更新日:2026年6月3日

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定例記者会見[令和8年6月4日(木曜日)]

  • 日時:令和8年6月4日(木曜日)11時30分~
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項・質疑応答

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

<発表項目>

  1. 令和8年度6月補正予算案の概要について
  2. 第21回若年者ものづくり競技大会及びとやまものづくりフェスティバル2026について
  3. とやま人材活躍応援団の創設について

【令和8年6月4日(木曜日)11時30分〜】知事定例記者会見(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

<質疑応答>

  1. 令和8年度6月補正予算(案)について
  2. とやま人材活躍応援団の創設について
  3. 令和7年人口動態統計(概数)について
  4. 富山空港の愛称について
  5. 「寿司といえば、富山」ブランディングについて

2.記者会見録

( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

1.知事からの説明事項(6月補正予算(案)について)

syasin

1.令和8年度6月補正予算(案)の概要について

 (発表項目は)3点ありますが、最初、6月の補正予算案についてまず説明して、それの質疑を行いたいと思います。よろしくご協力お願いします。

 今回の補正予算案では、まず、中東情勢・物価高騰による影響に対応するため、「富山県経済の好循環加速化パッケージ」の第4弾として、昨日、国会のほうで提出されました国の補正予算案に計上された重点支援地方創生臨時交付金も最大限活用し、必要な対策を展開します。

 加えて、県民の安全・安心の確保、教育の充実に向けた国補助金に係る事業、そして地域の活性化に係る事業に必要な予算を計上いたします。

 これらを合わせた一般会計の補正規模ですが、90億7,071万円となります。これらはいずれも、当初予算編成後の状況の変化を踏まえて、機動的に対応するものです。

 また、重点支援地方創生臨時交付金については、これまで県に配分された額に加えて、今回の国補正予算案に基づいて追加配分が見込まれる分も含めて、6月補正予算案で全額を活用するということにしています。

 以下、主なものについてご説明いたします。

 1本目の柱は「中東情勢等への対応」です。

 これまで、県民生活や地域経済に深刻な影響が生じることがないよう、まずは令和8年度当初予算及び令和7年度補正予算に計上した「富山県経済の好循環加速化パッケージ」、これの第1弾から第3弾の事業効果が早期に発現するように、速やかな執行に努めてきたところです。その上で、ということですが、中東情勢の緊迫化によりまして県内への影響や国の動向などを踏まえて、今回、「富山県経済の好循環加速化パッケージ」、これの第4弾として必要な対策を展開する、そんな流れになります。

 まずは、「(1)中小企業等への支援」ですが、中小企業・小規模事業者の資金繰りの支援に万全を期すため、県の制度融資「経済変動対策緊急融資」に「中東情勢特別対策枠」を創設するとともに、保証料の負担を軽減します。融資の諸条件については、資料に記載のとおりです。

 また、高効率機器や省力化設備などの導入を後押しするとともに、脱炭素経営や事業の再生に向けた取組を支援するほか、価格転嫁に向けた課題の解決に必要な費用の支援についても、今月1日から上限額を引き上げまして、必要となる予算額を増額しています。

 さらに、今回の国の予備費を活用した電気・ガス料金支援の対象外となっております特別高圧電力を使用する中小企業を支援するとともに、LPガスを使用する一般消費者、あるいはタクシー事業者の負担を軽減します。

 加えて、トラック運送事業者に対し、燃料消費の抑制に資する車両等の導入を支援するほか、農林水産事業者に対しては、化学肥料や燃料のコスト低減に向けた取組を後押しする奨励金を交付するとともに、スマート農機と新たな生産方式の導入による一体的な取組を支援します。

このほかに、燃料費高騰の影響を受け、経営改善に取り組む一般公衆浴場も支援します。

 次に、「(2)医療機関や社会福祉施設等への支援」です。

 まず建築資材などの高騰の影響を受け、施設整備費が増加している医療機関を支援するほか、人材の確保・定着に向けて業務効率化・職場環境改善に取り組む医療機関や、生産性向上に取り組む通所・訪問系介護サービス事業所を支援します。

 また、救命救急センターの体制を維持するため、光熱費などの高騰の影響を受ける第三次救急医療機関を支援するとともに、県立学校における給食などの質を維持するための費用も補てんします。

