更新日:2021年3月30日

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富岡鉄斎展|富山県水墨美術館

富岡鉄斎は、天保7年(1836年)京都に生まれ、幕末から大正末にいたる約90年の生涯に1万点を優に越える作品を残したといわれています。その画業については、鉄斎の生存中より、すでに欧米の識者から絶賛され、第2次世界大戦後は、東洋絵画の神髄を会得した孤高の画家として、広く海外にも紹介されています。
鉄斎の作品には、詩(書)と絵が呼応して描かれています。一見古典的な手法ですが、背景には、鉄斎の和漢を通した幅広い豊かな知識と、水墨画を基盤にした精神性の高い独自の表現がうかがわれ、これらが作品の大きな魅力となっています。
今回の展覧会では、数少ない貴重な屏風をはじめ、軸、扇子等、初期から晩年までの水墨画と彩色画の代表的作品、計51点を展示します。
セザンヌや、ゴッホ、ルオーとも比較され、近代絵画の中でもひときわ異彩を放ち、今なお多くの人々を魅了し続ける鉄斎芸術を紹介します。

 

図版「みょうぎさんず・どろはっちょうず」(部分)
「妙義山図・瀞八丁図」(部分)
(明治39年)布施美術館蔵

図版「ふじえんぼうず・かんかけいず」(部分)
「富士遠望図・寒霞渓図」(部分)
(明治38年)
京都国立近代美術館蔵

 

図版「おうしゅくばいず」
「鶯宿梅図」
(大正13年)布施美術館蔵
図版「いっきゅうぎぎゃくず」
「一休戯謔図」
(大正13年)
布施美術館蔵
図版「すいりはくぞう」
「酔李白像」
布施美術館蔵

掲載図版の無断転用・転載を禁じます。

  • 会期:2000年7月8日(土曜)~8月20日(日曜)
    • 会期中に、作品の一部を展示替えします。(前期:7月8日から30日、後期:8月1日から20日)
  • 開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入室は午後4時30分まで)
  • 休館日:毎週月曜日(祝日を除く)・祝日の翌日・[臨時開館:8月14日(月曜)]
  • 観覧料:一般700円(団体550円)/高大生500円(団体380円)/小中生350円(団体250円)
    • 団体料金は20名以上。
  • 主催:富山県水墨美術館、富山新聞社、北國新聞社、チューリップテレビ
  • 後援:NHK富山放送局
  • 問合せ:富山県水墨美術館/〒930-0887富山市五福777番地/Tel.076-431-3719/Fax.076-431-3720
  • 関連行事:講演会「富岡鉄斎の芸術」
  • 講師:野中浩俊氏(新潟大学教授)
  • 日時:平成12年7月16日(日曜)午後2時~
  • 会場:富山県水墨美術館映像ホール(入場無料)

 

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所属課室:生活環境文化部水墨美術館 

〒930-0887 富山市五福777 

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ファックス番号:076-431-3720

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