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ABOUT「寿司といえば、富山」について

富山県では、「ウェルビーイング」の向上を政策の柱に掲げ、一人ひとりが、誇りと愛着を持つことができる富山県、
また、そういう富山県に引き寄せられて、多様な人材が集う「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」を目指しています。

県民だけでなく、仕事や旅行で富山をよく訪れる方、富山で生まれ育って県外で活躍されている方など、
愛着を持って富山に関わる全ての方を、富山の仲間「幸せ人口」として増やしていきたいと思っています。

そのためには、まず多くの方に富山県を認知し、関心を持ってもらえるよう、本県の良さを戦略的に県内外へ発信していく必要があります。

この取組みの一つが「寿司といえば、富山」ブランディングプロジェクトです。

標高約3,000mの立山連峰から水深約1,000mの富山湾に至る高低差4,000mの地形は、水や食材などの多彩な恵みを生み出してきました。
人々は、その恵みを享受する一方で、時にこの地形がもたらす試練を努力と英知で乗り越えてきました。
「寿司」は、こうして育まれた食文化や関連産業といった本県の強みを生かせるとともに、
国内のみならず世界に対してもインパクトを与えることができると考えています。

この「寿司」を入口として、幅広い富山の食、お酒、器をはじめとした工芸などの魅力を県内外の方々に実感いただき、
「幸せ人口1000万」の創出・拡大、「富山=ウェルビーイング」の定着を目指します。

私たちと一緒にウェルビーイングの輪を拡げていきましょう。

富山県知事新田八朗

歴史が作り出した標高差4000mのダイナミックな地形

約2,500万年前より古い時代は、日本列島はアジア大陸の一部でした。大陸の縁が断裂し、分裂した日本列島は太平洋へと迫り、大陸との間の隙間が拡大して日本海が誕生しました。富山湾には当時の断裂帯が走り、そのために1,000mに及ぶ深海となっているのです。
また立山連峰は、約200万年前から活発化したマグマ活動によって約3,000mまで隆起しました。

このような大地の大変動が造った標高差4,000mのダイナミックな地形が、富山に様々な恵みをもたらしているのです。

  • 1

    富山湾特有の
    豊かな魚種

    立山連峰から富山湾に注ぎ込む栄養分豊富な水や湧水が魚介類をひきつけます。加えて、水深1,000mを超える深海である富山湾は能登半島と佐渡島に囲まれ、「天然の定置網」となっています。この富山湾には日本海に生息する魚種800種類のうち500種類が生息し、「天然のいけす」と言われています。

  • 2

    水の多様性

    島国・山国であるので軟水が多い日本ですが、富山県は硬水も見られる珍しい地域です。硬水・軟水の違いは、川の上流の地質(石灰質岩石・地層の有無)によります。仕込み水の硬度は日本酒の味わいに影響を及ぼすので、富山県ではバリエーションに富んだ日本酒を楽しむことができます。

  • 3

    生産・消費が近い
    立地特性

    富山県の面積は比較的コンパクトで、しかも富山湾の深海底が海岸すぐ沖合にあります。したがって生産地と消費地の距離が近く、海の幸も山の幸も新鮮でサステナブルな消費が可能となっています。

(参考文献:巽好幸著「『美食地質学』入門」)

VISION SUSHIを通して、世界の富山へ

寿司は、食における日本の代名詞として世界からも愛され、人気、知名度ともに不動のものにしています。国内外で人気の「寿司」をきっかけに、富山に関心を持ってもらい、富山に来たいと思う方々を増やしていきます。また、「寿司」の技術を学ぶ取組みなどを通して、富山の魅力を伝える方々の育成支援を実施します。

  • 寿司は、好きな和食30年間第1位生活定点から聴取する長期時系列調査の結果、1992年以降、好きな料理トップ10の2位以降の順位の入れ替えはあれど、「寿司」は1位をキープ。今後も期待できる可能性を大いに秘めています。※博報堂生活総研「生活定点1992−2022」調査

  • 寿司は、外国で最も知名度の高い和食第1位日本の食べ物で知っているものは何かという調査によると、1位は「寿司」。次いで「日本酒」「ラーメン」。過去を振り返っても1位の「寿司」は不動のため、海外からの関心の高さが伺えます。※電通報「ジャパンブランド調査2019」に基づく「日本食の認知度」

  • 寿司は、訪日外国人が滞在中に食べる料理第1位訪日外国人の消費動向1位は、「日本食を食べること」。中でも滞在時に食べた日本の料理においても、突出して「寿司」は1位。そのほか、最もおいしかった料理、初めて食べた日本の料理においても「寿司」は1位に君臨します。※農林中金「5カ国の訪日外国人に聞く 日本の“食”」

RELATION 自然と歴史が生んだ特有な食文化と周辺産業

標高3,000m級の立山連峰の雪解け水は、肥河川水として水田を潤し、米を育てます。また、地中に浸み込んだ水清涼な湧き水となり、日本酒の仕込み水としても使われます。駅弁として名高います寿し、野菜の存在感が大きいかぶら寿司、イカの黒作り等歴史ある発酵食品、かまぼこ等の水産加工品、北前船が運んだ昆布を使った独自の食文化等、自然と歴史が生んだ特有な食文化を持つ富山。伝統工芸の器やガラスの器など食を彩る環境も揃っています。「寿司」を入口として、食材、加工食品、お米、水、お酒、伝統工芸の器など関連産業への波及効果につなげていきます。

GOAL 私たちが目指す未来

「寿司といえば、富山」は、寿司を起点とした富山県のブランディングとして、
10年かけ、育てていくプロジェクト計画です。

10年後に目指す未来をあらかじめ描き、それに向かって活動していきます。

10年後の⽬標1「寿司」でイメージする都道府県で富山県を回答する方の割合90%2032年時点(東京都、大阪府、愛知県で調査)2023現在8.9%2富山の「寿司」を友人などに積極的に勧める県民の割合90%2032年時点2023現在45.3%

戦略実現のための3つの取り組み

  • 普及
    啓発

  • 人材
    育成

  • 環境
    整備

普及啓発

富山の食の強みを「寿司」を入口に発信

「寿司」を入口に、富山県の魚・米・水などが美味しい理由を知り、食べることで、「寿司」をはじめ、自然・歴史・水・食材・器などの興味が深まります。思わず誰かに伝えたくなるような情報発信を目指します。

※寿司をきっかけに、富山の食の魅力を理解し、五感で体験する「SUSHI collection TOYAMA」を開催。料理人や美食家など、発信力のある人々にも参画いただき、コミュニケーションの輪を拡張します。

人材育成

官民が連携し、寿司職人養成の取組みを推進

全国的に寿司店の数は減少傾向にあり、寿司を提供する職人も高齢化が進展し、富山県においても後継者不足の声を聞いています。新たな寿司の担い手が県内外から集まり、交流することで、新たな価値を創造できる場が富山となるよう、官民が連携した取組みを推進していきます。

環境整備

富山の食文化を次世代につなぐ、
持続可能な取組みの推進

若手の寿司職人がチャレンジできる店舗などの環境づくりに官民が連携して取組みます。また、富山湾の資源管理など、多彩な富山の恵みを持続可能なものとする取組みを推進します。

私たちが伝えたい、富山の寿司が持つ可能性

各界の専門家が、あらゆる目線で「寿司といえば、富山」を語ります。
食はもちろん、地形、風土、文化、伝統など、寿司を通して、多角的に富山の魅力を紐解いていきます。

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