 こちらの資料では、「富山県経済の好循環加速化パッケージ」を整理しております。第4弾までで総額がどうなるのか、そのようなところをご覧ください。

 以上が中東情勢に対する対応という1本目の柱。

 2本目の柱は、「県民の皆様の安全・安心の確保」です。

 安心して産み育てられる医療体制を確保するため、利用者が減少している分娩取扱施設や小児医療拠点施設に対し、体制維持に必要な費用を支援します。

 また、災害時や歯科医師が不足する地域においても、歯科保健医療活動を実施できるよう、巡回診療に必要な車両や機材などの導入を支援します。

 さらに、防災・減災対策として、地区防災計画の策定に関する研修会やワークショップを開催し、検討から策定までの切れ目のない支援を実施するほか、速度超過による痛ましい交通事故の発生を防止するため、可搬式の速度違反自動取締装置(オービス)を追加配備し、県内主要幹線道路における取締りの強化を図ります。

 このほか、富山市月岡地域の住宅団地に残る配管の調査・対策工事を速やかに実施し、住民の皆様の不安解消に努めてまいります。

 3つ目の柱は、「教育の充実」です。

 先月、文部科学省が進める公立高校改革において、本県の魚津・小杉両校が全国初の改革先導拠点に採択されたことから、国の高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)に基づく教育改革を推進するための国補助金を「富山県高等学校等教育改革推進基金」に積み立てるとともに、この基金を活用し、産業イノベーションを担う人材の育成に向けた改革先導拠点における取組を進めます。

 4つ目の柱、「地域の活性化」ということです。

 本県出身のプロバスケットボールプレーヤー八村塁選手の渡米後初となる公式凱旋を記念したイベント「BLACK SAMURAI 富山 Homecoming」を8月に富山市内で開催するとともに、併せまして「寿司といえば、富山」のPRや環水公園でのナイトクルーズなどを実施し、本県の魅力を広く発信したいと考えております。なお、この記念イベントの詳細については、今日の午後2時半から富山市総合体育館で実施する、実行委員会、そして富山市さんとの合同記者会見で発表しますので、よろしくお願いします。

 また、7月下旬から8月上旬にかけて米国へ訪問団を派遣し、オレゴン州との友好親善を深めるとともに、ロサンゼルスでは観光PRイベントを開催することとしています。この訪問にあわせて、本県経済関係者と現地関係者との意見交換などを実施することとし、米国との経済交流の促進を図ってまいります。

 さらに、令和9年度に予定している海王丸の大規模修繕などを契機に、海王丸パーク周辺エリアの活性化に向けた取組を進めます。

 加えまして、高温耐性品種などの優良種子の安定供給に向けて、原種などの品質向上に必要な施設整備を支援をしてまいります。

 次に、4月に総務省の「持続可能な行政サービスの提供に向けた広域連携モデル構築事業」の採択を受けた3事業について説明します。

 1つ目は、先月26日に氷見市役所庁舎内に設置した高岡農林振興センターのサテライトデスクにおいて、氷見市などとの連携により、農業の担い手育成・確保等に取り組むモデル事業を実施をします。

 2つ目は、災害発生時に農業用施設などの被災状況を迅速に把握するため、市町村と連携し、農業土木技術職員の相互応援体制を構築します。

 3つ目は、地域における日本語教育を推進するため、市町村と連携し、初期日本語教室の体験会や外国人住民の学習ニーズなどの調査を実施いたします。

 また、これらの事業で得られた成果や課題をしっかり検証し、他分野への横展開を図ってまいります。

 補正予算案についての説明は以上です。

 それぞれ事業の詳細については、お手元の資料に記載の担当の各課にご確認いただければと思います。

 それでは、1点目、ここまでで一旦説明を切らせていただきます。

2.質疑応答(6月補正予算(案)について)

【記者】

 まず補正予算案についてお伺いしますが、先ほど来の説明で、国の重点支援交付金ですけれども、本予算までに(国から)来た部分と、先ほどのお話ですと、今、国のほうで議論が進んでおると思うんですが、今後、(国の)補正予算案に入る分も織り込んでというような形だったんですが、そうしますと、いわゆる追加で提案するというようなものは今回はなくて、最初のご発表の補正予算のところに全部盛り込んだという認識でよろしいのか、それをお教えください。

【知事】

 この国の交付金を活用する事業という意味ですか。

【記者】

 そうです。

【知事】

 そうですね、出入りがあるものですから、令和7年の国の補正分で来た分、それから令和6年の国の補正分のうち未計上の分などがあって、それで令和8年当初予算で積んでいる分もありますが、その使用残みたいなのもありまして、これ細かいので、それはまた担当課に聞いていただければいいんですが、今回、新たに国の補正で6億また交付されるのではないかと、まだこれは見込みです。このたびの6月補正で全てを使い切るというつもりにしております。

