更新日:2021年11月5日

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定例記者会見[令和3年11月5日(金曜日)]

  • 日時:令和3年11月5日(金曜日)15時00分~15時45分
  • 場所:議事堂大会議室

1.知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

(※)発表項目なし

冒頭発言:県内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況について

令和3年11月5日(金曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

(※)手話付動画はこちら(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2.質疑応答

内容 動画
  1. 就任1年の振り返り等について
  2. 衆院選でのSNS発信の意図等について
令和3年11月5日(金曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3.記者会見録

1.知事からの説明事項

会見写真1

冒頭発言:県内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況について

 本日は、私からの発表事項はありませんが、ワクチンの接種の現況について御報告申し上げます。

 11月の3日の時点で、対象の人口、12歳以上ですが、89%の方が1回目の接種を終了しておられます。そして、84%の方が2回目の接種も終了しておられます。そういうことで、ファイザーは御存じのように3週間の間隔、モデルナが4週間の間隔ということを考えますと、11月末、今月末には対象者のうち9割程度の方が2回接種を完了すると見込まれています。

 そうした中で、多くの市町村では新たに接種を希望される方の予約がほとんど入らない状態にもなっています。集団接種会場の集約あるいは閉鎖も進められており、県全体として11月末までに現時点で希望される県民への2回接種はおおむね完了すると考えています。2回目接種の完了に向けて、引き続き市町村と連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。

 もちろん、いろいろなケースがあるので、どうしてもやっぱり打ちたいという方がおられる場合には、適切に対応するようにしてまいりたいと考えております。

 冒頭、私からは以上です。

2.質疑応答

会見写真2

<記者>

 新田知事は来週、就任から1年となります。この1年間、コロナ対策に加え、大雪と(高病原性鳥)インフル、様々なことがあったかと思うのですけども、この1年間振り返ってみられて、まず感じられるところを教えていただけないでしょうか。

<知事>

 昨年の11月9日に就任をいたしました。来週の9日で丸1周年ということになります。まず、今おっしゃったように、就任早々飛び込んできたのが北陸新幹線の敦賀延伸の工事が遅れ、かつ経費が2,900億円増嵩するというニュースでした。北陸新幹線建設促進同盟会の会長として、石川・福井両県知事あるいは両県議会議長さん、また北陸経済連合会さんなどと語り合って、とにかく一日も早くということで東京に国交省あるいは与党の皆様に要望に行ったのが言わば初仕事と言ってもいいと思います。それから、おっしゃるように大雪のこと、地滑りのこと、鳥インフルのこと、それからもちろんコロナへの対応がありました。そのように危機管理事案が立て続けに起きてきたという1年でもありました。改めて危機管理の責任者として、また県民の皆さんの命と生活、財産を守る責任者としての決意を新たにしたところでございます。

 一方で、政策としても公約に掲げました「ワンチームとやま」連携推進本部会議も立ち上げることができまして、ウェブも入れますと7回、今開催をしております。それから、富山県成長戦略会議、これも2月に立ち上げまして、今中間取りまとめを行い、それをビジョンセッションという形、またワーキンググループという形でアクションプランに落とし込んでいくことに差しかかっております。

 また、富山県DX・働き方改革推進本部を設置しまして、私が本部長となり、県庁のデジタル化、そしてスピード感を上げるための改革、また働き方改革も進めているところでございます。そのようにおおむね、そのほかにもたくさんもちろんいろんな政策がありますが、スピード感を持って当初からお約束していました言わば民間感覚、スピード感、現場主義そしてお客様目線、これを徹底しながらできてきたというふうに思っております。まあ1年、そんな感じですかね。

<記者>

 久しぶりの民間出身の知事として、非常に大きな期待を受けて就任されたかと思いますが、これまでその民間との違いに戸惑う、その違いについて感じたこととか、あったでしょうか。

<知事>

 やはりですね、税金で全てのものが行われているということ、これが明らかに違います。民間企業ですと、お客様のためということであれば、例えばですが予算を、民間だってもちろん予算を立てますが、例えばこっちの費目をこっちに流用するということはそう難しくなくやってまいりました。でも、やはり県庁ではそうはいかず、当初の予算にないことをやるときには、やはり補正予算というものを当然組むことが必要となり、実はこの1年で18回の補正予算を組みました。当初予算はもちろん令和3年度当初予算1回ですが、そのほかに18回の補正予算を組みました。これはこれでもちろん民間とは違う必要なことですが、一方で、特にコロナ対策など、それから国との関連で補正が必要なことなど、スピード感を持ってやったことの一つの証だというふうに思っています。そこがやっぱり大きな違いですかね。

