8月

くろだかおる/作 せなけいこ/絵

早起きが大好きなちょっと不思議なおばけがいました。でも、夜は眠くなっちゃうから「うらめしやー」ができません。おばけはそれならば「めざましおばけ」になる！と決心します。そして、寝ている子どものところへ出かけて行き…。

明るくひょうきんなおばけが楽しい一冊です。

しおたにまみこ/作

古い家の屋根裏部屋にひっそりと暮らしているおばけがいました。

ある日、この家に住む女の子が屋根裏部屋にやってくるようになりました。おばけは女の子が来なくなるように怖がらせようとしますが…。

おばけと女の子の交流を木炭鉛筆で緻密に描いた、心が温かくなるお話です。

「ぼく」は焼き魚が嫌い。食べたふりでつついて散らかすと、呪われてしまった！しつこく追いかけてくる焼き魚。そこに現れたのは――。嫌いな食べ物でもそれが好物な人と一緒に食べると、おいしさがわかることもありますよね。こわ～い呪いは最後には、ステキな呪いになりました。

おかだだいすけ／文　遠藤宏／写真

キンメダイやアナゴ、イカ……。おいしいお寿司の種はもともとは生きていました。釣り上げられてからお寿司になるまで、特徴や捌き方、おいしく食べるための調理法を写真で丁寧に説明しています。「わたしたちはたくさんのいのちでできているんだ」という一文が実感できる本です。