【記者】

 そうしますと使用残の分も合わせて、新たに来る6億、見込みですけれども、あるということで、それを全部組み込んで使い切るということですね。

【知事】

 そういうことですね。

【記者】

 ああ、なるほど。

【知事】

 そういう意味じゃ、追加の交付金は6億円来るであろうと、これはまだ見込みですが、それも含めて、やっぱり国としても一日も早く効果を発現することを求められておりますから、今回で全部活用をするということにしています。

【記者】

 ありがとうございます。

 そうしますと、従来、少しタイミングがずれるということで、(6月補正案の発表を)県単独の部分と国の補正を盛り込んだ部分ということで2段階みたいな形もこれまで取られていたと思うんですが、今回はこれのみで、全部盛り込んだということですか。

【知事】

 そういう意味ですね、そういう意味ではそうなります。

 国のほうの補正も、やると決めてからは結構スピード感を持って進んでおられると思いますので、あくまで見込みですけれども、6億円、この新しい交付金を見込んで計上しているということです。

【記者】

 ありがとうございました。

 そこに込めた狙い、思いということなんですけれども、これまで使用残も少しあった中で、今回、いわゆる全て出し切るという形かと思います。事態が非常に深刻化していることの裏返しかなとも取れるんですけれども、このあたり知事のご認識はいかがでしょうか。

【知事】

 せっかく国のほうからこういった物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金という大変長いタイトルですけれども、そういった趣旨で交付金が出るものですから、これをできるだけ早く活用し切るということ、せっかくの資金ですので、徹底的にまずこれを活用しようということであります。そこにおいて、「富山県経済の好循環加速化パッケージ」の第4弾という体裁でこれを行っていくということになります。

【記者】

 いわゆる見込みの部分も組み込んだというご説明なんですけれども、そうしますと、いわゆる県庁内での準備ですよね、このあたり非常に先回り先回りで進められたのかなということなんですけれども、このあたりの評価はいかがでしょうか。

【知事】

 そうですね、これは前の庁議において、国の補正、その段階では国の補正がどうなるのかちょっと分からない状況でしたけれども、それにかかわらず、うちとしては県民の皆様、あるいは業界の声をいろいろと積極的に聞いておりましたから、それを聞いた上で、県としての補正の準備はちゃんとしていこうということで事前に走っておりましたので、そういう意味では次の議会に提案する助走はずっとしてきたということです。そこに国のほうのこともほぼ見通すことができたので、今回の補正予算案の提案につながっています。

【記者】

 ありがとうございます。

 県議会のほうからも、自民党さんと立憲民主さんですかね、緊急要望という形で出されたかと思います。これの反映がどのようになっているかについてはご説明いただけますでしょうか。

【知事】

 今回の補正に向けて、自由民主党富山県議会議員会さんと、立憲民主党さん、立憲民主党さんは市議会の方々もお見えになって、言わばオール立憲でいらっしゃいました。

 両会派とも、とても多岐にわたるご要望を本当にいただきました。それぞれの党として県民に、あるいは事業者にそれぞれのネットワークを通じて本当に真摯に集められた声を要望にしていただきましたので、大変数が多かったので、どれをどう反映したということは、詳細をまた見ていただければいいですけれども、やはりしっかり受け止めて、この補正予算案を編成したということです。

【記者】

6月補正予算案に関してですが、中東情勢への対応ということで、(富山県経済の好循環加速化)パッケージの第4弾に位置づけるというので、いろいろ盛り込まれているんですが、実際に経済団体からの意見を聞く場だったりとか、庁内でいろんな声を聞いて、いろんな課題の声とかが上がっていたと思うんですけれども、中小企業への支援を盛り込む上で、特に重視したポイントなどがあれば教えていただけますでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 実際にリアルで経済団体のご意見を伺う場もありましたし、またオンラインで企業アンケートも取りました。まず、事業継続のための資金繰り支援を求める声が多かった。これを受けまして、県の融資制度「経済変動対策緊急融資」に新規融資枠100億円の「中東情勢特別対策枠」というものを創設をしました。

 やはりまず、この非常時を乗り切っていただくために、資金繰りを押さえるということがやっぱり大切なことだと思い、実は今回の補正の中でも、額的にはこの融資の枠が大きなものになっています。

 そのほかには、やはりエネルギーの転換、あるいは高効率化など、今まさに中東情勢によってそういったエネルギーの供給の不安というものもありますので、これに対応する、それから、もうちょっと先を見て、そういったエネルギーをなるべく減らしていく、そのような投資を今のうちにしていただく、そのようなことも目配りをしています。