<記者>

 そういった中で、スピード感とか現場主義とかお客様目線で、そういったものについては御自身での手応えというのはどうだったでしょうか。

<知事>

 スピード感はさっき言ったようにおおむね政策も立ち上げていますし、成果というのはこれからだと思います。お客様目線というのは、やっぱりこれは県庁の皆さんに、これはゴールがないことですから、着実に意識の改革も進めていただいていると思っています。

 現場主義、これも、県庁というのは実際に住民生活、サービスに密着することが市町村に比べればあまりないものですから、現場にはあまり行かないようになっているようですが、これもやっぱり我々にも現場はあるのだと、もう全てが現場だということで、県庁の皆さんには現場に行くように、それから県民の声を聞くように、それはもう口を酸っぱくするほど言っておりまして、これも意識改革がだんだん進んでいるものと思います。

<記者>

 当初から八十八策を掲げてこられて、一部では多少の軌道修正もあったかもしれませんが、これまでにうまく進展したなと思うもの、もしくはこれからより進めていかなきゃいけないとか、そういった課題とかもしくは現状について、どのように今感じておられるでしょうか。

<知事>

 おおむね順調に進んでいると思っています。それについては来週、今、データもまとめておりますので、総括してお話しできると思っています。

 それから、国の法規によるもの、あるいは規制緩和が必要なものなども幾つかありますので、そういったものは今これからだなというふうには思っていますのも幾つかあります。

<記者>

 では、その中に、市町村との一体感というか、ワンチームという部分をすごく大事にされてこられたかと思うのですが、現状としての手応えというか、現時点でどのような達成度というか、どれぐらい進んでおられるか今感じておられるところ、いかがでしょうか。

<知事>

 それは先ほども申し上げましたが、1月からワンチーム連携推進本部会議を15市町村長さんの皆さんの御了解を得て立ち上げることができました。これでまずはワンステップですよね。そして、さっき言ったように、7回既に実施をしています。大雪やワクチン接種のことなど、ワクチン接種の前倒しというようなこともありましたので、臨時のものも入れて7回をやってきています。それぞれ15市町村と県、16人の首長がいわゆる車座になって、実際車座ではないですが膝を突き合わせて話をするという意味では、毎回ですね、本当に時間切れになるぐらいに活発な御意見をいただいたので、やはりこういう場は求められていたのだなということを改めて感じて、意義は大いにあるというふうに受け止めています。

 直近では、この場でもよく話題になりましたが、子供の医療費の助成のこと、それから昨年実施したインフルエンザワクチン接種の助成のこと、小学生までの助成のことについて議題になりまして、多くの市町村長さんから要望もいただいたところです。これにつきましては、さらに市長会あるいは町村会としても、そして市議会議長会、町村議長会からの各団体からの要望にもなりまして、それはそれで重く受け止めて、子供の医療費のことは未就学児までということ、それから所得制限をなくすということでお答えをしました。また、インフルエンザのことについては、これはインフルエンザに限らずですが、もっと広範囲に使い勝手のいい交付金ということで、市町村に予算の配分をさせていただいたということでお応えもできたというふうに思います。これもやっぱりワンチームがあったから、そうやってそういう話につながっていったのだというふうに思い、やはり意義は十分あったというふうに考えています。

<記者>

 最後に、次の1年、3年に向けて、課題として見えてきたこととか、もしくはより重視したいことについて教えていただけないでしょうか。

<知事>

 8つの重点政策、それから88の施策、そして今、実行段階に入りつつある成長戦略、これらについてはより熟度を高めていって、当初の目的を達せるようにしていきたいと思います。

 ただ、それとは離れての課題といいますと、私は昨年、当選させていただいたのですが、あのとき投票率が上がったとはいえ、前回落ち続けていた知事選の投票率が昨年反転して25%上がって60%を若干超えました。これはこれで多くの有権者の方々が知事選挙に興味を持っていただいて、それまで興味は大分失われていたようですが、改めて持っていただいて、それにはいろんな要因があったと思いますが、とにかく60%を超えたということがありました。

