勤労者世帯(二人以上の世帯)1世帯当たりの「実収入」は全国13位、「可処分所得」は全国9位
勤労者世帯(二人以上の世帯)の家計収支の構成 (令和5年平均、富山市)

富山市の勤労者世帯(二人以上の世帯)の「実収入」は、1世帯当たり1か月平均646,975円、「可処分所得」は534,798円で、全国上位となっています。
また、「可処分所得」から「消費支出」を差し引いた「黒字」は188,154円(全国14位)となっています。
※順位は都道府県庁所在市ランキング
ぶりや冷凍調理食品の支出が全国上位
支出金額が全国上位の食品(令和3~令和5年の3か年平均、富山市)

富山市の1世帯当たりの支出金額をみると、「ぶり」、「いか」、「魚介の漬物(みそ漬、昆布締め等)」及び「こんぶ」などが全国1位となっています。また、「冷凍調理食品」や「コロッケ」など、調理食品への支出も多くなっています。
食料等の影響により前年比上昇(令和6年)
消費者物価指数(総合)の推移

令和6年平均の富山市消費者物価指数(令和2年=100)は、総合指数で109.1となり、前年に比べ2.7%上昇しました。
これは「食料」、「光熱・水道」などが上昇したためです。
「食料」が上昇、「エネルギー」が大きく変動(令和5~6年)
主な項目の消費者物価指数(富山市)の動き(近年変動の大きい項目)

天候不順などによる原材料価格の高騰や物流費など諸経費の上昇等を背景に、「食料」が上昇しています。
また、「エネルギー」については、政府が令和5年2月から実施した「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が令和6年6月で一旦終了し、その後9月から11月には「酷暑乗り切り支援」が実施された影響等により大きく変動しています。
総住宅数の14.7%が空き家
空き家数及び空き家率の推移

富山県の総住宅数473,900戸のうち、「空き家」は69,700戸で、昭和33年の2,600戸から一貫して増加を続けています。総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)も上昇を続けており、令和5年には14.7%(全国13.8%)となっています。