈呈、それから、富山マラソン2025招待選手の決定、また、未来のランナー1kmフィニッシュ体験ランの開催、この3点のことを考えております。
今回、10回目を機に大会コンセプトを設定しました。本年5月の実行委員会にして決定したことであります。大会コンセプトは、富山マラソンの開催が、ランナーをはじめ、大会に関わる全員が前を向く原動力であり続けるという思いを込めまして、「富山から、ともに、前へ。For well-being×For nature」、これは間に掛け算をするという掛ける、For well-being×For natureというふうにしています。
走る、そして支える、応援する人々がそれぞれの幸せを実感できる大会を目指すとともに、自然環境を守り続ける取組みを通じて、大会の持続的な開催を目指していくという意味を込めたコンセプトです。
そして、記念の企画ですが、1点目、先ほど説明しました大会コンセプトに基づきまして、富山マラソンに通算10回参加された、ということは全部ですね。全回参加されているマラソンランナー、車椅子ランナーと、そしてボランティアの方々を顕彰させていただき、感謝の気持ちを込めて記念品を贈呈します。
ランナーへの記念品は、走る幸せに乾杯していただくためという意味を込めて、ゴールドタンブラーです。そして、SDGsの達成にも貢献していただこうということで、ビブスを、ゼッケンを安全ピンを使わずに留めることができる、繰り返し使用可能なゼッケン留めです。小さなものですけれども、四隅につければかなりしっかりと保持できます。そんな優れものです。そして、ボランティアの皆様への記念品は、活動の合間に水分補給をして、ランナーたちの奮闘を支える、そんな達成感を味わっていただくためのオリジナルボトルとさせていただきました。
今回、その対象になる方々ですが、マラソン・車椅子ランナーの方々が合計で962名もおられます。本当にすごいことだと思います。ボランティアの方々、121名おられます。これは、次回大会以降も通算10回に到達された参加者を顕彰して記念品を差し上げるということは続けていきたいと思います。
2点目の記念は、第10回目、節目ですので、初めて外国人選手を富山マラソンにお招きをすることにしました。スズキ所属で、ケニア出身のライモイヴィンセント選手です。学生時代には国士舘大学のエースとして箱根駅伝に4回出場、すばらしい記録を残しておられるだけではなくて、フルマラソンのベストタイムは2時間7分1秒ということで、日本トップクラスの走力をお持ちです。また、地元富山の中学校で教師をしながら、昨年の富山マラソンで初優勝をされた佐藤直也選手も招待選手として出場いただきます。
藤原新さんが持たれる大会記録、これは2時間16分32秒ですが、この更新も期待されるところです。沿道で応援される皆さんに大きな感動を与えるような、ハイレベルなレースが期待されるので、楽しみにしていただきたいと思います。
3点目の企画、未来のランナーフィニッシュ体験ランということを考えております。
大会当日の午前9時より、小学校1年生から3年生の合計100名が、保護者1名と組んだペアで、マラソンのフィニッシュエリアの1キロメートルを走ります。なので、大会のスタートは今年も高岡市ですが、このフィニッシュエリアのランは、子どもたちのランは、当然フィニッシュエリアの1キロメートルを走ってもらうということになります。
そして、これはあくまでタイムではありません。みんなで経験をしてほしい、小さなうちに体験をして、将来このフルマラソンを走れるような、走るようなそんな子どもたちによい体験をしてほしいということで、あくまで競争ではなくて、フィニッシュするのが目的ということで、ペースランナーを2人、お願いをしております。現役のアスリートの方2人です。この2人がペースランナーを務めて、子どもたちがいいペースで1キロメートルを和気あいあいと走りながら、そして完走することによって達成感も感じられる、そして未来につながる、そんなことを目的にしたいと思います。コースの中には給水ポイントもあります。そして、児童には記念メダルを差し上げるなど、ミニマラソンを体験してほしいと思っています。
その大切な役目なんですが、ペースランナーを務めるのは、Goldwin所属の中山和也さん、それから富山銀行所属の福島聖さん、この2人にお願いをします。中山さんは、今年6月にスペインで開催されたマルチスポーツ世界選手権にトライアスロン日本代表として出場し、年代別で4位入賞をされています。福島さんは、8月の北陸選手権男子200メートル、短距離ですね、で20秒85のタイムで富山県記録を更新されています。
子どもたちが富山県を代表するトップランナーと触れ合うことで走る喜びを実感し、未来のフルマラソンエントリーに向けての新たなスタート、そんなきっかけとなることを願っています。
