更新日:2021年3月12日

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定例記者会見[令和元年12月27日(金曜日)]

  • 日時 令和元年12月27日(金曜日)午後2時02分~2時36分
  • 場所 県庁3階特別室

1 知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください。

内容 動画
(1)深海生物シンポジウムin魚津の開催について 令和元年12月27日 知事定例記者会見(説明事項)の動画へリンク(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(2分52秒/手話あり)
(2)年末のあいさつ 令和元年12月27日 知事定例記者会見(年末のあいさつ)の動画へリンク(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(9分20秒/手話あり)

2 質疑応答

内容 動画
  • (1)知事選への出馬表明の時期について
  • (2)移住相談会における受注企業による参加者偽装について
  • (3)石川県知事との連携について
  • (4)多選批判への受け止め
  • (5)今年一年を漢字一文字で表すと
  • (6)年末年始の過ごし方について
  • (7)年末年始の知事選への動きについて
  • (8)新潟県内で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことについて
  • (9)エアソウル富山支店の閉鎖について
令和元年12月27日 知事定例記者会見(質疑応答)の動画へリンク(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(22分58秒/手話あり)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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3 記者会見録

1 知事からの説明事項

会見の様子 それでは、私のほうから、まずは発表をさせていただきますと、お手元にこの「深海生物シンポジウム」の資料があろうかと思いますけれども、来年の2月2日に、新川文化ホールで、富山県と魚津市の主催ということで深海生物のシンポジウムを開催するということであります。
 この基調講演には、ダイオウイカとか、深海生物についての専門家でいらっしゃる国立科学博物館の名誉研究員の窪寺博士に出ていただくということで、この窪寺さんのプロフィールは2枚目の資料に上がっていると思いますけれども、小笠原沖でダイオウイカの撮影・調査プロジェクトに参画されて、みずから潜水艇に乗り込んで、水深630メートルの深海で、自然状態でのダイオウイカ生態撮影に成功されたということで、以前、NHKスペシャルにも取り上げられましたし、欧米各国でも放映されて、世界的な注目を集めたという方でございます。
 この方と魚津水族館長の稲村さんとのそれぞれ講演があり、また、それに県の水産研究所長の田子さんが入って、トークセッションもあるということでございますので、またご関心を持っていただいて、富山湾はいろんな魅力がありますが、深海魚のリュウグウノツカイなども含めて、非常に子供たちにとっても夢のある話ですし、大人の我々にとっても大変興味深いテーマですから、また報道のほうをよろしくお願いしたいなと思います。

