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更新日:2021年3月25日
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神通川流域の住民を苦しめた原因不明の病は、1955(昭和30)年にとして新聞で紹介され、また、日本臨床外科学会で発表されたことから注目されるようになりました。
そして、国や県をはじめ多くの研究者がその原因を突き止めようと活発な研究が行われるようになりました。
初期の研究では、「イタイイタイ病」の原因を「過労」や「栄養失調」とする説が中心でした。
やがて神岡鉱山からの排出物に原因があるとする、いわゆる「鉱毒説」が発表され、1961(昭和36)年には鉱山から排出されたカドミウムが原因であるとする学説が出されました。
1968(昭和43)年、厚生省は、イタイイタイ病がカドミウムの慢性中毒によって引き起こされ、そのカドミウムは神岡鉱山から排出されたもの以外には見当たらないという見解(いわゆる「厚生省見解」)を示しました。
政府が公害による健康被害の発生について、はじめて公に発表したものであり、画期的なものとなりました。
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