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更新日:2022年5月11日
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発表項目は、私から1件です。
大型連休後の感染の拡大の防止について、現状に引き続き、それからお願いをさせていただきたいと思います。
全国的には、移動の自粛などの厳しい行動制限がない、3年ぶりのゴールデンウイークとなりました。後半、特にいいお天気が続きました。県内の観光スポット、あるいは商業施設でも、多くの人出があったと承知をしています。また、3年ぶりに伝統的な行事、お祭りなども各地で開催をすることができた、これも大変に県民の皆様にとっては気持ちが沸き立つような、そんなことにつながったのだというふうに思います。
私も参加したこともありますが、そのような光景を見て、また、様々な報道に接しますと、大変に良いゴールデンウイークだったなとうれしく思っていることです。
また、感染者の増加に備えまして、連休中も昼夜を問わず、本当に献身的に御対応いただいた医療従事者の皆さん、またエッセンシャルワーカーの皆さんをはじめとしたそのような方々に心から感謝を申し上げたいと思います。そういった方々の本当にお力があって、いわば縁の下の力持ち、そのようなことがありまして、多くの県民の皆様が楽しいゴールデンウイークを過ごすことができたということで、心から感謝を申し上げたいと思います。
ただ、一方で、新規感染者数は、本県を含めて全国での多くの地域で、引き続き高い水準で推移をしていることでございます。実は、本日後ほど公表する予定ですが、本日の県内の感染者数は、300人を超える見込みと報告を受けております。また、ゲノムの解析結果によりますと、県内でもBA.2系統への置き換わりが、やはり進んでいるということ、また、昨年はいろいろな制限もあったわけですが、それでもですね、連休後に感染拡大が加速したこと、そういうことも経験をしています。それらを踏まえますと、やはり県民の皆さんに、改めて感染防止対策の継続をお願いしたいということでございます。
オミクロン株の特性やワクチン接種の効果がありまして、現在県内の感染者のほとんどが軽症、または無症状という状況でありますが、それゆえに、御自身やお子様が感染したことに気づかないままで出勤される、あるいは登校される、あるいは幼稚園など登園される、そして会食なども参加をされる、そういった結果、周囲に感染が広がってしまったという事例が、県内でも見えているところでございます。
同僚や友人、さらにはその御家族への感染の連鎖を防ぐためにも、県民の皆様には引き続き職場や学校、外出先や御家庭での基本的な感染防止対策を継続していただくとともに、人出の多い場所への外出、県外への旅行や帰省、複数の人数での会食などを楽しまれた後には、御自身の体調管理に特に留意をいただいて、体調に異変があるときは、出勤したり登校したり、あるいは外出や人と会うことは控えていただきたい、速やかに医療機関に連絡の上で受診をしていただくようにお願いをします。そういった楽しい場面に行った後にはですね、やっぱり自分の体調は自分で、一番よく分かるわけですから、体調にぜひ注意をしていただきたい、そのようなことであります。
そして、症状がない方でも感染に不安をお感じの方は、無料の検査、PCRあるいは抗原定性検査、これ無料でやっております、県内の多くの薬局の御協力をいただきまして無料検査をやっておりますので、これをぜひ御活用いただきたいとお願いします。
加えて、県内の感染者の半数が、20代以下の若い世代となっています。まだ、1、2回目のワクチン接種や3回目の追加接種を受けていない方で希望される方は、早めに接種を受けていただきますようお願いをいたします。
日常生活と健康を守りつつ、社会経済活動を継続していくためにも、感染の再拡大をできる限り抑止する必要があります。県民の皆様には、引き続き移さない、移らない行動を御継続いただきますようお願いをいたします。
はい、冒頭私からは以上です。
【記者】