【記者】

 先ほどのご説明ですと、今回新たに国のほうから補正予算として見込まれる金額が6億円程度というふうなご説明あったかと思うんですが、県のほうで臨時交付金ですね、積み残しというのは、現時点でどれぐらい残っているものなのでしょうか。

【知事】

 そうですね、足し引きいろいろあるんですが、約25億円、25.7億円ですね。

【記者】

 この全部、今の足し算した分を全て今回使い切るというご説明の一方で、中東情勢どうなるか分からないという、今後の見通しがなかなか見えないよねというところもあると思うんですが、そのあたりは今回使い切るということなんですけれど、どのようにお考えでしょうか。

【知事】

 まずは今、先ほども申し上げましたが、非常事態ということで、確かに今、長期化の様相を見せていますが、まずここを乗り切ることを主眼に置いて、この補正予算を考えています。で、(国の交付金を)使い切るというつもりで補正予算を組んだということです。

 じゃあ、もっと長引いて足りなくなったらどうするのかという、次、ご質問かもしれませんが、そこについては状況に柔軟に対応して、これはまた議会ともご相談してスピード感を持って対応していく、今はそういうつもりではおります。

3.知事からの説明事項(その他)

2.第21回若年者ものづくり競技大会及びとやまものづくりフェスティバル2026について

 それでは、あと2件、私から発表させていただきます。

 まず2番目は、「第21回若年者ものづくり競技大会」の開催です。

 この「若年者ものづくり競技大会」、そして併催として、「とやまものづくりフェスティバル2026」を開催します。これについて説明いたします。

 「若年者ものづくり競技大会」は、工業高校や職業能力開発施設などで技能を学ぶ20歳以下の若者たちが、日頃培った技術を競い合う全国大会です。本県では初めての開催になります。

 大会は、8月1日土曜日、2日日曜日の2日間、富山テクノホール、それから高岡テクノドーム、ポリテクセンター富山を会場として開催されます。主催は、厚生労働省と中央職業能力開発協会さんです。

 競技の職種ですが、機械製図(CAD)、それから旋盤、木材加工など15の職種で行われて、全国から約350人の若者が参加する予定です。昨年度の来場者は約6,500人、ライブ配信数は約5万5,000人に上るなど、とても注目度が高いものと理解しています。

 富山県では、この大会にあわせて、富山テクノホールにおいて、こどもたちが「つくる楽しさ」や「職人の技」に触れられる体験イベント「とやまものづくりフェスティバル2026-職人が伝える匠の技-」というイベントを開催します。

こちらは、県内の小学生・中学生を対象に、ものづくりの楽しさや技能の魅力を体感していただくイベントです。富山テクノホールを会場に、県内17団体の協力の下、ランプシェード作りや土人形の絵付け体験など、様々な体験ができるほか、高い技術を持つ職人の製作実演をご覧もいただける予定です。

 参加費無料なんですけれども、一部のものづくり体験は材料の準備などもあるので、事前の申込みが必要となっています。この申込みは、7月上旬からウェブにて受付を開始します。ご希望の方は、県のホームページをぜひチェックしていただいて、お申し込みいただきたいと思います。

 若年者ものづくり競技大会の地元開催を契機として、富山県からは最大8名の選手が出場予定をしています。昨年度の約3倍に増えます。本県初開催ということが追い風となり、若い世代の技能への関心や挑戦意欲の高まりにつながっているものと受け止めています。

 富山県では、本年度、出場選手の強化訓練への支援を拡充したところでありまして、本県出場選手の活躍を全力で後押ししたいと考えます。

人口減少が進む中、地域産業を支える技能人材の育成は、ますます重要になっていまして、県としては、技能向上に取り組む若者たちの挑戦を地域ぐるみで応援するとともに、今回の大会を、こどもたちにものづくりの魅力に触れてもらい、次の世代へ技能や技術をつなげていく契機としたいと考えています。

 多くの県民の皆様にもお運びをいただき、「ものづくり県・富山」の未来を担う若者たちの熱気、そして挑戦を、ぜひできれば会場でリアルで直接感じていただければと思います。なお、本件の詳細については、労働政策課にお問合せください。

 第21回若年者ものづくり競技大会の開催については、以上です。

3.とやま人材活躍応援団の創設について

 もう1点ございます。「とやま人材活躍応援団」の創設です。

 労働供給制約を乗り越えるために、人が自然と集まり、定着し、活躍する好循環をなす「人材確保・活躍の富山モデル」の構築を目指して、本年度、「県人材確保・活躍パッケージ」を始動させました。これについては、令和8年度当初予算のときに詳しく説明したところであります。