詳細につきましては、スポーツ振興課へお問合せください。
1点目、富山マラソンは以上です。
2点目、Buono!#とやまイタリアン2025の開催についてです。
今年度は、来週末になります10月18日の土曜日、19日日曜日の2日間にわたって、富山駅において開催します。
このイベントは、#とやまイタリアン普及事業の一環として、県と富山市が中心となり、実行委員会を組織をして令和4年度から開催しているもので、今年で4回目となります。県内の農林漁業者とイタリアンレストランなどのマッチング、県産食材を活用したイタリア料理や、これ#とやまイタリアンと言いますが、や県産食材の飲食・物販イベントを開催することにより、富山の食の豊かさや魅力を発信するとともに、県内飲食店の振興、県産食材の普及、需要拡大を目指しています。
今年度は県内の人気イタリア料理店15店舗に加えて、県内3つのワイナリーのワインが集結をします。おいしいイタリア料理や県産ワインを楽しめるほか、8つの生産者などによる県産食材の直売などが予定されています。ちょっと今のワイナリーの言い方が違ったので、2つのワイナリーが出店をされます。そして、残りの2つのワイナリーについても、ワインの扱い業者さんが販売をされます。なので、全体として県内4つのワイナリーのワインがそろうことになります。
18日、オープニングイベントがありますが、これ例年なんですが、私と藤井富山市長、さらに今年は滑川の水野市長もご登壇いただけます。そんなトークセッションになります。このほかにも、ワインスペシャリストの沢樹舞さん、それから、ICIFというイタリアにあるイタリア料理の学校なんですが、外国人に正しいイタリア料理を教えるという、そんな学校があります。その日本代表の野沢さんという方も一緒に登壇されます。こんな顔ぶれで楽しい、またいろいろな気づきのあるトークセッションにしたいと考えています。
ステージイベントでは、沢樹舞さんのほか、富富富ナビゲーターをお願いしています俳優の池田航さんによるトークショーもあります。また、オペラ歌手の澤武紀行さんによるオペラショーなども企画をしております。
なお、今年は大人だけではなくて子どもたちにも楽しんでもらえるように、イタリアンマスクの作成というイベントも準備しています。
それから、テーブルサッカーの体験コーナー、ちょっと昔懐かしいゲームですけれども、そんなしつらえもします。それから、バルーンパフォーマンスなどの催しも予定しています。
それから、今年度は新しい試みですが、イベント会場に隣接しているMAROOTの1階の生鮮食品販売店、また、反対側のアルビスのエスタ店にご協力をいただきまして、イベント開催前の1週間程度、イタリアンフェアを両店で同時に開催していただき、機運を盛り上げていくことにしています。
最後に、プレイベントのお知らせです。
あさって10日金曜日、12時半から、ちょっと急なんですが、このイベントに出店する予定のお店の一つ、イタリア料理店クオーレにおきまして、メディアの皆様対象の試食会を開催したいと考えています。当日は、本イベント実行委員長の塩井保彦さんも出席をされます。ぜひ多くの報道機関の皆様にご出席いただき、そしてこのイベントをより力強く皆さんから発信をしていただければ大変にありがたく思います。
そして、皆さんのお力添えも得て、このイベントに多くの県民の皆様がお越しいただき、おいしいイタリアン、あるいはワイン、それから富山食材などいろいろ、お楽しみいただければというふうに思っています。
この件、詳細については、コンベンション・賑わい創出課へお問合せください。
Buono!#とやまイタリアン2025の開催について、説明は以上です。
次、3点目、映画「港のひかり」とのタイアップ実施についてご説明いたします。
県内で撮影が行われた映画「港のひかり」の公開を記念して、撮影協力を行った団体を中心に、あいの風とやま鉄道株式会社、富山地方鉄道株式会社及び富山県警察において、映画とのタイアップを実施いたします。
タイアップの内容としては、乗車マナーの向上などを呼びかけるコラボポスターの掲出や、主演の舘ひろしさんによる車内アナウンスを10月14日火曜日から実施をします。
コラボポスターですが、あいの風とやま鉄道では、駅構内及び車内にポスターを掲出します。
また、富山地方鉄道さんでは、市内電車の各路線、これは富山大学前方面の路線、それから南富山駅前方面への路線、それから環状線、そしてまた岩瀬浜方面行き、この路線においての車内においてポスターを掲出するということであります。これちょっと細かく言いましたが、富山市内のいわゆる市電、路面電車全てというふうにご理解をいただきたいと思います。それから、富山県警察では、各警察署及び交番でこのポスターを掲出するということにします。
