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更新日:2026年10月28日
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富山県民の方々を対象に、性別に関わる「アンコンシャス・バイアス」のエピソード募集キャンペーン「思い込み『アルカモ』!?キャンペーン」を2023年度に実施しました。こちらのページでは、その結果をご覧いただけます。
ご応募いただいた内容の一部から、職場、家庭・地域にひそむアンコンと思う(思った)言葉をご紹介します。アンコンは誰にでもありうるもの。ぜひ、ご自身のアンコンに気づいてみませんか。
「これがいいの?コップの色がピンクだよ?」
「ピンクといえば、女の子の色だ」というアンコンがあるカモ?
子どもが選んだ色を「女の子っぽい」と思い、使い続けてくれるのか心配になりましたが、あとで振り返ると、自分自身の思い込みがつよく出てしまったと反省しました。
「らしい」「ぽい」という一個人の固定観念を、他の人に押し付けないことで、みんな自分の好きなものを自信をもって「好きだ」と言える世の中になると思います。そうなってほしいとの思いもこめて応募しました。
「女の子だから国語が得意だね。数学は点数が悪くても、女の子だから仕方ないよね。」
「性別によって、勉強の得意・不得意がある」というアンコンがあるカモ?
娘から「女の子でも国語が苦手な人もいるし、男の子でも国語が得意な人もいる。パティシエやシェフをみても、女性が料理が得意なら女性のほうが多いはず」と言われて、確かに性別によって得意、不得意はないのではないか、と気づかされました。
「性別に関わらず、やりたいことができるようになる」との想いで、応募しました。
「お母様をお願いします」
子どものことに関しては「母親が対応するものだ」というアンコンがあるカモ?
職場や家庭だけではなく、社会全体が無意識に「子どものことは母親が対応するものだ」「子どもにとって、母親のほうが優先度が高い存在だ」と思って対応を求めていないだろうか?ということに気づくきっかけになればと思い応募しました。
「ごめんねー!」
「子育てに関することは、母親がやらなければならない」というアンコンがあるカモ?
母親である自分が迎えに行った時には、夫から謝られることはないのに、夫に迎えにいってもらったときに「悪いことをしたかのように謝る自分」に気づきました。
お互いに助け合って子育てをしているということを認識・再確認することで、よりよい家庭環境が生まれ、子どもの発達にも良い影響があると思い、応募しました。
「手伝うよ」
オムツのゴミ捨てなど「育児や家事に関することは、普通、女性がするものだ」というアンコンがあるカモ?
手伝うという言葉に違和感をおぼえました。
「手伝う」のではなく、自分のこととして、男の人も家事や育児をするようになれば、もっと女性も働きに出ることができるとの思いからの応募です。また、富山の女性は睡眠時間が短いと言われていますが、その改善にも繋がるように思います。
「家事をしてくれる旦那さんエライ!」
「家事は女性がするものだ」というアンコンがあるカモ?
男性は家事をすると「すごい!」と褒められるものの、女性は褒められないということに気づきました。
「家事は男女関係なく、協力して行うことであり、女性だけの仕事ではない」という考え方がもっと広まればよいと思い応募しました。
「女性はご飯の支度があるから早く帰れ(⽀度があるだろうから早く帰ったら?)」
「ご飯の支度は女性がするものだ」というアンコンがあるカモ?
女性を気遣っての発言であることは分かるものの、子育てをしながら働くことが「女性にとってはまだまだ不利だ」と感じるとともに、「仕事と家事を両立して働きたい」という意欲や向上心をそがれる思いでした。「家事や育児は女性がするものだ」というのは、アンコンでは?と気づくことによって、男性の家事や育児の参加率が高まり、結婚に対するマイナスイメージが減ったり、加速する少子化問題に歯止めがかかることに繋がるのではと思い応募しました。
「上司で、わかる方はいらしゃいますか?」
「上司は普通、男性だ」「女性は責任者であるはずがない」というアンコンがあるカモ?
