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更新日:2023年11月20日

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定例記者会見[令和5年11月20日(月曜日)]

  • 日時:令和5年11月20日(月曜日)13時00分~13時40分
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

【冒頭発言】富山-台北便の1月~3月の運航について

  1. 令和5年度11月補正予算案の概要について
  2. 「アンコンシャス・バイアス解消アクション!」事業事例募集の開始について

令和5年11月20日(月曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2.質疑応答

内容 動画
  1. 高岡テクノドーム機能拡充等事業(11月補正)について
  2. 農業者支援(11月補正)について
  3. 遼寧省友好県省40周年記念事業(11月補正)について
  4. 新田県政支持率(北日本新聞調べ)について
  5. 旧統一教会関連

令和5年11月20日(月曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3.記者会見録

1.知事からの説明事項

会見写真1

【冒頭発言】富山-台北便の1月~3月の運航について

 今日は2点、私から発表がありますが、その前に1つお知らせがございます。

 富山-台北便、飛行機の運航についてということでございます。

 この件ですが、一部のマスコミさんから報道されていますので、私のほうから現状の確認についてさせていただきたいと思います。

 運航されますチャイナエアライン、中華航空さんからは先週の火曜日、11月14日に県の富山空港管理事務所に令和6年1月31日からの臨時便の運航について、運航計画案が提出されました。あくまで案です。運航計画案の具体的な内容について申し上げますと、運航期間は令和6年、来年ですね、1月31日の水曜日から3月30日土曜日の毎週水曜日と土曜日、18往復ということになります。運航時刻ですが、台北の桃園空港、桃園発が現地時間の午前6時35分、ちょっと早いですね。富山着が日本時間の10時25分ということになっています。また、富山発は日本時間の11時25分発でありまして、台北の桃園空港着は現地時間の14時10分ということになります。

 この運航計画案については、現在CIQなど関係機関に意見照会中です。支障がなければ明日、承認の見込みとなっています。今回の運航についてはこの承認後、正式な決定となりますので、明日の17時から、お手数ですが改めて記者会見を行いたいと思っております。私の受け止めなどこの件に関するご質問は、その場で確定してからお答えしたいというふうに考えております。

 富山台北便の運航については以上となります。

 それでは、発表項目を2件いきます。

1.令和5年度11月補正予算案の概要について

 1点目は、11月の補正予算案です。

 今回の補正予算案では、大きく3つの要素があります。1番目は人事委員会の勧告に伴う給与費の増額、2番目は県立大学情報工学部設置に伴う新棟整備や男性の育休取得促進など、未来への投資・子育て支援の推進、3番目はインバウンドの推進など地域経済の活性化や、猛暑の影響を受けた農業者への支援などに必要な予算を計上するものです。一般会計の補正規模は25億8,300万円、この補正予算案について今月28日開会の11月定例県議会に提案し、ご審議いただくこととしています。

 なお、国の総合経済対策に伴う補正予算案が本日国会に提出され、今後、審議が行われると承知しております。県としては、今回の国の経済対策に呼応した関連予算についても速やかに取りまとめ、11月議会中に追加で提案することを念頭に、準備を進めていることをご理解ください。

 本日は11月議会の冒頭に提案する補正予算案について、主なものをご説明します。

 まず、人事委員会勧告に伴う給与費の増額ですが、先月10日に県人事委員会から、今年度県職員の給与の改定について勧告を受けました。その内容は、一般職については月例給が1.02%の引上げ、期末勤勉手当が合わせて0.1月の引上げとされました。

 また、これを踏まえまして特別職、これは議員さんの報酬も含みますが、特別職について期末手当で0.1月の引上げとなっています。これに基づいて、職員の給料の引上げや期末手当などの支給割合の引上げを行うこととし、所要の給与費を増額するものです。

 なお、今年度の給与改定額は平成9年度以来の規模ということです。

 次に、未来への投資・子育て支援です。

 県立大学情報工学部の新棟の整備について実施設計が完了したことから、今回、建設工事に必要な予算を計上します。工事期間は今年度から令和7年度末までを予定しております。継続費を設定します。