スライドでは、あいの風とやま鉄道株式会社の車内ポスターを今載せているところですね。
ポスター、全部で4種類あります。ぜひこれも4種類ご覧いただければと思います。
次に、舘ひろしさんによる車内アナウンスです。
あいの風とやま鉄道では、石動駅から越中宮崎駅間、これは要するに富山県内の石動は西端、それから越中宮崎は東端ということになります。県内の全路線ということになります。それから地鉄さんでは、市内電車の各路線、これは先ほどと同じ大学前方面の路線、南富山駅方面の路線、環状線、そして岩瀬浜方面行きということであります。先ほどと同じ富山市内の各路線になります。
これ、路線の中で、車内で舘ひろしさんのアナウンスが放送されるということです。それぞれ舘ひろしさんが乗客に向けて、迷惑行為の防止やマナー啓発を呼びかける内容と伺っております。この機会にぜひ多くの方に、これも一つの楽しみとして公共交通に乗っていただく。そして、舘さんのすてきなアナウンスを聞いていただければというふうに思います。
最後に、この肝心の映画「港のひかり」についてご紹介いたします。
映画「港のひかり」ですが、これは藤井道人監督です。この監督は、第48回の日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞されておられます。日本映画界を代表する監督の1人です。それから、もう一人、日本映画界を代表する名カメラマンの木村大作さん、「剣岳 点の記」の監督として富山県でも有名ですが、その木村大作さんと藤井監督がチームを組まれて、そして舘ひろしさんが主演の話題作です。富山市、射水市、氷見市、そして石川県の輪島市などで撮影が行われました。全国公開は11月14日を予定しておられます。今後、ロケツーリズムなどの観光誘客につながることを富山県としては期待をしています。
また、県内で撮影されたシーンがたくさん登場すると伺っておりますので、ぜひ多くの県民の皆様にご覧いただきたいと思います。
県としては、引き続き本県が舞台となる映像作品の誘致に努めますとともに、映画やドラマなどのエンターテインメントを活用した観光振興にも取り組んでいきたいと考えます。
なお、映画「港のひかり」とのタイアップの詳細については、コンベンション・賑わい創出課、先ほどのイタリアンと一緒ですが、こちらのほうにお問合わせいただきたいと思います。
【記者】
まず、富山マラソンから伺いたいと思います。
10回の節目ということなんですが、県内外からたくさんのランナーが参加する大会だと思います。これまでのマラソンが果たしてきた効果というか、役割というか、どのような開催の意義があったかということを伺いたいと思います。よろしくお願いします。
【知事】
はい。ありがとうございます。
これは、2015年スタートの大会です。この年は、言うまでもなく北陸新幹線が富山、金沢まで延伸をした年、いわばスタートはそれの記念をしてということでありました。便利になった富山県をより大いにアピールをして、この北陸新幹線をご活用いただいて、どんどん来ていただきたい。いろんなことをその頃開業に合わせてやったわけでありますけれども、そのうちの一つ、この富山マラソンということ。実際にまず来ていただく必要があるので、そんな形でもご活用いただけるんじゃないかと。新幹線をですね。そんな狙いもありました。そして、富山に来ていただいて、それを富山の地を実際に自分たちの足で走ることによって、この富山のよさを本当に実感していただく。
また、走る途中にエイドステーションで様々な富山の食べ物も食べてもらいます。それによって、より富山を好きになっていただく、富山を知っていただく、そんなことにつなげればということです。これは、ランナーの皆さん向けの期待ですね。
それから、それを支える方々がおられます。県庁職員も当日は運営に携わりますが、それから一般の方、学生さんなど入れると4,000人のボランティアが関わる大会です。こういうことによって、走るランナーの方のウェルビーイングも高まる。それから、最初はウェルビーイングなんて言葉はなかったんですが、走るランナーの幸せ感も高まる。それから、支えるボランティアの皆さんの幸せも高まる。
また、もう一つは沿道で一生懸命、本当に応援をしていただける方、これもたくさんおられます。この方々を我々参加者だというふうに思っておりますが、そんな方々、沿道で参加することによって応援する喜び、応援する幸せ、そんなことを感じていただく。
こんな方々が、毎回参加者1万数千人です。それから、支えるボランティアが約4,000人、さらに沿道の応援の皆さん、毎年毎年これだけの方々が関わっておられる。もちろん、現場に行かれなくても、映像などでご覧になってそれぞれの喜びを感じられる方々もおられます。このように富山県の皆さん、それから、富山県に来られる皆さんに幸せを感じてもらう、ウェルビーイングを感じて、あげてもらう。そんなことでとても大きな意義があるというふうに思います。
