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更新日:2021年2月24日
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くらしの安心情報第71号
くらしの安心ネットとやま
平成24年8月10日
全国的に節電要請の高まる本格的な夏を迎え、省エネ・節電対策等で白熱灯等から、より節電効果の高い照明器具に取り替える機会が増えると予想されます。
NITE製品安全センターに通知された製品事故のうち、照明器具の事故は、平成19年度から23年度の5年間に492件(※1)ありました。照明器具の事故を製品の種類別にみると、蛍光灯の事故は271件、白熱灯の事故は66件、放電灯の事故は31件、LED照明の事故は22件ありました。被害状況は、死亡事故2件、重傷事故5件、軽傷事故20件、拡大被害(※2)130件あり、そのうち火災(※3)は17件でした。
照明器具の事故492件のうち、使用期間2年未満の事故は108件あり、製品に起因する事故が多くなっています。製品に起因しない事故は製品起因の事故に比べて件数は少ないものの、重傷事故や拡大被害に至る割合が多く発生しています。
「設計、製造又は表示に問題があったもの」と「製品起因であるが、その原因が不明のもの」、及び「調査中のもの」を除く173件の事故発生状況を現象別に分析すると、次のような事故が多く発生しています。
照明器具の事故は、経年劣化による事故及び使用期間2年未満で発生する事故が多くなっています。また、照明器具に適合しないランプを使用したことによる事故も起きています。照明器具は生活に欠かすことができない大変身近な製品であることから、社告・リコール情報の周知徹底も含め、製品を安全に正しく使用して、事故を防止するため、注意喚起を行うこととしました。
(※1)平成24年5月31日現在、重複、対象外情報を除いた件数で、事故発生月に基づき集計。
(※2)NITEでは、製品本体のみの被害(製品破損)にとどまらず、周囲の製品や建物などにも被害を及ぼすことを「拡大被害」とする。
(※3)火災のうち、壁や畳、ふすま等の建物や建具の一部以上が焼損したもの。
《問合せ先》
製品安全センター製品安全調査課
担当者:葛谷、亀井、山城、茶間
電話:06-6942-1113
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