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更新日:2021年3月18日

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定例記者会見[令和3年1月27日(水曜日)]

  • 日時 令和3年1月27日(水曜日)午後1時30分~2時00分
  • 場所 県庁4階大会議室

1 知事からの説明事項

配布資料は「関連ファイル」からご確認ください。

内容 動画
(1)第7回富山県ものづくり大賞の決定について

令和3年1月27日(水曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(6分08秒)

【手話付動画はこちら】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2 質疑応答

内容 動画
(1)鳥インフルエンザ防疫措置の本日の内容と完了見込みについて
(2)県内での他の鳥インフルエンザ疑い事例発生の有無について
(3)飲食店への時短要請の浸透状況と期間延長の可能性について
(4)1月18日以前の時短営業実施店舗への協力金の支払いについて
(5)今週末の大雪予報を受けての対応について
(6)高速道路や直轄国道の予防的通行止めについて
(7)ロードマップに基づく判断指標と飲食店への時短要請について
(8)県内の養鶏場の点検について

令和3年1月27日(水曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(19分41秒)

【手話付動画はこちら】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。

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3 記者会見録

1 知事からの説明事項

会見写真1(1)第7回富山県ものづくり大賞の決定について
 富山県ものづくり大賞についてでございます。
 県では、このたび第7回富山県ものづくり大賞の受賞企業を決定いたしました。
 この賞は、本県の基幹産業であります「ものづくり」をさらに発展させていくために、高度な技術開発により、本県産業の活性化に寄与された企業を顕彰するものです。2年に一度開催をしております。
 今回、令和2年10月19日から1か月募集しましたところ、17企業から20件の応募がありました。審査につきましては、有識者で構成する検討会で審査をいただいております。第一次検討会の書類審査で13件を選定し、その13件について、第二次検討会で各企業からのプレゼンテーションも受けまして、各賞の受賞候補企業を選定していただき、その結果を踏まえ、今般各賞を最終決定したものです。
 それでは、第7回富山県ものづくり大賞、各賞を発表させていただきます。
 まず、大賞は、株式会社老子製作所さんと若鶴酒造株式会社さんが共同で開発された、高岡銅器の伝統技術による世界初の鋳造製ウイスキー蒸留器ポットスチルです。
 これは、高岡銅器の鋳物を造る技術により、世界で初めて鋳造によるウイスキー用の大型蒸留器を製品化されたものです。従来の板金製の蒸留器に比べまして厚みがあり、耐久性や省エネ性に優れ、また短い納期での対応が可能な商品となっています。さらに銅とすずの合金を使ったことで味がまろやかになるという特性も有しているということです。ジャパニーズウイスキーの世界的な人気が高まる中、高岡の伝統技術を用いた蒸留器の今後、国内のみならず世界への展開を期待しているところです。
 続いては、優秀賞です。優秀賞は2社の受賞となります。
 次の資料をご覧ください。
 1社目は、株式会社スギノマシンさんの液中コンタミ・油分除去ユニットです。
 スギノマシンさんでは、自動車部品の洗浄装置等に使われる洗浄液をマイクロバブル、微細な気泡、泡ですね、を活用して浄化する装置を開発されました。マイクロバブルを活用することによりフィルターが不要になりました。また、水や油を問わず様々な種類の液体をきれいにできる、そういう利点があります。これはコストだけではなくて、廃棄物の削減にもつながり、SDGsの取組にもつながる、そのようなSDGsにも貢献できる製品となっています。
 次の資料をご覧ください。
 優秀賞の2社目、これは、北陸電気工業株式会社の高速応答容量式湿度センサです。
 北陸電気工業さんでは、世界最速クラスの速さで正確に湿度を測ることができる小型センサを開発をされました。従来のセンサは、既にエアコンや冷蔵庫などの家電等に広く搭載されていますが、(開発したセンサは)世界最速クラスという強みを生かし、(さらに)人工呼吸器や、電気自動車の空調等にも利用が見込まれ、今後の成長性が期待されているところです。
 以上が優秀賞です。
 続いて、特別賞です。特別賞は、中小企業やベンチャー企業から選出しており、今回受賞される企業は2社でございます。
 1社目は、キタムラ機械株式会社の顔認証付きNC操作盤です。
 様々な工作機械を販売しておられますキタムラ機械さんでは、世界で初めて顔認証の機能を導入をされました。この機能を導入することで作業の安全性や効率性が向上するものです。働く人のことを考えた技術であり、今後とも人に優しい工作機械の開発を期待するところです。
 特別賞の2社目は、昭北ラミネート工業株式会社さんの機能性PTP(PressThroughPackage)です。
 PTPは、錠剤やカプセルの包装に用いられるアルミ箔と容器フィルムで構成される包装材ですが、薬剤によっては強い臭いを発生するものがあるので、この包装材を使うことで開封する際の臭いの拡散を防ぐことができます。本県の製薬産業と深い関わりがある製品であり、また、患者さんや看護婦さんが気持ちよく薬を使用することができる、そんなことを助けてくれる技術であり、今後のさらなる展開に期待をしたいと思います。
 なお、表彰式は来月、2月15日富山市内で開催をします。
 冒頭、私からの発表は以上です。

