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更新日:2021年12月27日

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臨時記者会見[令和3年12月27日(月曜日)]

  • 日時:令和3年12月27日(月曜日)午後6時00分~午後6時20分
  • 場所:県庁4階大会議室

1.知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください。

内容 動画
  1. オミクロン株の確認について(県内1例目)
  2. PCR等検査無料化事業について
令和3年12月27日(月曜日)臨時記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2.質疑応答

内容 動画
  1. 市中感染の可能性、陽性者症状、今後の公表方法等について
  2. PCR等検査無料化事業の年末年始対応等について
令和3年12月27日(月曜日)臨時記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3.記者会見録

1.知事からの説明事項

会見写真1

1.オミクロン株の確認について(県内1例目)

 今日は急な御案内になりましたが、どうか御容赦いただきたいと思います。こちらもちょっとばたばたしておりまして、今日スクリーンは用意しておりません。私の声だけでお願いしたいと思います。手元資料はあると思いますけれども。

 先般、県内で確認された新型コロナ感染症の陽性者の方につきまして、採取した検体を本県の衛生研究所でゲノム解析をいたしました。本日その結果が出まして、県内1例目となるオミクロン株が確認されたので、この場で発表をさせていただきます。

 当該陽性者の方は、県内在住の20代の女性で、新型コロナワクチンを2回接種済みの方です。また、海外渡航歴はなく、既にオミクロン株の市中感染が確認された県外の地域との往来歴はあります。なお、感染経路については現時点では分かっておりません。また、当該陽性者と濃厚接触者があった県外在住の方1名について、オミクロン株への感染が確認されています。存在のところその他の濃厚接触者から新たな感染者は確認されていません。

 新型コロナの陽性が判明した時点で、変異株の可能性も視野に入れた積極的疫学調査の実施などによって、感染拡大防止に努めているところでございます。これまでも変異株確認を公表する際に、改めて感染者との紐付けは行っていません。既に公表済みの方であるということで、ぜひ、御理解をいただきたいと思います。

 なお、今回公表した意味は、感染症予防啓発のために行ったということでございます。報道機関各位、県民の皆様には、感染された方の個人情報が保護され、差別や偏見が助長されることのないように、ぜひ御協力をお願いします。

2.PCR等検査無料化事業について

 また、オミクロン株の第1例目の確認に伴いまして、次のような措置を行います。

 県内での市中感染の可能性も否定できない状況でありますことから、現在のところはそれ以上の広がりはありませんが、可能性も否定できない状況でありますことから、当面の間の措置として、明日、令和3年12月28日から感染リスクが高い環境にあるなど、感染不安を感じる無症状の県民の方が、無料でPCR検査などや抗原定性検査を受けられるようにします。すなわち、不安を感じられる方は、このPCR検査を無料で行いますのでお受けいただきたいということです。これは新型インフルエンザ等対策特別措置法、いわゆる特措法に基づく県民の方へのお願いということになります。

 区域は県内全域です。これはパワポの資料を御覧いただければと思いますが、明日、12月28日から令和4年1月31日月曜日まで、当面この期間を予定しております。対象者の方ですが、ワクチン接種の有無にかかわらず、新型コロナウイルス感染症の症状がなく、感染リスク等が高い環境にあるなどの理由によって、感染している可能性に不安を抱えられる方、または、あらかじめ感染不安を解消しておきたいという御事情がある方が対象となります。

 それで、お手持ちの資料3ページ目には、このフロー図がありますので、分かりやすくなっておりますから御参考いただきたいと思います。

 そして、どこで受けられるのかですが、県の登録を受けた薬局、あるいは民間検査機関などにおいて無料検査を受けられます。本日現在で59の事業所に御登録をいただいております。ただ、準備中のところもあり、今日時点で50のところが稼働しております。今後順次拡大を予定しております。なお、薬局のない舟橋村を除く14市町において稼働しているということでございます。また、薬局等により取扱いの検査、PCR検査、あるいは抗原定性検査、それから検査の受付日、時間が異なりますので御注意をいただきたいと存じます。

 これはホームページで確認ができますので、県民の皆様にはそれを参考にしていただきたいと思います。

 パワポの資料、5ページ目、検査を受けるときの流れのイメージでございます。

 そして、6ページ目は、これに伴いましてコールセンターを開設しております。この電話番号、富山県PCR等検査無料化チームでございます。このコールセンターで不明点は御確認をいただきたいと思います。

