更新日:2021年5月26日

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定例記者会見[令和3年5月26日(水曜日)]

 

  • 日時 令和3年5月26日(水曜日)午後4時30分~午後5時10分
  • 場所 県庁4階大会議室

1 知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください。

内容 動画
  1. オリンピック聖火リレーの実施について
  2. 令和3年度5月補正予算(専決処分)について
  3. ワクチン接種特別チーム、飲食店認証推進チームの設置

令和3年5月26日(水曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

(※)手話付動画はこちら(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2 質疑応答

内容 動画
  1. 公道での聖火リレー取り止めに係る経緯、決め手、判断日等について
  2. ワクチン接種特設会場の場所、設置時期、規模、打ち手確保等について
  3. 5月補正予算計上事業について
  4. 聖火リレー代替措置の決定見込み等について
  5. 市町村の接種状況に対する認識について
  6. 上田県議の衆院選出馬について

令和3年5月26日(水曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3 記者会見録

1 知事からの説明事項

会見写真1

(1)オリンピック聖火リレーの実施内容について

 本日、私からは3点申し上げます。

 まず、オリンピック聖火リレーについて御説明申し上げます。

 6月2日水曜日、3日木曜日に予定されております本県での聖火リレー、これまで主催者であります組織委員会と協議をしながら、予定どおりの実施に備え、市町村の皆様とともに準備を進めてきたところでございます。

 一方で、大型連休後の新型コロナウイルス感染症の感染状況、また医療機関の状況を見極める必要があると考え、公道での聖火リレーの実施を予定どおり実施するかどうか、この判断を当面保留してきたところでございます。

 こうした中、今月の19日から連続して30人以上の感染、新規感染が確認され、21日には「感染拡大特別警報」を発出したところです。しかし、その後も依然として新規感染者数が相当数あり、感染状況の明らかな改善が見られません。

 このような状況に鑑み、聖火リレーにつきましては公道でのリレーを全ての市町村で取り止めますとともに、代替措置をセレブレーション会場、これは1日目の(6月)2日については高岡スポーツコア、2日目の(6月)3日につきましては富岩運河環水公園横の親水広場でございますが、ここで実施をすることを前提に、今後主催者であるオリンピック組織委員会と協議をすることとしたいと考えます。

 大変これは残念ですし、苦渋の決断でございます。しかし、市町村長の皆様、また有識者の皆さん、特に県医師会の馬瀬会長とも意見交換をした中での判断です。聖火ランナーに決まっておられる方々、そしてその聖火リレーを楽しみにしておられた方々にとっては、本当に多くの県民の皆さんにとって、とても残念な結果となりますが、これはどうか御理解をいただきたいと考えます。

 また、セレブレーション会場での代替措置につきましては、これから具体的な実施方法を事務的に組織委員会と協議をしていくことになります。参考までに、先行して実施している他県の内容は表のとおりでございます。御参考までということでございます。

(2)令和3年度5月補正予算(専決)について

 次に、令和3年度5月補正専決処分について発表いたします。

 今回の補正予算につきましては、新型コロナワクチン接種体制の支援に要する経費に加え、さきの県内障害者福祉施設におけるクラスターの発生などを受けた、さらなる感染防止対策の実施、そして、飲食店における第三者認証制度の導入に係る経費、これらを計上するもので、いずれも新型コロナウイルス感染症に関する緊急的な対策経費と言えます。

 今回の補正規模ですが、11億8,494万円です。

 内容について説明いたします。次の資料です。

 まずは、新型コロナワクチン接種体制の支援です。

 このことにつきましては、5月14日に開催しました「ワンチームとやま連携推進本部会議」でも多くの市町村長さんから要望があったところです。これを受けまして、県として市町村の接種体制を支援し、ワクチン接種の迅速化を図るため、県によるワクチン接種の特設会場を設置することとします。これが1点目(です)。

 また、市町村による診療時間外や、あるいは休日の集団接種会場に医療機関から医療従事者を派遣いただく費用を支援する、こういうことによって市町村のワクチン接種を促進することを応援するということでございます。

 さらに3点目、特別養護老人ホームなどの施設内クラスターの発生を抑止する観点から、特別養護老人ホームなどの利用者及びスタッフのワクチン接種促進を図るため、県において市町村からの希望に応じまして巡回接種を実施いたします。