2 質疑応答

会見写真2<記者>
 鳥インフルエンザの件で何点かお尋ねします。
 防疫措置が現在も進んでいると思いますが、今日の防疫措置の内容と、進捗状況はどこまでいかれたか、お尋ねします。

<知事>
 まず、少し復習からやりますと、昨年の11月に四国の香川県で発生して以来、西日本の養鶏場を中心に高病原性鳥インフルエンザが多発しました今シーズン、県では、12月に養鶏場で緊急消毒を実施していただくために消石灰を無償配布して、国で定めておられる飼養衛生管理基準の遵守指導を強化してきました。そんな中でしたが、今月の23日、県内で初めて小矢部市の養鶏場で発生が確認されたところです。
 この本病の蔓延の防止のためには、迅速な初動対応が必要ということで直ちに対策本部を設置し、速やかに防疫措置を開始したところでございます。23日の朝から殺処分等の防疫措置を始めたところです。そして、25日の午前4時には13万3,000羽余りの殺処分が完了しました。そして、引き続き汚染物品の埋却や鶏舎内外の消毒などを進めています。現在もこのフェーズにあるということで、引き続き消毒の徹底などを行っているところです。
 現時点で終了予定はまだ正確には申し上げられませんが、近々には防疫措置として完了できるというふうに理解をしています。

<記者>
 おとといの会議(第3回富山県高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議)であと3、4日かなという話もありましたが、そうすると、あしたかあさってぐらいなのかなと思うんですが。

<知事>
 そうですね。

<記者>
 そのめどは、大体遅くともあさってまでにはというような?

<知事>
 ええ、そのように理解しています。はい。
 いずれにしましても、この間、引き続き寒い中ですね、昼夜分かたず作業していただきました小矢部市の職員さん、自衛隊さん、そしてJAいなばの皆さん、そして本県の職員の皆さんの頑張り、また、休日にもかかわらず運搬や物資の運搬や消毒、埋却などにご協力いただいた民間企業もたくさんおられます。この皆様には、深く感謝を申し上げているところです。

<記者>
 もう1点、ほかの養鶏場ですとか、それ以外、野鳥の状況ですとか、何か県内で今異常があるとか、そういうことは確認されていますでしょうか。

<知事>
 はい、今のところ報告は幸い受けておりません。野鳥においてもですね、もし不審な死骸などがあったらすぐ報告が入るような体制にしておりますし、また、生き死にだけではなくて、やっぱり糞便にもいろいろなヒントが隠されていますので、これもモニタリングしているところです。

<記者>
 新型コロナウイルス感染症に関して、飲食店への時短要請の件なんですが、2つ聞かせてください。
 今、時短要請が始まって10日ほど経ちましたが、この浸透具合であったり、効果なりを今どういうふうに整理されていますでしょうか。

<知事>
 浸透具合ということですが、県内には飲食店関係の同業の組合が幾つかございます。例えば富山県鮨商生活衛生同業組合、麺類飲食業生活衛生同業組合などなどです。そのような組合のほうに聞き取り調査をしましたところ、おおむね対象の店舗は協力しているというふうなご回答をいただいているところです。
 また、大規模に展開していらっしゃるチェーン店ですね、これにつきましても、傘下に23店舗抱えられるところ、あるいは18店舗抱えられるところ等々ございますが、これらにつきましては、いずれも要請に応じていただけているという報告を受けております。また、大きなショッピングモールにも多くの飲食店が入っていて、中には飲食、酒類を提供されているところもございます。これらについてもご協力いただいているというふうに聞いております。
 あとですね、県の職員でフィールドに出て、例えば駅周辺の繁華街、あるいは桜木町周辺などをフィールドワークということで回ったところですね、多くの店で時短要請に応じていただいているということです。
 ただ、これはあくまで外から見られる範囲でございますが、そのように理解をしており、それから、予約サイトで営業時間を確認できるところもあります。「食べログ」などですよね、いわゆる。それもできる範囲で調査しましたところ、駅前周辺の飲食店では、調べられる範囲ですが、約7割がもう時短営業しておられることは確認できました。
 そのような状況で、概ね本県の意図をご理解いただいて、ここでみんなで封じ込めようということでご協力いただいている、輪が広がっているものと思い、ご不自由をかけております飲食店の皆さん、また県民の皆さんのご協力に感謝をしたいと思っております。

