更新日:2021年2月24日

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漆工芸錆絵技術(保持者:高瀬直義[直])

昭和40年11月20日指定、認定
昭和52年認定解除

この錆絵技術は,素地を固地塗りにして、仕上げた上に構図に沿って位置を定め、錆漆と称する研(と)の粉などを調合した特殊な漆液で各様の漆筆を用いて山水や動植物の絵を描き、乾燥の後、2~3回から6~7回にわたって高く盛り上げ、その上に調合した色漆で彩色する。更に錆絵の渋さを尊重するため、古色に仕上げる。

作品写真

この技術は、古くは大陸から渡来したが、次第にすたれた。その後、明、清の時代に輸入した煎茶道具に多く応用された。わが国ではこれを模造したしたのが、俗に言う「唐物写し」として流行した。

この技法はやがて高岡漆器に応用されて発達したが、その後衰え、現在は高岡漆工芸の中で伝存されている。高瀬直義は、名工と伝えられた原省斉に師事して、この技法を受け継いだ。

【高岡市】

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〒930-8501 富山市新総曲輪1-7  県庁南別館4階   

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