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更新日:2021年3月17日

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知事コメント(平成30年の医薬品生産金額について)〔令和元年8月30日(金曜日)〕

1 本文

 本日、厚生労働省が公表した平成30年の薬事工業生産動態統計において、富山県の医薬品生産金額は6,246億円、都道府県別では前年に続き、第二位となりました。これは、県内医薬品製造企業及び関連企業の経営者及び社員各位の並々ならぬご尽力の賜物であり、深く敬意を表します。
 県内の医薬品生産金額は若干減となりましたが、これは、後発品の発売によって先発品の市場シェアが減少することによる先発品の減産や、一部の先発品の価格が半額以下に大きく引き下げられる薬価制度改正など、医薬品産業全体の厳しい動向を反映したものと考えられます。
 他方で、医薬品生産金額から製造を委託した企業の必要経費や利益等を除いた、実質的な医薬品製造企業の売上額に相当する自社製造金額と受託金額の合計額は、全国では1.7%の減少となる中、富山県では3.7%の伸び(生産額五位以内では一位)となったことは、県内企業の健闘を示すものであり、「世界に羽ばたく薬都とやま」の実現に向けて着実に進展しているものと受け止めています。
 今後、富山県の医薬品産業の成長基調を維持発展させるためには、付加価値の高い製品の開発や人材育成、海外市場進出などを推進していくことが重要です。
 このため、富山県では、昨年10月に国の交付金の採択を受けた「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムにおいて、国内外のトップレベル人材の招聘等により、付加価値の高い医薬品の研究開発を鋭意進めるとともに、東京圏の学生を対象にしたサマースクールや、バイオ医薬品の製造方法を学ぶ人材育成プログラムを実施するなど、専門人材の育成・確保に取り組んでいます。
 また、平成28年に医薬品医療機器総合機構北陸支部等が県内に設置されて以来、GMP研修等を通じて、県内製薬企業の海外展開等を促進してきた取り組みなどが評価され、本年11月、日本で初となるPIC/S総会・セミナーが県内で開催されることとなっており、この機会に、各国の薬事行政官に対して、本県医薬品産業の高い技術力などをPRすることとしています。
このような取り組みを通じ、引き続き、富山県の特色・強みを活かしながら、「世界に羽ばたく薬都とやま」の実現に向けて一層努力してまいりたい。

(担当:くすり政策課 TEL:076-444-3236)

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