更新日:2021年2月24日

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基金活動南砺市[五箇山地域]

氷見市宮田

日本の原風景を未来へつなぐ!

地元住民とコーリャク隊による棚田の石積み作業

五箇山地域は世界遺産の合掌造りをはじめ、のどかな農村風景や受け継がれてきた独特の文化が今でも大切に守られています。日本の原風景ともいえる五箇山の暮らしや景観を後世へつないでいこうと、地域は一丸となり、都市住民との交流活動も盛んに行っています。

[作成:平成23年10月]

「みんなで農作業の日」in五箇山の挑戦

「農」を通じて交流広げる

「五箇山の暮らしを後世へつなぎたい」。その熱い想いから、「みんなで農作業の日」in五箇山実行委員会の挑戦が始まりました。
この実行委員会は、行政や農業公社などの関係団体から構成され、五箇山を舞台に自然や農業・伝統文化を「グリーンツーリズム」の素材として生かし、年間を通して活動してきました。平成12年に南砺市利賀村地域で始まり、これまで6haの放棄地を解消・復旧し、延べ7千人を超える交流が生まれています。

コーリャク隊による活動

近年は「世界遺産・五箇山棚田コーリャク隊」(コーリャクは五箇山方言で、助ける、手伝うの意)が結成され、農業の手伝いをしてくれる若者たちが、五箇山を訪れるようになりました。特産作物の収穫や崩れた石積みを復旧するだけでなく、夜は地元住民と語らうなどして交流も満喫しています。
これからも地域と都市住民が一体となって、五箇山の暮らしを未来へつなぐために、1本、また1本と、「出会いの糸」を紡ぐお手伝いをしたいと思います。(「みんなで農作業の日」in五箇山実行委員会ブログより引用)

温かくて美味しい五箇山の大ファン

「みんなで農作業の日」in五箇山には、個人的には棚田オーナーとして、また学生の演習ではコーリャク隊として3年前から参加しています。五箇山の皆さんはいつもとても温かく、丁寧に指導してくださいます。畑で体を動かして、地域の方々とお話をして、美味しい料理をいただいて、参加した学生は必ず大の五箇山ファンになって帰ります。五箇山の奥深い魅力がファンの輪を通して世界に広がることを願っています。

▲黒田乃生さん
筑波大学大学院准教授
(世界文化遺産学専攻)

東赤尾(ひがしあかお)・楮(こうず)地区の取り組み

遊休農地で収穫体験募る

五箇山では、過疎・高齢化により、耕作放棄地が広がりつつありました。しかし、現在は、農業公社が担い手となり、地域の農地を管理し、景観を保全していることから、耕作放棄地は解消されつつあります。
東赤尾・楮地区では、遊休農地化している棚田を有効活用し、特産の「合掌みょうが」、「五箇山かぼちゃ」の作付けを行い、収穫体験を切り口とした、当地域の魅力を発信する活動を始めました。ターゲットを親子に絞り、収穫の喜びと伝統文化に触れ合える企画を用意するなどし、五箇山地域の愛好家の拡大に努めています。
(南砺市農政課主事 富田大輔)
※農業体験の申し込みは、南砺市役所のホームページhttp://www.city.nanto.toyama.jp/webapps/www/index.jsp(外部サイトへリンク))をご覧下さい。

特産の五箇山かぼちゃや合掌みょうがの<br/>
収穫を楽しむ参加者たち

特産の五箇山かぼちゃや合掌みょうがの<br/>
収穫を楽しむ参加者たち

▲特産の五箇山かぼちゃや合掌みょうがの
収穫を楽しむ参加者たち

五箇山かぶらの種をつなぐ 西敬一さん(合掌の里支配人)

五箇山にUターンして民宿を始めました。
秋になって、赤かぶ料理を作っている時、ちょっと昔を思い出して子どもの頃おやつがわりに食べた、あの甘いサクサクした赤かぶらだと思い、丸かじりしてみたら、何かしらちょっと違った食感がしました。近所のばあちゃんに聞いてみたら「あれは昔の五箇山かぶらでないよ!飛騨紅って言うやつじゃよ!」と教えられました。
最近、皆さん観光土産の漬物用として出荷するために飛騨紅種を作付けしているらしく、昔の赤かぶらは見当たりませんでした。

地域振興の特産品に

5年前、NPO法人雪峯倶楽部が五箇山地区で設立され、私も会員になりました。NPOで地域振興のために何か特産品を出そうとの意見があり、私はいの一番に五箇山赤かぶらの再興を提案しました。
昔から作られていた五箇山かぶらは4種類ほどあったらしく、そのうちの一つの原種が、上平地区小瀬集落の羽馬さん宅で守り作られていることを知り、おばあさんから1握りの種を分けてもらい、まず種を作ることから始めたわけです。

難しい耕作地の確保

今では他種との交配をさけるため、山奥で作られ十分に確保されています。しかし、一つ悩みがあります。それは赤かぶらは連作を嫌うため、耕作面積が減少していることです。
今は行政の補助を得て、耕作放棄地を再開拓して利用させてもらっています。補助事業を利用させてもらわないと耕作地を確保するのは難しいのが現実です。

伝統の自然農法に挑戦

耕作地が少ないので最近では、昔からの手法である「ななぎのかぶら」に挑戦しています。これは、なぎ畑(山の斜面での焼畑農法)で作る無農薬無肥料の自然食品の五箇山かぶらです。葉丈が短く、ちょっと小ぶりでかわいくて、真っ赤なかぶらは本当に甘いですよ。これが本当の五箇山かぶら。私が食べた昔の味です。

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農村振興課 

〒930-0004 富山市桜橋通り5-13 富山興銀ビル4階

電話番号:076-444-3380

ファックス番号:076-444-4427

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