 7ページ目、注意書きです。これも御参考いただきたいと思います。

 以上オミクロン株の第1例目が確認されたという話、それから無料のPCR検査を拡大して実施するので、不安の方は検査をお願いしたいということでございます。

 これからもう年末ですが、年末年始にかけまして、忘新年会、あるいは正月休み中の恒例行事など、ふだん会わない人との交流も増えることが予想されます。そして、社会経済活動の活発化も想定をされます。改めてワクチン接種後の方でも油断をせず、感染防止対策を徹底していただきたい。これを改めてお願いをします。マスクの正しい着用、これは不織布のマスクが推奨されています。また、手指の消毒、ゼロ密、もう3密という段階ではありません。ゼロ密です。そして、換気もぜひ徹底をしていただきたい。あるいは、飲食店などでは換気の徹底されたお店の活用をお願いします。認証店はそのようになっております。

 それから、飲食の場面、あるいは旅行の際は、県内、県外を問わず、感染防止対策が徹底された第三者認証店の利用をお願いします。そういうお店であっても、会話の際のマスクの着用、また手指消毒などの対策を徹底していただきたいと思います。もちろん認証店ではこのようなことをちゃんと実行、あるいは推奨しています。

 また、外出の際は極力混雑した場所、あるいは時間帯を避けていただきたいと思います。また、発熱等の症状がある場合は旅行や外出、学校や会社も含めて控えていただき、速やかに医療機関を受診する。

 以上、引き続きうつらない、うつさない、そのような行動を。症状がなくても自分が感染しているかもしれないという疑いを常に持っていただいて、そういった場合、他人にうつらない、特に大切な御家族、それから周りの方々にうつさない、そんな自覚もぜひこの機会に再度確認をお願いしたいと思います。

 冒頭、私からは以上でございます。

2.質疑応答

会見写真2

<記者>

 県としては、今回この20代女性の方は市中感染だったというふうに見ているのでしょうか。

<知事>

 そうですね。この方は、海外渡航歴はありません。それから、感染経路が不明ということで市中感染だと認識をしています。先ほども申し上げましたが、その方は県外滞在中に行動を共にしていた濃厚接触者の方のうちの1人が、同様にオミクロン株に感染していることが判明しています。状況的にはその滞在先で感染した可能性もあります。

 なお、現時点では県内の濃厚接触者などから陽性者は確認されておりません。引き続き新規感染者も確認されない状況が続いていることから、県内でオミクロン株の感染が拡大している状況には、現時点ではないと私どもでは考えております。

<記者>

 冒頭でプライバシーについても触れられましたけれども、この女性の県外との往来歴、またはこの濃厚接触者が何人いたかという部分は、その(感染拡大)防止に関わることなので教えていただきたいのですけれども。

<知事>

 濃厚接触者は9名おられました。その方々についてはPCR検査を実施しております。先ほども申し上げた県外在住のその濃厚接触者のお1人以外は、全員陰性を確認しております。

<記者>

 県外在住の方お1人以外のこの8人は皆さん県内にお住まいなのですか。

<知事>

 それは、ここでは差し控えさせていただきます。

<記者>

 9人のうち県外在住の濃厚接触者1人がオミクロン株に感染が確認されていると。

<知事>

 そういうことです。事実はそこまでです。

<記者>

 その感染が確認された前後ですけれども、この県外在住のお一人はこの女性より後に確認されたということになるのですか。確認というか、発症ということになるのですか。例えば感染経路として、この県外在住の濃厚接触者の方お一人は、この女性より先に何らかの症状が出ていれば、この県外在住の方からこの女性に感染したということも考えられると思うのですけれども。

<知事>

 その方の発症の時期、その(感染)確認の時期は私は承知していません。

<記者>

 その県外の地域というのはこれまでに市中感染が確認されていない地域ですか。

<知事>

 既に報道されているように、もう複数の県でオミクロン株が確認されています。そのうちの一つということになります。

<記者>

 そこの一つ、一地域ということですか。

<知事>

 はい。

<記者>

 往来、行動歴があった時期というのはいつ頃になりますか。

<知事>

 それもここではこれ以上申し上げられません。不安に思われる方もおられると思いますが、先ほど来申し上げておりますように、濃厚接触者の皆さんはその県外在住のお一人以外は、皆さん陰性が確認されています。それから、その濃厚接触者以外にも、いわゆる積極的な疫学調査に基づいて検査を実施し、そこでも陽性は確認されていません。ということで、現時点ではこれ以上の広がりはないという判断をしておりますので、これ以上の情報提供は差し控えさせていただきます。

<記者>

 この20代女性ですけれども、オミクロン株重症化のリスクなども指摘されていますが、現在は軽症、あるいは無症状、どういった症状ですか。

<知事>

 現在はもちろん入院していただいていますが、若干のせきがあるようで、それ以外は軽症です。

<記者>

 (PCR)検査の無料実施についてですけれども、政府のほうでは近隣県、例えば金沢や岐阜になりますか、などでも無料検査を実施する方針で、その検査をやり取りするという方針がありますけれども、富山県、今回の事例ではそういった対応は今のところはなされないということでよろしかったですか。

