更新日:2024年2月2日

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ペットの災害対策(避難先編)

地震や豪雨などの災害は突然やってきます。

災害が起こった時、大切なペットとの同行避難について考えていますか?

無事ペットと同行避難ができても、避難所では人と異なる場所で飼育しなければならなかったり、ペットの鳴き声やトイレの処理などがトラブルの原因になったりすることがあります。

このページでは、ペットを飼っている皆さまへ【避難所でのペットとの過ごし方や注意すべきポイント】についてご案内します。

避難所でのペットの受け入れ

避難所によっては断られることもあります

避難所などにおいては、自治体の指示に従い、ルールを遵守し、他の避難者に迷惑をかけないようにしましょう。

動物が苦手な方やアレルギーを持っている方などへの配慮も必要になります。

これまで被災地に設けられた避難所では、同行避難してきたペットの飼育スペースは人の居住スペースとは離れた場所に設置されています。

また、被害の規模や避難所のスペースなどの事情によっては、同行避難したペットの受け入れを断られることもあります。

改めて、地域の避難所がペットの受け入れが可能か確認しておきましょう。

受け入れ先がない場合は?

自宅で飼育する

  • ペットといっしょに飼い主も自宅に留まる(在宅避難)
    支援物資や情報などを必要に応じて指定避難所へ取りに行くことになります。

  • ペットは自宅で飼育し、飼い主は避難所で過ごす
    ペットの世話をするため、避難所から自宅に通うことになります。

ただし、どちらの方法も自宅の安全確認を確実に行うことが必要です。

安全を確保できない場合や二次災害の危険が考えられる場合は、この方法は避けてください。

車の中で飼養する

在宅避難と同じように、支援物資や情報は必要に応じて指定避難所へ取りに行くことが必要です。

必ず車を駐車する場所付近の安全確認を確実に行ってください。

長期間の場合、車内の温度管理や体調管理が必要です。

被災した季節によっては、ペットの熱中症対策や防寒対策などに注意しなければなりません。

また、限られた空間での飼育になることでのペットのストレス、逸走の注意も必要です。

知人や施設などに預ける

避難所での飼育が困難な場合や飼い主が深刻な被災状況だった場合、被災していない地域の家族、親戚、友人にペットを預かってもらうように頼むことも考えておく必要があります。

頼む方がいない場合、自治体の収容施設、動物病院、動物愛護団体などに預けることができるか確認してみましょう。

預け先側の条件や期間、費用などを確認し、後でトラブルにならないように注意してください。

避難生活でのマナー

避難所や仮設住宅には、さまざまな避難者が集まります。

避難者の中には、動物との暮らしが苦手な方や動物にアレルギーをもっている方もいるかもしれません。

避難所が定めたルールに従い、衛生的な飼育管理を心がけ、鳴き声・ニオイの対策など、他の避難者とトラブルにならないように配慮しましょう。

避難所でのペットの飼育ルール(一例)

  • ペットは決められた飼育場所でケージに入れるか、柱などにつないで飼育してください。
  • 避難所に同行できるペットは犬、ねこなどの小動物に限ります。
    (人に危害を与える恐れのある動物、特別な管理が必要な動物は受け入れできない)
  • 決められた時間に給餌し、残った餌は必ず後始末してください。
  • 排泄は特定の場所でさせ、後始末は適切に行ってください。
  • 散歩やブラッシングなどは、避難所の外、又は避難所内の指定された場所で行ってください。
  • 避難生活が長期化する場合、一時的に遠方の親戚や知人に預けるなどの方法も検討してください。
  • ペットの飼育に関する必要な作業は、飼い主の皆さんで協力して行ってください。

抜粋:千葉市【避難所におけるペット対応の手引き】より

避難所で役立つしつけ

避難所でペットが生活するうえで、役立つしつけや飼育のポイントがありますので、日頃から行うようにしましょう。

【犬・ねこ共通のポイント】

  • ケージ・キャリーバックなどで大人しく過ごすことができる
  • 見知らぬ人や他の動物を怖がったり攻撃的にならないようにする
  • トイレシーツやねこ砂など決められた場所で排泄ができる
  • ペットの体をどこでも触れるようにする

【犬のポイント】

  • 「マッテ」「オイデ」「オスワリ」などの基本的な指示ができる
  • 不必要に吠えないようにする

まとめ

飼い主とペットが共に災害を乗り越えるためには、日頃からの備えが欠かせません。被災時にスムーズに行動できるよう、「避難先や預け先の確認」や「避難所生活でペットのストレスを少しでも軽減させるための今からの備えや飼い方はないか」などを再確認してみましょう。

災害時や避難時にペットと離ればなれになっても、日頃から迷子札やマイクロチップなどの所有者明示を行っておくことで、飼い主のもとに戻ることができます。

災害時は人もペットもパニックになり、冷静な判断ができなくなることや、些細なことでトラブルになることがあります。

被災した時のことを考えてシミュレーションすることや、日頃の飼育やしつけトレーニングを見直すことで、実際に災害が起こった時、大切なペットを守る迅速な決断や行動につながるはずです。

参照:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」

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所属課室:厚生部生活衛生課 

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3230

ファックス番号:076-444-3497

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