更新日:2026年5月13日

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定例記者会見[令和8年5月14日(木曜日)]

  • 日時:令和8年5月14日(木曜日)14時30分~
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項・質疑応答

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

<発表項目>

  1. 映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』とのコラボレーションについて
  2. 出会い応援の取組みについて
  3. 黒部宇奈月キャニオンルートについて

【令和8年5月14日(木曜日)14時30分〜】知事定例記者会見(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

<質疑応答>

  1. 黒部宇奈月キャニオンルートについて
  2. 出会い応援の取組みについて
  3. 富山地方鉄道鉄道線再構築検討会について
  4. 知事の政務活動について
  5. 平和教育について
  6. 磐越自動車道バス事故を受けての対応について
  7. 北陸新幹線の大阪までの延伸について
  8. 北陸3県の連携について

2.記者会見録

( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

1.知事からの説明事項

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1.映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』とのコラボレーションについて

 今日は、私から最初に3点の報告があります。

 1点目、映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』とのコラボレーションについてです。

 県内で撮影が行われました映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』の公開を記念して、この映画とのコラボを実施をします。コラボの内容は、今後、まず県庁でのこの映画に関する展示会の開催、それから、監督をされた内田英治さんの舞台挨拶付き試写会の開催、そして、現在実施中の取組としては、映画とのコラボポスターの掲出を行っている、ということでございます。

 映画公開記念、県庁展示会については、富山ロケでのメインロケ地となりました、ここ県庁本館において展示会を開催します。期間は5月18日月曜日から6月5日金曜日まで、平日のみの開催で、開催時間はいずれの日も9時から17時までとなります。展示物としましては、この作品の場面写真パネルや出演者のサイン入り色紙などを展示するほか、作品の予告動画に本作出演の水上恒司さんと、韓国の人気グループ、東方神起のユンホさんのメッセージを加えたオリジナル動画を再生します。加えて、本作では、県庁本館が首相官邸の設定で登場しました。撮影時には館内に赤いじゅうたんを敷いて撮影が行われたことから、この展示会においても館内に赤いじゅうたんを設置をします。ぜひ、この機会に多くの皆様にご覧いただければと思います。

 次に、この作品でメガホンを取られた内田英治監督が来県をされ、監督の舞台挨拶付きの試写会が開催されます。日時は5月21日木曜日の18時30分、場所はJMAX THEATERとやまです。試写会に先立って、内田監督に県庁にもお越しいただき、今ほど申し上げた県庁の展示会もご覧いただこうと考えています。

 次に、コラボポスターですが、富山県警察では、県警本部、警察署及び交番など、(会場のコラボポスターを見て)あれですね、この警察官募集というポスターにさせてもらって、一番下のところ、分かりますでしょうか。「犯罪都市」じゃなくて、「犯罪阻止」というふうにちょっと引っかけてあります、ということですね。これが1枚目。3種類あるんですけれども、県警のもの、それから、富山県社交飲食生活衛生同業組合、これは桜木町の飲食店とのコラボ、そして3枚目、富山市ホテル旅館事業協同組合では、富山市内のホテル・旅館とのコラボということになります。これもぜひ3種類、ご覧いただければと思います。

 最後に、簡単に映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』をご紹介します。この作品は、2020年公開の映画『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞など9部門の受賞をされたこと、また、昨年公開の映画『ナイトフラワー』で第49回日本アカデミー賞優秀監督賞・優秀脚本賞の受賞など、現代の邦画の世界では代表するヒットメーカーである内田英治監督の作品ということです。韓国で最も人気のある映画シリーズ『犯罪都市』を日本オリジナルの物語で描いた日韓合作の話題作であり、昨年6月に県内で撮影が行われました。5月29日金曜日の全国公開が予定されておりまして、今後、ロケツーリズムなどの観光誘客につなげることを期待をしています。また、県内で撮影されたシーンがたくさん登場すると伺っておりますので、ぜひ、多くの県民の皆様にご覧いただきたいと思います。

 県としては引き続き、本県が舞台となります映像作品の誘致に努めるとともに、映画やドラマなどのエンターテインメントを活用した観光振興にも取り組んでまいりたいと考えます。

