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更新日:2021年3月25日
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実り豊かな神通川流域に、明治時代中頃から異変が現れ、稲の生育不良などの農業被害が目立つようになりました。
やがて大正時代には、神通川の中下流域に全身が激しく痛む原因不明の病気が現れはじめます。この病気は、一度かかると治らない"奇病"として、流域住民に恐れられていました。
[証言]
息を吸うとき、針千本か二千本で刺すように痛いがです。
[証言]
痛くて痛くてかなわんで、はってでも行けりゃ、川へでも入って死ぬんやけれど。
[証言]
わずかな娑婆だと思っておりますけれども、こんな苦労をせんならんかなと思うと、残念やら悲しいやらわかりません。どれだけ涙を流しても足りません。
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