 これらのワクチン接種体制の支援に要する経費として、総額4億9,944万円を計上いたします。今後、これらのワクチン接種に向けて、医療従事者等の確保に努めてまいりたいと考えております。また、あわせまして、新型コロナワクチン接種業務に携わっていただく看護師等を確保し、看護師等が不足している市町村とのマッチングなどを行うための経費として、1,800万円を計上します。

 これらの方策により、市町村のワクチン接種体制を支援していきたいと考えております。

 次の資料をご覧ください。

 障害者入所施設等の感染防止対策の実施についてです。

 県内の障害者支援施設における大規模クラスターの発生などを踏まえまして、障害者入所施設や特別養護老人ホーム等の職員に対する一斉PCR検査を実施するための経費として、1億4,350万円を計上しております。障害者福祉施設等の感染防止対策に努めてまいりたいと考えます。

 次の資料です。

 次は、飲食店における感染防止対策の徹底強化ということです。

 感染防止対策を徹底した飲食店を認証する制度、いわゆる「山梨モデル」と呼ばれていることでございますが、これを導入することについて、4月末に国から要請があったことを踏まえ、本県でも、仮称でございますが、「新型コロナ安心対策飲食店」を認証することとし、そのための経費5億2,400万円を計上するものです。

 認証に当たり、飲食店の皆様には国が定めたところのアクリル板等の設置、座席の間隔の確保もありますが、それが1番目。また、2番目として消毒の徹底、3番目に食事中以外のマスク着用の推奨、そして換気の徹底などの基準を守っていただくことが必要となります。

 対象となります店舗ですが、約3,800店舗を想定しており、7月から飲食店からの認証申請、そして現地調査、審査・認証、認証書・ステッカー等の交付といった流れで実施をしてまいります。また、認証を受けた店舗に対しては応援金として、この認証を受けるに当たっていろいろな準備の費用もかかることを想定しまして、応援金という形で10万円を交付したいと考えております。

 県内の飲食店の皆様には、これまでも新型コロナ対策に十分に取り組んできていただいている、それがこの4月、5月には飲食店由来の感染の拡大の発生の防止に、非常に低い率になっておりますが、につながっていると思いますが、このことについては、本当にこの御努力に改めて感謝を申し上げますとともに、このような認証制度を活用いただいて、しっかりした体制であることを県民の皆さん、お客様にお示しすることが商売繫盛につながるという御理解の下で、一層感染防止対策に取り組んでいただくことを期待しているところです。

 なお、今回の補正予算につきましては、いずれも早急な対応が必要なことばかりです。これらの内容につきましては、実は県議会の各会派からも先般来、緊急要望をいただいたこともあり、今回は緊急的な対応として、議会は開かずに専決処分をさせていただくこととしております。議会また県民の皆さんの御理解いただけるものと思っております。

 5月補正予算専決処分についての説明はここまでです。それぞれの事業の詳細などにつきましては、別途配布資料に記載の各担当課までお問い合わせいただければと存じます。

(3)ワクチン接種特別チーム、飲食店認証推進チームの設置について

 発表項目の3番目になります。

 高齢者向けのワクチンの接種や飲食店の認証制度の導入を今ほど説明しましたが、これらを迅速に実施するために、本日付けで庁内に「ワクチン接種特別チーム」、「飲食店認証推進チーム」を設置をしましたので、御説明をいたします。

 次の資料です。

 具体的には、厚生部健康対策室に他の部局から4名、厚生部内から4名、合わせて8名を増員し、計12名を配置し、ワクチン接種特別チームを新設いたします。ワクチン管理グループは、医療関係団体、市町村等とのワクチン流通調整などを担当します。市町村支援グループは、高齢者・障害者施設における巡回接種、市町村接種のための医療従事者の確保、派遣調整などを担当いたします。特設会場接種グループは、県によるワクチン接種の特設会場の設置・運営を担当いたします。

 また、生活衛生課に他部局から1名、厚生部内から1名、合わせて2名を増員し、計4名を配置し、安心対策飲食店の認証など制度の運営を担います「飲食店認証推進チーム」を新設いたします。

