更新日:2024年2月2日

ここから本文です。

ペットの災害対策(備え編)

地震や豪雨などの災害は突然やってきます。

災害が起こった時、大切なペットの避難について考えていますか?

これまでに起こった災害でも、ペットが置き去りになってしまったり、離ればなれになってしまったりしたケースが数多くあります。

災害が起こった時に最初に行うことは、もちろん飼い主自身や家族の安全確保ですが、ペットの安全確保についても、普段から考え備えておく必要があります。

このページでは、ペットを飼っている皆さまへ【災害時、あなたとあなたの大切なペットを守るために、いまからできること】についてご案内します。

日頃の対策と備え

住まいや飼育場所の防災対策

災害が起こった時、ペットの飼育場所周辺の本棚や食器棚が倒れたり、ガラスが割れて床に散乱したり、物の下敷きになることや移動の際にケガする危険が高まります。

日頃から、ケージや災害時に倒れる危険がある家具、落下する恐れのある物を固定し、ガラスに飛散防止フィルムを貼っておくなどの防災対策をしておきましょう。

また、屋外でペットを飼育している場合は、外塀やガラス窓の近くを避けるなど、飼育場所周辺の安全確認をお願いします。

ペットが行方不明にならないための対策

ケージやキャリーバックに入る習慣をつくる

災害が起こると、ペットもパニックになり、恐怖で物陰に隠れてしまい、呼んでも出てこなくなることがあります。

普段から持ち運べるケージやキャリーバックを部屋に置いておきましょう。

普段の暮らしの中ではペットの休憩場所となり、災害時にはペットの避難場所として役立ちます。

首輪や迷子札などの所有者明示をする

建物の倒壊や戸や窓ガラスが破損することで、ペットが外に逃げ出し、行方不明になってしまう危険があります。

保護された時、すぐに飼い主の身元が分かるように、普段から首輪に迷子札などの所有者明示をしておきましょう。

犬の場合
犬の所有者明示
ねこの場合
ねこの所有者明示
  • マイクロチップ装着と登録について

ペットにマイクロチップを装着した際は、動物愛護管理法により環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録」へ飼い主の情報やペットの情報を登録することが義務付けられています。

マイクロチップには15桁の数字(個体識別番号)が記録されています。
体内に装着されているマイクロチップの番号は、専用リーダー(読取器)で読み取ることができますが、飼い主が自身の情報を「犬と猫のマイクロチップ情報登録」に登録していない場合、所有者を特定することができません。
必ず登録してください。

ペットの避難用品や備蓄品

災害が発生した時、避難するためのものや避難所でのペットに必要な飼育用品は、飼い主が用意しなければなりません。

災害の規模によっては、救援物資が届くまでに時間がかかる場合があります。

ペットの飼育用品は、人への救援物資に比べ更に時間がかることが予想されますので、可能であれば長期間分を準備しておきましょう。

ペットの避難用品(一例)

ペットの健康や命に係わるもの

  • 療法食、薬
  • ペットフード、水(少なくとも5日分[できれば7日分以上])
  • キャリーバッグやケージ(ねこや小動物には避難時に欠かせません)
  • 予備の首輪、リード(伸縮しないもの)
  • トイレ用品(ねこの場合は使い慣れた猫砂、または使用済猫砂の一部)

ペット用品

  • タオル、ブラシ
  • ウェットタオルや清浄綿(目や耳の掃除など多用途に利用可能)
  • ビニール袋(排泄物の処理など多用途に利用可能)
  • お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品
  • 洗濯ネットなど(ねこの場合は屋外診療・保護の際に有用)
  • ガムテープやマジック(ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示など多用途に使用可能)

人の避難用品とは別に用意しておき、避難時にはペットと共に「人の避難用品」と「ペットの避難用品」を持って移動することが必要です。

量が増える場合は、避難用品に優先順位を設けて、できるだけスムーズに最寄りの避難所まで同行避難できる量を備えてください。(消費期限や賞味期限のあるものは、定期的に新しいものに入れ替えるようにしましょう)

まとめ

飼い主は、ペットを飼うという権利とともに、果たさねばならない義務があることを忘れないようにしましょう。

普段から災害に対する「心の準備」と「防災用品の準備」を行っていれば、被害を軽減することができるはずです。

しかし、災害は、飼い主がペットといっしょにいる時に起こるわけではありません。

前もって「留守中の対処方法」や「連絡方法や集合場所」などを家族や近隣の方と話し合っておくことも、災害に対する大切な備えになります。

参照:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」

お問い合わせ

所属課室:厚生部生活衛生課 

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3230

ファックス番号:076-444-3497

所属課室:厚生部生活衛生課動物管理センター

〒930-0275 中新川郡立山町利田 

電話番号:076-462-3467

ファックス番号:076-462-3494

関連情報

 

このページに知りたい情報がない場合は

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?