 また、障害者のスポーツ環境の充実を図るため、高志支援学校の体育館を改修することとし、実施設計に必要な債務負担行為を設定します。

 さらに当初予算に計上した男性の育児休業取得者と、その事業主に対する補助金について、これは利用が当初の見込みより伸びておりますので、さらなる増加を見込み予算を増額させていただきます。

 このほか、当初予算に計上した富山児童相談所の移転改築などに伴う基本・実施設計費について、新たに児童心理治療施設の入所・通所児童の就学先として、学びの場を整備することとさせていただきたく、その設計費を増額させていただきます。

 また、地域周産期母子医療センターの充実のために、厚生連高岡病院が行う分娩室等の改修経費に対し補助いたします。

 次は、地域経済の活性化、農業者支援です。

 地域経済の活性化策として県内観光地の魅力を高めるため、地域の観光まちづくりの取組みと連携した廃屋等の撤去に対し、国や地元市町村、今回は黒部市さんですが、と一体となって支援をします。

 また、上海便を利用して来県する旅行者の交通アクセスや、おもてなしによる満足度向上を図るため、富山空港から富山駅へ直行する無料バスを運行します。

 さらに、令和6年度に中国遼寧省との友好県省締結40周年を迎えますが、それを記念した友好訪問団の派遣などの準備に必要な債務負担行為を設定します。

 このほか、高岡テクノドームの機能拡充について、産業展示のニーズや建設資材高騰などの社会経済情勢を踏まえて、別館整備基本計画に示す機能を実現するため、本館、そして別館にどのような機能を持たせるか専門的、技術的調査を実施します。

 農業者支援として、猛暑などの影響による令和5年産米の品質低下などに伴い、収入が減少し、資金繰りに支障を来す農業者に対し、低利な融資制度を創設いたします。

 また、令和6年産の米や大豆の品質、収量向上に向けた取組みを行う農業者を支援するため、奨励金を交付いたします。

 さらに、とやま農業未来カレッジの令和6年度からの定員拡充に伴う、通年研修の体制を整備します。

 ほかに冬の間に損傷した道路の補修や、農業農村整備などに早期に着手するため、建設事業などに関する債務負担行為を設定し、年度間の切れ目のない発注と計画的な執行に努めてまいります。

 さらに電気事業会計の利益剰余金につきまして、一般会計事業などの推進のために一般会計に繰り出すこととしております。

 補正予算についての説明は以上です。

 各事業の詳細については、お手元の資料の担当課にお問合せいただければと思います。予算成立後は速やかな執行に努め、事業効果が一日も早く発現するよう取り組んでまいります。

2.「アンコンシャス・バイアス解消アクション!」事業事例募集の開始について

 2件目です。

 アンコンシャス・バイアス解消アクション事業事例募集開始についてです。

 「あなたにも思い込み『アルカモ』!?キャンペーン」の開始についてご説明します。

 男性は外で働き、妻は家庭を守るというような、かつてあったことですが、このような固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み、いわゆるアンコンシャス・バイアスの存在が職場や家庭、地域における女性の活躍を阻害する要因の一つとして指摘されています。

 アンコンシャス・バイアスは、過去の経験や見聞きしたことから無意識に思い込むことであり、誰にでも起こり得ることだと思います。大切なことは気づこうとする意識であり、この気づきを解消に向けた自発的な行動につなげていくため、本日キャンペーンサイトを開設し、県民の皆様から広く事例を募集することとします。

 内容の1として事例募集については、1つは、これって『アンコンかも!』、アンコンシャス・バイアス、長いのでアンコンと略しておりますが、これって『アンコンかも!』と思う言葉について募集します。例えば妻が家事を行う役割という前提で夫が言う「家事を手伝うよ」といった、アンコンシャス・バイアスが潜んでいる言葉を募集します。本当に何げないことですけれども、ありますよね。