 この件、詳細は観光資源活用室コンベンション・賑わい創出課にお問合せください。

 1点目、以上です。

2.出会い応援の取組みについて

 2点目、出会い応援の取組について。

 2点あります。まず、県が運営する県内企業・団体の従業員専用出会い応援アプリ「TOYAMA goen」についてです。

 このサービスは4月から試行運用を開始しましたが、新規登録者キャンペーンなどの効果もあり、おかげさまで本日現在、500人を超える方に登録をいただいています。また、利用者のうち約3割の男女が、アプリ内でチャットによるコミュニケーションを既に開始をしておられます。こうしたことから、価値観を重視したお相手のご紹介を行える体制が整ったため、明日5月15日から、サービスの本格運用を開始いたします。現行の試行運用では、価値観の近い社外の独身従業員の方を1週間にお一人のペースでご紹介をしてきましたが、このたびの本格運用によって、お相手を毎日1人ご紹介ができるようになります。

県内企業や団体の皆さんに「TOYAMA goen」を広く導入いただき、より多くの従業員の方にご利用いただきたいと考えています。これが1点目。

 この出会い支援の2点目ですが、大規模のイベントについてです。

昨年度、出会いを希望する若者に広く出会いの機会を提供することを目的に、出会い応援大規模イベント「とやま恋さんぽ」を開催したところ、定員を大幅に上回る方々からご応募をいただきました。今年度は、さらに多くの方々のニーズに応えるため、富山会場と高岡会場の2か所で開催します。役所の言葉で言うと「拡充した」ということになります。

開催日及び会場は、富山会場が7月25日土曜日の富山県民会館です。それと、富山城址公園、アウトドアでもやるということです。そして、高岡会場は10月10日土曜日、高岡古城公園となります。募集人数は、それぞれの会場で男女各100名の計200名とし、合計400名の県内在住の20歳から39歳の独身の方を対象とします。

 このイベントは、昨年度同様、カリスマ婚活コーディネーターの荒木直美さん、婚活界の瞬間接着剤(※)と言われているそうですが、荒木さんに監修をいただき、イベント当日もサポーターとして参加いただきます。内容は、各会場ともに、荒木直美さんによるセミナー、そして、恋活をテーマとしたロゲイニング、そして、フリートークなど、参加者が気軽にコミュニケーションを楽しめる内容を予定しています。

 なお、7月の富山会場開催分については、今月下旬から参加者の募集を開始する予定です。募集開始の際には、改めてお知らせしますので、広報においてご協力いただければとお願いいたします。出会いを希望する若い方に、ぜひご参加いただければと思います。

 以上2点、多くの皆さんの出会いの希望が叶うよう、アプリを用いたデジタルによる取組と、実際に顔を合わせて交流できるイベントなどのリアルな取組を組み合わせながら、多様な出会いの機会を創り出していきたいと考えます。

 詳細については、人口未来課へお問合せください。

3.黒部宇奈月キャニオンルートについて

 発表項目の3点目、黒部宇奈月キャニオンルートについてです。

 関西電力さんと黒部峡谷鉄道さんで実施されている黒部峡谷鉄道の鐘釣橋の復旧工事については、5月18日月曜日から開始予定と伺っています。雪解け以降行っていた沿線の被害の状況調査では、雪崩などによる被害は確認されていないと伺っており、復旧工事が順調に進めば、本年中にも黒部峡谷鉄道の全線開通が見込まれる状況です。

 県としては、キャニオンルートツアーの10月の始動を目指して準備を進めており、旅行商品の造成を開始をいたします。

今後、ツアー開始日及び旅行商品販売開始日は、7月上旬までに案内がある黒部峡谷鉄道の全線開通時期の見通しの公表、これに合わせたタイミングでお知らせしていきたいと考えます。旅行商品は全国の旅行会社で一斉に販売開始となる予定です。

 ツアーは、前日宿泊または当日泊がセットになった、AコースからDコースまでの1泊2日の基本4コースを設定をしています。初年度は2,700人の枠の限定販売を想定しています。基本コース全行程に専門ガイドが同行し、電源開発の歴史や自然についての事前学習会もツアーに含まれています。黒部峡谷鉄道終点の欅平から黒部ダムを結ぶキャニオンルート内ではヘルメットを着用していただき、専門ガイドに加え、安全添乗員と警備員が同行して、体験型のツアーになります。

 また、旅行商品の造成に当たって、内容を一部見直しました。Bコースですが、富山地方鉄道立山線の観光列車「アルプスエキスプレス」などをご利用いただける内容をオプションとして組み込みました。さらに、キャニオンルートを体験していただく参加者の皆様が、着用するヘルメットの新モデルをご紹介します。(会場で)今、着用していただいています。昨年も発表したのをご記憶かと思いますが、あれ(ヘルメット)は全部白だったんですね。今回は、当時の色など、デザインなども復活をさせるという、そんなふうにこれも拡充をしたところであります。まさに当時の難工事の頃がよみがえるような、そんな形になります。それによって先人たちの努力、あるいは情熱、これを実感していただけると考えております。本当に大変なご苦労をして難工事を切り抜け、電源を開発した、そんな歴史に思いをはせていただく、それをより盛り上げるような演出をいろいろとこうやって考えている、ということをご理解いただきたいと思います。