「私が、総務部長です。ご用件をお話してくださいますか?」と伝えると、態度が一変し、「女性の方なので、失礼しました」といわれることが多いです。
管理職になって10数年たちますが、「女性は責任者ではない」「男性=リーダー」という固定観念がまだまだあることを残念に思います。
男女問わず、個人ひとりひとりが、強みを発揮し、やりがいをもって成長できる職場風土にしたいと思っています。一人ひとりのアンコンに対する意識が変われば、職場環境も変わっていくように思い、応募しました。
「女性ならではの視点で貢献してほしい」
女性ならではの視点って、いったい、何だろう?女性はみんな、同じ視点をもっているのかな?性別に対するアンコンがあるカモ?
工学部では、性別にかかわらず、「同じ授業」を受けてきたにもかかわらず、就職活動の面談において「女性ならではの視点で貢献してほしい」と言われると、男性と同程度の働きは期待されていない/評価されないと感じました。
「女性ならでは」という言葉にひそむアンコンに企業側が気づくことで、企業への不信感が減ったり、働くことに関してやる気をそがれる女性/男性が減るように思い応募しました。
アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)は、日常にあふれていて、誰にでもありうるものです。無意識がゆえに、なかなか気づきにくいと感じる方もいるかもしれませんし、気づくにはどうしたらいいのか?と思う方もいるかもしれません。富山県内から集まった今回の事例を読むことは、アンコンシャス・バイアスに「気づくヒント」になるように思います。
また、「どのような想いで、このキャンペーンに応募をしたのか?」というお一人おひとりのコメントが重要であると感じます。子どもたちの未来を願っての応募であったり、こういうことに気づき、変わっていくことが、一人ひとりがイキイキとする社会に繋がるのではないか?といった思いが大切だと思います。
今回の事例をヒントに、ぜひ、「私」はどうだろうか?とふりかえってみてください。可能性が広がるカモしれません。

(一社)アンコンシャスバイアス研究所
守屋 智敬 Tomotaka Moriya
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 代表理事
株式会社モリヤコンサルティング 代表取締役
ご応募いただいた内容から着想し、「職場」「家庭・地域」で4つの漫画を制作しました。そのほか、ご応募いただいたエピソードの一部もご紹介します。
企業・団体の皆さまからいただいたエピソードの一部をご紹介します。
気づいたアンコン
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
気づいたアンコン
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
気づいたアンコン
「電話応対は女性の仕事」
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
気づいたアンコン
「技術職(非破壊検査)の仕事は男性」
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
気づいたアンコン
「子育て中のパートの女性には、管理職は無理だ」
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
多くの企業・団体にご応募いただきました。誠にありがとうございました。
株式会社RMS保険センター、株式会社アイペック、安達建設株式会社、株式会社インテック、株式会社ウエブル、三光合成株式会社、株式会社シンコー、TSK株式会社、株式会社北陸銀行、北陸内観研修所、株式会社ホシナパック
地域の皆さまからいただいたエピソードの一部をご紹介します。
気づいたアンコン
「子供が小さいうちは手料理じゃないとダメだ」「子どもを優先する完璧な母親をめざすべきだ」
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
気づいたアンコン
「懇親会の食事の準備は女性が担当するものだ」
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
気づいたアンコン
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
気づいたアンコン
「女の子なら、このプレゼント(お世話人形)がいいだろう」
このアンコンに気づいての「変化」「良かったこと」
今回、ご応募いただいた「気づいてよかった事例」は、アンコンシャス・バイアスを上書きすることの大切さや、気づくことで広がる可能性の広がりを感じさせてくれるものでした。
働き方改革、職場環境の改善、生産性の向上、社員のモチベーションUP、性別役割分担意識の解消などをはじめとした企業内でのよき変化につながった事例をはじめ、家庭や地域における変化、子どもたちの未来の可能性に繋がるような気づきも語られています。注目すべき点は、アンコンシャス・バイアスの影響は「多岐にわたる」ということです。
今回ご紹介する事例をひとつのヒントに、これまでの「あたりまえ」を疑ってみることからはじめてみるのもいいと思います。
一人ひとりがイキイキとする社会、組織づくりをめざして、ぜひ、「私」を主語に、一人ひとりがアンコンシャス・バイアスに気づこうとすることからはじめてみてください。アンコンシャス・バイアスの上書きは、未来を変える一歩となるかもしれません。
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