 このモデルの構築は、行政だけで実現できるものではもちろんありません。県民の皆様、企業、各種団体、地域が一体となり、略して「人活パッケージ」と言っていますが、このパッケージを現場に浸透させていくこと、さらに個々の企業などにおいて具体的な人材確保・活躍に資する「好事例」を生み出し、それを共有して、県内に横展開していくことが不可欠と考えています。

 このため、取組の推進にご協力いただける団体などを「とやま人材活躍応援団」として登録をし、人活パッケージの実効性を高めるとともに、富山の人材確保・活躍を県全体で共に創るネットワークを形成してまいります。

 この応援団の役割は、大きく2つと考えています。

 1つ目は、県の人材戦略を現場に届けること、特に、「組織中心」から「人中心」への発想の転換と、人活パッケージの各種施策の活用を各企業などに促していただければと思います。

 2つ目は、各企業などにおける好事例を、富山の標準へと育てていくことです。人活パッケージの活用などにより、現場での好事例をつくり出すということを支援をし、その実践の様子を収集・可視化し、県内で共有・横展開していただきたいと考えています。

 応援団のメンバーですが、想定しておりますのは、経済団体、金融機関、エッセンシャルワーク分野など各分野の団体、そして教育機関、また自治体、これらを想定しています。また、ここにお集まりのマスコミの皆様、皆様もぜひ応援団として私たちの輪に入っていただきたいと考えています。

 今後のスケジュールとしては、今月から応援団の登録案内を開始し、夏から秋頃にキックオフイベントを開催する予定です。

その後、随時、各団体の会員企業、顧客企業などに対して、パッケージの普及、それから好事例をつくり出す支援などを展開していただき、来年の2月ないし3月頃には、県内から集めました好事例の発表会を開催したいと考えます。収集した事例を応援団員の各団体、企業などで共有をし、優良事例の県内への横展開を進めるという流れにしたいと考えます。

 好事例というものは、既に県内に存在をしています。現在、我々が事例として認識しているものをここに示しておりますが、平野電業さんでは、ボルダリング施設を整備し、無料で使用できるようにすることで人材確保につなげ、社員の趣味も応援をしておられるということです。また、富山大学の附属病院では、手術交代制の導入により、若手や女性の活躍につながっています。富山県立大学では、バイオ医薬品の講座を開設し、富山ならではの人材育成を進めています。こうした事例を生み出し、収集し、県内への横展開を図ってまいります。

応援団で推進していく「人材確保・活躍の富山モデル」、これは人を奪い合うのではなく、人材がその能力を発揮し、ウェルビーイングを実感する「人中心」へと発想を転換し、持続可能な経済社会の形成を目指すという点において、先日5月28日でしたが、「富山県SWGs宣言」の趣旨にも沿うものと考えます。

 県民の皆様、企業、団体、地域の皆様と共に、人材が集まり、育ち、活躍する富山をつくってまいりたいと考えます。ぜひご協力お願いします。

なお、この件、詳細につきましては、人材確保推進課へお問合せください。

 後半戦、私からは以上になります。

4.質疑応答(その他)

【記者】

 とやま人材活躍応援団のことで少し、お伺いしたいと思います。

 これメンバー想定ということで、この後募集されるということなんであれなんですけれども、どれぐらいの規模感で考えておられるかというのが1点と、ちょっとお話を伺っていて分からなかったのが、各社さん人材確保には非常に苦労しておられまして、いろんな制度、独自の取組でやっておられるところかと思うんですけれども、いわゆる県内企業だったり、いろんな団体同士の間でも競争になる部分でもあるかと思うんですが、このあたりを共有化していくにあたっては、結構ハードルもあるんじゃないかなと考えておるんですけれども、知事のお考えをお聞かせください。

【知事】

 はい、ありがとうございます。

 これからホームページ上にこの発表を終ってすぐにアップしますが、あるいはもうアップしているかもしれませんが、ホームページ上に登録のフォームを配置をいたします。今ほど申し上げたような趣旨に賛同いただける団体、機関から広く受け付けたいと考えています。

 また、日頃から既にいろいろと連携を密にさせていただいております経済団体、業界団体、金融機関、教育機関、市町村などの自治体、こういったところには県から直接お声がけをし、参加を呼びかけていきたいと考えています。

 といって、県を挙げて総がかりというような規模感ではなく、主体的に関わっていただけるような企業、団体、こういったところに応援団になっていただき、人活パッケージをより普及して、また大きな予算もつけておりますので、これを活用していただく、そんなようなことを富山県と一緒に取り組んでいただける、そういった方々を募集をしています。

