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更新日:2021年10月20日

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定例記者会見[令和3年10月20日(水曜日)]

  • 日時:令和3年10月20日(水曜日)午後1時30分~午後1時50分
  • 場所:県庁4階大会議室

1.知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください。

内容 動画
  1. 新型コロナウイルス感染症対策子育て応援臨時交付金について
  2. 令和3年度富山県国民保護共同訓練の実施について

令和3年10月20日(水曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

(※)手話付動画はこちら(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2.質疑応答

内容 動画
  1. 子育て応援臨時交付金の令和4年度の継続有無等について
  2. モデルナ社製ワクチンの若年男性への影響について

令和3年10月20日(水曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

(※)手話付動画はこちら(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3.記者会見録

1.知事からの説明事項

会見写真1

1.新型コロナウイルス感染症対策子育て応援臨時交付金について

 今日は私から2つの項目について発表させていただきます。

 まず1点目は、新型コロナウイルス感染症対策子育て応援交付金について説明します。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続いておりまして、今は小康状態にありますが、家庭内での感染事例が増加するとともに、この第5波では12歳未満の感染が増加する中で、各市町村におかれてはそれぞれの地域の実情に合わせて、子供のコロナ対策にきめ細かく対応されているところと理解をしております。こうしたことから県として、小学生にコロナワクチン接種が行われる見通しがつくまでの臨時的な措置として子育て世帯の感染対策、あるいは生活支援などに取り組まれている市町村を包括的に支援してまいりたいと考えています。

 具体的には令和3年度中に市町村が実施をされる子育て世帯に新型コロナワクチンの接種を呼びかける広報事業、あるいは小学生を対象としたインフルエンザ予防接種費の助成事業、あるいはコロナ禍における子供や子育て世帯の生活援助事業、あるいは心身の健康維持事業、これらを支援の対象といたします。

 なお、この交付金事業の実施に当たりまして、1億5,000万円を令和3年度10月の補正予算として本日付で専決処分することとしております。交付する基準としましては、交付金総額のまず2割を15市町村に均等に配分をいたします。そして残りの8割につきましては、各市町村の小学生の児童数に応じて配分することとします。

 市町村におかれましては、この交付金を御活用いただいて、それぞれの取組みをさらに推進いただきたいと考えています。

2.令和3年度富山県国民保護共同訓練の実施について

 次に、2点目の発表項目、これは令和3年度、今年度の国民保護共同訓練について説明をいたします。

 令和3年度は国と共同の国民保護訓練が全国33都道府県で実施をされることになっています。富山県では過去11回の国との共同訓練の実績があり、今年で12回目ということになります。国民保護共同訓練につきましては、図上訓練と連動した実動訓練を実施するのは富山県では初めてとなります。今年度、他府県では大阪、徳島、高知が同様に実動訓練を実施する予定と聞いております。

 次に、訓練の詳細について御説明します。

 訓練の開催日時は、11月10日水曜日、9時から15時半までを予定しています。参加の機関は、政府、富山県、富山市、警察、消防、自衛隊など。図上訓練会場は富山県庁、本庁の4階大会議室及び富山市役所庁舎内ということになっております。そして、実動訓練ですが、これは富山市の岩瀬地区センター、岩瀬スポーツ公園、そして富山港第一岸壁の3つの会場及びその周辺で行います。

 続きまして、訓練の概要について説明をします。

 富山湾沖での不審船の発見やサイバー攻撃が確認をされ、富山市内に武装勢力潜伏の可能性が高いことから、国が緊急対処事態と認定し、富山市の住民の域外避難を実施するという想定です。この下に国民保護共同訓練を実施します。また、国の避難措置の指示を踏まえて、県が避難の指示、富山市が避難実施要領を作成し、現地調整所における関係機関等との調整に基づく実動での避難訓練を実施します。

 以上が訓練の概要です。

 続きまして、各訓練のポイントについて御説明します。

 まず、午前中に実施される図上訓練での各種会議についてですが、最初に9時30分から、国が主催する合同対策協議会が県庁4階大会議室で開催されます。合同対策協議会というのは、国民保護事態が発生した際に、国の現地対策本部が地方公共団体と相互に協力するために開催する会議です。この会議においては、国の対処方針や避難措置の指示が伝達をされます。

 次に、国の対処方針や避難措置を受けて10時30分から、県では対策本部会議を開催し、富山市及び関係市町村への避難の指示の決定と伝達を行います。

 また、富山市においても対策本部会議が開催され、避難実施要領の決定と伝達がなされます。

 続きまして、午後から行う実動訓練のポイントについて御説明します。

 実動訓練は13時に開始となります。避難住民の一時集合場所訓練を富山市岩瀬地区センターで実施します。ここでは富山市が避難する住民を受け付け、県内市町村の避難先を指示するとともに本人確認を行い、不審者が住民に成り済ましていないかを確認する1次スクリーニングを行います。

