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更新日:2021年4月1日

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いのちの煌めき・田渕俊夫展―あくなき日本画への挑戦|富山県水墨美術館

日本画家・田渕俊夫(1941-)は、日本画の重要な特質である精神性と装飾性を継承し、圧倒的な技術と優れた色彩感覚で、日本画の素晴しさを再認識させる作品を生み出し続けています。その画題は、主に植物と風景ですが、植物を描いた作品からは可憐な姿に隠された生命のたくましさや生命の連鎖に対する畏敬の念を読み取ることができます。また、風景を描いた作品からは、悠久の時間に対する感動を見てとることができます。
このたびの展覧会では、田渕俊夫の45年におよぶ画業を四章に分け、東京藝術大学大学院在学中の作品から最新作まで、約40点の作品により振り返ります。特に最新作は、生命の連鎖とその偉大さを描き続ける田渕が、2011年の東日本大震災を目の当たりにして鎮魂と再生への気持ちをこめ、そして万物への生命の煌めきに思いを寄せて描いた、横10メートルの大作です。
真摯な写生と卓越した絵画技術に裏づけられた深い精神性に富む田渕芸術の神髄を、どうぞご堪能ください。

ずはん「けい1」
「惶I」2012年
個人蔵

ずはん「みどりあふれるころ」
「緑溢れる頃」2005年
個人蔵

ずはん「ほうすい」
「放水」1997年
黒部峡谷セレネ美術館蔵

ずはん「そうそうさんか」
「叢叢賛歌」1985年
箱根・芦ノ湖成川美術館蔵

ずはん「てんざん」
「天山」1992年
箱根・芦ノ湖成川美術館蔵

ずはん「つるがおかはちまんぐうえまき」
「鶴岡八幡宮絵巻」(部分)2011年
鶴岡八幡宮蔵

掲載図版の無断転用・転載を禁じます。

  • 会期:2012年8月10日(金曜)~9月23日(日曜)
    • 会期中、作品の一部を展示替えします。
  • 休館日:月曜日(ただし、8月13日、9月3日、9月17日は開館)、9月18日(火曜)
  • 開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入室は午後4時30分まで)
  • 観覧料:〈前売〉一般のみ550円/〈当日〉一般700円(550円)、大学生500円(380円)
    • ()内は20人以上の団体料金
    • この料金で常設展も観覧できます。
    • 小学校・中学校・高校等の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種障害者手帳をお持ちの方は観覧無料です。
  • 主催:富山県水墨美術館、北陸中日新聞、富山テレビ放送
  • お問合せ:富山県水墨美術館/〒930-0887富山市五福777番地/Tel.076-431-3719/Fax.076-431-3720
  • 関連行事:田渕俊夫氏講演会「自作を語る」
    • 日時:9月15日(土曜)午後2時から
    • 会場:富山県水墨美術館映像ホール(聴講無料)
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お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部水墨美術館 

〒930-0887 富山市五福777 

電話番号:076-431-3719

ファックス番号:076-431-3720

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