 どういったメリットがということですが、支援を受ける企業や団体においては、人材確保や人材活躍が進み、そこで働く人も力を発揮しやすくなるということが見込まれます。支援する側、支援を受ける組織、そこで働く人のいずれにとっても意義のある、いわゆる三方よしの取組になっていけばというふうに思います。そんなところですね。

【記者】

 ちなみにこれに入ると、例えば県で様々予算つけておられるところだと思うんですけれども、何か活用をしやすくなるとか、そういうメリットもあるんでしょうか。

【知事】

 この応援団に入るとですか。

【記者】

 そうです。

【知事】

 いや、企業などが人活パッケージの施策や予算を活用する上での応援団となってほしいということですね。パッケージというのはやっぱり使われて何ぼの話ですから、それをより幅広く活用をしていただくために県と一緒に取り組んでいただける、そんな皆さんを募集するということです。

【記者】

 分かりました。

 1点、ちょっと発表項目外で恐縮なんですけれども、昨日なんですが、県の2025年の出生数などなどが厚生労働省のほうから発表されております。既に各社報じているところではあるんですが、10年ぶりに前年を上回るという結果になりました。まずは知事の所感をお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。

【知事】

 既に報道を皆さんがされているところですが、昨日厚労省から発表された、令和7年の人口動態統計の概数ですけれども、本県の出生数5,125人、前年に比べまして47人増えたということです。これは、平成27年以来10年ぶりの増加ということです。

 また、私どもとしては、出生数と強い相関があると考えております婚姻の件数、これが3,336組で前年より12組増えて、こちらのほうは2年連続で増加というふうになっています。

 近年出生数も婚姻件数も減少が続いていた中で、僅かではありますけれども、どちらもともに前年より増加したことは、やはり喜ばしい結果ではあると受け止めていますが、本県の出生数、それから婚姻件数は、グラフを書くと中長期的には減少傾向が続いています、右肩下がりといってもいいですけれども、なので、今回の発表で一喜一憂するのではなく、引き続き若者の出会いや結婚の応援、また子育て支援などに地道に取り組んでいく必要があると思います。

 ここから先はちょっとPRになりますが、そのためには、若者の出会いや結婚を希望する方を応援する取組として、これまでも何度も申し上げておりますが、富山県内企業の従業員専用の出会い応援アプリ「TOYAMA goen」の運用が今始まっています。それからリアルな大規模な恋活イベント「とやま恋さんぽ」の実施など、出会いをさらに後押しをすることを企画しているところであります。そして、より基本的なこととしては、男女が共に働きやすい職場環境づくりを推進していくことがあると思います。

 また、「富山県こどもまんなか条例」を制定したところですけれども、社会全体でこどもの支援に取り組むための施策を推進することにもしています。妊娠から子育て期の切れ目ない支援として、妊産婦が安心して妊娠・出産できるよう支援体制の構築、そしてこども医療費助成の拡充、1歳半時に3万円の電子ポイントの付与する子育て支援ポイント制度、このような取組を進めているところでございます。

【記者】

 ありがとうございます。

 全国でも出生数が増えたのは4都県(※)ということになっておりまして、富山県、お隣の石川県もそうだったんですが、施策の効果が出たというふうに捉えることもできなくもないのかなと思うんですけれども、そういった施策の手応えについてはいかがでしょうか。

【知事】

 ええ、もちろん私になってからに限らず、その前の石井知事、それから中沖知事の頃から、中沖知事の任期中の1998年に人口としてはピークアウトしたわけですけれども、その後も様々な努力は連綿と続けてきました。

 その成果が出たと言いたいんですけれども、ただ、まだ1年、2年ではそう力強く言い切るところまではいかないと思っています。例えばこういうトレンドが3年、4年と続き始めたら、今のご質問にはもうちょっと自信を持ってお答えできるかもしれませんが、先ほども言いましたように、婚姻件数が増えた、出生数が増えたということは、これは喜ばしいことではありますが、政策の手応えとまではまだ言い切れないと慎重に見ています。

【記者】

 発表項目外で恐縮なんですけれども、昨日、岐阜県知事の定例会見の中で、富山空港の愛称について言及がございました。

【知事】

 そうなんですか、知らなかった。

【記者】

 知らないということですので、すみません、かいつまんでちょっとご紹介させていただくんですけれども。岐阜県知事が、富山空港の愛称として「高山」を使用する案について、飛騨高山方面への入り口があるということを世界に発信することになると、飛騨の方々がいいなと思ってもらえるのであれば、非常にいいことだと思うということで発言されたんですけれども。この発言に対する知事の受け止めをまずはお聞きしたいと思います。