 次に、岩瀬スポーツ公園内の補助競技場おいては、県が乗車確認所訓練を行い、富山市岩瀬地区センターから移動をした住民に避難先に向かうバスへの乗車案内を行います。この際に、住民の持ち物検査などにより避難用のバスへの不審者の乗り込みや不審物の持込みを防止する2次スクリーニングを実施します。

 次に、岩瀬スポーツ公園内のスポーツドームという建物がありますが、ここにおいては、住民の避難先である立山町により、避難所の設置訓練を実施します。すなわちこの岩瀬スポーツ公園内のスポーツドームという建物を避難先である立山町と見立てて、そういう訓練をするということでございます。ここでは富山市から立山町への住民の引継ぎ、住民の安否情報の確認、健康相談の準備などを実施します。

 続きまして、県や富山市が関係機関と調整する現地調整所訓練について御説明をいたします。

 県、富山市、高岡市、立山町が関係機関等と住民の避難誘導に関する調整及び必要な統制を行うための現地調整所を岩瀬スポーツ公園内のパークセンターに設置します。ここでは住民の避難誘導に係る細部の調整、例えば輸送バスの時刻表の作成や警護要領に関する自衛隊や県警との調整、また、避難住民の会場輸送の調整、また、不測の事態に備えた対応協議などが実施されます。

 最後に、避難誘導訓練について御説明します。

 岩瀬スポーツ公園から避難用バスに乗車した住民を県内の市町村へ自衛隊や県警の警護の下輸送する訓練となります。立山町へは陸上輸送、高岡市へは海上輸送により、住民を避難誘導する訓練を実施します。訓練の想定上、陸上輸送では岩瀬スポーツ公園内のスポーツドームに立山町が開設した避難所まで運びます。海上輸送では富山港に停泊している高岡市へ向かう海上自衛隊の艦艇への乗船の案内までを避難誘導訓練として実施します。

 最後に、訓練全体における新型コロナ感染症対策についてですが、国は内閣官房などからいらっしゃいますが、国からの参加者をワクチンの2回接種者に限定をしていること。実動訓練参加者を例年ですと400人のところですが、約半分の200人程度としているほか、移動用の大型バスについても定員の半数程度、25ないし30名の乗車ということにしております。

 また、住民役は感染防止対策を万全としたエキストラ要員約50名、これは国のほうから県内で募集をされた方々ですが、このエキストラ要員50名に限定をしていること。そして、訓練参加者は全員マスクの着用、発熱検査、手指の消毒を徹底すること、これらの訓練用のコロナ対策を取ることとしています。なお、その他訓練の詳細については担当課にお問合せいただければと存じます。

 冒頭、私からの発表は以上です。

2.質疑応答

会見写真2

<記者>

 コロナの応援臨時交付金についてお尋ねします。

 予算が1.5億円ということで、交付基準が均等割と児童数割というふうにあるのですが、例えば各市町村でそれぞれ幾らになる、富山市と高岡市が多分多くなるとは思いますが、それぞれ幾らになるのかという内訳はありますか。

<知事>

 すみません、今、私は持ち合わせていないので、またお問い合わせください。

<記者>

 今回この交付金については、先日のワンチームとやまの会議でも各首長さんなどからインフルエンザへの予防接種の助成を今年度も小学生は続けてほしいというふうな要望なども何回もあり、その後市長会、町村会からも要望があったりもしていたのですけれども、今回のこの交付金の決定というのは、そういった市町村の要望を踏まえた決定ということでよろしかったでしょうか。

<知事>

 そうですね。ちょっと振り返りますと、感染力の強いデルタ株が県内でも広がって、家庭内での感染が今回は本当に多くなりました。そして、12歳未満のお子さんへのコロナの感染も増加しました。ただ、今の国の取決めでは、コロナワクチンは12歳未満の子には、簡単に言いますと接種できないということになっております。ですから、その12歳未満のお子さんをお持ちの御家庭ではいろいろと不安を感じられる方も多くいらっしゃったことと思います。

 こうした中で、各市町村ではそれぞれ工夫をされて、小学校などでの感染対策を一層徹底されるとか、あるいは子供のコロナ対策にきめ細かく対応されてきていることも、我々そういったコミュニケーションを取る中で理解をしてまいりました。

 また、今おっしゃったように、先日の前回のワンチーム連携推進本部会議でも多くの首長さん方から、コロナ対策について御要望いただきましたし、さらにそれに加えて市長会、あるいは町村会、また、市議会議長会、また町村議長会からも要望をいただき、各市町村がそれぞれの取組みをされていることもより理解をしたところでございます。