 それから、「年末のあいさつ」ということで、改まったことを言うのもあれですが、今年1年振り返りますと、たいへん例年にも増してさまざまに大きな出来事、また非常に印象に残る出来事が多かったなと思っております。
 もちろん、世界の内外の諸情勢もいろいろございましたけど、県内だけに限って見ましても、3月には長年進めてきたあいの風(とやま)鉄道の連続立体事業、これは、前のJR時代の北陸本線の富山駅連続立体事業ですけれども、少なくともあいの風(とやま鉄道)部分について出来上がったということもございますし、そしてそれが来年3月、富山駅でライトレールが1本につながって、南北一体の事業に大きく貢献するということになります。
 また、5月に日台観光サミットがあり、それから7月に全国知事会があり、また、7月から8月までシアター・オリンピックスがあり、これも世界の16の国と地方から、世界第一線の劇団が参加したということでありますし、また、シアター・オリンピックスの歴史上初めて日ロ共同開催という形になったということも大変話題を呼びました。
 また、10月の初めには、これは県の主催ではありませんが、JCの全国大会があり、また、それから数日して、10月16日から20日まで「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会もあって、これも15の国・地域から33の湾、約130名の方が参加されたと。新しく地球変動といったようなことも踏まえて、湾クラブとして初めての「富山宣言」もまとめていただいたということであります。
 また、11月に入って、PIC/Sの世界総会・セミナーもありましたが、これも世界の52の国・地域の医薬品の査察当局が集まって総会とセミナー、これも従来はパリとかシンガポールとかオタワとかいったような世界の首都、あるいはそれに準ずるところでやってきた会議が、東京ではなくて、日本で初めて富山で開催されるということで、たいへん富山県の存在感が国内外で高まったのかなと思います。
 また、4月には、中国側の求めで、一帯一路国際サミットフォーラムに、日本の地方の知事を代表する形で参加させていただいて、意見発表もいたしました。国境を越えた航空路線の充実、特に地方空港に対する上海空港や北京空港の便数の上限設定の緩和ということも訴えまして実現したと、たいへん良かったなと思います。
 また、5月には、日ロ知事会議が9年ぶりですか、開催されまして、モスクワに出向きましたけれども、ここでも改めてシベリア・ランド・ブリッジの高速化について提案をしまして、相当な反響というか、手応えがあって、FESCOの社長ともお会いできましたし、その後、伏木富山港からウラジオストクを通じてモスクワまで12日間で荷物が届くといった実績も出てきましたので、たいへん意義があったかなと思います。
 そのほか、今度の予算では、北陸新幹線ですね、敦賀開業まであと相当程度の財源を積み上げなければいけなかったわけですが、その3分の1の額が今回予算措置をされたということでありますし、また、東海北陸自動車道も、この9月に安全・安心計画の基本計画にのせていただいたのが、この12月に、予算編成、財投の決定等を経て実施計画に格上げになりまして、今後、優先的に4車線化を進める区間ということで、約9,000億円の資金手当ても財投でされるということで、たいへん大きな前進があったかなと思います。
 そのほか、例えばSDGsも、都道府県も対象になるということがはっきりしましたので、今回立候補して、富山県全体がSDGs未来都市ということで、この7月1日に選定いただいたとか。
 それから、豚コレラ、CSFのこともありましたけれども、幸い富山県では、実際に飼養豚にCSFが発生することを未然に防ぐことができて、その間にワクチン接種をつつがなく終えることができて、これもたいへん良かったなと思いますし。
 また、台風19号で北陸新幹線が13日間にわたってストップして、改めて北陸新幹線がいかに大きな役割を果たしているかということも多くの県民の皆さんが実感されたと思いますし、また、JRあるいは国土交通省、また全日空、いろんなところに働きかけもいたしまして、悪影響を最小限度におさめて、かつ早期に回復できたと、まだ100%ではありませんけれども。
まあ、いろいろ考えてみますと、たいへん大きな出来事が、特に国内だけではなくて、国際的な大きな行事等も相次いで、それぞれ相当な成果をおさめることができた、たいへん良かったなと思います。
 こうした勢いを一時的なものに終わらせないで、しっかり持続させて、特に人口減少時代ですから、観光振興や企業立地ということもさらに進めてまいりますけれども、Uターンのさらなる向上とか、また、若い人を中心に、大都市圏等から富山県に移住してくださる皆さんがさらに拡大しますように、全力を尽くしていきたいなと思っております。
 記者クラブの皆様には、それぞれのお立場で県政について、報道の面、また社会の木鐸としての面で、いろいろとご尽力、ご協力いただいたことにお礼を申しあげたいと思います。
 以上で私からの年末のご挨拶とさせていただきます。

2 質疑応答

会見の様子<記者>
 冒頭から知事選の話で恐縮なのですが、25日、後援会の隆山会から出馬要請を受けられて、新聞・テレビで報じられましたが、そこの反響というか、反応なりとですね、改めて、知事自身が立候補するかどうかのお考えと、意思表明をいつ頃されたいか。以上、よろしくお願いします。

<知事>
 先般も申しあげましたけれども、隆山会の常任理事会ですか、これは県内の経済界とか文化界、あるいは農業界など、あるいは女性団体も含めて、県内各界を代表する方々が集まっていらっしゃいますけれども、そういう方々から、ぜひ5期目もやってほしいという、たいへん思いのこもった、激励というか要請をいただきましたので、本当にそのことについては重く受けとめて対処したいと思っております。
 ただ、皆さんご承知のとおり、10月ごろから自由民主党県連でもいろいろ議論もされているようでありますし、そうした動向も見ながら、また、県議会はじめ多くの県民の皆様の声にも耳を傾けて対処していきたいなと思っております。
 ただ、今回、新聞等で取り上げていただいたこともあると思いますけれども、非常に多くの県民の皆様から、ぜひ5期目に出馬してほしいという、激励とか期待のお言葉とか、本当にたくさんいただきましたので、大変光栄に思いますとともに、そうした皆様のお気持ちを重く受けとめて、しっかり対処していかなければいけないなと、こういう思いでございます。