 このように体制も整え、新型コロナウイルス対策により一層しっかりと取り組んでまいります。

 冒頭、私からの説明は以上でございます。

2 質疑応答

会見写真2

<記者>

 聖火リレーですけれども、いろいろ難しい判断あった中だとは思いますけども、改めて判断保留として組織委員会と県の実行委員会と協議してきた経緯といいますか、そのあたりちょっと振り返っていただきたいのですけども。

<知事>

 もちろん6月の2日、3日、予定どおりに開催をするということを前提に組織委員会ともいろいろ協議をし、また実行委員会がございますが、実行委員会には市町村の代表などもおられ、これまで準備を本当に積み重ねてきたところです。

 そして、特に本県として組織委員会に強くお願いをしてきたことは、本県は幸い15市町村というとてもコンパクトな県ですので、ぜひこの聖火を15市町村全てに通していただきたい。実は47都道府県の中でこのように全市町村を通れる都道府県というのは、実はむしろ少数と聞いております。富山県はぜひそれをお願いしたい、そのようなことも組織委員会とネゴ(交渉)をしてこれまで進めてきたことでございます。そのようなことで、これまで積み上げてまいりました。

 ですから、今回の決断は大変に、先ほども申し上げましたが、苦渋の決断ということでございます。改めて、ランナーとして楽しみにしておられた方、またその御家族、そして聖火リレーは極力配信を通じて応援していただきたいとお願いをしてきたところでしたし、そのようにする予定でございましたが、そのような形で応援をすることを楽しみにしておられた方々、この方々の御期待に十分に沿えなかったことは、本当に申し訳なく、残念には思います。

 でも、今後はセレブレーション会場での代替措置を組織委員会と極力県民の皆様、またランナーの皆様が関われるような形で実施できるように、今後協議を進めていきたいと考えております。

<記者>

 判断の中で、公道開催の中止というのを決めた、最終的な決め手となった理由と、いつ判断されたかというのを教えてください。

<知事>

 前から申し上げているように、やはりこの判断はぎりぎりまで見極めて行いたいと申してきました。ぎりぎりのタイミングが1週間前の今日であるということであります。そういう意味では、今朝決断をしたということになります。

 47都道府県、既に終わったところもそれぞれの御対応であります。でも、直近ということでは本県の前の石川県におかれましては、5月14日に谷本知事が公道での聖火リレーの中止を発表されました。それに対しまして、もしかしたら判断が遅かったのではないかという意味も今の質問にあるのかもしれませんが、石川県の場合は5月8日に80人、また5月9日に63名という感染者が確認されるなど、急速に拡大をしていったことは皆様御存じのとおり、その上での5月14日、早めの御決断だったと、まん延防止等重点措置の対象にも入っておられます。本県の場合は、この時点、石川県の御決断の時点では比較的落ち着いておりました。しかし、その後、5月19日に30名以上の感染確認がされ、その後、そのような人数が続いていることでございます。

 聖火ランナーをはじめ、楽しみにしておられた方々のお気持ちも考え、そして協力いただいてこれまでも本当に一緒にアイデアを出しながら積み重ねてきた市町村の皆様の思いも考えますと、これはやっぱりぎりぎりまで、関係者に迷惑のかからないぎりぎりのタイミングまで見極めた上で、しかるべき判断をしたい、そのように考えてきていたところで、今朝の判断ということになりました。どうか御理解をいただきたいと思います。

 今日であれば、関係の皆様にも連絡、そして対応などが徹底できるぎりぎりの日付でございます。

<記者>

 まず1点、聖火リレーについてなんですけれども、医師会の馬瀬会長のほうからはどういった助言といいますか、どういったお話があったのか聞かせてください。

<知事>

 これまで実施されたところの映像なども御覧いただきまして、例えば長野県では結構人が密集するような映像もございました。このようなことがやっぱり事前に十分に周知をして、お願いをして行う予定でおりましたが、でもハプニング的にやはりそのようなことが起きないとも限らない、そんなことになると医師会会長、馬瀬会長としてはやはり思わぬ結果につながるかもしれないねと、そのリスクは十分に考えなきゃならない、そのようなアドバイスをいただきました。

<記者>

 ワクチン接種の特設会場の設置運営、こちらの専決処分の予算についてお聞きします。こちらについてなんですが、まず場所や設置時期などについて、検討されていることについて教えてください。

