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更新日:2023年12月27日

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定例記者会見[令和5年12月27日(水曜日)]

  • 日時:令和5年12月27日(水曜日)13時00分~13時20分
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

白岩川災害関連事業の採択について

令和5年12月27日(水曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2.質疑応答

内容 動画
  1. 1年を振り返って
  2. ダイハツ不正による県内企業への影響について
  3. 高校再編に係る地域協議会の立上げについて
  4. 自民党派閥の裏金問題について
  5. 来秋の知事選について

令和5年12月27日(水曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3.記者会見録

1.知事からの説明事項

会見写真1

1.白岩川災害関連事業の採択について

 今年最後の定例ということになります。

 今日は1件、私からご報告があります。

 白岩川災害関連事業の採択についてご説明をいたします。

 令和5年6月の豪雨では、二級河川白岩川の上市町女川、立山町日中地内において川の水が堤防から溢れ、大きな被害が発生したことは、まだ記憶に新しいところです。この区間について川幅を広げる災害関連事業を国に申請しておりましたが、今月の22日に採択を受けました。

 被害時の状況はご覧のとおりです。通称スーパー農道と言っておりますが、県道寺坪上市線の新藤塚橋の下流で川の水が堤防から溢れ出し、立山町で床下浸水7戸、上市町と立山町で農家の浸水被害などが発生しました。写真の1は、上市、立山の両町で管理される藤塚橋に川の水が当たり、流れてきた木などが引っかかっている状況です。

 今回の工事の概要ですが、次のスライド、上の段の計画平面図をご覧ください。現在左側の和合橋の下流で整備を進めている区間、延長これは0.8キロですが、これのさらに上流側に当たる延長の0.5キロメートルで堤防を整備するものです。その下の横断図は、上流から下流を見たものです。右岸側に堤防を約15メートル引堤し、堤防間の幅を約30メートルから約45メートルに拡幅をするものです。

(※以下、画像を指し示しながら説明)

 これが和合橋という橋で、これまで、今既にここから下流のほうは800メートル工事をして進めています、順調にこれはきております。今回の豪雨の以前から広げる工事をやっておりました。そして今回はこの区間です。この区間の500メートルについてやるという、藤塚橋から和合橋までということです。

 どんな工事かというと、今の川の流れがこうです、これが堤防になっています。これを15メートルこっちまで引っ張る、右岸側まで引っ張るということで、ですからこれだけまた掘削をして、そしてここに堤防を築く。そして、ここは水の流れで川がまた浸食されないように固める護岸工事ということをやります。そして堤防を造るという。これだけ広くなる分、水の流れもより多く、キャパシティが増えるということになります。

(ここまで※)

 事業概要を字で書きますと、延長約0.5キロメートルの区間において、期間は今年度から令和9年度までの5年間、事業費は約6億6,000万円、内容は新たに堤防を築く築堤工、それから洪水から堤防を保護するための護岸工、そして藤塚橋の撤去などを行います。

 今後、地元の方々や関係者のご理解、ご協力、また上市町と立山町からのご協力もいただきながら整備に努めてまいります。これ以上詳細のことは、また担当課、河川課になりますが、お問合せいただければというふうに思います。

 白岩川災害関連事業の採択の説明は以上となります。

 私からは冒頭は以上です。

2.質疑応答

会見写真2

【記者】

 今年1年の県政の動きという資料も頂いていますけれども、知事自身今年1年を振り返って、特に印象に残った出来事とか成果であったり事業であったり、そういったものがあれば、強いて一つ挙げるとすればどんな物事でしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。年末最後の会見ということなので、1年間を振り返ってというご質問だと思います。

 今年も本当に1月からいろんなことがあり、まだ12月あと数日間ありますけども、それを一つ一つ挙げていくと多分切りがないので、幾つかかいつまんで申し上げると、まずはやはり5月8日でコロナが5類になったということですね。私は第3波から知事として責任者となりましたけども、それから4波、5波、6波、7波、8波ときて、本当に県民の皆さんのご協力また医療機関、それから様々な事業者さんのご協力を得て闘いを続けてきたわけでございますけども、それが一応ひとつの大きな転換点になったのが、この5月8日だというふうに思っています。

 それ以降は、本当に社会経済活動もごく普通に回るようになってきましたし、飛行機の便も国際線も戻ってきたり、あるいは臨時便が頻繁に飛ぶようになったりということで、人の往来、国内外共に人の往来も多くなってきたとこでございます。今はもうコロナ前を超えるような良いデータもいろいろ出てきているようでありまして、今後もぜひこの流れを持続して、さらに加速していければというふうに思います。

