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更新日:2021年2月24日
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管内は富山県南西部に位置し、砺波市・南砺市の2市から構成され、総面積79,582haのうち、耕地が12,206ha(15.3%)、
林野が55,870ha(70.2%)を占めています。
庄川・小矢部川の広大な流域に開けた扇状地「砺波平野」では、カイニョと呼ばれる屋敷林を周囲にめぐらした散居村の田園風景が広がっており、快適な住環境としても注目されています。
一方、山間部に位置する「五箇山」は、世界文化遺産に登録された合掌集落をはじめ、優れた文化や自然を残しており、「日本のふるさと」を求めて多くの人が訪れ、都市との交流が盛んに行われています。
管内農業は稲作を基幹としており、全国に名を知られた水稲種子生産地も砺波市の庄川沿いに存在しています。また、チューリップ球根や干し柿・里芋・そば・赤かぶなど、多くの特産物が生産されています。
生産体制の特色として、砺波地方は大規模主穀作経営体が担う割合が高く、農地の流動化は県内で最も進んでいます。南砺地方は集落営農組織が多く設立され、基幹施設を利用した低コストで良質な農産物の供給体制が整っています。
このような地域の特長を活かし、農業者の多様なニーズ等を踏まえながら、管内農業の発展に取り組んでいます。
管内では古くから農業農村整備事業に着手し、ほ場整備率は約93%と高い水準となっています。
農業用基幹水利施設は、庄川合口堰堤や刀利ダム、臼中ダム等が築造され、幹線用水路整備と併せて農業用水の安定確保が図られていますが、これらの施設の大半が耐用年数を迎えており、計画的な更新整備を進めています。
中山間地域においては、耕作放棄地や鳥獣被害の発生防止に取り組み、また、東海北陸自動車道の全線開通を契機とし、優れた地域資源を活かした、さらなる都市との交流を推進します。
管内の人工林では高齢級の森林が増えており、これらの利用期を迎える一方で、森林の荒廃も懸念されています。
このため、多面的機能の確保と充実しつつある森林資源を活かそうと、低コストな森林施業・生産システムを構築し、多様で健全な森林づくりを進めています。
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