<記者>
 効果についてはどうでしょうか。昨日おとといと新規の感染者だけでいうと、時短要請の前に比べて減っているという印象はありますけれども、どのように感じていらっしゃいますか。

<知事>
 そうですね、まだそれを言うのは早いかと思いますが、実態として、この数日1桁の日が続いているということは、これはやはりありがたいことだと思っております。

<記者>
 こういった状況も踏まえて、時短要請については今のところ(1月)31日で終了というところは変わりなく、延長という考えは今のところないということでしょうか。

<知事>
 いや、それはまだ予断を持って申し上げるわけにはいきませんが、明日にはですね、また有識者の会議(新型コロナウイルス感染症に関する有識者との懇談)を開けないかと日程調整をしているところです。その辺りの判断をするためにですね、今、日程調整をさせていただいているところです。

<記者>
 その判断によっては、延長ということもあり得るということですか。

<知事>
 それは、まだ開いていませんので、今は何とも申し上げられません。

<記者>
 飲食店の方は準備があると思うので、方針だけでも、いつ方針が出るかみたいなことだけでも早く表明してもいいんじゃないかと思うんですけれども。

<知事>
 そうですね、前回(※時短要請をしたとき)も週末(1月15日)に表明しまして、翌週、週明け月曜日(1月18日)から(ご協力をお願いした)ということで、皆さんには何とかお応えをいただきました。それぐらいの準備期間は、事前のお知らせの期間は要るとは思っています。おっしゃるとおりです、はい。

<記者>
 今の時短要請に絡みまして、知事のお考えをお聞かせいただきたいんですけれども、飲食店への時短要請ですが、(1月)18日から要請をされたと思います。で、協力をしていただいた店舗に対して協力金が支払われると思いますが、この昨今のコロナの状況で、18日以前から通常よりも営業時間を短く営業されていた店舗さんに対しては、それは協力金が支払われる対象になるのかならないのか、今後対応を検討されるのか、知事のお考えを聞かせていただけますでしょうか。

<知事>
 今のご質問は、18日から21時以降の営業の自粛のご協力をお願いしたいと申し上げましたが、それ以前から自主的に、それまでは21時以降も営業されていたお店さんが、より早く閉店されていたというケースがあるということですね。

<記者>
 はい、そうです。

<知事>
 県より先んじてそのような体制を取っていただいたことには、大変に敬意を表したいと思います。そして、そのようなお店についても、実は遡ってまでの対応はできかねるということは申し上げなければなりません。でも、18日以降の分につきましては、同様に対応させていただくと思います。相談窓口に問い合わせていただいても結構です。

<記者>
 大雪に関してなんですが、今週末また再び大雪のおそれがあるというふうに伝えられていますが、今回ですね、除雪などどのような県の体制で対応に当たるのかということが一つと、前回の大雪を教訓にして、新たに始められる取組みなどがありましたら、教えてください。

