更新日:2023年1月11日

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 とやまビューポイント (高岡・射水地域) 

海王丸パーク親水護岸 から見る ベイエリア

 (射水市)

海王丸

 「海の貴婦人」と呼ばれる海王丸を中心に広がるベイエリアが海王丸パークです。石を敷き詰めて整備された親水護岸(しんすいごがん)では、立山連峰を背景として青い海にその美しい姿をゆっくりと休める純白の帆船海王丸を見ることができます。

 海王丸は、商船学校の練習船として誕生した帆船で、進水して以来、地球約50周分を航海して、船に携わる多くの若者を育ててきました。海王丸パークでは、この帆船を現役中の姿そのままで公開しています。すべての帆を広げる総帆展帆(そうはんてんぱん)は年に10回行われていて、全29枚の白い帆を風にはためかせる姿は「貴婦人」と呼ぶにふさわしいたたずまいです。

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内川沿い 町並み

 (射水市)

内川

 

 内川(うちかわ)は、富山新港から東西に流れる約1,850mの運河で、古くから地域住民の生活に深いかかわりを持った川として親しまれてきました。富山新港が整備された際、流れを失って現在のようなかたちになりました。海から海へつながるという珍しい川です。漁船が行き交う川べりには家々が立ち並び、潮の香りがただよう港町独特の風情があります。

 また、内川には個性あふれるデザインの橋がたくさんかかっています。橋の上から眺める運河の流れと川沿いの町並みも内川ならではの景観です。それらの橋をめぐる「内川遊覧船」も運行されています。

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吉久町並み

 (高岡市)

吉久

 吉久(よしひさ)地区は、小矢部川と庄川に挟まれた河口部に位置し、水運の便が良く、江戸期には、加賀藩の年貢米を保管する倉庫「御蔵(おくら)」が置かれていました。

 緩やかに湾曲した放生津往来沿いに江戸後期から昭和30年代までに建てられた町家が残り、米商により繁栄した家や米作りに関わる家などが軒を連ねています。母屋(おもや)は、真壁造り、切妻造平入で桟瓦葺きを基本とし、通り正面の1階には、「さまのこ」と呼ばれる千本格子が出格子(でごうし)で付いています。2階は、袖壁が設けられ、壁面に窓を設けない「アマ」と呼ばれる収納空間として使用されています。

 令和2年にこの町並みでは、地域独特の町家建築が良好に保存され、城下町の郊外に発生した「在郷(ざいごう)町」の趣を伝えることが高く評価され、重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

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雨晴海岸 から見る 女岩と立山連峰

 (高岡市)

雨晴海岸

 雨晴(あまはらし)海岸は、能登半島国定公園に位置しています。浜辺の波打ち際から女岩(めいわ)を眺め、さらに富山湾越しに雄大な立山連峰を見ることができます。海越しに3,000m級の山々を眺めることができる世界でも珍しい場所です。

 磯にある「義経岩(よしつねいわ)」は、源義経が兄頼朝から追われて北陸から奥州へ落ち延びる途中に、弁慶が持ち上げた岩陰でにわか雨が晴れるのを待ったという岩で、「雨晴」という地名の由来にもなっています。また、奈良時代に越中国守だった大伴家持(おおとものやかもち)は、この地の風景を数多く歌に詠んでいます。なお、『万葉集』でこの海岸は渋谿(しぶたに)と詠まれていました。

【見頃】
 12月~5月

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二上山城山園地 から見る 立山連峰

 (高岡市)

二上山

 高岡の二上山丘陵(ふたがみやまきゅうりょう)は、二つの峰を連ねる独特の山で、その西峰が標高259mの守山城跡です。かつて前田利長(まえだとしなが)は、守山城主として射水・砺波・婦負(ねい)の三郡を治めていました。現在、この城跡付近が城山園地となっています。ここからの眺望はすばらしく、北は氷見市から能登半島の山々を、東は高岡・新湊市街、さらに富山湾と立山連峰を、南には蛇行して流れる小矢部川と砺波平野を一望できます。また、奈良時代には越中国府が高岡市伏木の地にあり、国守の大伴家持(おおとものやかもち)も二上山を歌に詠んでいます。

 二上山には、約8.4㎞のドライブコース「二上万葉ライン」があり、道路沿いには、守山城跡をはじめ大伴家持像、仏舎利塔、平和の鐘、郷土資料館、万葉植物園、二上山キャンプ場などがあります。

【見頃】
 春(4月、5月)

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高岡古城公園 お濠の紅葉

 (高岡市)

古城公園

 高岡古城公園は市街地のほぼ中心部にあり、加賀藩の高岡城跡が公園として整備されました。高岡城は加賀藩2代藩主前田利長(まえだとしなが)が、著名な築城家でもあったキリシタン大名高山右近(たかやまうこん)に命じて築いた城です。

 広大な面積の約1/3が水濠(すいごう)である「水濠公園」としても全国的に珍しい公園で、四季それぞれの美しい自然のいろどりを楽しめます。特に秋にはお濠(ほり)を囲む木々の紅葉が水面に映えて色鮮やかな美しい風景を眺めることができます。公園内には「芸術の森」や博物館、動物園などもあり、ゆたかな自然とともに心なごむ憩いの場として人々に親しまれています。

【見頃】
 秋(11月)

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片原町交差点 で見る 高岡御車山祭

 (高岡市)

