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更新日:2021年2月24日
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無形文化財には歌舞伎や文楽といった演劇、音楽などの芸能と、陶芸や金属加工などの工芸技術があります。これら国が指定した高度な「わざ」を持った人(保持者の各個認定)は「人間国宝」とも呼ばれます。伝統芸能や伝統技術を伝える人間こそが文化財であり、はっきりとした形(もの)が無いという、ちょっと変わりものの文化財です。富山県では工芸技術のうち「彫金」技術保持者として高岡市の金森榮一氏が認定されています。また、「準人間国宝」とでも呼ぶべき保持団体構成員(総合認定)には能楽の野尻哲雄氏が認定されています。過去には富山県出身者で鉄釉陶器の石黒宗麿氏、長板中形(染織)の松原定吉氏、能ワキ方の松本謙三氏が認定されていました。
指定された無形民俗文化財のほか、記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財に選択されたものもある。これは規制はないけれど、公開の援助や記録映像などを作成すべきとされたものだ。富山県では、「田植えに関する行事(富山県)」「越中の田の神行事(富山県)」、「魚津浦のタテモン行事(魚津市)」、「利賀のはつうま行事(利賀村)」、「五箇山の歌と踊(東砺波郡)」が選択されている。
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