 それでは、4つのコースそれぞれについて、手短ですが、説明させていただきます。

 Aコースは宇奈月発第1便、宇奈月温泉に前日宿泊する基本コースです。黒部峡谷トロッコ電車で欅平へ向かった後、キャニオンルートを通り、黒部ダムまで移動し解散となります。その後、立山黒部アルペンルート方面への周遊も可能となっています。

 Bコースですが、先ほどもちょっと申し上げましたが、宇奈月発の第2便ですが、富山駅周辺で前日宿泊するコースです。翌日、宇奈月へ移動し、キャニオンルートを通過して黒部ダムまで移動します。こちらのコースでは、先ほどご紹介のとおり、オプションとして立山黒部アルペンルートを立山駅方面へ移動し、富山地方鉄道立山線の観光列車を利用して県を周遊できる、そんなコース設定になっています。

 Cコースの黒部ダム発第1便は、長野県側の大町温泉郷に前日宿泊いただき、扇沢駅から黒部ダムへ入り、キャニオンルートを通って宇奈月へ抜けるコースです。

 4つ目、Dコースの黒部ダム発第2便は、立山駅からアルペンルートで黒部ダムへ向かい、その後、キャニオンルートを通って宇奈月へ移動するコースです。当日は宇奈月温泉に宿泊いただくという行程になります。

 こちらの件、詳細は観光振興室観光戦略課にお問合せください。

 冒頭、私からは以上3点です。

2.質疑応答

【記者】

 まず、黒部宇奈月キャニオンルートなんですけれども、こちらは今、関電さんですとか、工事のほうは秋にも全線開通ができるかどうかというところで、7月上旬に知らせるということかと思います。10月始動というのは、これは全線開通がなされたタイミングをもって同時に始まる、というイメージで10月始動というふうにお書きになっていらっしゃるのか、このあたり、知事の見解をまずお聞かせください。

【知事】

 黒部峡谷鉄道と必ずしも同じ日に(ツアーが)スタートするかどうかは、今は申し上げられません。

【記者】

 ずれる可能性もありますか。

【知事】

 そうですね。あくまで黒部峡谷鉄道の全線開通が前提、ということでご理解いただきたい。

【記者】

 ありがとうございます。

 次に、全4コースの設定なんですけれども、初年度は約2,700人枠をということでご説明いただいておりますが、これは10月以降か分かりませんけれども、(ツアーが)スタートした後、2か月分ぐらい、今のところ計算されると思うんですけれども、これを当てはめるとこの枠になるという理解でよろしいでしょうか。

【知事】

 そうですね。先ほどスライドにもお見せしたように、各コースの定員が決まっています。ちなみに、その定員の中にはガイドさんも含まれますので、売れるのは、マイナス1となるんでしょうか。そんなこともあり、通常の気候条件からここぐらいまでできるだろうねという、そんな想定で積算したら、約2,700というのが今年の販売できる数になるかなという想定です。

【記者】

 ありがとうございます。

 気になるのがお値段なんですけれども、どれぐらいかかりそうなんでしょうか。物価高もありますので、少し高くなりそうかなとも思うんですが。

【知事】

 そうですね、宿泊の際の部屋の人数とか、あるいはグレードとか、そんなことでバリエーションがあるということはご理解いただいた上で、これは商品販売造成にお力添えをいただいていますJTB富山支店さんの例ですけれども、Dコース、平日で、かつ2名1室で宿泊された場合、お一人様13万円台からというふうに聞いています。この金額には宿泊のホテル、立山黒部アルペンルート・黒部峡谷トロッコ電車運賃、キャニオンルート内の移動に係る経費、事前学習会を含めコース全体に同行する専門ガイドさん、欅平・黒部ダム間の工事用施設内を同行する安全添乗員、警備員、食事など、いわゆるオールインクルーシブの費用というふうにご理解ください。一例としてですね。

【記者】

 そうしますと、例えばAコース、Bコース、Cコースと他にもあるわけですが、これはそれぞれに若干ずれがあるというか、そういう形になると思っておけばよろしいでしょうか。

【知事】

 そうですね。また同じコースでも、さっき言ったように、2人部屋を2人で使われるのか、あるいは1人で使われるのかなどによっても金額は変動するということです。それから、曜日によってもですね。

【記者】

 ありがとうございます。

 次に、出会い応援のほうに移りますが、「TOYAMA goen」なんですけれども、5月15日から本格運用ということでご案内いただいております。登録者500人以上ということなんですが、差し支えなければ、これ、現状、男女比というのはどの程度あるのかというところと、先ほど知事ご発言の中で、3割の男女の方がコミュニケーションを取られておられるということでした。大変いいことかと思うんですが、500人ですと150人ぐらいということで、単純計算で75人ずつということになるわけなんですけれども、毎日1人となると結構早めに尽きてしまいそうだなというふうに思えたものですから、このあたりどういうふうに整理されていらっしゃるのかご説明いただければと思います。

【知事】

 本日現在で約500人の登録、その男女比は7対3ということですね。女性が30%というところであります。これは基本的に、男女100人、100人が登録されれば、それなりの実質的な運用ができる、というのはこれまでの実績から分かっていますので、そういう意味では申し上げているように1日1人のご紹介ということは十分可能なベースが整ったというふうに我々は理解しています。なので、明日から本格運用に入る、ということです。

【記者】

 今、県のほうでも引き続き登録は呼びかけていらっしゃると思うんですけれども、企業さんとか団体さんですね。今後の伸びについては、どのように見ておられますでしょうか。

【知事】

 現在、登録の会社数としては58社、そこの従業員さん、これは既婚の方もおられますが、従業員数ベースでは58社の2万9,000人というところまできました。富山県の企業の数から考えると、この分母をもっともっと増やすことは、まだまだ伸び代はあるというふうに考えています。

 一方で、現在2万9,000人の中で、これも過去の実績から約3割が独身の方という1つの統計がありますので、そういう意味では、現状の登録企業からも、まださらに登録していただく伸び代もある、というふうに考えています。だから、分母全体を増やしていくという努力、それから、その中での登録者を増やすという努力、これは引き続き続けていきたいと思います。

【記者】

 ありがとうございます。

 この項目最後なんですけれども、新たな出会い応援の取組のイベント、こちらも拡充されてやられるということかと思います。TOYAMA goenもそうなんですけれども、いわゆる政策効果を確かめる意味では、例えばお付き合いに発展したとか、ご結婚に至ったとか、そういったような結果をある程度把握する必要もあるかと思うんですが、この追跡調査というか、そういった形の何か考えておられることがあれば、お教え願いたいんですが、いかがでしょうか。

【知事】

 そうですね、ただ、これ、本当に甚だプライベートな話なので、トレースできる範囲で把握できたこと、もちろん個人情報には留意した上で、このTOYAMA goenがどういった効果があったのか、あるいは大規模イベント、恋さんぽがどんな効果があったのか、もちろんおっしゃるように税金でやることですので、できる範囲内での実績の公表はできればと思っています。

【記者】

 ありがとうございます。

 発表項目外に移らせていただければと思います。

 既に発表済みなんですけれども、18日の日に富山地方鉄道さんをめぐる、いわゆる県が主導された形の会議を開かれるということでご案内をいただいております。この件なんですけれども、知事は先だって、3月のときの会合、前段の組織の会合だったんですが、いわゆる本線の方向性につきましては年の早いうちに、というような、一応前半というイメージだと思うんですが、目途として示されたところかと思います。一方で、滑川市さんですとか魚津市さんにつきましては、市民の皆さんにアンケートを取った上でご意見を固められたいという姿勢を示しておられます。そうしますと、そのアンケートが概ね夏頃を目途にと示されておられるものですから、議論のほうも18日にスタートは切る形になりますが、調整とかいろいろ市としての態度を表明されるにしても、時間がかかるのかなという印象なんですけれども、今後の会議の進め方、これをどのようにお考えになっていらっしゃるのかご説明いただければと思います。

【知事】

 ありがとうございます。

 沿線の市で、おっしゃるようにアンケートというやり方もあるし、また、もう既にリアルな集会を開いていらっしゃる市もあると思います。そして、令和8年度についての対応は、県、それから沿線市、それから地鉄さんで合意をしているところでありますが、令和9年度については、まだ未定です。なので、その令和9年度を見通すために、対応を決めるためには、いつ頃までに本年度としての結論を出す必要があるか、ということは各首長さんもご存じのことだというふうに思いますので、そんな時期をにらみながら、会議と、それから各沿線市町村での意見聴取なども進めていければというふうに思っています。

【記者】

 全体としての会議で話し合うという流れになっているところの一方で、各市それぞれアンケートを取るとか、集会を開くとか、いろんな動きをされていらっしゃる状況かと思うんですが、何か意思統一を図った上で動かれたほうがいいのかなとも思ったものですから、そのあたりどんなふうにお感じなのかなと思っております。