 それから、2つ目は、アンコンにまつわるエピソードです。性別に関わるアンコンシャス・バイアスに気づき、行動した結果、自分と周囲に生まれたよい変化の事例で、こちらは職場部門と地域家庭部門の2部門に分けて募集をします。ご応募いただいた事例の中から専門家、これは一般社団法人アンコンシャス・バイアス研究所、代表理事の守屋智敬さん監修の下、漫画で分かりやすく紹介していく予定にしております。

 内容2ですが、特設サイトを本日公開いたしました。主な内容を3つ紹介します。

 1つ目、身近に潜むアンコンとして職場編、家庭編の2つについて、漫画で分かりやすく解説しています。

 2つ目、10月11日に開催しましたアンコンシャス・バイアスをテーマとした、県内大学生の意見交換会の概要を掲載しています。

 3つ目、3月頃に先ほどの応募事例を紹介する予定としております。

 次ですが、このスライドは今ご説明したことを含め、アンコンシャス・バイアス解消アクション事業の全体像をまとめたものです。下のほうに記載のとおり、県庁内でもアンコンシャス・バイアス研究会を立ち上げ、職場におけるアンコンの洗い出しや職員による意見交換、若手転職者の座談会などをやっておりますが、これらを行っているということ、アンコンシャス・バイアス解消アクション事業として、アンコンシャス・バイアスに気づき、行動していただくことで、性別にかかわらず誰もが活躍できる環境づくりにつなげていきたいと考えています。

 詳細については、こちらも担当課へお問合せいただければと思います。

 本日、冒頭、私からの説明は以上となります。

2.質疑応答

会見写真2

【記者】

 まず、今回の補正予算ですけれども、高岡テクノドームの機能拡充の予算について、これは改めてですけれども、ここに書いてあるとおり、別館建設を前提とした機能強化の方向性を考えるということの意味合いでよろしいでしょうか。

【知事】

 皆さん関心の高いところであるので、少し詳しく説明させていただきますが、まず、振り返りから始めますが、高岡テクノドームについては入札が中止となって以降一旦立ち止まり、9月議会で県議の皆さんのご意見も参考とさせていただきながら、今後の方針を進めてきた、県として今も続けています。

 まず認識していただきたいのは、基本計画を策定し、設計に取りかかった当時とは産業展示のニーズ、あるいは建設費用の高騰など、社会経済情勢が変化していることが挙げられます。また、既にある本館についても建設から32年が経過しておりまして、設備の老朽化が進んでいる状況であるとともに、コロナ禍を経て利用が減少し、新規の催物、催事を入れる余地も出てきているという現状があります。いわゆる戻っていないということです。

 また、これはこれまで私が申し上げてきたことですが、高岡テクノドームは地域の皆様のウェルビーイング向上につながり、また、地域のにぎわいや人流を創出する催事を実施し、県西部の活性化に寄与する施設として、しっかりと機能することが必要だと考えております。

 これを踏まえて令和2年7月に基本計画、高岡テクノドーム別館整備基本計画が策定されましたが、ここに示してあります別館の建設ということ、また、本館を含めた機能の拡充に取り組む方向性は維持をしております。その上で本館、別館にどのような機能を持たせるのがよいか整理するため、専門家による調査が必要であると判断をしました。

 ここに至るまでに、庁内で部局横断的に利活用策について検討してまいりました。具体的な利活用策、また、それを実施する場合に具体的にどんな設備や機能が必要となるのか、例えば会議室が足りないとか、あるいは控室のこととか、通信、音響設備、照明設備、床はどうなのか、床材はどうなのか、展示場の間仕切りはどうするのか、設備の収納などはどう考えればいいのか、これらを整理してまいりました。