<記者>
 移住相談会についてお聞きしたいと思います。
 地方自治体が東京等首都圏で開いている移住相談会の運営を受注している民間企業が、一部の参加者に現金を支払って、いわゆるサクラとして動員していた問題を、本紙が16日に報じました。17日には、国が全国の自治体に文書をメールで送り、注意喚起する等の事態がありました。
 先ほどのご挨拶にも移住政策に力を入れていくというふうなお話もありまして、富山県さんは移住政策に力を入れていらっしゃいますが、この問題の受けとめについて、どう考えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。

<知事>
 その移住などの相談会に、いろんな人に、なるべく多くの人に来てほしいということだったのでしょうけれども、伝えられる報道のとおり、現金を配ったりと、仮にそういうことがあったとすれば、大変遺憾なことで、非常に残念だなと思いますね。本末転倒というのか、本当に残念なことだと思います。
 県としても、基本的には移住相談会等については、企画や運営も県の職員がみずからやっているはずですけれども、もちろんその中で一部を専門の事業者に委託をしてPRとか、いろんな各方面への、そういった相談会があるということの周知徹底について、一部事業者の方に委託しているようですけれども、現在、そういうところは信頼できるところにお願いしているはずですけれども、今回そういった、報道されたようなたいへん残念なことがあったようですから、富山県についてはそういうことはないと思いますが、念のため、今、調査をして確認をしているところでございます。今のところ、そういったことはないと聞いていますけれども、まだ最終的な調査中だということでご理解いただきたいと思います。

<記者>
 2点お聞かせください。
 1点は、今月の富山県議会で、富山県、石川県の両知事の懇談会が長らく開かれておらず、両県の意思疎通、トップの意思疎通が十分ではないのではないかという質問がありました。知事は、ほかの機会で落ち合っており、問題ないというふうな認識を示されておりましたけれども、来年2020年オリンピックイヤーであると知事がおっしゃったように、新幹線敦賀延伸開業の3年を切るという、いわばカウントダウンの年でもあると思います。北陸の連携がこれまで以上に求められる年なのではないかと思うのですけども、知事の認識としては、今の知事の、石川、富山の知事同士の懇談の頻度、意思疎通の密度、連携の強度というのは、来年以降もこれでいいと思われているか、それとももっと強化していかないと(いけないと)思われているのか、認識をお聞かせください。
 2点目は、知事選についてなのですけれども、先ほど、激励、期待の声が大きかったというふうにおっしゃっておりましたけども、もし次期出られるとなると、5期20年ということになります。多選の弊害があるのではないかという声が予想されますし、現に富山県内、石川県内でそういう声も耳にします。これについて、石井知事としてはどのように応えられていくつもりなのか、お聞かせください。