言うまでもなく、スポーツというのは生きていく上での健康維持、あるいは健康増進にも大いに役に立つわけでありまして、なかなかでもすぐにフルマラソンを走りましょうということにはなりませんが、これをある意味では目指して、健康を維持しよう、健康を増進しよう、そんなふうに目標にされておられる方もたくさんおられると思います。などなど、本当にいろいろな意義がこれまでもあるというふうに思っています。
今後も10回の大会で、先ほど申し上げたような幾つかの特典などもつくりますが、これをまた励みにしていただいて、末永く多くの方に愛される大会に育て上げていきたいと思っています。
【記者】
関連してと言いましょうか、この後、今後という話をされましたが、例えばその部門の設定であったり、枠の設定であったり、何かこう変えていくみたいな、検討みたいなことはあるんでしょうか。それを伺いたいと思います。
【知事】
そうですね。10回、ただ続けてきたわけではなくて、毎回新しい試みもしながら、そして特に今回は10回記念ということで、先ほど申し上げたような新しい試みもします。そして、今回もう一つは説明したコンセプトを決めたということです。スポーツということだけではなくて、スポーツには変わりないんですけれども、富山から共に前を向いて進んでいこうという、これはある意味では昨年の地震なども少し意識をしておりますが、一度しっかりと前を向いて、共に進んでいきましょうと。そして、この走ること、あるいはそれを支えること、応援することによってウェルビーイングを高めていく。
そして一方で、この持続可能な大会としていくために、これまでもいろいろな工夫をしてきています。SDGsをいろいろ意識しながら、大会を企画してまいりましたが、ウェルビーイングとネーチャー、自然、SDGsを意識していますが、この掛け算、こんなふうな大会コンセプトということになっています。今後もこのコンセプトに照らして、いろんなことをぜひ付加して、進化させていきたいと考えています。
【記者】
発表項目外になるんですが、質問させていただきます。
自民党総裁選について伺います。当日もコメントをいただいたところではあるんですが、この数日の間に高市新総裁の会見などでの考えの表明であったり、新執行部の発足もありました。改めて、結果についての受け止め、期待することなど伺いたいと思います。よろしくお願いします。
【知事】
はい。ありがとうございます。
高市先生は、総裁は、これまで党の政調会長をはじめ様々な役職を歴任されてこられました。特に我々地方自治体に一番関係の深い中央省庁である総務省、総務大臣を1438日ということで、これはレコードです。最長の総務大臣、就任されている期間でありますので、そういう意味では地方自治を預かる者としては、大変ご理解をいただける方なのではないかと、大変心強く思っております。
自由民主党という長く政権を担ってきたし、今もおられる政党のリーダーですから、これも卓越したリーダーシップを発揮していただき、またこれまで培った、そして3度目の挑戦での総裁就任ということですから、これも満を持した登場というふうに私は思っています。
与党過半数割れという厳しい状況ですが、ぜひこの国政を前に進めるそんなこと、そしてこれはもう会見のたびにおっしゃっていますが、将来に夢や希望を持てる政策、これを実現していってほしいと考えております。
【記者】
発表外の件で恐縮でございますが、質問させていただければと思います。
9月に始まりましたツキノワグマ等が市街地に出没した際に、市町村長の判断により銃猟ができる緊急銃猟が導入されました。責任主体は市町村長でありますけれども、ガイドラインでも都道府県が協力すると、諸支援などをするということになっています。
また、鳥取県では県が主体となってマニュアルを作成するという動きが出ていることも承知しております。
先ほど実は、別の者が担当課さんにお聞きしましたらば、富山県の市町村長の対応マニュアル、まだちょっと把握されておられないということだったんですけれども、今後県として市町村長に対応マニュアルをつくっていかれることを促していくのか、県として対応マニュアルをつくるご計画があるのか。それから、職員さんを派遣するような考えがあるのか教えていただければと思います。
【知事】
はい。ありがとうございます。
