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更新日:2025年3月26日
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新川管内の農作物被害の内訳は、約8割をイノシシが占めており、次いでニホンザル、鳥類(カラス、ヒヨドリ等)の順に被害が多くなっています。また、近年は、ニホンジカが急速に増加しており、今後の農作物被害拡大が懸念されています。
鳥獣害対策は、
1.侵入防止対策(柵、追い払い)
2.鳥獣を集落に近づけない環境づくり
3.加害個体の捕獲
の3つを総合的に実施することが重要です。このいずれが抜けても十分な効果は発揮できません。有害鳥獣に負けない地域づくりに向け、地域ぐるみで鳥獣害対策を進めましょう。
また、ページ下部の関連ファイル欄に鳥獣害対策の資料がありますので、是非ご活用ください。
ぶどうを食害するイノシシ
地域ぐるみで行う柵の一斉点検
柵は、正しく設置できれば、確実な侵入防止効果が得られます。電気柵の電圧低下や恒久柵の破損や侵入痕がないか定期的に点検し、柵を適切に維持管理することが重要です。
ニホンザルに対しては、複数人による継続的な群れの追い払いも有効です。
また、富山県公式Youtubeにて電気柵や恒久柵の設置や維持管理等、鳥獣害対策について、動画配信を行っています。是非ご覧ください。
県薬用植物指導センター内に侵入防止柵展示園が設置されており、自由に見学いただけます(資料は指導センター受付で配布)。
鳥獣は見晴らしの良いところを嫌います。農地周辺の藪や草むらを借り払い、鳥獣の隠れ場を無くしましょう。
また、放任果樹や収穫残渣は、人間にとっては「ゴミ」でも、鳥獣にとっては「ごちそう」となるため、集落に鳥獣を呼び寄せる原因になります。収穫しない柿等は伐採、収穫残渣は適切に処分し、鳥獣に食べさせないようにしましょう。特に、水稲のヒコバエや落穂等の収穫残渣は、冬場の貴重な栄養源となるため、収穫後に秋耕しましょう。
ヒコバエを食べるイノシシ
加害個体の捕獲も被害低減に有効ですが、農地で簡単に農作物を食べれる状態のまま、わなを設置しても、加害個体は捕まりません。効率的な捕獲を行うには、確実に「侵入防止対策」、「鳥獣が近づきにくい環境づくり」を行ったうえで、わなを設置する必要があります。
箱わなで捕獲したイノシシ
鳥獣害は、中山間地域や農作物被害のみに留まらず、平野部で人身被害や生活被害も発生しており、中山間地域や農家だけの問題ではありません。全ての住民の皆さんの暮らしを守るために、自分事としてこの鳥獣害対策に関心を持つことが大事です。
新川地域の成功・失敗事例から学ぶ鳥獣害対策資料(PDF:9,740KB)
担当:企画振興課tel(0765)22-9136
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