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更新日:2021年3月12日

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知事記者会見(令和2年4月人事異動)[令和2年3月24日(火曜日)]

  • 日時 令和2年3月24日(火曜日)午後16時32分~16時56分
  • 場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

内容 動画
(1)令和2年4月人事異動について 令和2年3月24日 知事記者会見(令和2年4月人事異動)-説明事項-の動画へリンク(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(16分08秒)

2 質疑応答

内容 動画
  • (1)政策監ポストについて
  • (2)異動件数について
  • (3)政策監の業務について
  • (4)朝乃山関の大関昇進について
令和2年3月24日 知事記者会見(令和2年4月人事異動)-質疑応答-の動画へリンク(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(08分06秒)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

3 記者会見録

1 知事からの説明事項

会見の様子(1)令和2年4月人事異動について
 それでは、発表させていただきます。
 お手元資料をご覧いただきますと、この4月の人事異動ですけれども、異動総数は各行政委員会を含めますと、2,142人でありまして、昨年は2,022人でしたから、それをかなり上回っているということと、それから調べてみますと、ちょうど私が就任して15年たちましたけれども、これまでで言えば一番多い異動だということになっております。大体、2,000件前後なんですけれどもですね。
 今年の異動の全体的な特色、考え方ですけれども、新幹線の敦賀開業とか早期大阪延伸に向けた取組みの強化ですとか、子ども・子育て(支援)の充実、また5G利活用の推進、移住・UIJターン等々の重要政策をしっかり推進するということで、大規模な異動となりました。人事異動に当たっての基本的な考え方というのが1ページの後半にございますけれども、趣旨はここにありますように、持続的な行財政改革とか労働生産性の向上とか、働き方改革等に真摯に取り組みますとともに、新幹線開業5周年ですから、この開業効果もしっかり持続進化させて、また近々、第2期の国の地方創生戦略を踏まえた県としての第2次地方創生戦略を打ち出しますので、こういったものもしっかり生かして、UIJターンとか移住の促進、また活力と魅力あふれる県づくり、しっかりとチャレンジしていきたいということであります。
 まず、部局長の選任につきましては、いつも言っていることですけれども、新たな政策課題、難度の高い課題へ対応する、適材適所ということでございますが、今回一番の特色は、政策監というポストを新設したことでありまして、少子高齢化や人口減少など、社会経済情勢、大きく変化します中で、できるだけ新しい課題に部局横断的にかつ国や市町村など関係機関・団体と連携を一層強化して、スピード感を持って的確に対応していく必要があると。
 現在、総合政策局で重要政策の企画や総合調整に関する事務の所掌をしているんですけれども、事務も相当程度、複雑多様化しておりますから、今般、県行政の機動性・柔軟性をさらに高めて、また庁内はもちろんですが、庁外との連絡調整の充実強化を図るということで、特別職に準じて、主として部局横断的な特命事項を担う政策監を新設したということであります。
 これは大変重要なポストですから、これまで総合政策局長をやっていました蔵堀祐一君にこの政策監を担っていただくと。当面の所掌は、重要政策の調整、それから総合教育会議の事務的な面の取り仕切り、それからスポーツ振興、多目的武道館の整備、それから高校再建(※再編)の跡地の利用といったようなことを考えております。
 それから、1枚おめくりいただきまして、北陸新幹線の敦賀開業等に向けた取組みの総合的・戦略的な体制強化ということで、1つは1にありますように、この議会でもいろいろ議論になりました「武道館等整備班」を新設するということであります。また、この、その関連で、班長がこの今、スポーツ振興課の課長をやっています蓑口君がこの班長を兼務するということになります。増員は事務職員が2名、教員が1名ということであります。
 それから、その下の富山県の統一ブランドデザインを確立して、戦略的に県のイメージアップを推進する、これは、とやま未来創造青年プロジェクトチームの提言を踏まえておるわけですけれども、広報課に「ブランド戦略推進班」を新設するということでありまして、班長には、石崎君を充てることにしております。
 それから、北陸新幹線の敦賀開業を見据えまして、高岡テクノドームに5G技術等を活用した別館整備など、その機能拡充を図るということにしているわけですけれども、商工企画課に担当主幹や職員を配置いたします。
 それから、(3)は子ども・子育て支援関係でありまして、今議会でも議論になりました児童相談所の機能強化をはじめ、児童虐待防止対策、社会的養育施設の充実、それから青少年の健全育成ということで、子ども支援課に子ども育成推進班を新設するというふうにいたしております。