おっしゃるように、ツキノワグマの出没件数が9月の下旬から急増しています。そして、今10月ですが、7日の時点で、昨日ですね。7日の時点で既に40件になっています。出没の件数ですね。昨年10月は1か月で30件だったんですが、これをもう既に7日で超えているということです。今年、ドングリの実成りが悪いということは把握しておりましたので、出没が多くなることは予想しておりましたが、そのとおりに今なっているということであります。
このような状況を受けて、9月4日にツキノワグマ出没警報が発令しまして、県民の皆様に警戒を促すとともに、9月の8日には緊急の対策会議を開催して、関係機関との情報共有、あるいは連携体制を確認したということであります。
また、今そこで、今のご指摘の緊急銃猟の件でありますけれども、市町村の職員の皆さん、また、県警察の職員の皆さん、それから猟友会員を対象に緊急銃猟の実地訓練を8月25日、それから10月6日に実施をしております。そこで、緊急銃猟の円滑な対応に向けた手順、あるいは連携体制の確認もしたところでございます。
その上で、まずは県民の皆さんの自助のご努力を促しています。それは、まず自分や周囲の方が被害に遭わないために、柿の木などクマを呼び寄せるような働きをするもの、こういったもので不要なものは除去をお願いをしたいと。それから、県のホームページでクマっぷというものを示しておりますが、クマの出没情報に常に注意を払っていただきたい。
また、目撃、あるいは痕跡があった場合は速やかにお知らせをいただきたい。それから、山に入る場合は鈴やラジオを利用して備えていただきたい。そのようなことを徹底するように様々なチャンネルでお知らせをして、周知徹底をしているところでございます。
緊急銃猟につきましては、その実地訓練を2回開催したところでございます。今のところまだマニュアルの要望は聞いてはいないんですが、市町村とさらに意見交換をしまして、もしニーズが高いようであったら考えていきたいというふうに思います。
【記者】
私からは、議会のなかでも答弁ありました、富山県リハビリテーション病院・こども支援センターについてお伺いします。
改めてですけれども、今回病床数の削減を決めるに至った理由でしたり、背景をお聞かせください。それと、併せてレスパイトなどの受入れに関して、医療的ケア児の保護者からは潜在的なニーズがあるといった声もちらほら聞こえてきます。その中で、知事は当事者でしたり、専門家の意見を今後聞いていきたいというふうに述べられていましたが、あれから今後どういった動きを予想されるのかですとか、計画についてお伺いできればと思います。よろしくお願いします。
【知事】
はい。ありがとうございます。
去る9月の定例県議会で質問があった件、それに対してお答えをした件、それの現時点での状況ということの質問だと思います。
まずおさらいですが、今回の病床の削減は、利用の状況、これはデータです、利用の状況を踏まえて、現状で稼働していない病床を削減するものでありまして、県リハビリテーション病院の現行の人員体制は変わりません。なので、このレスパイトの受入れ能力が変わるものではないということをまずご理解いただきたいと思います。
レスパイトなどの短期入所の受入れを含めて、病床の運用における一定の余裕も勘案した上で、削減数を今設定しております。そして、その上で議会でもお答えしましたが、専門家や当事者への説明、ご意見を伺うことは重要だと考えてはいます。
今、指定管理に出していますが、県と指定管理者の間で説明の資料を作成しております。やみくもに利用者、あるいは入院予定者をつかまえてお話をするよりも、ちゃんと資料に基づいて説明すべきということで、今、説明資料を作成しており、これを個別に手渡しをして説明をしていきたいと考えております。
それから、また県リハ病院利用者以外の利用者も当然おられます。例えば、ほかの医療機関に協力を依頼して、当事者の意見も聞けないか、今、検討をしているところでございます。
それから、専門家という意味では、これは事前に富山県地域医療構想調整会議においては公的病院の院長などから意見を聞いて、今の削減数も設定をしているところでありますが、議会の後、さらに念のためにということで今、県の医師会の会長さんにもご意見を伺って、説明をしたということであります。現状はそんなところですかね。
【知事】
では、金曜日のクオーレの試食会、ぜひ1人でも多くの方にご参加いただき、かつそれをぜひ周知いただければと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。
【資料1】「富山マラソン2025」第10回記念企画について(PDF:826KB)
【資料2】Buono!#とやまイタリアン2025の開催について(PDF:408KB)
【資料3】映画「港のひかり」とのタイアップ実施について(PDF:385KB)
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