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更新日:2025年1月9日
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金屋町(かなやまち)は、高岡の鋳物(いもの)発祥の地です。軒を連ねる町屋に特徴的な千本格子(せんぼんごうし)は、地元では「さまのこ」と呼ばれています。千本格子の町並みと銅片の敷き込まれた石畳の道が見事に調和して、落ち着いた風情と美しいたたずまいを見せています。
この地は、加賀藩2代藩主前田利長(まえだとしなが)が、砺波郡西部金屋(にしぶかなや)から7人の鋳物師(いもじ)を呼び寄せて、千保川沿いの金屋町に土地とさまざまな特権を与え、鋳物工場を設けたことに始まります。金屋が鋳物の町として発展したのも利長の手厚い保護があったためといわれています。
現在、利長の命日に当たる6月20日には、利長への報謝と感謝の意を込めて「御印祭(ごいんさい)」が盛大に執り行われており、特に祭りの前夜に行われる町流し「弥栄節(やがえふ)」は、鋳物師の心意気を歌と踊りで表現していて、華やかで楽しい祭りとなっています。
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