富山県海岸漂着物対策推進地域計画を改定しました（令和3年3月）

　富山県の海岸を含む国内の海岸の多くには、漂着物が押し寄せており、白砂青松に代表される美しい浜辺の喪失、生態系を含む海岸の環境の悪化、防護や環境浄化などの海岸機能の低下、漁業への被害などの問題が発生しています。

　平成21年7月には、海岸漂着物対策の推進を図ることを目的として、「美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境並びに海洋環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律」が制定され、本県においても、同法に基づく「富山県海岸漂着物対策推進地域計画」を平成23年3月に策定（平成28年3月改定）し、海岸漂着物の円滑な回収・処理や効果的な発生抑制対策、普及啓発等を推進してきました。

　本計画が令和2年度をもって期間の終了を迎えましたが、県内の一部の海岸には大量のごみなどが漂着していること、その漂着物のほとんどが県内由来であること、しかしその事実を正しく認識している県民が少ないことなど、依然として課題が残っています。また、近年は、海洋プラスチックごみやマイクロプラスチック問題について世界的に関心が高まっており、国においても取組みを加速させるなど、海洋ごみをとりまく状況は大きく変化しています。

　こうしたことから、このたび、富山県海岸漂着物対策推進協議会のご協力のもと、地域計画の見直しを行い、令和3年度からの新たな計画として策定しました。県では、引き続き本計画に基づく海岸漂着物対策を推進していくこととしていますので、ご協力をお願いします。

詳細は関連ファイルをご覧ください。

　関連リンク「海岸漂着物ポータルサイト　～美しい海岸を守るために～」では、海岸漂着物の状況や対策に関する情報を掲載しておりますので併せてご覧ください。

関連リンク一覧

• 海岸漂着物ポータルサイト　～美しい海岸を守るために～

関連ファイル

• 富山県海岸漂着物対策推進地域計画の概要（PDF：321KB）
• 富山県海岸漂着物対策推進地域計画（PDF：1,994KB）