安全・安心情報
トップページ > くらし・健康・教育 > 生活・税金 > 消費生活 > 富山県消費生活センター > くらしの安心情報(一覧) > くらしの安心情報第126号
更新日:2021年2月24日
ここから本文です。
くらしの安心情報第126号
くらしの安心ネットとやま
平成29年3月10日
乳幼児(※1)は成長するに伴い、はいはい、つかまり立ち、ひとり歩きと行動範囲が広がり(※2)、家庭内の様々なものに興味を示すようになります。その結果、家具や電気製品を倒す、高温部に触るなどで思わぬ製品事故が発生しています。こうした事故を防ぐために、事故につながる可能性のある家具や電気製品をあらかじめ乳幼児の手の届かないところに遠ざけることが重要です。以下の家庭内で気をつけるポイントも確認し、乳幼児の事故を未然に防ぎましょう。
NITE(ナイト)が収集した6歳までの乳幼児の製品事故のうち、家庭内において乳幼児の行動を伴って発生した事故(※3)は、平成23年度から平成27年度までの5年間に合計60件あります。この中で、23%は死亡・重傷事故(死亡2件、重傷12件)となっています(※4)。年齢別では1歳児の事故が多く(16人)、また死亡・重傷事故は3歳以下で発生しています。
事故の内容としては、乳幼児が家具や電気製品に興味を示して倒し打撲を負ったり、つかまり立ちをした際にお湯や蒸気に触れてやけどを負うなどが多くなっていますが、おもちゃなどを口にくわえたまま転倒したり、その部品を飲み込んだりする事故も発生しています。
(※1)本資料では、1歳未満の子どもを「乳児」、1歳以上6歳以下の子どもを「幼児」と定義。
(※2)乳幼児の成長に伴う行動の発達については、例えば、以下の文献を参照。西田佳史,木村陽一,山中龍宏,“日常系の科学技術:乳幼児事故予防のための日常行動モデリング,”計測と制御,Vol.45,No.12,pp.1010-1017,December 2006
(※3)平成29年1月31日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。平成23年度~平成27年度において、家庭内で乳幼児が被害を負った製品事故のうち、「乳幼児の行動」によって引き起こされた事故。「ほ乳瓶が突然割れた」などの「乳幼児の行動」によらない事故は含めていない。
(※4)死亡・重傷事故の詳細は説明資料P.13の別紙2を参照。
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:穴井、田代
電話:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
お問い合わせ
関連情報
目的別情報
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください