更新日:2021年2月24日

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漆工芸勇助塗技術(保持者:彼谷芳三[芳水])

昭和39年7月30日指定、認定
平成6年6月認定解除


仏足跡
(県水墨美術館蔵)

この技術は、漆の固地塗りの方法を用いる。

漆錆地を施すにあたって、勇助塗り独自の図案構想により、下地造りとして必要な箇所に錆漆で文様や線などを描き、石や貝などを嵌め込む象嵌法を錆描きに併用して仕上げる。

また、切金法を用いたり、堅牢な仕上げ塗の上に金撒法を行うこともある。


厳麗
(県水墨美術館蔵)

江戸時代の末、中国の彩漆法にあこがれた高岡の漆工石井勇助は、従来の技法の軟弱な点に気づき、輪島塗の技法を取り入れ、これが改良に苦心し、ついに勇助塗を創造した。

この秘法は、3代勇助に嗣ぎ、技術に優れた弟子彼谷芳三に伝えられ、現在に至っている。

【高岡市】

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〒930-8501 富山市新総曲輪1-7  県庁南別館4階   

電話番号:076-444-3434

ファックス番号:076-444-4434

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