 そんな御意見や御要望も踏まえまして、今、海外では治験が行われていると聞いておりますが、小学生にもコロナワクチン接種が行われる見通しがつくまでの間、市町村におかれましてそれぞれの実情に応じて地域に密着していろいろなことをやっておられますが、この子供や子育て世代の感染対策、あるいは生活支援など、もちろんこの中には小学生へのインフルエンザの予防接種助成に御活用されるところもあると思いますが、そのように包括的な支援をする。私どもとしては各市町村が使い勝手のいいような、そんなようなことをできるだけ考えて今回のことを考えたことであります。ただ、交付金という名前はちょっと偉そうな気が私はするのですが、これは役所の言葉ですので、これは御容赦いただきたいと思います。

<記者>

 もう1点ですけれども、対象事業、今回頂いた資料にも令和3年度中に実施する事業というふうにあるのですが、今も知事おっしゃられたように、今現時点で12歳未満が接種対象外ということで、いつそういったような国内で対象年齢が変わるかというのはまだ分からない中で、例えば、ちょっと先の話ですけれども、令和4年度の事業については今のところはこういった交付金の対象にされるかとか、継続するかというようなことはどのようにお考えでしょうか。

<知事>

 まだ半年近くはあるので、これから予算編成もしてまいるところですが、それと並行しながら、状況をにらみながら考えることだというふうに思いますが、あくまで小学生へのワクチン接種を国が認めるようになるまでの臨時的な措置ということで、今回のこの交付金は制度設計をしています。

<記者>

 新型コロナのワクチンについてお伺いいたします。

 先日、国のほうが、モデルナのワクチンで、10歳代や20歳代の男性で心筋炎がごくまれに起こるというケースが報告されて、ファイザーとモデルナを選択できるというような形で発表もあったのですが、県の特設会場のほうではモデルナを使用されておりますけれども、県のほうは若い方々へのこの接種というのは呼びかけているかと思うのですけれども、この辺り、若い方々がそのモデルナを受けることについて、現状に変更はないかどうかを確認させてください。

<知事>

 先般の補正予算でもこの県の特設会場を11月末まで延長するということを認めていただきまして、今も毎週の土日、東は富山空港ターミナルビル、西は高岡ニューオータニホテルで県の特設会場を運用しているところです。ここはおっしゃるようにモデルナのワクチンを使っております。そしてやはり最近は本当に若年、39歳以下の方が大変に多くなってきています。それから夜の接種も行っておりますが、これもやっぱり若い方が多くなってきています。

 ですから、今回のまれにという話ですけれども、モデルナの接種によって10代から20代の男性に心筋炎が起こるということについて、我々も実はどうなるのかなと思って見ておりましたが、直近の10月16日には、これをちょっと心配された方がいたのでしょう。キャンセルされた方が16人おられました。それから、10月17日日曜日には9人おられました。合計25名、今この報道などを受けて、その御懸念をされてモデルナじゃなくファイザーをということを選ばれた方がそれだけおられるということです。ちなみにこの両日で接種人数は、(約)1,900人おられますから、そのうちの25名ということであります。

 そういう方々は当然ファイザーを選ばれるわけでありまして、それについて私ども特設会場はモデルナしか持っていませんので、各市町村、それぞれの市町村でそのような窓口を県から今連絡を取り合いまして、市町村で窓口を開設していただきました。こういう方に対応しています。そこでは各市町村、じゃ、どこに行ってファイザーを打ってくださいというふうに誘導することまで、そういうシステムになっています。

<記者>

 現状では県としては10代、20代の男性についても特段そのモデルナを受けないようにとか、ファイザーにするようにとか、そういった呼びかけみたいなのは、特に今のところは変更ないということでしょうか。

<知事>

 そうですね、当初の段階の報道では、そういう10代、20代男性については、ファイザー推奨というような話もあったのですが、最終的に先般15日だったですか、専門家の会合では推奨まではいかずに選択できるということになったので、特設会場では引き続きモデルナで接種を続けているということです。さっき言ったように、直近の両日では、1,928名の方、うち実は10代、20代、これは男女ですが、約1,200名おられました。1,212名が打たれましたが、一方で先ほど言ったように、県をキャンセルされてファイザーにしたいとおっしゃった方が25名おられたということです。

4.関連ファイルのダウンロード

【資料1-1】新型コロナウイルス感染症対策子育て応援臨時交付金について(PDF:95KB)(別ウィンドウで開きます)

【資料1-2】新型コロナウイルス感染症対策子育て応援臨時交付金について(概要)(PDF:74KB)(別ウィンドウで開きます)

【資料2】令和3年度富山県国民保護共同訓練の実施について(PDF:522KB)(別ウィンドウで開きます)

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