 でも、やっぱり残りの40%の方が(投票に)行かれなかったということ、これは当時から私は大きな宿題を背負っていると思っています。この1年、実はあとの40%の方はどこにいるのだろう、どうやったら声を届けられるのだろう、そんなことをずっと考えていた1年でもありました。まだもちろん答えは見つかっていませんが、極力、まずはいろんな方に会うことだろうということで、今まであまり県庁に来られなかった方とも、オファーがあればもうほとんどの方に対応しています。いろんな方とお会いして、ああ、そういう考えもあるのかと、まあちょっと失礼かもしれませんが、この方は多分去年の選挙には行かれなかったのだろうなというふうなことも思いながら、でもいろんな方の声に耳を傾け、あとの40%、この方々がどこにおられるのか、そんなことをこれからもずっと探し続けていかなきゃならないというふうに思っています。

<記者>

 就任1年に関しての質問になるのですが、この1年で新型コロナ対策や大雪対策など危機管理対応に追われた1年だったかとも思います。この1年、危機管理にいろいろ当たって、コロナ対策や大雪対策を中心に対策するに当たって心がけていたこと、またですね、この1年振り返って反省点や課題があればお聞かせください。

<知事>

 やっぱりタイミングということを常に考えていました。コロナにしても大雪にしても鳥インフルにしても、やはり適時適切に物事を行う。そして現場を何よりも重視をして、現場をしっかりと見た上で適時適切に手を打っていく。そのようなことを心がけてまいりました。

 やはり何事もお金がかかることばかりです。コロナもそうですし、鳥インフルもそうですし、また大雪のこともそうでした。ですから、無尽蔵にお金があるというなら、それは何だってできるのですが、コストもしっかりと考えながら、その中で適時適切に手を打っていくということを心がけてきたつもりでございます。

<記者>

 この1年でその危機管理対応に当たっての反省点や課題など、今後に生かす教訓などがあればお聞かせください。

<知事>

 おおむね適時適切に対応できたというふうに考えています。ただ、後から思うと、実際大雪のときはとにかく結果として物流が滞ったり、あるいは大きな渋滞が起きたり、それから一時スーパーやコンビニの店頭に品物が薄くなったということはあって、県民の皆様に御迷惑をかけたということ、これは反省をしています。

<記者>

 県庁内の組織変化ですけれども、先ほど現場重視、スピード感、県民目線といったお話もありましたが、この1年で進んだ点もあるかと思うのですけれども、まだなかなか進んでいない点、課題なんかもあるかと思います。その辺りはどういうふうにお感じでしょうか。

<知事>

 そうですね、これは今日もある地元紙に書いていただいたことですが、繰り返しにそういう意味ではなってしまいますが、新田さんを「さん」付けすることは本当に浸透して、皆さんよく理解していただいたと思いますが、本来は私だけを新田さんと呼ぶのではなくて、庁内全体そんなフラットに議論できるベースをつくりたい、そんな土壌をつくりたいという願いだったんですが、まだまだそこら辺はいまいちということかなと思っています。

<記者>

 現場の声を聞くという点については、コロナ対策だとか、とても重要なポイントだと思うのですけど、その辺はこの1年でかなり現場の声というのは聞けているというふうにお感じになりますか。

<知事>

 そうですね。特に現場というと、やっぱりコロナ対策イコール医療提供体制をどう堅持するかということだと思います。そういう意味では、各病院、医療現場、本当にたくさんの病院に御協力をいただいていますが、その病院の現場とのコミュニケーションがうまくいっていたと、これは思っています。そういう意味じゃ、医療現場の声をよく聞いたということ、これは一番大切、この1年にとっては、もちろんほかにも現場はいろいろあるのですが、この1年の現場という意味では一番大切な現場だったというふうに思います。