<知事>

 まず今国からは6月末までの高齢者向けワクチンの基本的な配分計画が示されています。今のところこれに沿って入ってきているところでございます。そして、高齢者向けのワクチンの接種については7月末までに2回の接種を完了するように、前倒しをするようにという要請もございました。その際には、既存の接種体制、市町村で考えてこられた、積み上げてこられた既存の接種体制への影響は最小限にしながら、円滑に接種を進めるため、我々都道府県に対して新たに薬事承認されたモデルナ製ワクチンをまた供給をするので、これを用いて接種体制の円滑化、そしてさらに推進をするようにという要請があったところでございます。

 5月14日にワンチームとやま連携推進本部会議を開きました。そこでも多くの市町村長からこのような要望ですね、特設会場の設置を含めた接種体制の支援についての要望をいただいたこと、これは報道の皆様も御覧になっていたところだと思います。

 そして、まずは医療従事者の確保などをすることによって、その支援をすることによって15市町村が積み上げてこられた接種体制を応援すること、これがやっぱり県としては第一義だというふうに思っています。そして、それにプラスして市町村の接種体制に影響を与えない範囲でワクチン接種の進捗を少しでも加速をするために、県としての特設会場を県内に1ないし2か所設置をしたいと考えています。

 時期としては6月の中旬から9月末までを想定をしております。4か月弱になりますでしょうか。そのうち、もちろん高齢者向けはこの7月末までに完了すべく加速をしていきたいと考えております。その6月中旬から9月末までのやはり土曜、日曜を中心にやっていきたいと考えております。

 それで、もう少し説明をしますと、あくまでこのワクチンの接種は市町村の事業でありますので、県がこの特設会場を設置して接種をする場合、市町村から受託をするという形になります。市町村から依頼を受けて受託をする、そうやって運営をしていくことになります。

<記者>

 打ち手の確保という問題があると思うのですが、その点については市町村のほうでも医療従事者の確保であったり、県と市町村がバッティングしないようにということで、例えばどういった工夫をなされるか。例えば医師以外に薬剤師であったり歯科医師の方であったり、何かそういった人材の活用を考えていらっしゃるか、お聞かせください。

<知事>

 おっしゃるように、市町村がせっかく積み上げてこられて確保された医療従事者、リソースを県が横から後から出てきてですね、取っちゃうなんていうことは絶対に許されないことであります。そのための工夫ということですが、主に公的な病院に今お願いをする。それから、もちろん県医師会の馬瀬会長も全面的に協力をするとおっしゃっていただいていますし、また、県看護協会の松原会長からも、看護師の確保について、これも全面的に協力するという言葉もいただいております。そのようなことで、市町村をしっかりと支えながら、繰り返しますが、市町村がしっかりとしたリソースを得られるような支援、これをまず第一義的に行います。今回の補正の専決でもそのような予算も盛り込んでおります。プラス、県独自に県内で1ないし2か所設置をして、今申し上げたような期間、週末、土日中心に運営をしていくということでございます。

 御質問に戻るならば、公的の病院、それからまた医師会の御協力を得て、医療、看護協会の御協力を得て、医療従事者を確保してまいりたいと思います。

<記者>

 設置の会場なのですが、1、2か所というのは、富山市内で考えていらっしゃるのか、どの地域で考えていらっしゃるのか、その点は。

<知事>

 それは、まだ現時点では未定であります。今いろいろと適地を探しているところです。

<記者>

 飲食店における感染防止対策の徹底強化についてお聞かせください。

 飲食店への認証応援金10万円を交付されるということですけれども、店舗によっては規模であったり人員であったり、それによってまた対策に係る経費なども違うと思うのですが、こちらの応援金というのは一律ということでよろしいのかということと、一律である場合、一律にされた御判断の理由についてお聞かせください。

<知事>

 一律で考えております。これはやっぱり今できるだけ迅速にやりたい、制度設計をする時間も惜しんで迅速に実施をしていきたいと考えております。そして、いずれにしろ少しでもの補助という意味合いの協力金になろうかと思います。大きなお店の全ての投資額をカバーできることにはもとよりならないと思いますので。

