更新日:2021年2月24日

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無形民俗文化財

祭り・行事

「無形民俗文化財」とは、各地で長い間伝えられてきた祭り(曳山、ネブタ流し等)やさまざまな行事(正月、盆、七夕等)といった風俗慣習、その中で伝えられてきた民俗芸能(獅子舞、子供歌舞伎、稚児舞等)をいいます。みなさんの住んでいる地域でも神社の春祭りや秋祭りに演じられる獅子舞その他いろいろな祭りが行われていませんか。しかし、最近では昔と生活スタイルが変わってきたことや、これらの祭り・行事や民俗芸能を受け継ぐ人達が少なくなっていることが原因で、祭りが行われなくなったり、中断されているものも増えています。皆さんも、身近で行われている祭りや芸能の言い伝えや意味を考え、それを伝承している先輩から実際に習ってみましょう。皆さんが、未来に文化を伝える伝承者となるかもしれません。

ちょっと寄り道 滑川(なめりかわ)のネブタ流し(ながし)編

ネブタ流し

平成11年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。毎年7月31日の夕刻、滑川市の和田の浜では、各町内会で作ったネブタの頂上に火をつけ、海に流します。燃え盛る松明は、夏のたそがれを背景に美しく、素朴な味わいを見ている人に与えてくれます。

「ネブタ」って何?

「ねむたい」がなまったもので、「眠気」のことです。昔から滑川では7月31日を境に昼寝をしてはいけないといわれています。また、青竹を芯にして周りを藁と筵でくるみ、荒縄で縛って松明状にしたものをさします。

なぜ海に流すの?

ネブタに眠気やけがれを託して海に流し、病気や事故をせずに無事にすごせるようという願いをこめています。また、火と海は霊力があるものとされ、それらで清めるという意味もあります。

クイズ 見に行ってチェック

海に流すネブタは、青竹を芯にして周囲をわらやむしろでくるみ、荒縄で縛って松明状にしたものです。そのネブタの胴部には、いろいろなものが飾られます。さて、この飾りはどんなものなのでしょう。また、どんな意味があるのでしょうか。

ファイナルアンサー?

■無形民俗文化財の一覧

かもしか先生の[ひとくちコラム]

富山県の民謡民舞

富山県には数多くの民謡、民舞がある。これらをまとめているのが富山県民謡民舞連盟だよ。現在、加盟しているのは20団体。どれも昔からの伝統を忠実に受け継いでいるものばかりだ。年に1回大会を開いているからぜひ、見に行って欲しい。

加盟団体一覧

団体名

所在地

団体名

所在地

五箇山麦屋節保存会 平村 新川古代神保存会 滑川市
富山県民謡おわら保存会 八尾町 越中源氏太鼓保存会 小矢部市
願念坊踊保存会 小矢部市 しばんば踊保存会 黒部市
下村加茂神社神事伝承会 下村 越中夜高太鼓保存会 福野町
明日稚児舞保存会 宇奈月町 麦屋節新声会 城端町
福光もちつき太鼓保存会 福光町 氷見網起し木遣り保存会 氷見市
米道踊保存会 立山町 なき荷方節保存会 高岡市
せり込み蝶六保存会 魚津市 伏木帆柱起し祝唄保存会 高岡市
五箇山筑子唄保存会 平村 黒部市布施谷節保存会 黒部市
越中五箇山民謡保存会 上平村 吉原木遣り保存会 入善町

富山県民謡民舞連盟 事務局 県教育委員会文化財課 tel.076(444)3456
HP●http://www.pref.toyama.jp/sections/3007/bz/minzoku/minbu01.htm

お問い合わせ

所属課室:教育委員会生涯学習・文化財室 

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7  県庁南別館4階   

電話番号:076-444-3434

ファックス番号:076-444-4434

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