 これらを基に、本館においてどのような機能強化が可能なのかと、それから、別館にどのような機能が必要なのか、それに概算ですがどのくらいの費用や工事期間がかかるのかなど、専門家により調査をいただくのに必要な経費を、この補正予算に計上させていただきました。この予算をお認めいただければ専門家に依頼して調査を進めまして、その結果を踏まえながら関係の6市、また、経済界などの関係者のご意見をお聞きしつつ、具体的な整備方法をお示ししたいと考えています。

 また、施設はハードを整備するだけでは駄目だというふうなことは言うまでもありません。本館と別館を一体的に、地域の活性化に資する運営をしていく必要があると考えます。このためPFIの手法を導入し、民間のノウハウを活用して、にぎわいをつくることができるように運用、活用していく考え、これを以前から、これもお示ししているとおりであります。そして、地域の方々にもしっかり活用していただけるような本館、そして別館を整備していければというふうに考えています。

【記者】

 調査結果みたいなものを、例えば県武道館の時のように、何か外部の検討委員会みたいなものを開いて、判断されるというようなことはあるのでしょうか。

【知事】

 専門家の調査にもよると思いますが、今のところそこまでは考えておりません。

【記者】

 そうすると結局本館、別館それぞれ調査を行うということだと思うのですが、その調査の結果いかんで、別館の必要性そのものを考え直すということの余地はあるのでしょうか。

【知事】

 いや、必ずしもそうはならないと思います。本館でどのようなことが、今の地元の状況、十分に催事が戻ってきていないという状況の中で、本館で機能拡充することによってどんなことが可能になるのか、それでも足りないことも出てくると思いますので、それはやっぱり別館の建設をして補うことになろうかと思います。

【記者】

 補正の農業者支援のところで2番の水稲・大豆異常高温緊急対策事業についてお聞きします。

 これは猛暑の影響による対策ということですけども、ここに書いてある米の品質、収量向上に向けた取組みというのは、例えば富富富の切替えみたいなものも含まれていると考えてよろしいでしょうか。

【知事】

 今回この中では、それは想定していません。ここで想定していますのは来年産、令和6年産の主食用米、あるいは大豆の品質、収量向上を図るために土造りの資材の施用などに取り組む生産者に対して、10アール当たり500円の奨励金を交付しようということであります。総額で1億8,500万円の予算を考えています。

【記者】

 先日、弊社(北日本新聞)のほうで行った県政調査で新田知事の支持率を聞いたところ60.4%、手法が(前回調査と)少し異なるのですけれども、昨年7月に行った前回の世論調査よりも26ポイント下がりました。このことの受け止めについて、知事のお考えをお聞かせください。

【知事】

 これはもう御紙も書いていただいたように、数字は数字としてしっかりと受け止めていきたいと考えています。

【記者】

 率直に60.4%という数字をどのように受け止めていらっしゃいますか。

【知事】

 いや、そのとおりの数字だというふうに考えています。

 すみません、せっかくその質問をされたので、ちょっと気になったことがあるので申し上げておきたいのですが、あの中でこういった記述がありました。「旧統一教会の関連団体から支援を受けたことが判明し云々」、それから「知事選で旧統一教会の関連団体から応援を受けていたことについて発覚後の対応が云々」ということでありまして、皆さんもやっぱり言葉のプロでいらっしゃるので、ペンで生きていらっしゃるので、言葉遣いについてちょっと慎重にやっていただきたいなと思います。

 まず、発覚というのは基本的に悪いことを隠していて、それが明るみに出ちゃったよという時に発覚という言葉を使うのだと私は理解しています。判明ということも、そこまでではないかもしれませんが、何か一生懸命そちらで調査されて、その結果、事実が出てきたということを指す言葉だというふうに理解しています。

 そこで、1年以上前なのでちょっと記憶が薄いかもしれませんが、思い出していただきたいのは、まず、昨年7月20日に安倍総理が、悲しいことですが銃撃で亡くなったと。それを受けてあれはKNBさん(※記者名は省略)からだったかな、質問を受けました。それで私から関連して、私も選挙で旧統一教会関連団体から応援を受けていましたということを申し上げました。その時は演説を何度かさせていただいたということを私から説明しました。

