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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第78号
くらしの安心ネットとやま
平成25年3月11日
TDK株式会社は、平成25年2月8日に発生した長崎県長崎市のグループホームでの火災死亡事故について、同社の加湿器(スチーム式)(型式:KS-500H)が火元であった可能性が高いと発表しました(同月22日)。この製品は、同社が従来より製品回収を行っていたものです。事業者によれば、この発表後、同月24日までに少なくとも225台(当該製品を含むリコール対象4機種合計)の未回収品の所在が明らかになったとのことですが、まだ多数の未回収品が残っています。
回収対象製品を知らずに使い続け、事故が発生するおそれがあります。もし、まだ当該製品をお持ちの場合には、直ちに使用を中止し、同社まで御連絡ください。
製品による事故の未然・拡大防止のため、事業者により製品の無償改修・回収等が行われることがあります。しかし、こうした情報が行き届かなかったなどの理由により、消費者が対象製品を知らずに使い続け、事故が発生する場合もあります。
国民生活センター・国土交通省・厚生労働省・経済産業省・製品評価技術基盤機構(NITE)等では、無償改修・回収等が行われている消費者向けの製品について、リコール情報サイトを開設し、情報を提供しています。皆さまの御家庭にも該当製品があるかもしれません。折に触れて確認してください。もし未対応の該当製品をお持ちの場合は、直ちに使用を中止し事業者に連絡して下さい。
ガスふろがま及び石油ふろがま(※1)の事故は、冬の時期に比較的多く発生しているため注意が必要です。
NITE製品安全センターに通知された製品事故情報(※2)のうち、平成19年度から23年度までの5年間に、ガスふろがまによる事故が544件、石油ふろがまによる事故が303件発生しています(※3)。
ガスふろがまの事故544件の被害状況は、死亡2件、重傷12件、軽傷61件、拡大被害(※4)83件、製品破損等386件です。また、石油ふろがまの事故303件の被害状況は、死亡3件、重傷1件、軽傷16件、拡大被害175件、製品破損等108件です。
事故の発生状況を製品ごとに現象別に分析すると、次のような事故が多く発生しています。
これらの事故は、誤使用や不注意等の使い方による事故や長期使用による事故(異常燃焼や燃料漏れ等)が多く見受けられますが、使用の際の注意や日頃の点検により未然に防ぐことができるものも多いことから、注意喚起を行うこととしました。
(※1)ガスふろがま:給湯機付ガスふろがまを含む。
石油ふろがま:まき兼用石油ふろがま及び給湯機付石油ふろがまを含む。
(※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集した非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。
(※3)平成24年12月27日現在、重複、対象外情報を除いた件数で、事故発生日に基づき集計。
(※4)製品本体の被害にとどまらず、周囲の製品や建物に被害が及ぶことを拡大被害としている。
《問合せ先》
製品安全センター製品安全調査課
担当者:葛谷、亀井、山城
電話:06-6942-1113
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