 それからそれよりちょっと前の3月1日ですが、これはちょっと地味かもしれませんが、パートナーシップ宣誓制度の運用を始めました。これは都道府県の中でも比較的早いほうですし、富山県このようなことで少しでも住みづらい、生きづらい方がおられるとしたら、そういった方々にとっては道が開かれたことだというふうに思っています。これも爆発的にこれが適用されることが増えるとも思っておりませんでしたが、着実に件数は積み上がってきているというふうに聞いております。

 そして、先ほどのコロナは5月でしたが、もう一つ5月はやはりG7の富山・石川教育大臣会合が開催をされました。富山県では前半の5月12日と13日に受持ちをしました。この中で最終的に取りまとめて承認された富山・金沢宣言というもので、その中に子どもたちのウェルビーイングを高めていくということ、それも教育の務めだということも盛り込まれましたので、本県が昨年の2月に成長戦略を策定して以来、政策の中心に据えてきましたウェルビーイングというものが、この教育大臣会合の場でもしっかりと受け止められたというふうにうれしく思っています。

 このウェルビーイング関連で言いますと、本年度は政府の骨太の方針にも盛り込まれています。そして先般の、もう閉会しましたが臨時国会の冒頭の所信表明演説で岸田文雄総理が、ウェルビーイングを高める、そして今日より明日がよりよくなる、そんな社会をつくっていくということで、力強くウェルビーイングという言葉を交えて表明されたことも、大変にまた私どもとしては背中を押された気がします。

 そしてさらに、先般こども大綱というものがまとめられました。その中でも、子どもたちのウェルビーイングをしっかり保っていくということ、ここでも触れられています。さらに、私どもの独自に策定しまして今年発表しましたが、ウェルビーイング指標ですけども、これが統計を使ってやる行政に関する表彰、総務大臣からの表彰がありますが、その最高の賞である総務大臣表彰を受けたということなどなど、ウェルビーイングという私たちの政策で中心にして取り組んでいることについても大きな動きがあり、またより日本中に広まった年だというふうに、これもうれしく思っています。

 それから、8月には岸田文雄総理が、現役の総理大臣としては久方ぶりに本県を訪れていただきました。企業訪問が主でしたが、そこで車座も行われまして、現場の経営者の皆さん、また女性社員の皆さんから、女性活躍のこと、それから国への要望など、本当に丁寧に聞く耳、聞く力を発揮していただいたこと、私は陪席していただけですけども、一緒に聞いておりまして、改めてご来県をうれしく思うとともに、本当にいろいろな声に耳を傾けていただけたことは、うれしく思っているところでございます。

 そして、これは直近になりますけども、城端線と氷見線の再構築実施計画、これを7月から検討会議を立ち上げまして、沿線の4市の皆さん、そしてJR西さん、それからオブザーバーで北陸地方運輸局の方、それから2回目からはあいの風鉄道さんも入ってもらって、検討会議を5回重ねてまいりました。そして、最終的に5回目でその実施計画案がまとまり、それを今月の22日に国交省に申請提出することができました。これも一つ、今年としては大きな節目になる出来事だったというふうに思っています。

 というふうに続けると切りがないので、一応ここまでにさせていただきたいと思います。その都度皆さんにも報道としてご協力いただきましたこと、心から感謝を申し上げたいと思います。

【記者】

 車両の認証不正で国内の工場の生産を停止したダイハツのことですけれども、取引のある県内企業への影響も今後懸念されてくると思います。現時点で、何か県として対応みたいなものを考えていらっしゃるのかどうかお聞かせください。

【知事】

 ダイハツ工業さんが国内4府県にある完成車工場の生産を全て停止したということ、報道で承知をしております。もちろん県内もものづくり産業が活発ですから、このダイハツさんの製造に関係する企業がいろんな業種である、いろんな部品の種類で多くの企業が関わっておられると聞いております。

 ただ、今のところ入っている情報では、とても大きな売上げをダイハツ工業さんとの取引に依存しておられるところは、そうないのではないかというところまでは今調べておりますが、引き続き経済団体などを通じ、あるいは業界団体を通じて情報収集をしているところであります。今のところはそういうことです、はい。

【記者】

 先日、自民党議員会のプロジェクトチームと高校再編に関して意見交換をされましたが、その際、自民党側からは地域協議会の設立という提案がありました。各地域の4学区の中で地域協議会を設けて、市長やら地元の人を交えて意見を集約して、県教委のほうと検討会議と意見交換しながら話を進めていくという中身だったかと思いますが、現在、新田知事としてその地域協議会を立ち上げる意思といいますか、そういった考えはありますでしょうか。