 そして、詳細については今調べていますというのは、当時の候補者というのはもう朝から晩まで出ていて、その間事務所でどんなことが行われているのか、ほとんど把握できていないので至急調査しますといって、8月9日に調査結果を発表しました。その中で演説は3回させていただきました。それから、電話作戦に手伝ってもらっていましたと。それから、後援会名簿を提供いただきました。この3つの報告、調査結果を申し上げました。演説の回数については後ほど精査した結果、もう一回あって4回という修正はさせていただきました。これは、もしかしたら判明したということになるのかもしれません。ただ、これも悪意を持って意図的に隠したわけではないことはご理解いただきたいと思います。

 このように私のほうから申し上げたことなどの事実については、決して発覚したとか、隠していたのが発覚したとか、あるいは皆さんが調べて判明したとかいうことじゃない。そこら辺、言葉遣いに私は違和感を覚えたところであります。

 唯一、皆さんの側から調べられたことというのが、ピースロードという若者たちが平和を訴えて、自転車で県内を走るという事業に対して、私がそこで出発式に当たって挨拶をしたということがあります。それを私は選挙後も関係を保っているではないかという、例証として大変に言われたことがあります。

 また、この件については全く関係が分からない、もう実行委員会という名前での後援申請でしたから、その内容を見れば大変にすばらしい内容、若者が平和を訴えて自転車で県内を走るという、なのでそれは担当課で後援をオーケーして、私もスケジュールがあったものですから開会にご挨拶をしたということ、これは事実であります。

 ただ、これは前の知事の代の2020年から行われてきたことでありまして、そういう意味では発覚とか判明とかいうほど、大げさなものでもないのではないかなというふうに考えております。

 ちょっと関連でご質問いただいたので申し上げました。

【記者】

 テクノドームの機能拡充等事業の専門的技術的調査について、もう少し何か具体的な中身というか、どういう調査に使うのかが分かれば教えていただきたいのと、その前の遼寧省の友好県省締結40周年記念、これは知事も派遣団に参加という方針で決まっているのでしょうか。もしそうであれば先日も日中の会談、国のほうでもありましたので、今のところどのような交流をお考えなのかというのを聞かせてください。

【知事】

 まず、高岡テクノドームの件ですけれども、先ほども申し上げたように入札が中止になって以降、立ち止まって考えさせていただく時間を頂戴し、県庁内で部局横断的に検討してきたことは申し上げました。その内容は会議室がどれぐらい必要か、あるいは控室、あるいは通信、音響設備、照明設備、床材、間仕切り、設備の収納などということを申し上げたところですが、専門家にお願いするとしたら、例えば通信や音響の設備のこと、それから、床材をどうするか、照明設備をどうするのか、そのようなことになろうかというふうに思います。本館についてですね。

【記者】

 専門家というのは、具体的にはどういう仕方、見積りというわけではないと思いますが、620万円とかというのはまずどんなふうに、どういう専門性を持った人にこれを使うのかが知りたくてですね。

【知事】

 金額は620万が今補正分で、それから、年度をまたぐので債務負担行為ということで、あと1,600万だったかな、合計で2,220万になります。

【記者】

 いわゆるデザイン会社に依頼するような、そういうような感覚ですか。

【知事】

 金額についてはそういうことで総額2,220万になります。内容については、ですから照明のこととか音響のこととかそういったことは、やっぱり専門家じゃないとなかなか判断できないということで、そういった専門家にお願いするということです。

【記者】

 少し違和感のあるのは、設計について多分ある程度金額がかかったので見直しということですけども、要は再設計のための設計依頼というようなことですか。何か先ほどからちょっとその辺、曖昧におっしゃるので。

【知事】

 そうですか、曖昧に言ったつもりはありませんが、先ほど本館を取り巻く状況がまず変わってきたと、令和2年7月はもう本当に年間を通じて大変に予約が多くて、新しいイベントが入れられないと。それから、本来の産業展示のイベントが入れられないということで、新しい建物が要るのではないかということの基本計画ができましたということ。そして、本館と別館を一体的に運営していこうという計画であります。