 それからですね、併せて新川文化ホール敷地内にこども屋内レクリエーション施設整備に向けた調査、検討を進めるということで、こちらのほうは地域振興、地域振興課に担当職員を配置するということにしております。
 それから、4番目が移住・UIJターン関係の組織体制でありまして、これは組織のときにも発表しましたけれども、名古屋オフィス、大阪オフィスの業務を支援するということで、移住・UIJターン促進課に担当職員2人配置し、増員するというふうにしております。
 それから、5G利活用の推進するための体制整備と、「5G未来創造班」をつくると、それから併せて、ローカル5Gということもありますので、農業、農場、鳥獣対策システムの実証を行いますために、農村振興課に担当主幹と職員を配置いたします。
 それから、6が城端線、氷見線のLRT化などに対応するものでありまして、「広域交通対策・LRT化検討班」というものに、従来の組織を改組しまして、担当主幹と職員を増員することにしております。
 それから、もう1枚おめくりいただきまして、女性職員の積極的な登用ということでございます。人口減少時代に県民の多様なニーズを踏まえるために、やはり女性の力をこれまで以上に活用していこうと考えておりまして、平成25年度に知事部局における管理職への登用を令和5年4月までの10年間で15%以上とする目標を設定しておりました。
 当時は、平成25年4月が7.1%だったんですけれども、これを2倍以上の15%にしようという目標を立てたんですけれども、幸い、女性の皆さん大変いろいろキャリアの面でも工夫しながら力をつけていただいて、この4月で女性管理職は知事部局ですと67人となりました。この表の右、令和2年4月の右下見ていただくと、67人となりまして、知事部局の全管理職は442人でありますから、女性の登用率が15.2%となりまして、目標を3年間前倒しで達成したということになります。その内訳は、細かくはご覧いただきたいと思いますが、まず、事務系では議会事務局長に女性職員を登用したと、荻布さんですね。それから、課長級及び班長職に新たに7名を登用しております。
 それから、課長級に新たに8名を昇任させました結果、課長級以上の女性職員が42人となりまして、平成16年4月頃と比較しますと、6倍ということになります。係長以上では、対前年比11名増の121人で、これは令和(※平成)16年4月と比較しますと約6.7倍ということになるわけでございます。
 そういう言い方をしますと、さっき飛ばしましたが、女性の管理職の比率、25年に7.1%だったのが今度15.2になったということですが、遡ると16年4月の頃は5.3%、ちょうど私が就任させていただくその年の春ですけれども、でしたから、この15年間でそういう意味では3倍近くになったともいえます。
 それから、もう1枚おめくりいただきまして、技術職では、薬剤師の方1名を室長級にいたしまして、それから薬剤師、保健師等7名を課長級に昇任すると、それから、課長級以上の職に在職する女性職員数、これは中央病院の医療職を除いてですけれども、事務・技術合わせて78人となりまして、16年4月と比べますと約2.9倍となりました。また、係長以上の職に在職する女性職員、これは事務・技術合わせて222人となりまして、16年4月の81人と比べると2.7倍ということになっております。
 それから、その下の本庁次長、課長、班長等への若手職員の積極的登用ということですけれども、これも、この(1)のところを見ていただきますと、本庁の次長職に新たに15人登用したと、そのうち4人が50歳代前半の職員である。それから、その下の(2)をご覧いただきますと、本庁事務系の課長・班長職についても、本庁課長職に新たに登用した16人のうち、40歳代の方が3人、本庁班長職に新たに登用した16人のうち、40歳代の方が8人、合わせて11人となっております。それから、新たに課長級に昇任させた26人のうち、40歳代が18人、50歳代の職員の割合が約3分の1ということの中では、適材適所の観点、それからベテラン職員の配置にも配慮して、若手職員の積極的な登用に努めたということかと思います。
 それから5ページですが、若手職員の本庁と出先機関での積極的な交流を今年も引き続きやります。
 それから、6番は技術職員の本庁企画部門等への起用ということで、これも継続実施をすると、LRT化などに対応した総合交通政策局(※室)に土木の職員を1人置くとか、あるいは中山間地域対策に農業の方を1人置くとかいったようなことでございます。
 7番目は、職員の政策形成能力の向上、意識改革の積極的な推進ということで、国や自治大学校それから中国の遼寧省や上海、韓国、ベトナム等の海外機関への派遣を継続するとか、また民間企業の知恵・ノウハウを学ぶということで、民間企業への職員派遣を行います。
 それから、東日本大震災への支援といたしまして、引き続き、事務で1人、技術で5人の6人を派遣ということと、昨年、台風19号で被災した長野県に事務職員1人、技術職員2人を派遣するということにいたしております。
 大体、今回の人事異動等は、今申し上げたとおりですけれども、なお、女性職員の積極的登用というのは、今後も続けていこうと思っておりまして、目標3年間前倒しできたんですけれども、今後ももちろん無理をして女性を上げるということではなくて、できるだけしっかりとキャリア形成もしてもらいながら上げていく努力をいたします。今後、できれば5年間で女性管理職の比率を20%にしたいと、こんなふうに考えておりまして、今後も努力をしてまいります。
 以上で、私からの説明を終わらせていただきます。

2 質疑応答

会見の様子<記者>
 政策監のことなんですけれども、総合政策局の中での何かしらの組織改編を伴うものではないというふうに認識しているんですけれども、具体的にはこの総合政策監の下にはどういう部署を出される(のか)。

<知事>
 さっき、ちょっと申し上げましたけれども、蔵堀政策監の下に、重要政策の調整、あと総合教育会議、スポーツ振興、武道館等整備、高校再編等跡地利用ということでありますから、今言ったような分野の方は、この政策監の下で政策監の指揮命令を受けるという考え方でおります。

<記者>
 冒頭に件数の話があったんですけれども、石井県政になってから最大ということですが、もうちょっと正確に言うと、もっと遡るともっと最大になるんですか。

<知事>
 調べた範囲では、平成14年4月に2,166件というのがございますから、そこまで入れると18年ぶりということになるのかな。もっとも、通常でも大体2,000件前後ですから、何か意識してすごく異動させたということではなくて、1つは、今回、特別職の異動はありませんでしたけれども、政策監という特別職に準ずるポストをつくったということと、それから部長さん方が、そちらにいる滝君を別にして全員今回勇退いたしますから、そういう意味では組織の上のほうの方が変わると順次影響していきますので、異動件数が増えたという面があると。
 それから、多目的武道館でありますとか、それから5Gの問題とか、児童虐待、児童相談所の機能強化、それからLRTとかですね、いろいろな新しい課題がありまして、それからUIJターン、移住にもさらに力を入れるといったような政策課題がたくさんありますから、それに伴って異動件数も増えたということになろうかと思います。

<記者>
 蔵堀さん(政策監)の業務はどこまでなんだと、いま一つ線引きがよく分からないところもある。

<知事>
 これは、実際に仕事をしていく、大まかなものはさっき申し上げたとおりですけれども、実際に仕事をしていく中でうまくすみ分けをして、特に政策監と総合政策局長がお互いに何か遠慮し合ってそこにどういったらいいか、少し行き届かないことが出るというようなことにならないように、それは常日頃、気を付けてやっていきたいと思います。

<記者>
 例えば、LRTが争点になってきたら、LRTの部分をやりなさいみたいになって見えてくることもある(ということか)。

<知事>
 それは、そうですね。
 今、申し上げたような、各部局にまたがる重要政策の調整ということですから、交通については総合観光交通局(※観光・交通振興局)があるわけですから、基本はそこでやってもらうんですけれども、ケースによってどういうか、サッカーで言うとスイーパーと言うんですかね。そういう役割をしてもらうということもそれはあり得ると。そのほかに、うちの副知事もいらっしゃるわけですから、あまりそう固く考えずに、柔軟にやっていくということだと思いますがね。

<記者>
 今回の人事とは関係ないことで恐縮なんですが、ご存じのとおり朝乃山関が県出身力士として111年ぶりの大関昇進を確実にされました。
 昨年の夏場所優勝の際も、パレードの開催や県スポーツ特別栄誉賞の授与を行っていらっしゃいますが、今回の大関昇進を受けて、県としての祝賀イベントを開催するお考えはありますでしょうか。

<知事>
 そうですね。ちょっとあの、昨年は初優勝ということで、103年ぶりという快挙だったということもありましたし、あの頃はまだ平幕だったわけですね。そんなこともあって、パレードをやりましたり、それから、県としては富山県スポーツ特別栄誉賞、ごめんなさい、正式名称、何て言ったかな、特別栄誉賞でいいのかな、そうですね、富山県スポーツ特別栄誉賞というのを、特別表彰という形で贈呈させていただいたんですけれども、今回、正式に決まるのは明日と伺ってますが、大関昇進というのは大変もちろんうれしいことで、場合によっては県も、例えば懸垂幕をシック(※マリエ)のあそこ(建物の上)からつり下げるとか、そういうことをぜひやりたいと思うんですけれども、ただ、朝乃山関は皆さんもそう思っていらっしゃると思うんですけれども、大変、将来期待されている大器でありまして、大関になったということも大変うれしいんですが、いずれは横綱になっていただける、そういう素晴らしい素質、大器だと思っていますんで、横綱にいずれなられる方の途中経過という面もあるから、これ、また次の顕彰というのはどうかなという感じもしますので、いずれ横綱になられたときの楽しみに取っておくということではないかなというふうに思っていますけれどもね。

4 関連ファイルのダウンロード

令和2年4月人事異動の概要(PDF:447KB)

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