【知事】

 先日の富山空港の利用を促進するという官民合同でやっている会議の中で、4月から富山空港の運営者になっていただいております株式会社富山エアポートの岡田社長がその会議で副会長に就任されたんですが、その就任の挨拶の中で飛び出したのが、空港の愛称も新しく考えたらどうかというご提案でした。その中で、正式名称はあくまで富山空港なんですよ、ですけれども、愛称に「すし」とか、あるいは近隣の「高山」とかいう文言を入れたらどうかというご提案でありました。

 前回の定例(会見)で私は、とてもよい提案ではないかという私の受け止めを申し上げました。ただあくまで県外の地名なんで、「高山」というのは、もし当該の岐阜県なり、あるいは高山市さんがあんまりうれしくないよと言われたらどうしようかなとは内心は思っていましたが、今、岐阜の江崎知事がそのように比較的前向きに受け止めていただいたという話を聞いて、今初めて聞きましたが、それはそれでいわゆる障害は1つなくなったのかなとは思います。

【記者】

 ありがとうございます。

 この愛称については、一昨日、新田知事から岐阜県知事のほうに相談をされたということだったんですけれども、具体的にどのようなやり取りがあったのか、教えていただけますでしょうか。

【知事】

 ああ、そうなんですか。一昨日、東京で在京のEUの大使の方々二十数名と全国知事会のメンバー、これは9名集まりましたが、の意見交換会がありました。その場でたまたま隣が江崎さんだったので、一応合間にそんな話もしていました。今さっき説明したように、富山空港の運営の会議でこういった提案がありましたよと、私は、それはよい提案ではないかと思っていると、ついては知事としてどうですかということをお尋ねしたということです。その場では特に答えはなかったですが、今そういう記者会見ですか、そこを通じてそういう意味じゃ、私の問いかけにお答えいただいたということかなと思っています。

【記者】

 ありがとうございます。

 愛称、7月の岐阜県知事との懇談会までに決めたいというお話だったかと思いますけれども、それについて進捗ですとか、また具体的に日程等々決まっていましたら、また教えていただきたいと思いますのと、改めて愛称の変更によって期待することですとか、経済効果みたいな目標があれば教えていただきたいと思います。

【知事】

 7月に岐阜県知事とのバイ、1対1の懇談会を今回は富山で開催しますけれども、そのときにもうちょっと正式にお話をできればなと思っています。一昨日は、あくまでもその前振りのつもりで、非公式といいますか、こういった提案ももらっているんだということを一応インプットしておいたということであります。ただ岐阜県さんも、それからやっぱり高山市さんも、もし「高山」という2文字を入れるとしたら、高山市さんのご意向もあろうと思いますので、そのあたりも今後伺っていければなと思っています。

 今、ネーミングライツなんてものも、先般もこの場でご説明しましたが、富山県としても遅ればせながらいろいろと入れていきたいと考えています。そういう意味では、名前というものはもちろん何だって大切ですし、といってあんまり長々とした名前というのは、これはこれで面倒くさいものですから、一定数の文字の中で、どうそれを聞いた方のイメージを膨らませ、あるいは発信力を持つ名前にするかということ、これがやっぱりこれから智恵を絞っていくことだというふうに思っています。

 そんな意味で、「すし」というのは今、富山県のブランディング戦略の中心に進めているものであります。それから、その提案にあったもう一つの「高山」というのは、これもやっぱり年間約百万人(※)の外国人宿泊者も集めている本当に有力なまちでありますから、こういった勢いを取り込むということは、これはこれで富山空港の活性化、それからひいては富山県への観光誘客、こういったものについては大きな意味があるんではないかという意味で、先般はよい提案ではないかというふうに申し上げたところであります。

【記者】

 発表項目外で恐縮なんですけれども、すしに関する質問になります。

 先般、弊社の発刊している季刊誌「北國文華」というので、すしの特集を組みまして、タイトルが「石川VS富山」と、まさにちょっと対決思考を訴えるような見出しになっておるんですが、両県の有識者の方々にいろいろコラムとかをいただきまして、例えば富山県関連でいいますと、柏原光太郎さんであるとか、巽好幸さんであるとか、県の戦略においてもいろいろ関わりを持っておられる方なんかも寄稿をちょっといただいて、なかなかちょっと手前みそながら凝ったものになったんじゃないかなというふうに思っておるんですが、県のほうからもちょっと取材をさせていただきまして、まずはありがとうございます。