 それは令和2年7月の話です。そして月日は流れまして、冒頭言ったようにいろいろと状況が変わりましたよねということ。それから、いわゆる建設費も労務費も上がっている状況、それからイベントが十分に戻ってきていない状況があります。本館にも余裕が出てきたという状況があります。

 かつ本館も32年たったということで老朽化があります。そういう状況を踏まえて、本館でもう少しイベントを入れられるのではないかと。ただ、そのためには若い人や、あるいは高岡のサイドからもご要望いただいていますライブをやりたいとか、そんな要望もあります。それから、もっと多くの人が入れるようにならないかという要望もあります。そういったことを、設備面にどれぐらいのお金をかければできるのかということ、まずどういうものが必要かと、それから、それにどれぐらいの費用がおよそかかるのかということを専門家にアドバイスしてもらおうということです。

 とともに、本館が仮にそういうふうに拡充するとなると、別館にはどういうことが求められるかということ、そんなことも併せて調査してアドバイスをいただきたいと考えています。あくまで本館と別館を一体的にというのは、これは基本計画からの方針ですから、それをアップデートして、それぞれどんな役割を果たしていけばいいのかということを、アドバイスをいただきたいということです。

【記者】

 いわゆる建築事務所とか、建築コンサル的なところの人に依頼するというような認識で間違いないですか。

【知事】

 それはちょっと担当課に聞いてください。今のところはまだ詰めているところだと思いますが、それもやっぱり入札になるのだと思いますけれども。

 それから、遼寧省は今のところ節目の時期なので、私が参加しようということで進めています。

【記者】

 いろいろ日中の情勢も今、方向を聞くと変化しているところではあると思うのですが、省ということなので国対国ではないですけれども、どういうようなことを今のところお考えか、その時になれば会見はなさると思うのですが。

【知事】

 そうですね、今そこまでは詰まった話にはなっていません。取りあえず向こうでもできれば要人にお会いしてきたいので、スケジュールの調整などを今やっているところです。過去の例から見て、概算ではこれぐらいの債務負担行為を出させていただいているということです。

【記者】

 私もテクノドームに関してお伺いしたいと思います。資料にあったのですけれども、一応調査期間は来年2月から8月にかけて調査を行うということで。

【知事】

 はい。先ほど言ったように年度をまたぐので620万円と1,600万円ですかね、いわゆる債務負担ということで、2年度にまたぐ予算をお願いするということです。

【記者】

 そうしましたら来年の8月に調査が終わってから、本館及び別館について今後の方向性を検討して、示していきたいというような流れになるのでしょうか。

【知事】

 そういうことですね。

【記者】

 そこで改めてですけれども、別館のほうの開館時期ですけれども、今回こういった本館の機能拡充の調査をするということで、現状として別館の開館時期というのはどういうふうにお考えでしょうか。

【知事】

 そうですね、それはやっぱり順序として本館の機能をどう拡充、まず老朽化対策をした上でどう機能を拡充することになるのか、あるいはならないのか分からないです、それは。それを調べてもらうので。それによって別館にどういう機能が求められるのか、それによって今の設計でそのままいけるのか、いけないのか。そのように幾つかオプションが、不確定なことがあるので、現時点で開館の時期については申し上げられないと思いますね。

【記者】

 ちょっと素人考えですけれども、今回、本館の機能拡充をする予算が2,000万円(※2,220万円)ほどついていますね。

【知事】

 拡充の調査。

【記者】

 拡充の調査ですね。本館を拡充すること、さらにプラス別館ということになると、現状で別館の額が46億3,000万円で、さらに予算が膨らんでしまうのではないかというような気もするのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