このゴールデンウイーク、知事もちょっと外に出られたということでお伺いしたのですが、実際そういう現場に足を運ばれまして、県民の感染対策、そういうところにいらっしゃる方への感染対策というのは、知事の目にはどのように映ったかということを教えてください。意図としては、いつも県民の方の感染対策はしっかりされておられますということと、とにかくうつらないとかうつさないという行動を徹底してくださいということは呼びかけていらっしゃる上で、実際その現場に行かれた中で、県民の感染対策どういうふうに見えたのか、課題などが見える部分がありましたら、改めてお願いします。
【知事】
まず人が多く集まられるようなイベントの場、チューリップフェアはじめですね、あるいはそういう場では、まず主催者側が感染防止の対策をしっかりと取っておられるということをどの会場でも見ました。そして、参加される県民の皆さんは、これはもう100%と言っていいと思いますが、マスクはちゃんと着用しておられました。そして、そういうイベントの入り口などにアルコールが置いてあるケースがほとんどですが、そういったものを置いてある場合はちゃんとそれを利用されて、手指の消毒もされてからその当該イベントに入っていかれる、そういった光景はごく普通というか、当たり前のように見えました。
ただ、結構人出が多かった場面もありますから、ソーシャルディスタンスという意味では、若干距離が近かったケースも見受けられました。そういうことですね。
それから、私、南砺市のあるお祭りで、その後、10人ぐらいの飲食の場もありましたが、その際は、主催者の方が事前に抗原定性キットを用意していただきまして、参加者みんなその検査をした上で、陰性を確認した上で、その飲食の場に参加をするという、そんな工夫もされていました。
私の参加したものとしてはそんなことですが、今の御質問に答えるとすれば、やっぱり県民の皆さんはしっかりと感染防止対策はされていたというふうに思います。ですから、今ほどのお願いも、ぜひ継続をお願いしたいと、これまでもやっていただきましてありがとうございますと、そして継続をお願いしたいということを申し上げているところでございます。
【記者】
ゴールデンウイーク期間中の報道で、全国知事会のほうで2類相当を見直しという動きがという報道を目にしたのですけれども、以前、5類に引下げという形に関しては前回の定例会見のほうでもお答えいただいたのですけれども、2類相当の見直しという部分に関しては、どのようにお考えでしょうか。
【知事】
その2類だ5類だという議論、本当よくあるわけですけれども、ただ、現状はいわゆるその感染症法上の分類は変わってはいません。2類のままですが、例えば実態としては、今、オミクロン株の特性に沿ったという意味では、入院を全員に求めているわけではありません。これは、実態としては人数がとても増えたので、在宅、あるいは宿泊療養施設での対応ということも併用しているわけですけども、そういう意味では、現実的には、できるところから2類の分類はそのままでも、よりオミクロン株に合わせた対応は現実には行っているということはあるというふうに思います。
その上で、今はまだその分類を変える、いわば引き下げることになるのでしょうか、時期にはないと思います。これは前回も申し上げましたが、やはり今は全額国費で様々なことが行われています。それはワクチンの接種もそうですし、それから、治療薬の投与もそうです。全て国費で行われていますが、5類になると自己負担も出てくるということですよね。そうなりますと、やはり経済的な負担をどの程度までできるかという、同じ感染者でも、その経済状況によって十分な診療を受けることができないケースも出てくるということは、これはやっぱりあってはいけないことだと思います。そういった意味で、満遍なく経口薬を含めてですね、治療を受けられる、そんな体制になるまでは、私は時期尚早ではないかと思います。
ですから、現状のままでもできるようなところから、緩和をしてきているわけですし、今後例えばかかった場合の隔離の日数とか、あるいは濃厚接触者になったときの隔離の日数とか、そういったものももう少し考慮する余地もあろうかと思います。そんな中で、今の分類のままでもできることからやっていくということは、可能だと思いますし、国のほうで議論も今後されていくというふうに思っています。
【記者】
引き下げるだとか、そういうことに関してはまだ考えたほうがいいと。
【知事】
その条件は整っていないと思います。
【記者】
今の状況のままで、できるところからしっかりやっていこうという、そういうスタンスだということで、認識でよろしいですね。