 いろいろ戦略の現況について、柏原さんなんかも新田知事の勝ち筋がというふうな何か見出しもちょっと見えて、いろいろ盛り込まれておったんですが、いろいろ現況を指摘をいろんな方からされたとお見受けするんですが、改めてちょっと感想などを聞かせていただけますでしょうか。

【知事】

 申し訳ないですけれども、雑誌は手にしました。そして拝見したのは事実です。ただ、まだ精読まではしていないんですけれども、ぱらぱらと見たところでは、歴史とか風土、食材、あるいは職人の技など様々な観点から本当に掘り下げてある、とても興味深い内容と受け止めています。やはり、お寿司というのは単なる食べ物ではなくて、土地の自然環境や歴史、文化、人々の営み、これらが一体となって育まれてきた地域固有の食文化であることを改めて感じました。

 もちろんそういった考えだからこそ、我々もこれをブランディングの中心に据えて、これで3年間やってきているわけですけれども。特に富山湾は水深1,000メートル、多様な魚介類に恵まれていると。それから立山連峰から流れる豊かな水、そして米、さらに発酵の文化、富山ならではの自然の条件、あるいはこういった食の蓄積、こういったものが富山の寿司文化を形づくってきたということを今回の雑誌で改めてまた認識をしたところでありまして、本当にそうそうたる方々が執筆をされておられるので、我々が取り組んできたことは間違いではなかったというふうなことを改めて確認できて、とても心強く、そういう意味ではうれしく思っています。

 一方で、手放しに富山のことだけじゃなくて、石川県とどうだということもあります。これはやはり両県ともに北陸という意味では、共に切磋琢磨し合いながら北陸の食文化をここまで形づくってきた、より豊かにしてきたということでありますから、そういう意味ではそうやって比較されることもとてもお互いにとって刺激になりますし、北陸全体を底上げしていく、こんなことにつながっていくんだというふうに思っています。

【記者】

 ありがとうございます。

 一方で、ちょっとワールドワイドな視点を持つと、あるいは全国的な視点を見ると、やっぱり全国で「寿司といえば」という都道府県を上げるとすると、圧倒的に北海道というのが一つライバル、強力なライバルになるかなと思うんですが、今ほどおっしゃられたように、北陸全体の底上げという意味で戦略は大分ちょっと根づいてきているのかなというふうに思っているんですが、今後、北海道に追いつけ追い越せとする中で、北陸の連携とかそのあたりをどのようにお考えなのか、知事のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

【知事】

 そういう意味ではライバルという見方もできるのかもしれません。確かに今、(「寿司といえば、富山」ブランディングの)第2フェーズに入って、地元での認知はかなり高まってきたというふうにありがたく受け止めています。次のフェーズとして全国に、また世界に発信していくということ、最終目標が東京でも大阪でも名古屋でも、「寿司といえば」と聞いたら、富山と答える人が9割になるようにしていこうということであります。

 現在、「寿司といえば」と聞けば、北海道と答える人が圧倒的に多いわけでありますから、そういう意味では北海道の言わば票を少しでも富山に変えていかなきゃならないということはありますが、といって、これで血を血で洗うような戦いということは全く考えておりませんで、共に寿司文化を持つ両地域、今は北九州市とその間をつなぐJR西日本さんと連携協定を結んで、いろんな楽しいことを考えていますが、ライバル同士、お互い切磋琢磨するために連携をしていくということも今後あるのかなとは思っています。

 それは言うまでもなく、もともと富山県と北海道地域というのは歴史的にも関係が深いところでありますし、また経済を支えてくださっている、ほくほくフィナンシャルグループという北海道と北陸のまさに連携した企業もあるということ、そんなことで今後連携をする道もあるのかなと思っています。

【記者】

今のお話にもちょっと関連してですが、今年度は北海道からメディアを招聘して、富山の寿司を体験していただくということも何か企画されているというふうに聞いているんですけれども、あるいは前の議会で小樽との観光交流みたいなお話もちょっと出ておったかなと思うんですが、そのあたり今展望で思い描いていること、もしあれば教えていただけますでしょうか。

【知事】

 いや、いろんな切り口があると思います。これまでも基本的に連携をしながら、仲よくやってきた両地域だと私は理解していますので、そのプラットフォームの上にまた、寿司という共通の魅力を乗せれば、本当にいろんな知恵も出てくると思っています。それはわくわくすることですね。

5.関連ファイルのダウンロード

【資料1】令和8年度6月補正予算案の概要について(PDF:1,569KB)

【資料2】第21回若年者ものづくり競技大会及びとやまものづくりフェスティバル2026について(PDF:199KB)

【資料3】とやま人材活躍応援団の創設について(PDF:678KB)

 

 

 

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〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

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