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更新日:2021年3月11日

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みんなの宝 富岩運河(ふがんうんが)と中島閘門(なかじまこうもん)

富岩運河と中島閘門

昔、神通川(じんづうがわ)は現在(げんざい)の富山(とやま)駅の東側(がわ)を大きく曲がって流れていました。大雨のたびに富山市中心街(ちゅうしんがい)を水びたしにするような暴(あばれ)れ川でした。このため、今から100年前に、川をまっすぐにする工事が行われ、曲がっていた川のあとは大きな水たまりとなりました。その川のあとをうめる土を生み出すためと、富山港から市街地(しがいち)周辺(しゅうへん)の工場へ原料(げんりょう)を運ぶために、陸地(りくち)をほって水路を造(つく)りました。これを富岩運河といい、昭和9年に完成(かんせい)しました。
富岩運河の中ほどに2.5mほどの段差(だんさ)がある場所があります。この段差を船が行き来できるように、中島閘門が造られました。その仕組みは、水量(すいりょう)を調節(ちょうせつ)する2組のとびらを使い、閘門内の水位(すいい)を上げ下げすることで船を持ち上げたり降(お)ろしたりします。パナマ運河(うんが)と同じ方式で、現在も動く閘門として全国でもめずらしい施設(しせつ)です。
平成(へいせい)10年には、昭和に造られた土木構造物(こうぞうぶつ)として全国で初(はじ)めて国の重要文化財(じゅうようぶんかざい)に指定されました。
現在は、車などの陸上交通が発達(はったつ)し、運河は物を運ぶためには使われなくなったので、富岩運河環水(かんすい)公園や緑地として整備(せいび)されています。

中島閘門
断面図
平面図

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