【知事】
はい、そうです。
【記者】
今日の感染者数300人を超える見込みだというようなことをおっしゃられましたけれども、ちょっと前まで感染者数としては落ち着いてきたのかなと思えてはいたのですけれども、再びまた上昇、増えているというようなところの何か理由と、背景みたいなのってどういうところにあるというふうに認識されていらっしゃいますでしょうか。
【知事】
現状ですね、昨日まで4日連続で1週間前の数値を上回ってきています。そういう意味では、今日、300人を超えましたら、5日連続で1週間前の数値を上回るということになります。直近1週間の感染者数の合計、1週間の合計数も、大型連休前を上回る状況です。これは、やはり大型連休による、先ほど大変に感染対策は続けていただいていると申し上げましたが、それを超えるような大きな人の流れが、やはり県内でもあったという、そのような影響が出始めているのではないかというふうに考えています。
【記者】
今後もさらに再拡大というか、増えていくというような予想をされていらっしゃるということですか。
【知事】
ある程度は増えるのではないかというふうに考えていますが、ただ、そこで今日、こういう会見をさせていただいているのですけれども、外出や会食後の体調管理には十分に気をつけていただきたい、体調不良時には一歩踏みとどまっていただきたい、それから、医療機関に早めに受診をすること、そして、無料検査の活用をいただくこと、そして、やっぱり基本は3回目のワクチン接種、まだの方はぜひ受けていただきたい、そのようなことをお願いしていきたいと考えます。
【記者】
県の今の基本的な認識としては、第6波はまだ続いているという認識でいらっしゃいますか。
【知事】
それはどうでしょう。今のところは続いているとも、あるいは次が来たとも言えない、私は申し上げることはできません。
【記者】
この段階で第6波が収束して、新しい第7波に向かっているというような認識まではなかなか現時点で言えないという、難しいということですね。
【知事】
大体そういうのは後から専門家が評価されることだというふうに思っています。渦中にはいるときは、ちょっと分からないですよね。
【記者】
先般、4月の終わり頃ですが、石川県の馳知事と村山金沢市長、それに富山市の藤井市長と金沢で会食をしたという報道がありましたけれども、そのときに、どういったお話をされたのかというのをちょっと教えていただけますでしょうか。
【知事】
本当にリラックスしたムードでやっておりまして、知事懇はもちろんオフィシャルにやりますが、今回は本当にお互い和気あいあいとあまり堅い話はしなかったということであります。やっぱり中心のトピックスは、直近にありました馳さんの選挙での当選、これがやはり話題の中心でしたね。みんなでそれに祝意を表しというようなことで、和気あいあいと終始進みました。
【記者】
前の谷本知事のときは、あまりそういった会食はなかったと思うのですけれども、今回の会食というのは、どちら側から御提案があって実現した話なのでしょうか。
【知事】
それはですね、共通の知人の民間人の方、そういう方々がセットいただいたということですね。私と馳さんでやろうねといったことではないです。
【記者】
記事の中では、G7の関係閣僚会合に向けての取組みも、話題に上がったというふうになっていますが、積極的に何か話とかがあったのですか。
【知事】
お互い今どんなことをやっているかということは話しました。その先の話までは、その日は進んでいません。
【記者】
今後もまたこういう4者会談みたいなことというのは、定期的にやりたいみたいなお考えというのはあるのでしょうか。
【知事】
いや、今回まさにゴールデンウイークの入り口の日で、うまく日が合ったのですが、なかなかこの4人スケジュールを合わせるのはそうそう頻繁にというのは、至難の業だと思います。
【記者】
先日、環境省のほうでトキの放鳥候補地の公募というのが始まりまして、石川県が手を挙げる予定になっています。富山県にも飛来事例があったかと思うのですが、この公募については、放鳥だけじゃなくて、飛来したトキが生息できる環境を進める地域というのも公募していまして、地域数は限定しないというものになっているそうですが、富山県として手を挙げるお考え等はありますか。
【知事】
