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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第117号
くらしの安心ネットとやま
平成28年6月10日
本格的な梅雨入りを前に、湿気対策等で、除湿機(※1)などを使う頻度が増えてきますが、空気清浄機(※1)(除湿・加湿機能付を含む)や除湿機による火災事故が多く発生しています。その中には、不注意な使い方による事故のほか、リコール対象製品による事故も発生していますので、事故を未然に防止するため、リコール情報の確認方法や使用時の注意事項について注意喚起を行うこととしました。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報(※2)において、空気清浄機や除湿機による事故は、平成22~26年度までの5年間に合計117件(※3)(空気清浄機63件、除湿機54件)発生しています。特に5月が最も多く、それ以降も継続して発生しています。事故を被害状況別にみると、死亡1件、重傷2件、軽傷12件、拡大被害(※4)67件、製品破損35件となっており、また、全体の66.7%(78件)が火災(※5)に至っています。
事故の原因としては、設計・製造・表示に問題があったなど「製品に起因する事故」が63件(空気清浄機45件、除湿機18件)発生しています。これらの事故のうち27件が、事業者がリコールを実施したにもかかわらず改修・修理が行われず、事故に至ったものです。
これらの事故を防ぐために、お使いの製品がリコール対象製品に該当していないか確認してください。該当する場合はすぐに使用を中止し、事業者に連絡してください。リコール情報は、新聞広告や折り込みチラシ、ホームページ等で公表されているほか、NITEでも「社告・リコール情報データベース」を公開(※6)しており、製造事業者・販売事業者の名称や製品名、型番などを元に検索することができます。
また、「製品に起因する事故」以外でも、空気清浄機や除湿機を持ち運んで部屋を移動するときに、電源コードに無理な力がかかって損傷したものの、そのまま使用を続けた結果、電源コードの損傷部から発火した事故も発生しています。
製品の使用中に、「製品が時々止まる」、「製品から異臭や異音がする」、「外装が変形したり変色している」などの事故の予兆に気づいたら、すぐに製品の使用を中止し、製造事業者・販売事業者に点検を依頼してください。
(※1)空気清浄機や除湿機の機能について以下にまとめる。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
(※3)平成28年5月1日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
(※4)製品本体のみの被害にとどまらず、周囲の製品や建物などにも被害を及ぼすこと。
(※5)ここでいう「火災」とは消防が認定したものを指す。
(※6)http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php(NITE(製品評価技術基盤機構)のページ)(外部サイトへリンク) 検索サイトを利用する場合は「NITE リコール」等の単語で検索すること。
《問合せ先》
製品安全センター
担当者:池谷、穴井、田代
電話:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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