【知事】

 ありがとうございます。

 沿線市で将来費用負担が出るとしたら、やっぱりそれぞれの市町村の住民の方々の税金で賄うわけでありますから、それぞれの市町村で意見を聞かれて、そして、民意をまとめていく、ということは大切だと思います。ただ、一方で、電車というのはここを走って、ここを飛んで、ここをまた走るということはできないわけでありますから、あくまで全体のネットワークというものも見据えてということも、これも沿線の首長さん、あるいは議員の皆さん、あるいは住民の皆さんもご理解をされていることだというふうに思います。ただやはり、かなり意見が食い違うこともあろうかと思います。なので、そこにおいて、本年度からは県がリーダーシップを取ってやるということにスタンスが変わりましたので、富山県で汗をかいていきたいというふうに考えています。

【記者】

 ありがとうございます。

 すみません、もう一点、公務を離れて政務のほうに移るんですけれども、先だって自民党の比例の衆議院議員に当選されたばかりの古井康介さんなんですけれども、企業後援会というものが設立をされています。そこの中で、私どもの取材に基づきますと、知事のほうと藤井富山市長もそうなんですが、発起人のほうに名を連ねておられまして、もちろんそれが法的に問題があるとかそういうことを言いたいつもりは一切ないんですが、特定の個人の政治家ですよね、を政治家として応援するということがある一方で、知事は当然、公職でもいらっしゃいますので、そのあたり整理というか、例えば、他の議員もいらっしゃる中で、企業後援会の発起人という形になったということについては、どういうふうな思いでされていらっしゃるのかをお聞かせ願えますでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 今年の2月の衆議院総選挙で新たに衆議院議員になられた方、1区の中田先生であり、また、比例では古井さん、それから田畑さんが1区から比例に行かれたという、そんなことであります。でも、トータルとして富山県選出の衆議院議員が増えたということは、富山県政を預かるものとしては、大変にうれしいことだというふうに思っています。なので、その方々を微力ながら応援できることがあればと思い、お声がかかれば、会によってどういう扱いになるかはいろいろだと思いますが、古井議員の場合は発起人も務めましたが、もう出来上がったので、今は確か相談役ということに、私と藤井市長はなっているというふうに思います。藤井さんも多分同じようなお気持ちでしょうけれども、やはり富山県、あるいは富山市選出の議員を応援する、あるいは、古井さんの場合は特に若い方ですから、育てていく、そんな意味で、年長者として応援をできればという思いでやっています。

【記者】

 そうしますと、ほかの議員さんからも、もし仮に、これは仮定ですけれども、「知事、お願いします」ということでお声がかかった場合には、何か対応されるということはあり得るんでしょうか。

【知事】

 それはその都度また判断していきたいと思います。

【記者】

 発表項目ではないんですが、昨今、世間を賑わせておる平和教育のあり方というものについて、知事の私見をお伺いできればなと思っております。

 沖縄の辺野古のほうで、同志社国際高校の女子高生と、それと、抗議船の船長が亡くなられたという痛ましい事故があって、特にネットを中心ですけれども、平和教育のあり方はどうなんだろうというようなことが騒がれ始めて、おとといか昨日、大阪の朝日放送のほうで40分ぐらいの特集をして、そのVTR部分が、25分ぐらいのVTRがユーチューブに上がっていて、なかなか興味深く私も拝見しました。

 なぜこの話をするかというと、私も40年弱前ですけれども、中学校の修学旅行で、恐らく平和教育なんだと思います、広島に行きまして、原爆ドームであったり資料館を見て、第二次世界大戦の戦禍のつらさというか、そういったものも勉強をしてきました。翻って、自分がこどもを持って、うちの長男が来年3年生で修学旅行へ行く年なんですが、今年、ここに行こうと考えているという説明があったうちに、広島も当初考えていたんですが、物価高でなかなか厳しいので、広島は検討から外しますということを中学校側から言われ、そういった平和教育の機会というのがそこで一つ失われるのがどうかなという思いがあったというのが1つと、もう一方で、我が県の場合は、富山大空襲という大変つらい、広島・長崎、あるいは東京という名だたる空襲の被害にあったところにも劣らぬ、劣らぬという言い方はあれですけれども、つらい被害を受けた土地柄でもあり、平和の大切さというものを学ぶには、昨年の大規模な展示会であるとか、あるいは、議連の皆さんが動いている大空襲の施設というのも、今後大きな学習する機会になるのかな、という思いもいたしたりします。

 一方で、知事もご縁が深い護国神社には、靖国神社の遊就館ほどでもないでしょうが、戦争に行かれて、帰らぬ人となった皆さんの遺品があったりとか、そういったものを見て、空襲被害とはまた別の次元でも、戦争という悲劇があったんだなということを見せてくれる施設も県内にもいくつもあると思います。我が県において、こういった平和教育、なかなか教育の分野に行政の長が介入するのも、あまり適切でないかもしれませんが、戦後80年以上がたって、様々沖縄の例も見ていると、ちょっと曲がり角にも来ているんじゃないかなと思う部分で、本県においてこういった平和教育があったらいいんじゃないかとか、先生方にはこういったところも取り上げてほしいとか、あるいは、本県としての富山大空襲の検証施設というか、そういったものもどういうふうに進めていこうとか、というお考えがありましたら、お聞かせいただければと思います。この1点です。

【知事】

 ありがとうございます。

 私も中学校のときに修学旅行で広島に行き、原爆資料館なども見た経験があり、同じように大変に感慨深く、また、中学生の頃の大きな記憶の1つになっています。なので、こういった広島に学ぶということ、長崎もそうですけれども、そういった修学旅行というのはできる限り続いてほしいなとも願っていますが、学校の事情によって他のコースになる場合も、これはそれで致し方ないかなと思います。

 富山県の場合は、おっしゃるように、もちろん戦争は経験をしました。それから、昭和20年8月2日未明の大空襲というものも経験をしました。幸い、まだ様々な資料は残っておりますので、今、富山市さんと、記憶を風化させないためにこういった資料を有効に活用するにはどうすればいいかということを、いろいろと今、頭をひねっているところであります。これが1つの平和学習の場、富山県における場になることをもちろん目指しています。

 平和学習も含めてなんですが、(富山県)教育大綱にも、ふるさとのことをよく知る、ふるさと教育ということも盛り込んであります。もちろん、ふるさとの歴史は長いわけでありますけれども、その中にそういった戦争のことという大変につらい記憶もあるということ。ただ、これを避けて通るわけにいかないわけでありますから、やっぱりそんなつらい経験をしたことを学ぶことで、その逆にある平和というものの大切さ、尊さをこどもたちに理解をしてもらう、そういった場づくり、あるいは手助けは、行政としてやっていければというふうに思っています。

 それと、私の世代ですと、やはり会ったことはありませんが、おじが沖縄戦で亡くなったという、そういったまだ世代です。でも、親類に戦死者がいるという世代も、もう多分、そうほどなくいなくなる時代だということです、戦後、もう80年ですからね。なので、知事としてではなく個人として、できる範囲で、そのような自分としての経験、やはり祖母が亡くなるまで、本当に自らのこどもが戦争で亡くなって、遺骨も帰ってこなかったという、そういったことはずっと、ばあちゃんの何か心の中に棘として刺さっていて、それが折に触れて祖母の態度で見ていたということ。例えば、戦争というのは普通の家庭にもそういうふうに関わりがあることなんだと、そんなこともできる範囲でお話をしていきたいというふうに考えています。

 いずれにしましても、平和教育というのは、もちろん大切なことだというふうに思っています。さはさりながら、今も現実に世界各地で戦争が起きているということ、これを普通にテレビで報道されているわけです。そんなときに、これはご家庭の話になりますが、こどもたちから質問が出ると思います。何で戦っているんだ、何のために戦っているんだ、何であの人たちは死ぬんだ、それはもう各ご家庭で、それぞれ大人の責任として、しっかりとした解説をしてあげる、そして、平和の大切さをそんなところからも示してあげる、そういうことが大切なんではないかというふうに思っています。

【記者】

 知事のお話を聞いていて、うちの亡くなった祖母は実は戦争未亡人でした。復員して帰ってきたうちのじいちゃんと再婚して、私がいるので、運命がちょっこし違っていれば、私はここにいなかったかもしれない、という話をたまにうちのこどもたちにも言っています。そういったお気持ちを聞かせていただいて、ありがとうございました。

【知事】

 ありがとうございました。

【記者】

 黒部宇奈月キャニオンルートについて幾つかお聞かせください。

 まず、県のほうで10月のツアーの始動を目指して準備中というご発表なんですけれども、能登半島地震で鐘釣橋が傷んでから、実質ちょっと凍結状態にあったこのキャニオンルートというものが再びスタートが見えてきたなというところで、改めて復旧・復興に絡めて知事の所見を伺えればと思います。