石川県ではですね、かつてはトキが生息していた時期も長くあったというふうに聞いていますので、今残念ながらそうではないのでしょうけども、そういった過去のこともあり、石川県では積極的にその公募に立候補されているのだというふうに考えています。
もちろん、生物多様性、これって本当に大切なことで、日本ではまだその大切さを十分に理解されていないことが多いようですけども、私は大変大切なことだと思います。そういう意味では、一匹でも、あるいは一種類でも多い種がいるということはいいことだと思いますが、やはり我々のマンパワーとかそんなことも限られておりまして、今、本県では県の鳥のライチョウ、これのことに一生懸命取り組んでいます。ですから、まずは今ライチョウがちゃんと増えていくような、自然環境でも増えていくような、今は動物園の中で増やしていくということをやっていますが、自然の中でも増えていくようなそんなことを県の鳥ですから、また、北アルプスの何といいますか、アイドルと言っていいと思います。これにしっかりと取り組んでいくことが、まず優先順位は本県としては高いと考えています。
【記者】
現時点では考えていないということでよろしいでしょうか。
【知事】
そうですね、トキのことについては、今はそこまでは考えていません。
【記者】
障害者の方向けの体育施設のことについてお伺いできればと思います。
今、富山市さんのほうで持っていらっしゃる水橋の勤労身体障害者体育センターが、24年度末で廃止になることが決まりました。県内では、障害者の方々が優先して利用できる施設というのは、これでゼロになるということになるかと思いますが、今、パラリンピックのほうでメダリスト等出ている中だけに、県としてその施設のことに関して、何か対応とか支援等される予定とかお考えがあるかどうかをお聞かせいただければと思います。
【知事】
富山市さんがそういう御決定をされたということは、承知をしております。そして、その結果、県内で身体障害者の方の優先利用が認められる体育館が、2024年度にこの施設が廃止になるとなくなるというふうな状況にあることも聞いております。
今のところ、県内の障害者スポーツ団体の皆さんは、主に県や市町村の体育施設を練習の場にしておられるわけですけども、競技によっては練習環境の確保において、施設のバリアフリー化や、そのスポーツに対応したハード、ソフトの整備、また、ほかの利用者の皆さんとの利用の調整、あるいは施設の運用方法など課題があるというふうなことも聞いています。
今、お話に出た、岩井選手と宮島選手が頑張ってくださった車椅子バスケについては、やはりかなり激しい動きですので、それを車椅子でやるということで、フロアが傷つくなど、そんなこともあると聞いています。そのような課題をやはり解決していくことが大切だと思います。
今後の方向としては、専用の施設じゃなくて、インクルージョンの時代ですから、健常者、それから障害の方々が共に認め合い、そして譲り合いながら使っていく、それが今後の方向だというふうに考えております。
ただ、この車椅子バスケットのことも含めてですね、今後県内外の状況の把握に努め、課題を改めて整理をしていきたいと考えています。
【記者】
コロナに関連してですが、来月にも政府が外国人観光客の受入れを再開するという報道も流れております。知事の受け止めと、一定程度外国人観光客が来れば、かなり経済効果も見込めるとは思うのですけども、県として誘客にどう取り組んでいくかとか、その辺はどうでしょうか。
【知事】
冒頭にもお話ししたように、今回のゴールデンウイークで、かなりの国内からの観光客を本県にも受け入れることができました。今後ですね、国の水際対策の緩和によってインバウンドの方々が来られるようになるということは、これは県内の観光施設、あるいは宿泊施設などにとっても、とても明るいニュースになると思います。その国の水際対策緩和に応じて、これはもう自然体で対応していきたいと考えています。少なくとも、いい影響はあるのだというふうに思います。
ただ、これは国内の方、あるいは国外からの方に問わず、感染対策ということは、これはしっかりとやっていきたいと思いますが、その上で大いに受け入れていきたいとは考えています。
【資料1】大型連休後の感染再拡大の防止について(PDF:239KB)
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