更新日:2023年3月31日

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 とやまビューポイント (新川地域) 

ヒスイ海岸  渚 

(朝日町)

ヒスイ海岸

 ヒスイ海岸(宮崎・境海岸)は、朝日町の最東に位置し、幅100m、東西約4kmに渡って広がる砂利浜の海岸です。夏には海水浴客で賑わうこの海岸は、背後に丘陵が迫り、近接した海と山を見ることができます。

 ここは美しいエメラルドグリーンの自然海岸で、宝石の一種ヒスイの原石が海岸に打ち上げられることから「ヒスイ海岸」と呼ばれています。

 日本の海岸でヒスイの原石が拾えるのは、糸魚川(いといがわ)からこの海岸にかけてのごく限られた地域だけで、浜辺ではヒスイの原石を探す人たちがいます。また、丘陵からは縄文時代から古墳時代にかけてヒスイの工房や加工途中のヒスイも発見されています。

【見頃】
 夏(7月、8月)

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城山公園 から見る 富山湾

 (朝日町)

城山

 

 城山公園は、朝日県立自然公園内の城山の山頂で宮崎城跡にあります。標高249mの城跡からは、東に天嶮親不知(てんけんおやしらず)、西には弧を描く富山湾の海岸線と黒部川扇状地一帯、さらには能登半島を望むことができます。

 平安時代末期に、京都から脱出してきた以仁王(もちひとおう・後白河の子)の第一皇子である北陸宮(ほくりくのみや)を、木曾義仲(きそよしなか)と、越中の豪族であった宮崎太郎とが、越中宮崎の地に迎え入れたとされています。そして、城山に御所を造営したのが宮崎城のはじまりと言われています。戦国時代には、上杉・佐々・前田氏らが城山に家臣を詰めさせていて、この地が軍事的に重要な場所であったことがわかります。

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あさひ舟川 春の四重奏

 (朝日町)

舟川

 舟川は、朝日町の田園地帯を流れ小川に合流します。昭和32年に舟川の河川改修工事が行われた際に舟川新地区の住民によって、舟川両岸に約280本のソメイヨシノの桜が植えられ、長年お花見の名所として大切にされています。現在は、その桜の開花に合うように極早生(ごくわせ)のチューリップと菜の花が栽培されています。

 ヒバリが鳴く4月は、古くから住民に親しまれている朝日岳に未だ雪が残り、満開の桜、チューリップ、菜の花と合わせた「春の四重奏」として春の絶景を奏でています。

 夏はホタルの乱舞、秋は古代米を活用した田んぼアート、冬には光の花が咲く桜並木と、住民の活動が年中続いています。

【見頃】
 春(4月)

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杉沢の沢スギ 樹林

 (入善町)

沢スギ

 杉沢の沢スギは、黒部川扇状地の海岸近くで田畑に囲まれています。中では、成長したスギの枝が雪の重みで地表に着地し、そこから根が出て、一株から何本もの幹が伸びている不思議な樹木の姿を見ることができます。

 扇状地の裾には、清く澄んだ水に恵まれた湧水地帯が広がり、スギの群生に適しています。昭和40年代の圃場整備事業により、約45haあったといわれる沢スギの林もほとんどが水田に姿を変え、現在は、わずか2.67haのみが残っています。平地の勇水地に生育する自然林は、国内でも珍しいもののため大切に保全されています。

 4月中頃には、国内で2例目となる自生の菊咲き品種の「入善乙女キクザクラ」が花を咲かせます。一輪に100枚以上の花びらを付け、開花後に花びらが白からピンクに変化する優美な様子から命名されました。

【見頃】
 通年(冬季は雪のため閉鎖)

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黒部港北防波堤灯台 から見る 生地集落

 (黒部市)

生地

 黒部港北防波堤灯台は、かつて「生地漁港」と呼ばれていた「黒部漁港」の入り口にあります。生地の町は江戸時代に北前船(きたまえぶね)の寄港地として賑わい、今もその面影を残しています。漁業に生きた生地の人々は、古くから北海道との交流があり、出稼ぎ漁民として移住した人もたくさんいました。

 この灯台からは、港に沿って立ち並ぶ家々の背景に立山連峰を望むことができ、視線を海に向けると富山湾から能登半島まで一望することができます。

 また、黒部海岸の生地鼻(いくじばな)を起点にして流れる半円形の富山湾、そこに浮かぶ能登半島に沈む夕日は美しく、思わず見とれるほど。夕焼けに染まるここからの景色は、優美といえます。

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黒部峡谷山彦橋 から見る 新山彦橋

 (黒部市)

山彦橋

 山彦橋は、宇奈月温泉街の黒部峡谷鉄道トロッコ電車の出発地近くに位置し、電車のかつての軌道でした。列車の音が山彦となって温泉街に響くことから、この名が付きました。この橋からは、現在のトロッコ電車の走る新橋が深い渓谷を跨ぐ姿を見ることができ、その朱色は夏の緑や秋の紅葉した山々に立体的に映えます。