【知事】

 令和6年能登半島地震では、本県にも大変に大きな被害が出ました。橋や港、道路等々、インフラも大分傷つきましたし、また、漁業施設、農業施設などでもそうです。もちろん2万軒を超える住家にも被害が出たということであります。その中の1つに、この観光の大切なコンテンツの1つである黒部峡谷鉄道、その鐘釣橋のところに岩石が落下して走行が不能になるという、これも大変に痛い被害だったというふうに思っています。もちろん安全第一で今、復旧が進んできて、いよいよその先が見通せるところまで来たということで、黒部峡谷鉄道さん、また、関西電力さんのご努力に心から敬意を表すとともに、感謝を申し上げたいと思います。

 そういったハード面の復旧・復興というのは、時間、それからある程度の費用、これをかければ、こうやって直っていくものだというふうに思います。一方で、心の復興と言いますけれども、これはどう時間をかければ、どうお金をかければ治るというものでもありません。やっぱり楽しい経験、ウェルビーイングが上がるような経験を、また、その「場づくり」をしていくことが大切だというふうに思っています。そんな意味では、この黒部峡谷鉄道、また、その先につながるキャニオンルートは、始動すればその心の復興にも大きくつながることになると思いますし、また、県外のお客さん、あるいは国外のお客さんもたくさん来られると思いますので、経済的な効果は結果的に富山県をまた潤してくれると思うので、ハード面、それから、心の復興という意味でも、富山県に恩恵をもたらしてくれるんだというふうに考えています。

【記者】

 キャニオンルートを、見通しが分からなくなった発表をされたときに、いろいろと経済損失あるよという中で、一方で、知事は確か、ちょっと立ち止まって、少しブラッシュアップする時間ができたと前向きに捉えたい、というようなことを言っていたと記憶しているんですが、改めて2年たって、そのあたりどのように前に進めることができたか、前よりもよくなった点というのはどのようにお感じか、まだ始まってはないんですけれども、現在のところでお考えになっているところがあれば、教えてください。

【知事】

 ありがとうございます。

 予定どおり2024年に始まっていたら、それはそれでよいツアーをできたというふうに思います。もちろん現場で運営側も経験値が上がっていって、それから、説明されるガイドさんの経験値も上がっていって、より磨かれていって、2年後さらにすばらしいものに、今年なっていたんだろうと思います。

 ただ、あのとき申し上げたのは、図らずも時間ができたと。じゃ、より一層磨いていこうじゃないかということで、この2年間、ただ漫然とやっていたわけではないということであります。もちろんガイドさんのスキルも、この間、さらに上がったというふうに思っていますし、先ほどお見せしたあのヘルメットのことなんかも、言わば拡充できたということ、より当時のリアルを追求して、ああいったことにもアイデアが出てきましたということですよね。ですから、この2年間は決して、残念ではありますけれども、無駄ではなかったと私は理解をしています。

【記者】

 磐越道での高校生が亡くなった事故についてなんですけれども、県教委のほうで実態調査を実施されると思うんですが、改めてその目的であったり、考えていらっしゃる内容だったり、お伺いできますでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 まず、亡くなられた生徒さん、それから、けがをされた方も20人おられるんでしょうか。亡くなった方には心からお悔やみを申し上げるとともに、けがをされた方々、一日も早く元気に、また学校に通えるように、さらに部活もできるようになる日が近いことを願っています。

 本県の状況なんですが、ちょっと古いんですけれども、1997年に校外での移動などについての通達、ガイドラインというものを出しています。ただ、もう30年前ですので、今それがどのように運用されているのかということについて、実態をしっかりと調査して、その結果によってどのような手を打つべきなのか、そんなことを考えていきたいと思います。

 あの事故が5月6日、まさにゴールデンウイークの最終日に起きました。それから我々の営業日で4営業日、5月12日に実は県内の県立高校の校長先生が集まる会があったものですから、そこでこの事故についても情報を共有して、生徒の安全確保を第一に考えた体制整備について改めて注意喚起を行いました。(※)ただ、ああいったことがどこで起きるか、どの学校で起きるかはまた分からないことですので、本当に払った犠牲は大きいわけですけれども、大きな教訓として富山県での学校の教育、それから、ああいう部活動を含めた授業以外の活動、やっぱりこれも大切なことですから、安全に行われるように、あるいは移動が伴う場合は安全に移動できるように、そんなことをしっかりとこの機に確認をし、確立をしていきたいというふうに考えています。

【記者】

 発表項目外の質問で、北陸新幹線の大阪までの延伸について、今日午前中に日本維新の会が、国交省の鉄道局長の発言に対して謝罪と撤回を求める会見を開いて、要は小浜京都が前提になっているような発言があったという趣旨で、多分、謝罪と撤回を求める会見を開かれたと思うんですけれども、知事は12日に東京で3県の知事と早期延伸を求める要望を出されたかと思うんですけれども、その点も関連して、この対応について何か受止めとか考え方があれば、教えていただければと思います。