<記者>

 最終的な認証書やステッカーの交付などはいつぐらいをめどに考えていらっしゃるんでしょうか。

<知事>

 7月頃から始め、できるだけ早く始めたいと考えておりますが、最終、そうですね、8月の下旬ぐらいには、順次認証してステッカーを交付していきたいと思います。8月の中・下旬には調査は終了したいと考えています。

<記者>

 まず、ワクチンの特設会場の件でお聞かせください。

 今先ほどのスケジュール的には6月中旬頃から9月末を想定しているというお話でしたが、そうなると、高齢者の接種が落ち着いた後、基礎疾患を持たれている方や施設従事者の方々が次始まると思うのですが、そのタイミングでも引き続き会場は使用されるということでよろしいんでしょうか。

<知事>

 はい、会場は引き続き運営していきたいと考えています。

 ただですね、高齢者が完了しましたら、次にはまたいろいろなやり方も出てこようかと思います。例えば企業に、今高齢者施設に巡回をするようにですね、企業に巡回するなんていうことも行うかもしれません。そのときはまたステージがだんだん進んで、接種の状況が進んでいく中で、また新しい知恵も、新しいやり方も出てこようかと思います。

<記者>

 あと、そのワクチン体制の次の時間外・休日の各市町村への医療従事者の派遣支援ということなのですが、こちらは医療従事者、先ほどおっしゃられたように、例えば医師会ですとか看護協会さん、公的病院から県が要望のあった市町村に派遣をされるのか、派遣の費用を支援されるということでよろしいですか。

<知事>

 派遣の費用を支援するということですね。それから、もちろん(市町村の要望に応じて)マッチングする、そんなことも手伝っていきたいと思います。

<記者>

 あと、ワクチンの巡回接種ですけれども、こちらは、もし現時点で想定されている施設など考えておられる数がありましたら、教えていただけないでしょうか。

<知事>

 既に終わられているところも幾つもあると聞いています。これは、本日専決をした予算が言わば成立するわけなので、今後市町村にお声がけをして、ピックアップしていくということになろうと思います。

<記者>

 次に障害者入所施設などへのPCR検査の件でなんですけれども、こちらは対象施設が大体705施設というふうにあるのですが、こちらは県内全部の施設数がこちらになるということでよろしいでしょうか。

<知事>

 はい、そうです。障害者施設、それから高齢者施設も含んで合計705施設で、そこの職員さん1万9,100人と今のところ概算しております。

<記者>

 6月から順次実施するとあるのですけれども、こちらは今後定期的に実施、クラスターの未然防止ということで例えば定期的に、期間を定めて定期的にされていくのか、それとも例えば1回きりにされるのか、例えば陽性の方が出られた施設は今後も継続してされていくのかなど、今後のスケジュールといいますか、やり方はどのように今現時点でお考えでしょうか。

<知事>

 今申し上げたように、1万9,100人おられますので、これを迅速に一斉に実施をするだけでも費用も期間もそれなりにかかるわけでございます。これをまず1回目を早期に実施をして、感染者の早期の発見につなげたいと考えております。今おっしゃった継続的な今後の実施につきましては、一斉検査を本県として初めてですので、やってみた効果を見て、あるいは県内の感染状況を見て、そして何よりもワクチンの接種の進行状況を見ながら、次のことは検討したいと考えております。

<記者>

 聖火リレーの代替措置ですけれども、決定する時期はいつ頃になりますでしょうか。

<知事>

 6月2日、3日と実施をされることは決まっているので、様々な準備が間に合うようにということでございます。

<記者>

 具体的に何日頃というのは未定というか分からないというか。

<知事>

 もちろんのんびりしているつもりはありません。方針を決めましたので、今後は組織委員会と精力的に詰めていかなければならないと考えています。それから、こちらとしていろいろ申し上げたいこともあります。

<記者>

 先週、特別警報を出されたときに、あの日に組織委(員会)のほうで、富山県では公道で実施するという方針を出されましたけれども、その後、組織委(員会)と県の間でどういったやり取りがあったかというのを教えてください。

<知事>

 毎日というわけではありませんが、頻繁に連絡は取り合ってはおります。ただ、今、これはもう先ほども申し上げましたように、私ども富山県としては、本日5月26日に方針を決めさせていただくと。それから、予定どおり実施するならそうですし、仮に違う結論を出した場合には、それから協議をしましょうと、そんなようなことは話してきたところです。

