安全・安心情報
更新日:2025年3月3日
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地震や豪雨などの災害は突然やってきます。
災害が起こった時、大切なペットの避難について考えていますか?
これまでに起こった災害でも、ペットが置き去りになってしまったり、離ればなれになってしまったりしたケースが数多くあります。
災害が起こった時に最初に行うことは、もちろん飼い主自身や家族の安全確保ですが、ペットの安全確保についても、普段から考え備えておく必要があります。
このページでは、ペットを飼っている皆さまへ【災害時、あなたとあなたの大切なペットを守るために、いまからできること】についてご案内します。
災害が起こった時、ペットの飼育場所周辺の本棚や食器棚が倒れたり、ガラスが割れて床に散乱したり、物の下敷きになることや移動の際にケガする危険が高まります。
日頃から、ケージや災害時に倒れる危険がある家具、落下する恐れのある物を固定し、ガラスに飛散防止フィルムを貼っておくなどの防災対策をしておきましょう。
また、屋外でペットを飼育している場合は、外塀やガラス窓の近くを避けるなど、飼育場所周辺の安全確認をお願いします。
災害が起こると、ペットもパニックになり、恐怖で物陰に隠れてしまい、呼んでも出てこなくなることがあります。
普段から持ち運べるケージやキャリーバックを部屋に置いておきましょう。
普段の暮らしの中ではペットの休憩場所となり、災害時にはペットの避難場所として役立ちます。
建物の倒壊や戸や窓ガラスが破損することで、ペットが外に逃げ出し、行方不明になってしまう危険があります。
保護された時、すぐに飼い主の身元が分かるように、普段から首輪に迷子札などの所有者明示をしておきましょう。
犬の場合 |
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ねこの場合 |
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ペットにマイクロチップを装着した際は、動物愛護管理法により環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録」へ飼い主の情報やペットの情報を登録することが義務付けられています。
マイクロチップには15桁の数字(個体識別番号)が記録されています。
体内に装着されているマイクロチップの番号は、専用リーダー(読取器)で読み取ることができますが、飼い主が自身の情報を「犬と猫のマイクロチップ情報登録」に登録していない場合、所有者を特定することができません。
必ず登録してください。
災害が発生した時、避難するためのものや避難所でのペットに必要な飼育用品は、飼い主が用意しなければなりません。
災害の規模によっては、救援物資が届くまでに時間がかかる場合があります。
ペットの飼育用品は、人への救援物資に比べ更に時間がかることが予想されますので、可能であれば長期間分を準備しておきましょう。
ペットの健康や命に係わるもの
ペット用品
人の避難用品とは別に用意しておき、避難時にはペットと共に「人の避難用品」と「ペットの避難用品」を持って移動することが必要です。
量が増える場合は、避難用品に優先順位を設けて、できるだけスムーズに最寄りの避難所まで同行避難できる量を備えてください。(消費期限や賞味期限のあるものは、定期的に新しいものに入れ替えるようにしましょう)
飼い主は、ペットを飼うという権利とともに、果たさねばならない義務があることを忘れないようにしましょう。
普段から災害に対する「心の準備」と「防災用品の準備」を行っていれば、被害を軽減することができるはずです。
しかし、災害は、飼い主がペットといっしょにいる時に起こるわけではありません。
前もって「留守中の対処方法」や「連絡方法や集合場所」などを家族や近隣の方と話し合っておくことも、災害に対する大切な備えになります。
参照:環境省「人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」
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