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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心ネットとやま
令和2年11月10日
~はしご・脚立の事故に注意~
11月から年末にかけて、庭木の剪定や果実の収穫、大掃除などの場面ではしごや脚立が活躍します。今年は新型コロナウイルスの影響で外出を控えるため、DIY(※1)に挑戦する方も増え、これらの製品の使用頻度が増加すると考えられます。また、帰省などが控えられることにより、普段は子や孫に作業を任せている高齢者が自ら脚立などを使用する機会が増えることが想定されます。
これらの製品では不適切な取り扱いや不注意による転倒・転落事故が多く、重傷に至る事故が発生しています。はしご・脚立の事故は10月から12月にかけて増加し、12月は年間で最も多く発生します。製品の正しい取り扱い方法を確認し、注意して使用することで事故を未然に防ぎましょう。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報(※2)において、はしご・脚立(※3)の事故は2010年度から2019年度の10年間に合計398件(※4)(はしご111件、脚立287件)あります。そのうち365件(92%)が人的被害(※5)を伴っており、死亡事故3件、重傷事故154件と重篤な被害も多く発生しています。10年前と比較し、直近の5年間の事故は減少していますが、依然として毎年重傷事故が発生しているため、注意喚起を行います。
はしご・脚立の事故では、198件(約50%)が使用上の不注意によって発生していますので、適切に取り扱うことで多くの事故を防ぐことができます。
その他、リコール対象製品による事故も発生しているため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。
(※1)[Do It Yourself]の略称。専門業者でない一般消費者が作成や修繕などを行うこと。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
(※3)ロフト用のはしごや天井収納型のはしごの事故を除く。はしご兼用脚立は、はしご状態として使用したときに発生した事故は「はしご」、脚立状態として使用したときに発生した事故は「脚立」としてカウントする。
(※4)2020年8月31日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
(※5)使用者が負傷したもの。
「誤った使い方で大けがを負うことも」
~はしご・脚立の事故に注意~
製品安全センター
担当者:柿原、佐藤、向井
Mail:ps@nite.go.jp
Tell:06-6612-2066
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