<記者>

 ワクチン接種体制ですけれども、この県による特設会場というのは、ちょっと繰返しの質問で恐縮ですけれども、例えば何人規模ですとか、大規模接種の会場に該当するのか等、その規模感についてちょっと教えてください。

<知事>

 そうですね、大規模接種の定義というのは、私は分かっておりませんが、今のところの想定ですが、土日を中心に、先ほど申し上げましたように、1日約500名でスタートしたいと考えております。そうなりますと、この6月中旬から9月末までの土日を中心にやりますと、8,000人を2回、ですから1万6,000回ですか、このようなことが掛け算としては出てくる答えでございます。

 ただですね、これまでの接種の状況を見ておりますと、やはりどんどん習熟度が上がっていくと思います。ですから、当初は500人で始めてもですね、それが少しずつでも増えていく。そうすれば、掛け算の答えも増えていく。結果としてワクチン接種の促進につながる、そのようなことになると思いますので、期待をしているところです。

<記者>

 現状としては、1日約500人の規模を想定していて、その現状の計算になると計8,000人に対してワクチン接種2回を期間中に終えるというめどというか目安になりますか。

<知事>

 そうですね。

<記者>

 潜在看護師の方の掘り起こしですけど、県としては何人ぐらいを掘り起こし、確保したいとお考えでしょうか。

<知事>

 いや、それはできるだけ多くということであります。具体的なやり方としては、ナースセンターという県看護協会がやっておられるそういう看護師さんを登録している組織があります。そこへ今は2,800人ぐらい登録されていると聞いています。県内には約1万2,000人の看護師さんがおられると理解をしております。ですから、まだまだそういう意味で潜在的に、そこに登録しておられない、別にナースセンターに登録していなくてももちろんお仕事はやっていらっしゃる方たくさんおられるわけですが、極力潜在的な方を掘り起こして、それこそ新聞、テレビ、SNS、いろんなメディアを使って掘り起こしを進めてまいりたいと思います。そうすることによって、このナースセンターに御登録を促進して、そして市町村からの要望とうまくマッチングをしていく。こんなことを目指していきたいと思います。一人でも多く掘り起こしたいと考えます。

<記者>

 最後に、この接種体制の支援についてなんですけれども、もちろん県内の各市町村の接種状況の進捗を見ての判断だと思うんですけれども、現状、知事は各市町村の接種状況をどういうふうに捉えているかというのを教えてください。

<知事>

 まだ本当に緒に就いたばかりだと、本格的に始まってからまだ間がないところなので、これまで御準備されてこられた計画に従って粛々とスタートされていると思います。市町村におかれましても、事務方の方も、また現場で携わられる医療従事者の皆さんも、やはりどんどん習熟していくと思います。

 実は一つの例として、私の高校時代の友人が射水市で開業医をやっておりますが、彼も最初の週から次の週は枠を増やして、そうやって少しずつ増やしていくという、そういうような自分なりの計画に、それは個別接種をやっているクリニックですから、自分なりの計画に従って増やしていって、今のところ順調に増やすことができているという。それで収束曲線というのはだんだんこう、むしろ高まっていくと思いますので、そんなことに今後期待をしていきたいと考えています。

 今の質問に戻りますと、スタート時点としては粛々と始まっているのだと思います。

 予約のトラブルというのも報道はされておりますが、これは各地で何分初めての御経験のことばかり、富山県に限らず全国で起きている事象なので、これは少しでも早くリカバーをしていくことが期待されます。

<記者>

 聖火リレーの代替措置についてなんですけども、全国各地の例なども挙げておられますが、現状このままいきますと無観客での実施の可能性が高いと考えてよろしいものでしょうか。

<知事>

 観客という意味で一般の方という意味では、今の会場の状況を考えますと、御覧いただけるのはランナー御本人の御家族あるいは御友人、その限られた人数になると思いますが、この方々が言わば観客ということになろうかと思います。