【知事】

 いえいえ、今はあくまで2つ造って、そして、別館のほうも多くの人が集まって、ある程度の音楽もできるような、これは地元の経済界から、あるいは地元の皆さんからのいろんなお話を聞いて、特に高岡ご選出の県議会議員の皆さんに大変に汗をかいていただいて、本当にいろんな要望をいただきました。まとめていただきました。それに基づいて今の別館の基本設計、実施設計を行ったわけです。

 もしかしたら今回の調査によって本館に余裕が出てきたので、そこである程度のことはできるのではないかと、それから、ライブのようなことも音響を整備することによって可能になるのではないか、それもある程度まとまった人数のライブも可能になるのではないか。例えばそんなことが分かってくれば、別館に求められていた機能は、もしかしたらもう少し少なくていいのかもしれません。ですから今と同じように46億、あるいはそれ以上の金額が別館にかかるということにはならないのかもしれません。

【記者】

 調査をやってみないと分からないかもしれないのですけれども、そうすると、もし仮に本館である程度そういった、今、別館でやると想定されている機能が本館で足りるということになってしまったら、別館は要るのかということになるのかなと思うのですけれども。

【知事】

 いや、私は必ずしもそうはならないと、あくまで本館、別館を一体として今までより以上にエリアのにぎわいを創出して、そして、県民全体ではありますけれども、特に県西部の皆さんのウェルビーイングの向上、高まるようにということですから、これまである本館に手を入れて拡充することによって、そのような基本計画の目的が全て達成されるとは私は考えません。やっぱり2つ合わせて、より今までよりよりよいものにしていこうということになるのだと思います。

【記者】

 高岡テクノドーム別館についてお伺いします。

 現在、来年度中の開館を目指すという基本計画になっていると思います。現段階としてですね。これが再来年度以降になる、こういった可能性についてはどうお考えでしょうか。

【知事】

 現実的に来年度の開館というのは、もう既にして難しいと思います。

【記者】

 先ほど北日本新聞さんとのやり取りの中で、統一教会のことをめぐって発覚、判明という言葉について意見を申し上げられたかと思います。弊社(KNB)もこの統一教会の問題に関しては。

【知事】

 旧統一教会。

【記者】

 旧統一教会、はい。ご質問させていただきました。改めて今回の問題については、質問がなくてもご自身でご説明されてきたというふうにお考えでしょうか。

【知事】

 取っかかりのところですよ。KNBさん(※記者名は省略)からは安倍総理、撃たれましたねと。それに対して岩手県の達増知事や大阪府の吉村知事はコメントされていますと、新田知事はどうですかという質問をいただきました。もちろん暗殺については大変に痛ましいことだと、併せてあのことで旧統一教会のことに本当に久しぶりにスポットが当たったものですから、私から申し上げたところです。演説をさせてもらったということを。

【記者】

 今のお話ですと、弊社(KNB)の質問が発端になっているということではないのでしょうか。

【知事】

 でもKNBさん(※記者名は省略)が聞かれたのは、安倍さんの暗殺についてどう思われますかという話です。

【記者】

 あくまでご自身が説明されたという認識だという。

【知事】

 そう聞くのが自然ではないかと思いますけどね。ただ、いずれにしても発覚したとか、判明したとかいう言葉で語るのは、あまり適切ではないのではないかとは思います。思いませんか。

【記者】

 今ここは知事会見なので申し上げる立場ではございません。

【知事】

 はい。よく分かりませんが。

【知事】

 実はこれで議会シーズンに入りますので、しばらく定例の会見はお休みということになります。寂しいと思っていただけるかどうか知りませんが、そういうことで次は12月19日に開催させていただきますので、また奮ってご参加いただければと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。

4.関連ファイルのダウンロード

【資料1-1】令和5年度11月補正予算案の概要について(PDF:787KB)

【資料1-2】令和5年度11月補正予算案の概要について(詳細)(PDF:376KB)

【資料2】「アンコンシャス・バイアス解消アクション!」事業事例募集の開始について(PDF:827KB)

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所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課企画・報道担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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