【知事】

 ちょっと流れを確認しますと、今年度は教育委員会で富山県の県立高校教育振興検討会議というものを走らせています。ここで県立高校の在り方や再編の方針などの検討をしていますが、その検討状況を県民の皆様にやはり説明する機会があったほうがいいということで、年明けの1月22日には富山県民会館、それから24日には高岡文化ホールにて、県東部、県西部1か所ずつでこの説明をするとともに、ご意見を聞く機会を開催することにしていると聞いています。

 来年度に入りましたら、この検討会議の取りまとめを受けまして、総合教育会議において再編の基本方針や新しい学科、コースの開設などについて検討を進めていくことにしております。その際には、また県民の皆様、産業界あるいは有識者、学校関係者など幅広く意見を伺いながら、丁寧に議論を進めていく予定にしております。

 そんな中で、今ご質問の自民党富山県議会議員会さんのプロジェクトチームの富山県教育の未来を考えるPTとの意見交換では、地域協議会を設置して進められた他県の事例もご紹介をいただいたところです。現在教育委員会のほうには、他県のその設置状況についても研究を進めてもらっています。

 あの中に入っていたのは、例えば長野県であり愛媛県でありますが、それらの両県と本県では、地理的条件やあるいは公共交通機関の状況なども異なっているところは直感的に分かるのですが、それ以上今もう少し調べてもらっているところです。そういうようなことを勘案して、今後考えていくことだというふうに思います。あくまであれは中間整理だったかな、中間取りまとめだった、ということなので、我々ももう少し中間取りまとめを受けまして、勉強を進めていくという段階です。

【記者】

 意見を聞く場というのは、今のところ先ほどおっしゃられた1月のフォーラム2回が、まず直近で意見を聞く場というふうに考えてらっしゃるということでよろしいですか。

【知事】

 そうですね、東西2か所で行います。それから、もう4月からは総合教育会議が走り始めますので、その場でまた、先ほど申し上げたように、学校関係者だけではなくて地域の皆様あるいは経済界の皆様など、幅広なご意見を伺っていきたいと思っています。

【記者】

 2点ありまして、1点は今捜査が進んでいます自民党の裏金問題について、もう一度ご意見を伺わせてください。こうした政治と金の問題の部分から見まして、今回で言いますと、渦中の政治家は捜査中なのでお答えは差し控えさせていただきますという答弁を繰り返していますけれども、こうした答弁自体がまた政治不信を招いているのではないかという意見があります。知事ご自身ももちろん政治家であられますので、その政治家の有権者に対しての説明責任というものについて、ご意見があれば伺わせてください。

【知事】

 私も献金を受けております。多くの政治家の方々もそうだと思います。それを適法に処理していくということが大切だというふうに思います。今回まさに今捜査中なので、私の立場からそれ以上のことは申し上げることはできませんけども、やはり政治家として多くの有権者の負託を受けた立場としては、それぞれの立場でしっかりと説明責任は果たしていかれるべきだろうというふうに思います。

【記者】

 もう1点、これも先週出た質問で、来年また知事選がいよいよ来ます。先週の知事のお話ですと、まだ先週は新年度の予算編成中、それに注力しているということで、まだ真剣に考える時期ではないというお答えでしたけれども、今日もう今年最後の定例会見ということもあり、もうすぐ年が明ければ選挙の年になりますので、改めてしつこいようですけれども、いつ頃までに何らかの意思表示をされるのか、その辺の見通し、何かあれば教えてください。

【知事】

 これも答えはそう変わらないのですけども、今まさに令和6年度の新年度予算をつくっている最中であります。そして、それは当然2月から始まる次の議会でご審議をいただき、我々としてはぜひそれをご承認いただいて、スムーズに新年度のスタートを切りたいというふうに考えております。当面そのことに全力を注いでいくということになります。

【記者】

 もう1件だけ、今日福井県の杉本知事も会見をやってらっしゃって、今年の漢字1字はと問われて、つなぐという、難しい「繋」という字を答えられたそうですが、何か知事は今年の漢字1字みたいなのを、お考えをお持ちでしたら教えてください。なければいいです。

【知事】

 それは特にないですね。杉本さんは「繋」、やっぱり新幹線があるのでそれいいですね。

【知事】

 先ほど今年の振り返りも簡単にさせていただきましたけども、1年間お世話になりました。皆さんもやっぱり報道という立場上、きっちりとお休みもなかなか取りづらいお仕事かもしれませんが、できる範囲で、働き方改革も今大切な時代ですから、極力休養もとられまして、また英気を養われて、来年からはまた厳しい質問をどんどん投げかけていただきたい、そのためにどうか英気を養ってきていただきたいと思います。

 本当に1年間お世話になりました、ありがとうございました。

4.関連ファイルのダウンロード

【資料1】白岩川災害関連事業の採択について(PDF:3,704KB)

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