<知事>
 はい。まず、私ども富山県と石川県の県同士の連携というか、多分、知事同士の懇談の機会が案外ないとか、そういうようなことをおっしゃっているのかもしれませんが、私は石川の知事さんとは昔からのそれなりの長いおつき合いですし、お人なりもよく存じていますし、それから毎年、北陸三県は北経連の皆さんと年に一度必ず懇談する機会を設けておりまして、その機会に3人の知事で、あるいはテーマによってはお二人でお話しする機会は必ずありますし、それから全国知事会等の場では隣り合って座ることも多々ございますし、少なくとも何か、意思疎通が十分でないとか、連携が少ないとかということは全くないと思いますね。
 観光の点でも、従来から北陸三県で一緒にやるケースが多いですし、また、例えば長野県、岐阜県と富山県がやる場合でも、ほとんどかしばしば、石川県さんとも一緒にやっておりますから、何か意思疎通を欠くことで、何かこういう支障があるということがあったら教えてもらいたいなと、むしろ思います。ただ、むしろお互いに忙しいですから、正直、何かはっきりした、このテーマでやっぱりじっくり話さなければいけないということなら、もちろんそういうことは全くやぶさかではありませんし、また、直接会って話すまでもないけれども、ちょっと確認したいというようなときは、電話その他でお話しすることもございますし。
 私、なぜそういう質問が出るのか不思議なぐらいでしてね。ちょっと何か、質問される方の少し思い込みがあるのかなと。ただ、今後についてはね、おっしゃるように敦賀開業ということもありますから、これまでは首都圏からのお客さんをね、いかに富山県はじめ北陸に来てもらおうかということでのご相談が、結構多かったと思いますが、今度は関西方面からもね、ぜひ多くの方に来ていただきたい。
 また、今後、大阪まで早期延伸を図る、これも毎年毎年、春と秋に必ずと言っていいほど石川の知事さんおいでで、私が大体会長ですから、ずっと、そういう意味では、北経連の会のほかに、新幹線の春、秋も含めて、一緒に活動することは結構数多いのですね、あと知事会も入れて。
 ですから、この上また時間をとって別途懇談をするというのは、こんなに頻繁に連携しているのに、先方もお忙しいと思いますから、正直どうかなと思いますけれども。ただ、敦賀延伸ということもありますのでね、そういういい機会があれば、そういう懇談の場を持つということも今後あってもいいと思いますので、これは今後の諸情勢を見てですね。
 多分、記者クラブの皆さんは理解されると思うのですが、正直、多分お隣の知事さんもそうだと思いますが、やっぱりいろんなスケジュールがありますから、その中であえてこれまで以上に、年にしょっちゅう会っているのにさらにということにするまでの、そうすると、ほかのいろんなものを少し省略することになっちゃうので、本当にそれでいいのかということもありますから。
 ただ、いずれにしても、敦賀開業ということもございますのでね、いい機会があれば、ぜひそうした機会も持つにこしたことはないだろうと思っております。
 それから、次の、来年の秋に予定される知事選挙について云々というのがありましたが、まだ立候補するということを申しあげたわけではないので、そのことについてのお答えは差し控えたいと思います。ただ、一般論として、5期目とか多選とかという話がありましたが、前から申しあげていますように、何期までが多選だからよくないとかということは、一律には言えないのかなと。現にお隣の方はもう7期もやって、立派に県民の支持を得られているわけですから、多分、長く5期とかそれ以上やっているような方、それは3期でも4期でも同じことだと思いますが、やっぱりそれなりに立派なご見識があって、リーダーシップがあって、県民の皆さんから見てですね、あ、この人なら安心できる、とか、あるいは身辺が清潔で、ちょっとそういう意味で心配するようなことがない人だとか、いろんなことがあるから、4年に一遍の審判を経て、何期もやっていらっしゃるということなので。
 私、あんまり長いのもどうかなという気持ちがあることは事実なのですけれども、かといって、何期ならいいと、何期まで悪いというものではないなと、大変そういうふうに思っております。

<記者>
 先ほど、県政についてさまざまなご質問ありましたが、1年を漢字一文字であらわすとどういうふうに、思いがあるのかなということが1点と。
 もう1点、すいません。明日から年末年始、お休みに入るかと思いますが、日ごろは公務でお忙しいかと思うのですけど、年末年始、どちらで、どういったふうにお過ごしになられるか。

<知事>
 一文字というのは、いろんな文字が浮かびますけれども、今年の富山県ということになると、やっぱり飛躍とか、躍進とかね、そういう意味では「躍」という言葉が、一字とおっしゃるならですね。
 例えば5月から令和という元号になりましたけれども、ご承知のとおり、公式には認めておられませんけれども、これは東京方面も含めて、皆さん、高志の国文学館の中西進館長だと思っているわけで、そういうふうに思われる素晴らしい方が富山に館長としておいでだということももちろんですし、それも1つのきっかけかもしれませんが、朝乃山関が大相撲で初優勝して、また、申しあげるまでもありませんが、先場所の活躍で今度、関脇に昇進される。
 また、八村塁選手も、NBA入りされて、最初から華々しくデビューされたのですけれども、ちょっと最近けがもなさったようですが、とにかく新人選手なのに、まさにウィザーズの主力選手としてね、大活躍。これは、まさに躍進とか飛躍とかという言葉がぴったりだし。
 また、富山県も、さっき申しあげたように、「世界で最も美しい湾クラブ」の世界総会とか、シアター・オリンピックスとか、あるいは日台観光サミット、それからPIC/Sの世界総会・セミナー、いずれも、それから全国知事会も7月に開催されましたし、いずれも世界の首都とか、それに準ずるようなところで、シアター・オリンピックスもそうですよね、ほとんど首都かそれに準ずるところでやってきた事業ですから、そういうことが富山県を舞台に次々と開催される。
 それから、全国知事会では、どうしても東京はじめ大都市と地方との対立構造になりがちだということで、何とかこれを打開したいということで、「地方創生・富山宣言」というのを全会一致で、いろんな議論がありましたけれども、取りまとめて、次の時代の全国知事会、地方の目指すべき方向を一致することができたと。また、その中に、(皆さん)お読みになっているかどうか、まさに令和の考え方を、心豊かで文化の香り高い、国民一人一人が、未来に希望を持って、それぞれの花を大きく咲かせることができる麗しい平和な国づくりをしようと、そういう理念に沿って知事会も、都市と地方が自立しながらも連携・共生していこうと、こういう宣言を全会一致でまとめることができたのですから、いろんな意味で、富山県がそれなりの存在感を持てた、飛躍あるいは躍動できた年だったと言っていいのかなと思っております。
 しかし、これをまさに一過性にしないで、次、来年以降につなげて、富山県の新しい未来を県民の皆さんとともに切り開いていきたいなと思っております。

