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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第144号
くらしの安心ネットとやま
平成30年9月10日
近年、家電製品やガス器具といった生活用品の中古品(※1)は様々な方法で入手が可能となっています。中古品を使用することで余分な廃棄物の発生を抑制し、限られた資源を有効に活用することにつながりますが、他方で思わぬ事故が発生しています。例えば、使用者が中古品の使用方法や設置方法を知らずに使用したり、入手した中古品がリコール製品と気付かずに使用したりするなどして、事故が発生しています。具体的には、中古品は過去の使用状況や不具合の有無が不明であったり、取扱説明書が添付されていなかったりする場合も多く、さらにはリコール製品かどうかを確認されなかったりすることもあるため、注意が必要です。
平成25年度から平成29年度の5年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報12,785件(※2)のうち、中古品の事故が少なくとも182件確認されました。このうち29件はリコール製品で事故が発生しています。事故の被害状況は、182件のうち、死亡事故6件、重傷事故7件発生し、被害者数は死亡7人、重傷8人に上っています。
これらの中古品の事故は、使用者に取扱説明書や本体表示に記載された正しい使い方などの情報が確実に届いて、特にリコール製品の場合については使用者の協力が得られ、回収・点検・交換などの対策が行われていれば、未然に防ぐことができた可能性が高い事故です。中古品の事故を未然に防止するために、事故事例の紹介及びリコール情報の入手方法の紹介などによって、注意喚起を行います。
(※1)本資料では、中古品販売店で購入したもの、インターネットオークション及びインターネット通販で購入した中古品、知人から譲渡された物、中古住宅に既設で設置されていたものなどを「中古品」と呼びます。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度によって収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。ただし、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:柿原、佐藤、前野
電話:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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