<記者>

 就任1年で関連して1つだけ追加で聞かせてください。

 コロナ対応など危機管理でこれまで忙しい1年だったと思うのですが、掲げた八十八策の中で、おおむね会議など政策を立ち上げて、成果はこれからと。まさに種をまいた時期かなと思うのですけども、コロナ対応など危機管理で奔走される中で、こういった場面は知事の中でも想定していなかったこと、対応に追われたりとかというのがあったと思います。こういう危機事案がなかった場合、もっとこういうことをしておきたかったとか、もしこの事態がなければ、こういうことも実現したかったというような、心残りみたいなところがあれば、教えてください。

<知事>

 仮定の話はあれですけども、明らかにコロナがなかったらできていたであろうということは、オレゴンの訪問ですね。30周年、1991年に友好提携をしてからちょうど30周年の節目の年、そして私の公約の中でもオレゴン絡みのことが88のうち2つもあります。それを実現するためにも、ぜひ自らの足で、久しぶりになりますが、2012年に行って以来になりますが、以来のオレゴンに行って、ケイト・ブラウン知事とお会いをして、いろんなことを話したかったし、これはコロナのせいで断念をしました。でも、ちょうど昨日ですが、オンラインでお会いすることができて、いろんな話もさせていただくことができました。あえて言えばそれですかね。

<記者>

 就任1年に関連して、成長戦略会議を経て掲げられた幸せ人口1,000万人、来年度の予算の中でもテーマになるのかなというふうに見ていますが、その実現に向けた来年1年、そして今後3年の意気込みを改めて教えてもらってもいいですか。

<知事>

 幸せ人口1,000万、ウェルビーイング先進県富山ということを達成していきたいというふうに考えています。そのために、今テーマを掲げて、ビジョンセッション15市町村にこれから回って、今、立山町が終わりましたが、これから回っていくことにしています。そして、6つのワーキンググループ、今、順次3つがスタートしました。近々に残り3つのワーキンググループもスタートをします。そして、年内には少なくとも2回ずつは開催をして、幸せ人口1,000万目指して、ウェルビーイング先進地域を目指していくための具体的な施策を提案していくことになると思います。

 そうやって、本当に最初は小さな卵ですけれども、それを実際、骨づけ、肉づけをして、より深く、より太く、より広くしていく。そういった中で、この幸せ人口1,000万ということは着実に進めていけることだというふうに思います。

<記者>

 特にこの1年間、感染防止対策と経済活動の再開というのはその両立で悩まれた1年だと思います。そのあたりで心がけたことや、どういう軸でそれぞれ判断し、補正予算を組んで対応したのかを聞かせてください。

<知事>

 それはまさに、塩梅(あんばい)ということですね。ちょっとこう文学的な表現になりますが、やっぱりそれは感染を防止、拡大を防止するにはもうがんがん厳しくして、とにかく全部やめてくれと、みんな家に閉じ籠もってくださいというような、例えば極論ですが、すれば多分感染拡大はかなり抑え込めると思います。でも、それをやると経済も何もあったものじゃない。一方で、早く緩くし過ぎると、また感染の拡大になってしまう。その塩梅(あんばい)だというふうに思います。ここら辺はやはり有識者の皆さんの御意見もしっかり伺いながら、そして日々のいろんなデータを見ながら、でもどこにも正解はないわけでありまして、最後は判断をするしかありません。例えば一つのやり方として飲食店に時短のお願いをするということ。これだって、どのタイミングでどれぐらいの期間をやっていけばよい、あるいはどのくらいの時間の短縮をしていただければいいのか、これも塩梅(あんばい)ですよね。そんなことを考えながらやってきました。

 その丁度いい、2つが両立するのに一番いい頃合いを見極める、それはいつも頭を絞っていました。もちろん私一人でできるわけじゃない、専門家の御意見、また職員みんなの意見も聞きながら、その都度決断をしてきたことです。

<記者>

 丸1年というと3日ほど早いのですが、振り返られて、御自身で点数をつけるなら何点ぐらいですか。

<知事>

 (既に地元紙に出ていることと)違うことを言うのも変なので、60点ですかね。一応何とか及第点かなというレベルが60点だというふうに思っています。そして、これから知事の任期4年ですから、2年目でもう10点上げる、3年目でもう10点上げる、4年目でもう10点上げる、そんなことで何とか90点には到達したいなというふうに考えています。

<記者>

 前任の知事は16年経験された方だというのは承知しているのですけれども、簡単な比較というと申し訳ないのですが、違いが出せた、御自身の違いがはっきりここは出せたという部分はどこだというふうに感じてみえますか。