<知事>

 そうですね、あくまでこの無料検査の実施は県内在住者に限らせていただいています。そのパワポの説明資料にあるとおりです。

<記者>

 ワクチンを接種したとか、そういったこれまでの経歴にかかわらず、不安がある人、検査を希望する人であれば、どなたでも検査が可能ということですか。

<知事>

 今回はそうです。これまでは前回の発表で申し上げたように、健康上の理由でワクチンを接種できない事情のある方、あるいは12歳未満の方、それでいて、ワクチン検査パッケージを利用してのイベントや、あるいは飲食や、あるいは何らかの行動に出られる方に無料だったのです。今もそうですけれども、それを今回は拡充してそういう不安を感じられる方も検査をしてください、(検査を)して結構ですということです。無料でできますということです。

<記者>

 まず、今回判明した女性の濃厚接触者の方は9人いらっしゃって、そのうちの県外在住の濃厚接触者お1人が既にオミクロン株の感染が確認されていると。残り8人は既に陰性が確認されているということですね。なので、県としては、県内でオミクロン株の感染が広がっているリスクは、今のところ小さいと見ているということで間違いないでしょうか。

<知事>

 そうですね。その濃厚接触者以外にも積極的疫学調査、これはこれまでもやってきたことですが、今回も行い、その方々も感染は確認されていないということです。

<記者>

 女性が今入院されているということですけれども、どちらに入院されているのかというのを教えていただけますか。

<知事>

 いや、それはここではコメントできません。

<記者>

 どういった施設とかいうのも。

<知事>

 指定の医療機関の一つです。

 今の質問に関連してですが、冒頭に申し上げたように、この方への誹謗や中傷など助長するような行動はくれぐれも慎んでいただきたい。1年半前に起きたことをどうか皆さん想起していただきたいと思います。むやみにあおるような行動はぜひ、これは慎んでいただきたい。これはお願いをいたします。

<記者>

 濃厚接触者の方が合計で9人おられるということですけれども、現在その濃厚接触者の方、陰性ということですが、宿泊療養施設に入っているとか、そういった何か対応されていることがあれば教えてください。

<知事>

 健康観察をきちんとこれまで行っています。我々で把握し、コントロールされています。

<記者>

 その方たちが、例えば県内の方がおられた場合、宿泊療養施設に入っているというふうに理解してよろしいでしょうか。今までの県の方針としては濃厚接触者の場合、宿泊療養施設に入ってもらって健康観察をするという方針があったと思うのですが、その点、確認させてください。

<知事>

 全員、健康観察ができる状況にいらっしゃいます。

<記者>

 PCR検査の無料化事業の件で、12月28日から1月31日までの間無料検査となっていますが、お正月は休みとかあったりしますか。この期間はずっと大丈夫(検査可能)なのでしょうか。

<知事>

 全てがお正月期間もできるということにはまだなっていません。12月29日水曜日は43の事業所で行っています。30日木曜日は36の事業所、ちょっと減ります。31日、大みそか金曜日は26の事業所で可能です。1月1日は2つの事業所で可能です。1月2日日曜日は4つの事業所、1月3日月曜日は6つの事業所、いわゆる年末年始というのではそういうことになっています。

<記者>

 先ほどおっしゃられた(年末年始の開所事業所)数や、例えば1月1日の2か所がどこかというのは、ホームページとかで見られるということでいいですか。

<知事>

 そうですね、はい。

 1月1日やっていらっしゃる2か所は、富山市の木下グループさんの電鉄富山駅前店、それと、アピタ富山店1階のはなの木薬局アピタ富山店、この2店は元旦もやっておられます。

<記者>

 今回、発表のあったこの1名の方というのは、23日に発表のあった4883番の方と同一という認識でよろしいでしょうか。

<知事>

 これまでに公表した方だということで御理解をいただきたいと思います。

 繰り返しますが、本人を特定しようという、あるいは、それをあおるような報道は厳に慎んでいただきたいと思います。

<記者>

 知事は1例目の公表は、予防啓発のために行ったとおっしゃいましたが、2例目の感染者が発生した場合など、今後の公表についてはどのようにお考えでしょうか。

<知事>

 今後は(会見形式で)行う予定はありません。これまでどおり、毎日公表していますその流れで感染者がいた場合は、感染者何人、そのうちオミクロン何人、そんな発表の仕方をさせていただきます。

<記者>

 万が一クラスターが発生した場合は、またその対応も考えられますか。

<知事>

 そうですね、クラスターはやはり、また違う対応になろうかと思います。

4.関連ファイルのダウンロード

【資料1】オミクロン株の確認について(県内1例目)(PDF:77KB)

【資料2】PCR等検査無料化事業について(PDF:821KB)

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ファックス番号:076-444-3478

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