原因究明、健康と暮らしを守る動き

イタイイタイ病の原因については諸説が発表されましたが、長い間苦しんできた住民たちは、神岡鉱山から排出されたカドミウムが原因であるとして、健康被害の解決を求めて裁判を起こしました。

裁判は、厚生省（現・厚生労働省）の見解が示されたこともあり、住民側が勝訴し、原因究明を巡る争いに終止符が打たれました。その後直ちに、住民側と原因企業が取決めを結び、患者救済や環境の復元に向けた動きがはじまることになりました。

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