【知事】

 ありがとうございます。

 私、まずその鉄道局長の発言という、その小浜京都前提の発言というのをちょっと承知していませんし、それに対して日本維新の会がどのようなことをおっしゃったのかも現時点では把握していないので、そういう前提で、ですけれども、先般の5月12日、北陸3県で新幹線の中央要請に行ってまいりました。富山県は、その前の5月7日に富山県の決起大会を行い、その場で決議もしました。それは、一日も早く大阪まで乗換えなしで行けるように、という決議をしたわけでありまして、それに基づいた富山県としての中央要請をしてきたと。政府に対して、それから、与党の2党に対して、それが今の富山県、私のスタンスということですね。

【記者】

 分かりました。

 今国会中に何らかの結論が出るというふうにしているかと思うんですけれども、こうやって、場合によっては議論が先送りになる可能性もある、特に、維新の会の対応次第では延び延びになる可能性もある、そのあたり、いかがでしょうかね。

【知事】

 ありがとうございます。

 今年の5月12日という時点で、同盟会全体ではなかったんですが、北陸3県で中央要請に行ったのは、まさにそこなんですね。7月17日が今国会の閉会日と理解していますが、それまでにルートを決めるという、これは与党の整備委員会の決められたことなので、これは絶対に守っていただけますよねという、言わば念押しに、今回5月12日の中央要請は行ってきたと言ってもいいと思います。もちろん自民党のPT、それから、日本維新の会の皆さんともお会いをしました。維新の会は前原さん、共同座長でいらっしゃいますけれども、前原議員も、今国会中にルートを決めるということは、はっきりとおっしゃったと私は受け止めています。なので、今日の議論は、ちょっとすみません、聞いていないんですけれども、7月17日、予定の閉会日までにはルートが決まる。

 そして、そうなりますと、次、ちょっと気が早いんですが、北陸新幹線建設促進同盟会全体の、今度は決起大会をやろうと思っています。これは、時期としては多分8月の中下旬、すなわち令和9年度の政府の一般会計予算の概算要求に向けて、その時期に同盟会全体としての大会及び中央要請を行おうということ。それによって、本年度中の認可、そして、令和9年度の着工につなげていきたいという流れで今考えています。

【記者】

 今の質問に関連するんですけれども、北陸3県の合同での要望、3県の知事がそろって活動するのは今回が初じゃなかったかなと思うんですけれども、今後、新幹線以外にも例えば広域観光とか、いろいろ一緒にやっていく場面とかあると思うんですけれども、一番の年長者として、多分リーダーシップを取る場面も出てくると思うんですけれども、どのように進めていきたいと考えていますでしょうか。

【知事】

 今の顔ぶれで初めてということですよね。そういう意味では、ちょっと遡りますと4月の末頃に、まずは顔合わせで、これはプライベートですけれども会食をしたということがあります。そこで本当にいろいろなことを話をして、多分3人とも、顔ぶれは変わったんですけれども、やっぱり北陸3県の連携というのは大切であり、それから、これまでいろいろと実績も出てきている。やはり今後もこの3県、もちろん競い合うところは競い合って、ということですけれども、連携することは連携してやっていこうということは、お互い共通理解ができたというふうに思っています。

 そして、今回の北陸新幹線に関する中央要請、これもそういう意味では私が若干、就任期間が長いので、音頭を取らせてもらって、両県に働きかけて、3県一緒で存在感を出そうということでやってきたことであります。できれば今後も、次の機会は北経連さんの主催の北陸3県知事懇談会があります。ここでもまた、よりお互いをよく知り、かつ連携を深めていく、そんな機会にしていきたいというふうに思います。そういったことの積み重ねによって、顔ぶれは変わりましたが、やっぱり北陸3県というのは、一緒にやっていくほうがいろいろとお互いのためにウィン・ウィン・ウィンになるよね、ということがだんだんと、もっともっと理解が深まっていく、浸透していくんだというふうに考えています。

 そういう意味で、就任期間が長いという意味で幾らでも汗をかきますし、また、時にはリーダーシップを取ることもあろうかと思います。

3.関連ファイルのダウンロード

【資料1】映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』とのコラボレーションについて(PDF:533KB)

【資料2】出会い応援の取組みについて(PDF:341KB)

【資料3】黒部宇奈月キャニオンルートについて(PDF:279KB)

 

 

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