 宇奈月温泉は、県内最大規模の温泉地で大正12年に開湯し、電源開発の工事関係者に利用されていました。そのときから、トロッコ電車の駅から約7㎞上流の黒薙から温泉が引かれています。「宇奈月温泉」の名称の由来は、もともと地名としてあった「うなづき」を宇治や奈良と並ぶ「名月の地」にしたいという電源開発の功労者の思いが込められています。

【見頃】
 通年(冬季は雪のため閉鎖)

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猿飛峡展望台 から見る 黒部峡谷

 (黒部市)

猿飛峡

 黒部峡谷鉄道トロッコ電車の終着駅、欅平(けやきだいら)から下流へ約600mの場所に猿飛峡(さるとびきょう)展望台があります。ここは黒部川本流で最も川幅が狭く、昔、猿が飛び越えたということから猿飛峡の名がつきました。別名「景雲峡(けいうんきょう)」とも呼ばれています。標高約530mにある展望台からは、樹木が生い茂った切り立つ峡谷の間を、川幅3~4mで直角に曲がりZストリームラインを描いて流れる黒部川の壮大な風景を眺めることができます。

 黒部峡谷は約50万年前にできたといわれていますが、悠久の時の流れと度重なる地球の変動がつくりあげた峡谷では、その独特な地形や地質だけでなく、原生林の動植物など貴重な自然も楽しむことができます。

【見頃】
 通年(冬季は雪のため閉鎖)

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ありそドーム展望塔 から見る 僧ヶ岳

 (魚津市)

ありそドーム

 ありそドーム展望塔は、産業・スポーツ・文化の交流拠点となる体育館に併設された展望塔です。富山湾の別称、有磯(ありそ)のそばにあることから名づけられました。

 高さ46mのスラリとそびえたつ透明感のある展望塔で、魚津市と黒部市にまたがる標高1,855mの僧ヶ岳(そうがたけ)を望むことができます。僧ヶ岳はその初雪で冬を知り、雪解けで春を知るといわれるくらい人々に親しまれている山です。僧ヶ岳という名は、春に旅の僧が尺八を吹き、馬を引く姿の雪形が見えることに由来しています。かつては「僧馬岳」という名も使われていました。

 雪形とは、山の斜面の残雪が見せる模様をさまざまな像に見立てて名付けたもので、その地方独特の名前で語り継がれています。昔、地元の農家ではこれを田植えの時期の目安にしていたと伝えられています。

【見頃】
 12月~5月

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大町海岸公園 から見る 蜃気楼

 (魚津市)

大町海岸公園

 大町海岸公園は、魚津市の旧宿場町にある小規模な公園です。公園からは、下が冷たく上が暖かい海面上の空気層によって光が屈折し引き起こされる「上位蜃気楼」が現れます。気温や風により形が変わるため、同じものは二度と見られないと言われています。

 この地区には、かつて加賀藩主が参勤交代の際に宿泊や休憩に使われた施設が設けられていました。その施設は、「御旅屋(おたや)」と称され、加賀藩主前田治脩(はるなが)が訪れた際の蜃気楼の様子を「喜見城之図」に残されていることから、この場所から見える蜃気楼を「魚津浦の蜃気楼(御旅屋跡)」として国の登録記念物(名勝地)ともなっています。また、近くには、魚津の名を全国に知らしめた「米騒動」の貴重な遺跡があります。蜃気楼が写し出す像も時代とともに変化しているのだろう。

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東山円筒分水槽 から見る 田園

 (魚津市)

東山円筒槽

 東山円筒分水槽は、片貝川扇状地の扇央にあります。かつて沿岸の地域は、豪雨時には水害、夏季には水不足に悩まされ、水争いが絶えませんでした。この問題を解決するため、昭和13年から沿岸用水合口事業が始まり、農業用水を公平に分配するためにこの分水槽が建設されました。

田園が広がる中、円筒状の鉄筋コンクリート造の槽から湧き出た大量の水が隙間なく均等に盛りこぼれ、三つの用水に一定の割合で流れ込む風景を見ることができます。

 湧き出る水は、ポンプも使わずに、片貝川の対岸から川底の下5.5mに埋められた長さ163mのヒューム管と長さ135mの水路トンネルを通ってきています。これは、管の中が水で満たされていれば、その途中に最高高さがあっても、管の端から端に流れ続けるサイフォンの原理を利用しています。

【見頃】
 4月~9月

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関連リンク

・「とやまビューポイント(ふるさと眺望点)」とは

・新川地域

・富山地域

・高岡・射水地域

・砺波地域

 

お問い合わせ

所属課室:土木部建築住宅課景観係

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 防災危機管理センター8階

電話番号:076-444-9661

ファックス番号:076-444-4423

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