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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第148号
くらしの安心ネットとやま
平成31年1月10日
電動車いすは歩行に困難を感じる高齢者や障がいのある人にとって、行動範囲を広げてくれるとても便利で、自立した社会生活の支援に欠かせない製品です。
しかし、不注意や運転を誤ると事故に直結するおそれがあり、死亡や重篤なけがを負うことも少なくありません。電動車いすの事故は坂道や段差、踏切などの場所で事故が発生していますが、特に踏切で発生した電動車いすの事故は重篤な被害になっています。とりわけ本年(2018年)は11月末時点で既に踏切で発生した電動車いすの事故が5件発生しており、全て死亡事故です。
このような事故を受け、踏切での電動車いすの重篤な事故を防ぐために、この度、注意喚起を行います。
2009年度から2018年度11月末までの約10年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報(※1)では、踏切で発生した電動車いすの事故は16件(※2)(ハンドル形15件、ジョイスティック形1件)ありました。事故の被害状況をみると、16件の内訳は死亡事故11件、重傷事故4件、製品破損1件となっています。
踏切で発生した電動車いすの事故の原因について、調査が終了した11件の事故のうち、8件が「製品に起因しないもの」で、残りの3件は「原因不明」となっています。事故原因が「製品に起因しないもの」の中には、不注意や誤った使い方に気を付けることで防げる事故が多くあります。注意点を把握し、事故を未然に防ぎましょう。
踏切の通行はできるだけ避けるようにすべきですが(特に夜は危険です)、やむを得ず踏切を渡る場合は以下の点に気を付けてください。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故
(※2)重複、対象外情報を除いた事故発生件数
報道によれば、先日、札幌市でスプレー缶のガスに引火した事故が発生し、同じ頃名古屋市ではスプレー缶本体が加熱されて破裂した事故が発生しました。改めてスプレー缶の正しい取り扱い方法を確認し、事故を未然に防ぎましょう。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された火災に至らなかった非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
(※2)平成30年11月30日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。屋外での使用時に発生したものを対象とする。
(※3)液化石油ガスの略。ブタンやプロパンが主成分。空気より重いため、下にたまる。
(※4)ジメチルエーテルの略。空気より重いため、下にたまる。
(※5)最近の製品には残ガスの排出機構(ガス抜きキャップ)が付いたものがあります。スプレー缶の本体表示に従って処理をしてください。
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:柿原、佐藤、前野
電話:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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