<記者>
 すいません、もう1点、お休み(について)。

<知事>
 あと、年末年始、まあ、ゆっくり、もちろん休ませていただこうと思っていますが。ただ、元日は皇居に参りまして、天皇皇后両陛下のお正月の参賀ということで、皇居に参内させていただこうと思っていますが、それ以外は基本的に、すぐに富山に戻りまして、まあ、やっぱり私も日本人ですから、子供のころからお参りに行っているお宮さんとかに行ったり、家族あるいは友人の皆さんと親しく懇親を深めたり、また、少し骨休めをさせていただこうかなと思っております、はい。

<記者>
 今の年末年始の過ごし方に関連してなのですが、出馬要請を受けられたということで、選挙に向けた動きというのは何かありますか。

<知事>
 いやいや、特に考えていませんけど、はい。
 まあ、いずれにしても、せっかくの年末年始ですから、できるだけ充電をして、英気を養いたいなと、こういうふうに思っています。

<記者>
 今日、新潟で鳥インフルエンザの陽性が一応発見されたということで、富山県では多分2010年、高岡の古城公園でハクチョウがという話があったと思うのですが、今後、多分具体的に何か、高病原性ということであれば、指示を出されたりするような対策をとられるのかという1点と。
 あと、ソウル便で今月、エアソウルが9月の運休に続いて支店閉鎖ということで、それに対する受けとめをお伺いできればと思います。

<知事>
 鳥インフルエンザ、新潟で起きたということは、正直、まだ正式に出ていませんけれども、そういう、それがおっしゃるとおりだとしますとね、しっかりその状況を把握しまして、また、鳥インフルというのは、鳥はね、大空を飛びますので、ちょっと新潟といっても広うございますから、どのあたりかというのも確認しながらですね。
 幸か不幸か、以前にもそうした経験もしておりますから、富山県でそうした鳥インフルエンザが伝播するということにならないように、これは最善を尽くしたいと、こういうふうに思います。
 それから、ソウル便については、正直、今年の7月ぐらいまでですかね、割に搭乗率もよくて、できれば通年で運航してもらいたい、増便もいずれはしてほしいと思っていた矢先に、ご承知のような事情で日韓の国レベルでの関係が、残念ながらああいう状況になりましたので。
 そこで、急速に観光客の、韓国からいらっしゃる方も減るし、こちらから先方に行く人も減るということになったわけで、そうしたことに伴って、富山支店が一応閉鎖されたということですけれども、ただ、エアソウルの韓国での本社のしかるべき立場の方とのパイプはずっとつながっていまして、先方も、状況がよくなれば、回復すればね、また飛ばしたいという気持ちはあるように聞いていますので、今後の諸情勢を見ながらですね。
 今は日韓関係がだいぶ冷え込んでいますけれども、昨日もね、日・中・韓の総理や関係閣僚で議論はされているようですから、ぜひ良好な関係に復して、ソウル便もまた回復するということになればなと思いますし、まずは国と国との関係ですけれども、県としてもその状況を見ながら、しっかりパイプをつないで、そうした改善された後のことも見据えた対応をしていきたいと、こういうふうに思っております。

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お問い合わせ

所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課 

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-8909

ファックス番号:076-444-3478

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