更新日:2023年8月17日

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定例記者会見[令和5年8月17日(木曜日)]

  • 日時:令和5年8月17日(木曜日)13時30分~13時45分
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画
  1. 令和5年度富山県総合防災訓練について

令和5年8月17日(木曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2.質疑応答

内容 動画
  1. 富山きときと空港開港60周年について
  2. ふるさと納税の受入実績と制度のあり方について
  3. 農業用水路転落事故防止策について

令和5年8月17日(木曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3.記者会見録

1.知事からの説明事項

会見写真1

1.令和5年度富山県総合防災訓練について

 本日、私から1点、発表項目がございます。

 令和5年度の富山県総合防災訓練の実施についてです。

 訓練の日時ですが、8月27日日曜日、8時半から12時半までを予定しています。会場は高岡テクノドームをメイン会場とし、また、県の防災危機管理センター、伏木富山港、高岡市内の下関小学校、野村小学校、また二塚小学校でも訓練を行います。主催は富山県と高岡市、そして国土交通省北陸地方整備局が今年は共催となります。

 続きまして、訓練の主な被害想定ですが、豪雨と地震による複合災害を想定しています。まず豪雨の想定ですが、県西部において局地的な豪雨が発生し、高岡市、氷見市、小矢部市において大雨洪水警報及び土砂災害警戒情報が発表され、土砂災害が発生するという想定です。さらに、邑知潟断層帯を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生、高岡市、氷見市で震度7などを観測し、土砂崩れ、建物の崩壊、同時多発火災、ライフライン施設の被害などの発生を想定しています。

 続きまして、主な訓練のポイントをご説明いたします。

 まず、図上訓練です。図上訓練は、昨年までは主催する市町村のメイン会場内で実施をしておりましたが、今回は富山県防災危機管理センター4階のオペレーションルームで実施をいたします。地震や土砂災害などを想定し、関係機関が連携して被害情報の収集・共有・伝達訓練を行います。

 また、県、市町村、自衛隊、警察、消防などの関係機関が合同調整所に集合して、被害情報などを地図上で共有することになります。

 次は、実動訓練のほうです。まず、高岡テクノドームですが、今年初めての取組みとしては、高齢者等避難の発令により高岡テクノドームに避難された住民約80名を県内の複数の市町村からの応援職員が連携して避難所へ受け入れ、避難者に緊急支援物資を配布するまでの一連の流れを確認する、名づけて「ワンチームとやま避難所運営訓練」を実施します。また、新たに高岡テクノドーム駐車場において、地震により崩落した地下現場に取り残された要救助者を救出し、応急医療活動を行う訓練を高岡市消防本部や消防団、県の緊急消防援助隊、また県柔道整復師会などとDMATが連携して行います。

 伏木富山港左岸の1号、2号岸壁では、海上自衛隊、海上保安庁と県トラック協会などの官民連携による緊急支援物資の輸送訓練を行います。これは、海上自衛隊、海上保安庁の船舶が輸送してきた緊急支援物資を伏木富山港で県トラック協会加盟事業者のトラックに積み替え、避難所の高岡テクノドームや各小学校へ輸送するということになります。

 最後に、小学校での訓練ですが、下関、野村、二塚の3か所の小学校で避難訓練、福祉避難所の開設、緊急物資受入れ訓練などをそれぞれ行います。

 訓練の詳細については、担当課へお問合せいただければと思います。

 冒頭、私からの説明は以上です。

2.質疑応答

会見写真2

【記者】

 日曜日に富山空港開港60周年を迎えるに当たって質問させてください。

 まず、コロナ禍ということもあり、まだコロナ禍前の利用率には戻ってきていないと思うのですが、そのことについての現状の受け止めと、それから、そんな中でも60周年を迎えることについて、受け止めを教えてください。

【知事】

 はい、ありがとうございます。富山空港は、この富山県にとって北陸新幹線などの鉄道、それから北陸自動車道、東海北陸自動車道などの道路とともに、とても大切な県外との交流の起点ですし、また関係人口をつくり出していく上での大きな拠点になっているというふうに考えております。それが開港60年をたったということ、本当この60年間、この富山空港に富山県としては大変にお世話になってきたというふうに思っています。

 需要については、確かにまだコロナ禍前までは行っていないのかもしれませんが、でも、需要の戻りは全国の中でも結構よいほうだというふうに認識をしております。私が少なくとも乗るときには、かなりの搭乗率でもありますから、これについてはそう心配はしておりません。それから、国際線についても、8月8日から上海定期便が戻りましたし、その他の路線についても鋭意定期便の復活について働きかけをしているところでございます。

 そんな中での60周年、もちろん私も参加しまして一つの節目を祝い、そして、今後に向けてまたさらに富山空港の活性化について、関係者が集まり、その取組みを確認し合う場になればというふうに考えています。

【記者】

 国際定期便の再開、それから民間活力の導入なども進めていらっしゃると思いますが、また次の60年に向けて、今後どのように空港を活性化させていきたいか、教えてください。

【知事】

 段階を踏んで民営化についての取組みを進めてまいりました。まさにおっしゃるように、これから民間の知恵、民間の発想で富山空港をより活性化するために、本年度はとても大切な年だというふうに考えております。これから次の60年、あるいは次の100年に向けての大切な節目の年になると考えております。