御車山祭り

 片原町交差点は、高岡市中心市街地に位置し、毎年5月1日に開催される高岡御車山祭(たかおかみくるまやままつり)の勢揃式が執り行われる場所です。

交差点からは、金工、漆工、染織等の工芸技術の装飾が施された鮮やかな7基の御車山を優雅な囃子(はやし)とともに見ることができます。

 御車山は、豊臣秀吉が後陽成(ごようぜい)天皇の行幸(ぎょうこう)を仰いだ時に使用した御所車を前田利家(まえだとしいえ)が拝領したものといわれています。その山車(さんしゃ)を前田利長(まえだとしなが)が高岡城を築くにあたり、町民に与えたものと伝えられています。以来、山町(やまちょう)と呼ばれる高岡城下10ヶ町が手を加えながら代々受け継いできたものです。

【見頃】
 5月1日

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金屋町 町並み

 (高岡市)

金屋町

 金屋町(かなやまち)は、高岡の鋳物(いもの)発祥の地です。軒を連ねる町屋に特徴的な千本格子(せんぼんごうし)は、地元では「さまのこ」と呼ばれています。千本格子の町並みと銅片の敷き込まれた石畳の道が見事に調和して、落ち着いた風情と美しいたたずまいを見せています。

 この地は、加賀藩2代藩主前田利長(まえだとしなが)が、砺波郡西部金屋(にしぶかなや)から7人の鋳物師(いもじ)を呼び寄せて、千保川沿いの金屋町に土地とさまざまな特権を与え、鋳物工場を設けたことに始まります。金屋が鋳物の町として発展したのも利長の手厚い保護があったためといわれています。

 現在、利長の命日に当たる6月20日には、利長への報謝と感謝の意を込めて「御印祭(ごいんさい)」が盛大に執り行われており、特に祭りの前夜に行われる町流し「弥栄節(やがえふ)」は、鋳物師の心意気を歌と踊りで表現していて、華やかで楽しい祭りとなっています。

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瑞龍寺門前 から見る 八丁道

 (高岡市)

八丁道

 瑞龍寺門前から東西に伸びる参道は、前田利長(まえだとしなが)の墓所までを結んでおり、その長さが約八丁(870m)あることから八丁道と呼ばれています。参道は、中央に歩道、両側に車道があり、歩道に沿って松と灯篭(とうろう)が配置されています。

 江戸期の造成当時は、道幅が15間(約27.3m)あり、参道沿いに濠(ほり)が設けられ、高岡城の南側の防御ラインの役目を果たし、舞子浜(古志の松原)から移植した老松が植えられていたと言われています。

 瑞龍寺は、前田利長の菩提(ぼだい)を弔うため、三代藩主利常(としつね)によって建立された曹洞宗の仏教寺院です。この寺院は、山門、仏殿、法堂が一直線に並び、左右に回廊をめぐらして諸堂を対称的に配置する伽藍配置となっており、中国の径山万寿寺(きんざんまんじゅじ)に習ったものとされています。

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氷見漁港 けあらし

 (氷見市)

氷見漁港

 氷見漁港からは、富山湾に浮かぶようにそびえる雄大な立山連峰を見ることができます。海越しに3,000m級の山々を眺めることができる世界でも珍しい場所です。この風景は春夏秋冬によってまたその日の時間によってもさまざまに表情を変えるので、いつ見ても十分に楽しむことができますが、特に冬の冷え込んだ晴れの日にはとても美しい風景を眺めることができます。

 また、冬の冷え込んだ朝、海上に発生する朝霧は「けあらし」と呼ばれています。けあらしは、日の出前後の短い時間しか見ることは出来ませんが、港に帰る漁船の姿が幻想的に浮かび上がる風景は氷見漁港ならではの眺望です。

【見頃】
 冬

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阿尾 から見る 立山連峰

(氷見市)

阿尾城跡

阿尾(あお)地区は、氷見市街地の北に位置し、かつて阿尾城があった白い岸壁の丘陵地と冠雪した立山連峰を望むことができ、初夏には、水面から日が昇る「だるま太陽」を見ることができます。

万葉の歌人大伴家持(おおとものやかもち)は、この場所を「英遠(あお)の浦」の歌の中で「東風が強く吹くところ」と詠んでいます。

阿尾城は、越中と能登をつなぐ街道と富山湾の海上交通を把握できる要衝とされ、傾奇者(かぶきもの)として知られる前田慶次(まえだけいじ)が一時城代として滞在されていたと言われています。

現在は、その跡が公園として整備されていますが、曲輪(くるわ)として本丸、二の丸、三の丸などの遺構を見ることができます。

【見頃】
 12月~5月

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灘浦海岸 から見る 虻ヶ島

(氷見市)

虻ヶ島

 灘浦(なだうら)海岸は、氷見市北西部の県境にあります。ここからは、富山湾に浮かぶ男島と女島から成る虻ケ島(あぶがしま)、そして、その向こうには、雪を頂いたときが最も美しい立山連峰を見ることができます。晴天の冬空の下、寒さに震えながらカメラを構える人の姿が見られます。

 虻ケ島は、沖合い約1kmに浮かぶ無人島で富山県最大の島です。かつて干潮時には2つの島は繋がっていましたが、現在は、二つの島を行き来できるように小さな橋が架けられています。富山湾の暖流と深海の冷たい海水が混ざり合う海域の影響を受け、暖地性と寒地性両方の植物や生物を見ることができます。この特異性を保護する観点から、県は「虻が島とその周辺」として名勝・天然記念物に指定しています。

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関連リンク

・「とやまビューポイント(ふるさと眺望点)」とは

・新川地域

・富山地域

・高岡・射水地域

・砺波地域

 

お問い合わせ

所属課室:土木部建築住宅課景観係

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 防災危機管理センター8階

電話番号:076-444-9661

ファックス番号:076-444-4423

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