<知事>
 富山県では、今回の1月7日から11日の大雪に関する検証を始めたことは、既にお話ししたとおりでございます。それにつきましては、今後2月の中下旬の結論を(出す)ということで、今も同時並行で進んでいるところです。
 そして、ちょうど今日ですね、これは国交省(国土交通省)さんが呼びかけられて、富山冬期交通確保連携会議が催されたところでございます。これは国交省さん、NEXCO(中日本)さん、それから気象庁、県警、そして富山県、さらに今日は、市町村にまで拡大をして開かれたと聞いております。
 まず、そこでの一つの投げかけといいますか、県に対する一つのアウトプットをいただいたので、これはまず協議をさせていただきたいと思いますが、今回のような災害級の大雪を踏まえ当面早急に実施する対応として、学校や企業に対して休校やテレワーク、休暇、帰宅時の会社待機などの外出抑制を県、市町村、企業団体等に促していくと、このようなことが今日の富山冬期交通確保連携会議での一つの、今日の時点でのアウトプットということで、これを県としても受け止めてまいりたいと思います。
 そして、(今週)金曜日からの、今回は雪もそうですが、風も強いというような予報と伺っております。できましたら、これも日程調整をしてですが、そのような対策の準備をするために部局横断的な会合を関係機関にも入っていただいて準備を進めたいと考えております。
 ご存じのようにこれが公表されたところですが、NEXCOさん、また国交省さんの直轄の国道においては、今回の一つの教訓として、予防的に交通を止めて早めの除雪作業に入るということも躊躇せず行われるという、そのようなご決断もされたというふうに聞いております。
 これを受けましてですね、ただ、NEXCOさん(※高速道路)も、直轄国道も止められた場合は、やはり県道は大きな県民の足ということになるわけですから、我々としては、ここにどう対応できるのか、しなければならないのか、そんなようなことも考えてまいりたいと思っています。

<記者>
 今、知事が言われた国道ですとか高速道路が止まってしまうと、そこを走っていた大型車両も、例えば県道ですとか、ライフラインの生活道路に入り込んでくるおそれもあるかと思うんですが、それについては、知事はどうお考えでしょうか。

<知事> 
 これもですね、NEXCOさんも国交省さんも、もしそのように予防的に止める場合は、さらにそれに遡って前からですね、まずは物資を運ばれるトラック、その荷主さんに、あるいは運送会社さんに予防的な通行止めをやるのでケアをしてほしい、そのようなアナウンスは十分にされるというふうに伺っております。
 ですから、前回のように大変多くのトラックが下道に降りられて、そしてそこでスタックして大きな渋滞の原因になるというようなことは、かなり予防できるのではないかとは理解しております。

<記者>
 またコロナの話に戻るんですけれども、先ほど時短要請につきましては、今後の有識者との会議で協議されるということだったのですが、当初の予定どおり(1月)31日までということになれば、先日、時短要請をされた際に、ロードマップでステージ2の場合は休業要請はしないけれども、時短要請というふうな項目になっていたと思うんですが、そうなると今の感染状況を見ると、ステージ1に戻ることはまだ難しいのかなと思うので、ロードマップとの整合性が取れないのではと思うんですけれども、そこら辺についてはどのようにお考えなのでしょうか。

<知事>
 現状はおっしゃるとおりなんで、その辺りも、何とか今、日程調整をしておりますが、有識者会議を開催できましたら、今のご指摘の点もご意見を伺いたいと思います。

<記者>
 今の感染状況について、入院者数は(1月)25日の最新の数字で、まだステージ2の基準を超えている段階だと思うんですけれども、現状を考えたときに、ステージ1へ移行できるかどうか等について、お考えをお聞かせください。

<知事>
 その辺りもまだ、たまたまこの数日は1桁で来ておりますが、1週間平均で考えて、先週1週間の感染者数も45人となって、その前の週が82人でしたから、そういう意味では半分近くまで来ているということはありますが、これらをどう判断するかも、有識者の皆さんとの会議でご意見を伺ってまいりたいと考えています。

<記者>
 鳥インフルエンザのことを一つお聞かせください。
 今、まさに小矢部市の養鶏場に関しては、殺処分等々の対応中ということをお伺いしたんですけれども、ほかの養鶏場に対しての防疫措置の徹底ということも求められているところだと思うんですが、この後、県内の養鶏場を点検したりとかですね、そのような予定があればお聞かせください。

<知事>
 これまで既に2回、国の飼養衛生管理基準ですね、これ7つの項目でチェックをしておりますが、この件につきまして既に2回点検をしています。1回目は、昨年の12月28日、そして2回目が1月18日にやっております。
 で、もちろん1回目よりは2回目は、かなり数値は好転しておりますが、100%の項目もありますが、7項目全てがまだ100%というわけではございません。そして、また、全国オールジャパンのデータと富山県のデータで、富山県では7項目のうち1項目、全国のデータの遵守率を下回っている項目がありました。
 ここら辺のさらなる改善を含めて、今度2月15日に3回目の点検を行うことにしております。それに向けて、極力全ての項目が100%遵守率を達成できるように、今指導を強化しているところです。

4 関連ファイルのダウンロード

【資料1】第7回富山県ものづくり大賞の決定について(PDF:676KB)

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所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課 

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ファックス番号:076-444-3478

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