【記者】

 今月、総務省が発表したいわゆるふるさと納税の寄附金の総額というのが発表された中で、富山県と県内の自治体を合わせた金額というのは、順位の上では富山県は47都道府県の中で一番低かったということがあったと思います。それ自体の是非ということであるとか、各市町村、自治体のスタンスというのがあると思いますが、まず知事はこの点についてどう受け止めておられますか。

【知事】

 はい、そのような結果だったことは認識をしています。ただ、この件については、まず富山県15市町村ということで、全国で一番市町村の数が少ないということ、これも一つの要因だというふうに思っています。それと、必ずしもこれまではこのふるさと納税をどんどん増やしていこうという取組みは、さほど強くはしてこなかったということもあります。

 ただ、出入りでマイナスになるというのは、これは県としては残念なことなので、このあたりはどうやって改善していこうかということを今みんなで話し合っているところです。

【記者】

 確かに出入りで赤字になっていらっしゃる部分もあり、県内にもそういった部分があるかと思いますので、今後に向けては、返礼品等を含めたアプローチとしては、伸ばしていこうとか、何か工夫していこうとかいうお考えですか。それとも、静観するとか、そういう方向なのかというところと、もしそういうのを取り組むとすれば、今どういったところを考えておられるかみたいなことを、もしあれば教えていただけないでしょうか。

【知事】

 市町村の皆さんがそれぞれの地域の特色ある物産などに力を入れられて、ふるさと納税の額を増やす努力をされるとすれば、これについては県としてもできる限りの応援をしていきたいと考えています。富山県としては、やっぱり市町村がそれぞれ取り組まれることのバックアップということに力を入れていきたいというふうに考えています。でも、幸い私ども、ものづくり産業の集積があり、それに伴う法人事業税の税収が、大変にそれに財政上は支えられています。それはとてもありがたいことですし、県内の法人の事業活動がより活発になるようにやっていくのが、私は本筋だというふうに思っていますが、せっかくのそういった税収がマイナスになることは、やっぱりさっきも言ったように残念なことなので、市町村を応援して、プラスマイナスでせめてニュートラルになるような、このふるさと納税という制度、これはこれで国の制度ですからニュートラルに受け止めておりますが、それが本県にとってマイナスにならないようにはしていきたいと考えています。

【記者】

 高岡市で男の子が用水路と見られる場所に転落した事故で亡くなられてから間もなく1年ということがありますが、今後、18日には転落事故防止強化月間で県警の方と初めて連携するというような取組みもお伺いしておりますけれども、県として用水路の対策の現状と今後の防止策についてということについて、どう考えておられるか。もしあれば教えてください。

【知事】

 これまではアドバンテージだと私は思っていますが、用水がとても多い、水をきめ細やかに隅々まで満たせる、運べる、そんな用水網が発達しているということはアドバンテージと思っていましたが、それがやはりこういった事故にもつながるということであります。

 ハードの整備につきましては、今言ったようにとても延長が長いものですから、全てをすぐに早急にハード整備をするということは、なかなか現実的には難しいということ。でも、これを着実に計画的に進めていくことが第一だというふうに考えています。その上で、ハードの着実な地道な整備とともに、ソフトの対策、これを徹底していく。様々な地域でお話合いをしていただいたりということも進めておりますし、そのようなソフト対策、これに今力を入れているところでございます。いずれにしましても、本当に小さなお子さんが命を落とされたということ、改めてご冥福を祈りたいと思いますし、それから1年ということで、このソフト対策について改めてより力を入れる、そんな決意を新たにしたいというふうに考えております。

【記者】

 ハードは地道に進めるということで、ソフトをそれに上乗せして力を入れていきたいというお考えということでよろしいでしょうか。

【知事】

 そうですね。

【記者】

 ふるさと納税の関連でちょっと1つ、もし立場を聞かせていただけるなら聞かせてくださいという。このふるさと納税の考え、その制度自体についてもニュートラルな立場という言い方をおっしゃられましたけれども、知事自身としては、例えば税収の貴重な財源になるという利点もあれば、いわゆる住民税を自分の住んでいるところ以外に払うというところの税の在り方としてどうなのかという多分いろんな意見があると思うのですけれども、知事自身のふるさと納税の制度の是非というのを聞かせていただければと思います。

【知事】

 私は、本県はとても先人たちのご努力のおかげで今税収という意味では恵まれた環境にあると思っています。昨年度も過去最高の県税収入を得させていただきました。ただ、ところによってはなかなかそうもいかない地域もあるのだというふうに思っております。

 国としては、そういったところが何らかの努力をすることによって、そのふるさと納税という制度を活用して税収を増やすということ、そこに道を開かれたことだというふうに考えておりまして、そういう意味で、この制度についてはあのニュートラルと申し上げたのは、積極的に賛成でもありませんし、反対するものでもないということ。地方それぞれの工夫を凝らすことによって、そういった地方へも税収増の道を開くという意味では、そういう制度もあっていいのかなと思います。

4.関連ファイルのダウンロード

【資料1】令和5年度富山県総合防災訓練について(PDF:742KB)

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お問い合わせ

所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課企画・報道担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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