<知事>

 石井知事と共に働いたことはないので、今はどうかということはちょっと判断できないですね。それはむしろ職員の皆さんに聞いてもらったほうが、より分かりやすいと思います。

<記者>

 全国的にも、知事は官僚出身の方が多いと思うのですけれども、その中で民間出身の知事ということで、全国の知事、特に知事会など、発言する機会も特に多かったと思うのですが、その中で、御自身、民間出身という部分が出せた、出せていたという部分がありましたら、そこも教えてください。

<知事>

 実は、全国知事会はまだリアルでは1回しかないのです。ちょうど1年前になりますが、昨年の11月の末には首相官邸でありました。その後はずっとウェブで、それもコロナのことがほとんどです。ワクチンのこと、コロナのことです。最近になって、実はこの場でも申し上げましたが、全国知事会の会長が交代をされました。徳島県の飯泉知事から鳥取県の平井伸治さんという知事に代わられました。そして、そのことで新しい機軸が幾つか出ています。その大きな変化の一つは、国民運動本部という新たな運動体をつくろうということであります。もちろん運動体といっても全部知事たちがやるのんの会長が交代をされました。徳島県の飯泉さんというですけども、様々な団体とが手を携えて、もちろん目的は日本をよくするということですけども、それも知事会、知事だけではなくて、例えば経済団体と、例えば農業団体と、例えば医師会と、そんないろんな団体と手を携えて、日本をよくするための国民的なムーブメントを活かしていこうということ。

 他方において、実は私まだ本当に1年もたっていない立場ですが、平井会長からは、国民運動本部の副本部長になってくれという御指名をいただいたので、何で私がと申し上げたら、やっぱり新田さんの民間の感覚をぜひこの全国知事会の運動でも活かしていきたい、それを期待していますというふうに言われました。これからそんなことをその場でも発揮できるのではないかと思っています。

<記者>

 弊社が行ったアンケート、衆院選に向けてのアンケートの中で、新田知事の1年間をどういうふうに見られましたかということをお伺いしました。候補者の方の中には、大きな、はっきりとした成果というものはまだ感じられないということを御指摘された方もいらっしゃったのですが、知事御自身が1つその成果、私はこういうことをしっかりとしましたという部分を挙げるとすれば、どういうことになりますか。もし、先ほどおっしゃったワンチームとやまだと言うのだったら、このままの御回答でいいのですが、他にもしかしたらあるかなと思ったので、そこをお聞かせください。

<知事>

 県民主役の県政ということ、これを本当に正面に掲げて去年の選挙キャンペーンをやりました。そのためには、やはり県民の皆さんに私が、あるいは富山県が今、県庁が何を考えて、何をやっているのか、あるいは何をやろうとしているのか、これをしっかりまず知っていただくことが必要だと思います。現状を認識していただいて初めて県民の皆様も自分たちの関わり、また、その中で自分たちは何ができるのか、ぜひそういうふうに考えていきたい人が一人でも多くなればいいと思うのですが、そう言ってお互いにキャッチボールをしたり、いい循環をつくったりすることが県民主役の県政の実現につながっていくと思っています。

 そのために大切なのは、まさにこちらが何を、私が何を考え、県庁が何をやり、何をやろうとしているのか、それをお知らせすること。そういう意味で、この(会見の)場がまさに、結構しんどいですよ、週1回やるのは、実は。皆さんもしんどいと思いますが、でも、これを1年間、議会中ちょっと空いた時期はありますが、基本的に週1回この定例会見をやり、1年間続けてこられたということ。これはやっぱり私は県民主役の県政を実現していくための大きな違い、違いといいますか、成果だというふうに思っています。でも、こっち側(会見の場)に皆さん来てくれなきゃしようがないので、毎週、毎週よく来ていただいたということを改めて、この1年たって感謝を申し上げたいと思います。

<記者>

 定例会見ということですね。

<知事>

 そうですね。

<記者>

 こういう形で発信をしっかりされておるという、そういうことの理解でよろしいですか。

<知事>

 そうですね。より頻度を高くしたということです。

<記者>

 あと残り3年間、任期としてはあるのですが、絶対にこれは成し遂げるぞというもの、政策、もちろんその88ある施策、具体策というものを全部だとおっしゃるのはもちろんかもしれませんが、知事の中で取りあえずこの3年間でこれを絶対にやるぞというものを決めているものがあるのであれば、教えてください。

