安全・安心情報
トップページ > くらし・健康・教育 > 生活・税金 > 消費生活 > 富山県消費生活センター > くらしの安心情報(一覧) > くらしの安心情報第169号
更新日:2021年2月24日
ここから本文です。
くらしの安心ネットとやま
令和2年10月12日
~安全で持続可能な社会を目指して~
フリマアプリ(※1)などの登場により、個人間の物品の売買が気軽にできるようになりました。また、おうち時間を活用するなどして、断捨離を始める方も少なくありません。製品のリユース(再使用)を促進することは、限られた資源を有効活用するとともに廃棄物の発生抑制につながり、環境への負荷の少ない持続可能な社会の形成に貢献します。一方で、中古品(※2)を使用することで思わぬ事故が発生しています。特に、製品の使用状態など入手前の情報が得られず事故に至るおそれに気がつくことができなかったために、発生している例もあり注意が必要です。NITE(ナイト)は、事故の未然防止のため、中古品の事故について注意喚起します。
2015年度から2019年度までの5年間にNITEに通知のあった製品事故情報(※3)のうち、中古品の事故は合計325件(※4)確認されました。そのうち死亡事故は11件(12人)、重傷事故は14件(14人)発生しています。
品目別では家庭用電気製品での事故が多く、特にパソコンで32件の事故が発生しています。また、入手方法別では、譲渡された製品による事故が最も多く発生しています。
中古品の事故を防ぐためには、提供する側、入手する側のそれぞれで気を付けるべきポイントがあります。中古品を提供する側として、修理・改造した製品やリコール対象製品などは譲渡や売却をしないこと、製品を選ぶのに必要な情報を伝えることなどが重要です。また、中古品を入手する側として、リコール対象製品でないことを確認する、製品の製造年や製品に破損や変形などの不具合が発生していないことを確認するなどして、事故を未然に防ぎましょう。
(※1)インターネット上で、フリーマーケットのように物品の売買を行えるスマートフォン用のアプリ。
(※2)本資料では、中古品販売店で購入したもの、インターネットオークション及びインターネット通販で購入した中古品、譲渡された物、中古住宅などに既設で設置されていたものなどを「中古品」と呼ぶ。
(※3)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含める。
(※4)重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
(※5)非純正バッテリーとは、いわゆる互換品として販売されている他社製のバッテリー製品を指す。
「中古品に潜む危険!リユース時の注意」
~安全で持続可能な社会を目指して~
製品安全センター
担当者:柿原、佐藤、小寺
Mail:ps@nite.go.jp
Tell:06-6612-2066
お問い合わせ
関連情報
目的別情報
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください