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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第161号
くらしの安心ネットとやま
令和2年2月10日
リチウムイオンバッテリー(以下「LIB」という。)は、スマートフォンやノートパソコンなどの電子機器だけでなく電動工具や電動アシスト自転車など幅広く製品に使われています。また、使用の広がりとともに、製品事故は毎年増加しています。こうしたLIBの事故の実態を解説し、事故を防ぐためのポイントを挙げて注意喚起します。
2014年度から2019年度(※1)の間にNITE(ナイト)に通知のあった製品事故情報(※2)では、LIBを搭載した製品(以下「LIB搭載製品(※3)」という。)の事故は合計982件(※4)ありました。製品別では、モバイルバッテリー、ノートパソコン、スマートフォンの事故が多くを占めています。
2018年度から2019年度にかけては、充電式の電気掃除機や電動工具の事故が急増しています。事故の多くは、事業者の指定する純正バッテリーではなく非純正バッテリー(※5)で発生した火災事故です。非純正バッテリーの事故は初回充電時や購入後1年未満に多く発生しています。
2018年度まで事故の発生件数が増加していたモバイルバッテリーは、電気用品安全法の規制対象となったことなどから、2019年度の事故発生件数は2018年度よりも同月比で減少はしていますが、引き続き発生しています。より良い製品を選び、事故を未然に防ぎましょう。
(※1)本資料における2019年度の件数は、2019年12月31日までに通知のあった件数をいう。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含める。
(※3)本資料では持ち運び可能な外付けのLIB(いわゆる携帯充電器、パワーバンク)のことを「モバイルバッテリー」、スマートフォンやノートパソコン用の組電池のことを「バッテリーパック」、バッテリーパックを構成する単電池を「セル」と呼びます。詳細については、説明資料(下記説明資料URL)2ページを参照。
(※4)重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
(※5)非純正バッテリーとは、いわゆる互換品として販売されている他社製のバッテリー製品を指す。
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:柿原、小寺
電話:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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