<知事>

 それはもう公約は全てやるというのが県民の皆さんへのお約束ですから、それを徹底して目指したいと思いますが、でも、今の質問、これもさっきの答えと被るのですが、まさに1年前、当選させていただいたときに申し上げました。本当に60%の投票率というのはとてもありがたいと。だけど、やっぱり40%の人が(投票に)行かれなかったということ、これは本当に私としてはずっと宿題だと思っています。これをあと3年間探し求めることだというふうに思います。

 先般、地元紙でどなたかの「あいつはまだ政治家じゃないよ」というコメントをいただきました。私はこれとてもありがたいことだなと実は思っていまして、まさにこんな残りの40%を探すなんていうことは誰も政治家ならあまり御関心がないことじゃないかと。やっぱり、一番有権者の濃いところを耕すというのがやっぱり効率的なキャンペーン活動だと思いますが、でも私はなかなかそうはなれないですね。やっぱり、あとの4割、どこにおられるのだろう、どんなことを考えておられて、どうやったら届くのだろう、これはやっぱり追い求めていきたいというふうに、そういう意味では本当に、職人かたぎの政治家には永久になれないのかもしれません。

<記者>

 最後に、就任1年とは違うのですが、先の衆院選のことで1点だけお伺いします。

 知事個人のフェイスブックのほうに書き込みをされておったと思うのですけれども、あの書き込みに関しては、どういう意図を持って書き込まれたのかというのをお伺いします。

<知事>

 やっぱりあれだけのことを書いたので、一生懸命考えて分かりやすく書いたつもりですが、書いてあるとおりのことを言いたかったのですが、繰り返しますと、まずこの20年ということを考えると、2000年代の初めに小泉純一郎さんが総理大臣になられて、本当に一大旋風を巻き起こされて、多くの日本人がわくわくしたことだというふうに思います。そして、5年間余りの安定した政権を務められました。そして、小泉純一郎さんの後、代わった政権が短命に残念ながら1年ごとに代わってしまったと。そして、これがちょっと政権変えようということで民主党に変わっても、その短命の連鎖は止まらなかったということがありました。

 2006年から2012年まで、本当に幾つもの内閣が1年あるいは1年ちょっとで交代をしたということ。これは、このことで我々地方は、当時私は民間人でしたが、本当に振り回されました。それから、1年ごとに代わってくるプライムミニスターを、サミットに行ってもやっぱり、これは多分ほかの首脳の皆さんもまた代わるのかなという目で見ちゃいますよね。そういう意味では、国家的な威信も大いに下がったと思いますし、また国益もそういう意味では棄損されたことが多かったのではないかと思います。こんなことはもうやってはいけない。幸いその後安倍晋三さんが首相になられて、9年という長い安定政権を送られ、その間、もちろんいろんな議論がありますが、やはり日本のパフォーマンスは上がったし、国際的にも大変信頼をされる、日米関係を基軸として国際的にも大変信頼される国になったと思います。

 そして、その後を受けられた菅さんがまた残念ながら1年でという短命で終わられました。またあの悪夢のような数年間を思い出してしまうわけであります。ここは何としてもこんなことはここで止めなければならないということで、やっぱりそれも自民党さんのフルスペックの党員投票で総裁となられ、そして総理になられた岸田文雄政権は安定して続いてほしいということを願って、そのためにはこの総選挙で与党の方々に当選をいただくことがまず政権安定のためには大切。だから、1区では田畑さん、2区では上田さん、3区では橘さんとお三方に頑張って、お一人の新人と2人の前職に頑張っていただきたいということは基本ですね。県民のことを考えると、ということです。

 一方で、県民のことを考えると、やっぱりチャンスがあるならば、一人でも多くの富山県在住の方が国政の場に出ていっていただき、普通なら小選挙区ではあり得ないことなのですが、小選挙区比例代表並立制という制度ではそれが可能であるということです。ですから、そういうチャンスもあるのですよということは、フェイスブックで言いたかったことです。あとは有権者の選択だと思います。

<記者>

 県民の方からだったのですが、その報道を御覧になった方で、投稿時間がもうお昼の前であったと。ちょっとここのあたり、特別職のことははっきりとは分かっていないのですが、公務中ではないのかということを御指摘された方がいらっしゃったのですけれども、あれは、知事は全くそういう時間帯ではなかったということですか。

<知事>

 特別職というのは365日、24時間ということで、9時から5時とかそういう縛りは全くないので、いつも働いていますし、それこそ裁量で働かせていただいています。

<記者>

 先ほど、庁内の全体をフラット、風通しをよくするために、知事就任されたときに、知事ではなく新田さんと呼んでくれというのが多分第1ステップだったと思うのですが、1年前と今とで県庁内のイメージというのは、知事の中で変わったかなと思われていらっしゃいますでしょうか。

<知事>

 それを私が自己判断するのは難しい話ですね。前を知らないし。ただ、友人などが言ってくれることはあります。それは、何か明るくなったよね、それから決断が早くなった。私の決断じゃなくて、職員の皆さんの決断が早くなったねとか、前なら2か月、3か月かかったこともすぐ答えが来るようになったよとか、そのあたりは、でもそれは全てこれではないと思いますよ、でも少なくともそういう声が聞こえてくるということは、スピード感であったり、あるいはお客様目線であったりということがじわじわと浸透しているのかなというふうに思います。

<記者>

 先ほど知事はいまいちという感想を持っているとおっしゃいましたが。

<知事>

 「さん」付けのことについてはね。

<記者>

 この後の次のステップで何かお考えなどはありますでしょうか。

<知事>

 まずこれだけ報道していただくと、皆さん「やばい」「ちゃんとやらなきゃな」ともしかしたら思ってくださるのじゃないかと期待をしています。

<記者>

 具体的に何かというのは今のところないと。皆さん知事のことは「さん」付けでお呼びかもしれませんけれども、局長は。

<知事>

 そんなことを「ちゃんとやってるか」なんていうことでもないので。でもそういった土壌、多分若い人たちは何の抵抗もないことなのです、これは。私が民間の頃もそうでした。やっぱり年齢が行かれるほどちょっと躊躇されるという傾向はあります。若い人は全然躊躇なくやられるので、そんなところからだんだん風土が変わっていくのではないかと思っています。いろんなアイデアを提案してくれますが、どんどんそれは県民のためになるのかどうか、その時点でオーケーならすぐやろう、そんなことで判断をしています。

 例えばこの前うれしかったのは、有償インターンシップというのを初めて今年やりました。提案があって、それはいいねと思ったのですぐやりました。とてもいい成果が生まれましたし、多分中堅職員だったら1か月かけて外注するようなことを学生さん2日でやったというとても楽しいニュースもありました。そんなことで、県民のためになるのかどうか、それはということなら即オーケー、そんなことでやっている。そんなことを積み重ねていけば風土は変わって、上から私がワーワー言う、それから若い人がどんどん変わっていく。風を吹き込んでいく。そうやれば、(中)間の人たちもだんだんと変わっていかれるのだというふうに思っています。

<記者>

 先ほど衆院選の話もありましたが、今後11月議会とか予算編成がある2月議会もありますけれども、県議会、特に自民党さんとの向き合い方、今後どういうふうに向き合っていきたいかというのをお聞かせください。

<知事>

 これまでと全く変わらなくですね、これで定例(会)が4回と臨時(会)が1回、5回の議会を経験することができました、1年で。そういう意味じゃ、次の11月議会で二回り目に入ります。最初の去年の11月議会は本当にもう見ること聞くこと全部初めてで、実は演壇の下で足は震えておりましたが、だんだんと慣れてきたというのはあります。

 それから、議会、議員さんとの関係も、これはみんな考えることは一緒ですから、県民のためになるのかという視点でお互いやり取りをしていますので、そういうのは別に御心配いただくようなことは何もないというふうに思っています。二回り目に入るので、どう思うかということだとしたら、やっぱり人間、慣れというのが一番怖いので、昨年11月議会初めて立ったときのあの足が震える感覚というのはやっぱり忘れずに、緊張感を持って、初心を忘れないで、二回り目の議会もしっかり務めていきたいと考えています。

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