<記者>

 かなり制限される方向で、可能性としては高いという理解でよろしいですかね。

<知事>

 そうですね。でも、それはもともと通常、予定どおり実施したとしても、それはかなり制限させていただくつもりでした。NHKのインスタグラムのライブストリーミングでぜひ見ていただきたい、そのようにこれまでもお願いしてきましたし、今回もお願いしたいと思います。

<記者>

 ランナーへの連絡というのは、もう既にどのような形で終えたのか、教えていただければと思ったのですけれども。今回のこの決定についてですね。ランナーへの連絡はいかがでしょうか。

<知事>

 それは今、まず今日は市町村長さん方に、あるいは関係、これまで一緒にやってきました実行委員会の皆さんに、ちゃんと言葉を尽くして連絡をしているところでありまして、これからランナーの皆様にも連絡をすることになります。

<記者>

 聖火リレーの件ですが、ここにもありますが、主催者はオリンピック組織委員会が主催となります。今日、朝決められたということですが、既に組織委員会のほうにはこの県の決定というのはお伝えになっているということでよろしいでしょうか。

<知事>

 もちろん伝えました。

<記者>

 今、じゃその県の意向を伝えた上で、組織委員会のほうは、その県の方針については基本的におおむね賛成しているという理解でよろしい。

<知事>

 はい、そのように理解しています。

<記者>

 これまで他県でも全面中止の例は、公道中止はあるんですが、どちらかというと緊急事態宣言の適用をされている地域とかですね、まん防(まん延防止等重点措置)の適用地域がこれまでの例であるものですから、富山県はまだ全国的な目で、組織委員会から見るとそこまで感染がひどくなっていないのじゃないのという見方をされているのではないかというふうに思っていたのですが、そうではなくて、もうこれは県と組織委(員会)のほうでもこの県の決定というのは尊重してこのままいくという方向になっているという理解でいいですか。

<知事>

 はい、今のところ特に異論は伺っていません。

<記者>

 次期衆院選についてですけれども、上田英俊県議がですね、富山2区のほうから立候補するという意向を固めました。これは弊社だけではなく複数の報道機関が報じていらっしゃいます。自民党公認での出馬というのを目指していらっしゃるのですけれども、現職の宮腰さんも9選を目指してですね、当然目指していらっしゃると。今後、公認を取ったほうも取れなかったほうも出るとなれば、保守分裂の選挙になる可能性も今出てきているという状況です。御自身も保守分裂の選挙を戦われた新田知事ですが、現在の状況をどのように今見ていらっしゃいますでしょうか。

<知事>

 やはり、やられたい方がおられるということで選挙というのが成り立つわけでありますから、そういう意味ではあまりたくさん出ても大変でしょうが、複数の候補が、それもそれぞれの分野でこれまでも実績のあられる方が意欲を示されるというのはとても健全なことだと思います。いずれにしましても、私の立場としては、これまでも国会議員の皆様と本当にこう、いろいろな情報共有をしたり意見交換をしたりしながら、連携をして物事を進めているところでございますので、引き続き国会議員の皆さんとよい関係を保っていきたい、それが私の立場で言えることだと思います。

<記者>

 もう一つだけ。あと御本人として、宮腰さんと上田さんのどちらかを推す考えはありますでしょうか。

<知事>

 それは、私は特にお呼びじゃないんじゃないかと思います、その件は。

<記者>

 じゃ、ないということでよろしいですか。

<知事>

 そうですね。

<記者>

 県の特設会場で医療従事者の確保に向けて看護協会等にもお願いをすると、されるということでしたけれども、ワクチンの打ち手として看護師や潜在看護師などにも打ち手になってもらうような方向でお願いするということでよかったですか。

<知事>

 そうですね、はい。これはチームでやります。医師の方、看護師の方、それから事務作業も結構あるものですから事務方、その数名のチームで回していくことになると思います。

<記者>

 では、実際に打ってもらうスタッフとして看護師も確保するという。

<知事>

 そうですね。

4 関連ファイルのダウンロード

【資料1】オリンピック聖火リレーの実施について(PDF:274KB)

【資料2-1】令和3年度5月補正予算(専決処分)について(PDF:420KB)

【資料2-2】令和3年度5月補正予算(専決処分)について(概要)(PDF:182KB)

【資料3】ワクチン接種特別チーム、飲食店認証推進チームの設置(PDF:88KB)

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所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課企画・報道担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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